いよいよ今週末3月9日(土)に神決定戦が開催される。

神の座で待つのは岡井 俊樹と小田 光一だ。スタンダード神・岡井は現在2連続神の座を防衛しており、今回の試合では強敵である挑戦者・高橋 優太との一戦に注目が集まる。一方、モダン神・小田は今回が初の防衛線となる。彼らはこの大舞台を前になにを思うのか、書面インタビューを行った。

スタンダード神：岡井 俊樹

Q1. 今まで2連続で防衛に成功してきた岡井さんですが、今回の相手は過去にスタンダード神にもなったことがある高橋 優太選手です。岡井さんから見て、高橋選手とはどのような印象を受けるプレイヤーですか？

「強くて安定性のあるデッキを使い込んで勝つプレイヤーという印象です。バントカンパニーやティムールエネルギーなどの人気かつ差をつけるのが難しいデッキで、しっかり戦績を挙げられる方だと思います。自分も同じアーキタイプを使っていることが多く、よく参考にしていました」

Q2. 神としても、Hareruya Hopesとしても実績を積み上げている岡井さんですが、マジックの今後の目標として掲げているものはありますか？

「目指す大会の名前は変わりましたが、実質何も変わらずミシックチャンピオンシップへの出場が目標です」

Q3. 挑戦者に向けて、最後に意気込みをお願いします。

「やはり強いプレイヤーとの大一番は楽しみです。」

モダン神：小田 光一

Q1. 前回の神決定戦での見事な勝利、そしてモダン神就任、改めておめでとうございます。決定戦を振り返り、当時の感想をお聞かせください。

「長時間の試合になってしまいましたが、あの日の対戦のことは今でもすぐに思い出せます。最終戦で《黎明をもたらす者ライラ》をトップデッキした時の衝撃を忘れることはないでしょう。MTGでは大きな大会で結果を残せず、普通の大会でも決勝での負け率が非常に高いというジンクスがあったのですが、前回それを跳ね除け勝つことができてようやく自信が持てました」

Q2. モダン神挑戦者決定戦では緑白カンパニー、そして神決定戦では青白コントロールを使用するなど、幅広いデッキタイプをうまく使いこなされていました。多種多様なデッキを操るための秘訣があれば教えてください。

「フェアデッキを多く回すことだと思います。フェアデッキは相手に対しての対応を迫られることになるため、相手の動きを予測する必要性に多く迫られます。それに慣れることによって多くのアーキタイプの気持ちを理解することができるようになるでしょう」

Q3. 第12期モダン神挑戦者決定戦では、林選手が挑戦権を獲得した一戦を解説していただきました。林選手の印象をお聞かせください。また、それを踏まえた上で意気込みをお聞かせください。

「職人の一言に尽きます。一つのアーキタイプを完璧に使いこなすまで回し続ける、そんな印象を受けました。私にはない強いこだわりをもってデッキを選択してくるでしょう。気後れせずに対戦に臨みたいです」

彼らがこのフォーマットにおいて強者であることは紛れもない事実だろう。神としての矜持を持って、明日の戦いへと臨むのだ。

果たして彼らは選りすぐりの強豪である「挑戦者」を返り討ちにし、「神」の座を防衛することができるのか！？ 神と挑戦者たちが繰り広げるであろう激戦の模様は、YouTubeLiveにて実況解説つきでお届けする予定だ。お見逃しなく！