はじめに
みなさんこんにちは。こちらは晴れる屋メディアチームです 。
マジックで思いつく数字といえば、古代にデザインされた1マナで3つ分の何かを発生させるブーンズの「3」やカラーサイクル数を示す「5」、パワーナインの「9」ですね。
今回は海外で人気の非公式フォーマット、7 Point Highlanderのルールについて解説していきます。
7 Point Highlanderってなんぞや
7 ポイント ハイランダー (オーストラリアンハイランダーとも呼ばれます) は、Magic: The Gatheringの非公式フォーマットの一つで、オーストラリアやニュージーランドで25 年以上(1996~) プレイされています。ハイランダー(デッキに同名カードは1枚のみ)という特性もあり、昨今の統率者人気に後押しされて世界中で人気が高まっています。
ヴィンテージフォーマットのカードプールと禁止リストを使用し、メインボード60枚+サイドボード15枚の計75枚のハイランダーで対戦する1vs1の構築フォーマットです。
他のフォーマットと大きく異なるのはポイントリストです。強力なカードにはポイントが割り振られていて、デッキ内に合計7ポイントまでそれらのカードを加える事ができます。
ポイントリストの変更は、フォーマットの健全性を促進するために委員会によって行われています。変更がある場合は、新しい本流(スタンダード)セットがリリースされるたびに発表されます。
7 Point Highlanderのルール
デッキ構築のルールを下記に記します。
デッキ構築のルール
・メインデッキは最低60枚のカードで構成
・サイドボードは最大15枚のカードで構成
・ハイランダー構築であり、基本地形を除き、各カードは1枚のみ使用可能
・ポイントリストのカードは合計7ポイントまで使用可能
禁止カード
・「策略」のカード・タイプを持つ25種類のカード
・「アンティ」に関する9種類のカード
・人種や文化に対し攻撃的なアート、テキスト、名前、またはそれらの組み合わせを持つカード
ポイントリスト
7 Point Highlanderのキモといえるのがこのポイント付きカードです。ほかのフォーマットでは禁止カードに指定されているカードも使用可能であり、さまざまな構築が楽しめます。同じ5点を割り振るのでも5点のカード1枚か、3点+2点や2点+2点+1点の組み合わせなど選択は自由自在!
さっそく見ていきましょう!
ポイントは本流セット発売の度に改訂されます。デッキを組む、イベントに参加する際には最新のリストをご確認ください。こちらに掲載されているものは2023年4月16日に更新されたものです。
5ポイント
5~4ポイントの特徴としては、最初期にデザインされたオーバーパワーなカードであることがあげられます。瞬間的に手札、マナ、ひいてはターンを追加し、そのほとんどが見合わないほどの軽量コスト。序盤からイニシアチブを握ることができます。
4ポイント
統率者戦でよく見かける寿司コンボの《タッサの神託者》が堂々の4ポイント入り。《Demonic Consultation》はポイント対象外のカードであり、実現可能です。
3ポイント
各種Moxなどのマナ加速に強力なチューター(教示者)、コンボの要である《死の国からの脱出》が並びます。キーカードへアクセスしたり、再利用手段が欲しければこれらを採用してみましょう。
《夢の巣のルールス》は「相棒」として使用する場合のみポイントが発生します。
2ポイント
《閃光》と《修繕》、《王冠泥棒、オーコ》に《自然の怒りのタイタン、ウーロ》と、古代~近代の主役が勢ぞろいしているのが2ポイント帯。これらのカードはデッキの中軸をなし、デッキ名になるほどでした。
こっそりと紛れ込んでいる《チャネル》を使えば、黎明期のコンボである《チャネル》《ボール》が再現可能!
《呪文追い、ルーツリー》は「相棒」として使用する場合のみポイントが発生します。
1ポイント
1ポイント帯にあるのは条件付きのサーチ手段、レガシーレベルの低コストクリーチャー、マジックのルール自体を捻じ曲げるカードたち。《Mishra’s Workshop》と同格に位置する《ウルザの物語》を見ると、いかにこのカードが壊れているか理解できますね。
おわりに
今回は7 Point Highlanderのルールについてご紹介しました。こちらの記事ではサンプルレシピなども紹介していますのでぜひご覧ください。
晴れる屋では2月より7 Point Highlanderのイベントも予定しています。ぜひ奮ってご参加ください!イベント一覧はこちら