インタビュー
プロフィール
- 氏名: アーネ・ハーシェンビス/Arne Huschenbeth
- 年齢: 21
- 国籍: ドイツ
- 生涯プロポイント: 84
- プロレベル2018-2019: ゴールド
- ツイッター: @Huschenmtg
職業 / マジック以外の趣味
ベルリン工科大学の学生です。経済にまつわるコンピューター科学を勉強しています。
マジックを始めたのはいつ、どのセットでしょうか? また、マジックを知ったきっかけは何でしょうか?
今やチェスのグランドマスターである兄が、幼いころにマジックのやり方を教えてくれたんです。確か2005年ごろのことだったと思います。少しプレイしてみたんですが、しばらくして興味をなくなってしまったんですよね。そして17歳になり、弟とショップに行ったんです。そして楽しむためだけにテーマデッキをひとつ買い、弟とマジックをまたやり直したんです。
僕はすぐにマジックに夢中になって、僕の情熱の対象になりました。初めてドラフトをしたセットは『タルキール覇王譚』で、ショップに初めて行ったのは『運命再編』のころでした。マジックプレイヤーは本当にいい人たちばかりで、すぐにうちとけることができました。マジックプレイヤーは僕を歓迎してくれたし、競技プレイをしていくにあたって不足していた部分を補ってくれました。
これまでの実績
プロツアー: 直近の5回のプロツアーで、4回賞金を獲得。
グランプリ: 4回目の参加となるグランプリでトップ8に入り、9回目のグランプリでは優勝することができました。グランプリトップ8入賞回数は、全部で4回です。
その他: プロツアー『破滅の刻』のスタンダードラウンドで10勝0敗を達成しました。
小ネタ: 構築ラウンドで10勝0敗を記録してトップ8に入れなかったのはこれまでに僕だけだそうです。
あなたがもっとも尊敬するプレイヤーは誰ですか?
たくさんいますね。リード・デューク/Reid Dukeが一番かもしれません。彼の動画や記事は考え方やプレイの仕方、プロとはどうあるべきなのかを教えてくれるのです。
好きな日本人選手とその理由
みなさん好きですよ!もし誰か選ばないといけないとしたら、八十岡 翔太さんですかね。プレイのスピードが尋常ではないですし、僕と同じでコントロール好きですよね。そして実はまだ彼とは共通点があって、僕が最初に買い揃えたデッキは青黒ドラゴンで、それは八十岡さんがプロツアー『タルキール龍紀伝』でトップ8に入った時に使っていたデッキなんです。
フォーマットごとに、一番好きなデッキとカードは何ですか?
フォーマット | デッキ | カード |
---|---|---|
スタンダード | エスパー・コントロール | 《ドミナリアの英雄、テフェリー》 |
モダン | ジェスカイ・コントロール | 《瞬唱の魔道士》 |
レガシー | 青白奇跡 | 《意志の力》 |
一番好きなフォーマットは何ですか?
スタンダードです。常に変化を求められるという点が良いですね。レガシーも好きですよ。
Hareruya Prosに加わった経緯を教えてください。
日本に旅行にいった友人が教えてくれたんです。日本には晴れる屋という巨大なショップがあって、毎日大会を開催しているのだと。彼の言っていることを信じることできませんでしたが、僕の心の中であっという間に晴れる屋は “マジックの楽園” になっていきました。晴れる屋に関しては良いことしか耳にしませんから、Hareruya Prosの一員になれたことを誇りに思います。
マジックプレイヤーとして次の目標を教えてください。
来シーズンにプラチナ・レベルになること、そしてドイツ代表のキャプテンになることです。
読者にメッセージをお願いします。
マジックは僕の人生にとって最高のもののひとつです。僕の幼少時代は決して恵まれたものではりませんでした。そんななか、マジックは僕の気持ちを晴れやかにし、目標となるものを与えてくれました。友人すら作ってくれたのです。マジックがここ数年で与えてくれたすべてに感謝しています。