統率者《大いなる歪み、コジレック》のいま
みなさんこんにちは。コジレック野郎のいってつです。
《エルドラージの寺院》にようこそ。
晴れる屋YouTubeやSNSでさんざん《大いなる歪み、コジレック》の話をしているので、日々みなさんからいろんな質問を受けます。
晴れる屋通販で販売している「大いなる歪み、コジレック」デッキは、今や「晴れる屋でもっとも売れているデッキセット」であり、全国にたくさんの「コジレック野郎」が誕生していることになります。
さらに、コジレックデッキはここ一年で非常に大きな強化を受けました!アップデートの影響にも触れつつ、無色統率者の魅力、コジレックデッキの楽しさをご紹介します!
なぜコジレックなのか
まずはコジレックの魅力を再確認しましょう。近年のアップデートやデッキリストを見たい方は読み飛ばしてもかまいません。
――「コジレックデッキのどこに魅力を感じますか?」
個人的な好みの話をするなら、好きなカードタイプ「アーティファクト」をたくさん使えること!――という回答になってしまいますが、デッキとして、カードとしての魅力をお話ししましょう。
まず無色のデッキの魅力について語る必要があります。
マナ加速が強力である
マジックでマナ加速といえば緑、ついで黒と赤の領域です。
緑のマナ加速の多くは「プレイした次のターン以降に使えるマナが増える」というものです(《極楽鳥》《不屈の自然》など)。赤・黒のマナ加速の多くは「そのターン中に使えるマナが増える」というものです(《暗黒の儀式》《煮えたぎる歌》など)。緑は中長期的投資、赤・黒は手札やパーマネントを瞬間的なマナに交換するというかたちですね。
一方、アーティファクトのマナ加速は《太陽の指輪》のようにプレイしたターンから使えるマナが増えつつ、次のターン以降に使えるマナも増えるものがたくさんあります。
例として《魔力の櫃》を見てみましょう。プレイしたターンに使えるマナが増える《暗黒の儀式》のようなカードでありながら、そのマナを次のターン以降に持ち越すという選択肢もあり、《通電式キー》などで大量のマナを生み出すことも可能です。
もちろん、こういったマナ加速は固有色に縛られないのでどんなデッキでも「入れることは可能」です。しかし……「マナがあるのに色が足りなくて統率者が出せない」「マナがあるのに色が足りなくてツー・アクションができない」と困っている対戦相手を見たことはありませんか?
こうした無色のマナ加速は強力ですが、色マナ事故と無縁ではいられません――そう、無色統率者をのぞいて。
無色統率者は色拘束がまったくないため、こうした強力なマナ・アーティファクトを大量に採用できるのです!
「マジックでもっとも簡単に増やせるマナは?」そう、無色マナ。「無色マナをもっとも強く使えるデッキは?」そう、無色統率者です!
一方で、《溜め込み屋のアウフ》などのクリティカルすぎるメタカードが存在すること、リソースを戦場に広げる特性上どうしても全体除去に弱い、インスタントタイミングのアクションが弱いといった明確な弱点もあります。
コジレックのテキストを読もう
あらためて《大いなる歪み、コジレック》の能力を見てみましょう。
伝説のクリーチャー – エルドラージ
10マナというマナコストは考えなしに捻出できるものではありません。マリガン判断、デッキ構築の時点からゲームは始まっているのです。
ガチの構築なら、練習すれば3ターン目に出せるようになります。そうでなくても、5ターン目くらいに出せるように構築することは可能です!
あなたが大いなる歪み、コジレックを唱えたとき、あなたの手札にあるカードの枚数が7枚未満である場合、その差に等しい枚数のカードを引く。
唱えたときに誘発するドロー能力です。コジレック自身を打ち消されても、能力を《もみ消し》されなければドローはできます。
威迫 12/12
威迫を持つクリーチャーは、2体以上のクリーチャーによってしかブロックされません。12/12というスタッツを無傷で受け止めることは難しく、基本的には2体のクリーチャーを差し出して止めることになります。
マナ総量がXであるカードを1枚捨てる:マナ総量がXである呪文1つを対象とし、それを打ち消す。
たとえば、マナ総量1の呪文である《魔力の櫃》を手札から捨てれば、同じくマナ総量1の《剣を鍬に》を打ち消すことができます。
これは起動型能力なので、《もみ消し》などでなければ対応できません。《偏向はたき》などの対象変更能力でも対応が難しく、空中戦では非常に有利です。
虚空としか言い様がないその実体。
フレーバーテキストもかっこいい!
コジレックの魅力、伝わったよね?
唱えたときに手札が7枚になるようにドローし、着地後は手札がすべて打ち消しに。12/12威迫は、統率者ダメージでの勝利を目指すという観点でも非常に強力です。
ひたすらマナ加速をし、統率者を出す。それだけでゲームの勝利に一気に近づく、そのシンプルなゲームプラン。それが統率者《大いなる歪み、コジレック》の魅力です。12/12で殴り続ければ勝てちまうんだこのゲームは!
――「無色の統率者の選択肢はいくつかありますが、なぜコジレックという選択に至ったのですか?」
ごく個人的な話をするならば、僕が統率者戦を始めて間もないころに出会った「コジレック野郎」のデッキに強く惹かれたから。「無色で統率者戦のデッキって組めるんだ!」その驚きはいまでも忘れません。アーティファクトというカードタイプが好きだったこともあって、すぐに自分もコジレックデッキを組みました。
それはそれとして、いくつかある無色の統率者のなかでも《真実の解体者、コジレック》と《大いなる歪み、コジレック》は非常に高い人気があります。なぜなのでしょうか。
もっとも大きな理由は「ドローできる統率者だから」です。
無色のドロー能力は弱めに設計される傾向があり、無色のデッキは手札の補充に苦労します。そんななかでもコジレックは、「唱えさえできればドローができる」という無色のカードとしては珍しい能力を持っているのです。もちろん10マナという重さは無視できませんが、最大7枚のドローは圧倒的です。
近年は有力な無色統率者が多く登場していますが、それでもコジレックを超えるドロー能力はまだありません。
もう一つの理由は、「不要となったマナ・アーティファクトを強く使えるから」です。
ゲーム終盤、十分マナが伸びた状況では、手札のマナ・アーティファクトの価値は暴落しています。その点、《大いなる歪み、コジレック》では無駄になるカードがありません。すべて打ち消しになっているのですから!この点は無色統率者全体に加えて、2枚のコジレックを比較しての利点でもあります。
デッキを組もう
さて、みなさんにコジレック野郎になってもらおうと銘打ったからにはデッキの組み方を話さなければいけませんね。過去に統率者戦デッキを初めて組む人向けのテンプレートを作ったことがありますが、無視してください。
- 2025/08/29
- デッキを組むならこんな風に 初めての人向け 統率者デッキテンプレート
- いってつ
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さあ、世界初公開!コジレックデッキのテンプレートがこちら!
■コジレック構築テンプレート
マナが出るカード(土地+マナ・アーティファクト):85枚くらい
好きなカード:14枚くらい
なんてシンプルなんだ!手元にあるカードの山とストレージから固有色のない土地とマナ・アーティファクトを85枚かき集めたら、あとは好きなカードを入れるだけだぜ!
この「好きなカード」によってデッキタイプが決まります。エルドラージや重い呪文を使うならストンピィ、コンボするならコンボというわけです。
それでは実際にデッキリストを見てみましょう。再録禁止カードを使わず、ゲームチェンジャー・リストのカードも1枚だけ。予算33,000円程度でまとめています。僕自身がブラケット3程度のゲームで遊ぶために構築したリストです。アーキタイプは……ストンピィ!
※2枚で無限マナとなる組み合わせのカードがあるので、
ブラケット3以下でプレイする場合はゲーム前に扱いを取り決めておきましょう。
2ターン目に2マナのマナ・アーティファクト、3ターン目に4マナのマナ・アーティファクト、と展開していき、4か5ターン目にコジレックやその他強力な呪文を繰り出すのが基本プランです。初手に《魔力の櫃》や《太陽の指輪》があればさらに1ターン早く展開できますよ!
マナが出るカード
マナ・アーティファクトを展開しながら土地を置いておけば、5ターン目にコジレックを出すことができます。かんたんですね!そのためにはたくさんのマナ・アーティファクトと、十分な枚数の土地が必要です。
マナが出たり、コストを軽減したりするカードの枚数を数えてみましょう。土地や《晶洞ゴーレム》なども数えると、なんと83枚!こんなデッキほかにありません。
83枚にはキーも含まれています。2マナ以上出せるマナ・アーティファクトと組み合わせることでマナを増やすことができます。《魔力の櫃》や《玄武岩のモノリス》との相性も抜群!
これだけ大量のマナ加速カードを採用できるのは、統率領域にマナの使い道があり、かつ余ったマナ加速カードを打ち消しとして発射できる《大いなる歪み、コジレック》のおかげです。
土地カードが35枚と、マナ加速満載のデッキとしては多めですが、これはなるべく毎ターン土地を置きたいからです。土地は「マナを使わずにマナが伸ばせるのに、妨害されることがほとんどない最強のカード」なのです!
また、無色デッキでは「無色マナしか出ない、能力をもった土地」を入れ放題です!
特に重要なのは《大いなる歪み、コジレック》を生け贄に捧げることができる土地です。コジレックを唱えなおすことで再度手札を補充できるので、十分にマナが伸びた終盤に自分で生け贄に捧げて統率領域に戻すことは頻繁に起こります。
注目の新規カード
さて、この一年でストンピィ型コジレックは次々と強力なカードを得て非常に強化されました。実際に見ていきましょう。
《光耀の指輪》
4マナから2マナ出ます。おまけのタップ能力も相手のブロッカーを寝かせたりと非常に重宝するのですが、重要なのは4マナのマナ・アーティファクトが増えたこと!タップインの《火想者の器》までありがたがっているデッキですから、これが1枚増えるだけでとっても助かります。
《久遠のエレベーター》
《金粉の水蓮》2枚目!
《久遠のエレベーター》からコジレックを出す→コジレックをエレベーターに配備→次のターンにもう一回乗ると24マナ出るようになります。勝ちです。
《冷酷な船長、テゼレット》
最強です。マナがたくさん出るアーティファクトをアンタップできるだけでなく、《魔力の櫃》や《多用途の鍵》をサーチすることも可能。アーティファクトを出すと忠誠カウンターが増える能力のおかげで、[0]を連打している間は攻撃されてもなかなか倒れません。
《殲滅戦艦》
全体4点ダメージ!ついでにクリーチャーではない邪魔な置物や土地も破壊可能です。コジレックを出す前に露払いしておき、次のターンにコジレックをだして配備→10/10でアタック!という動きも強力。勝ちです。
《嵐の目、ウギン》
今回のデッキには入れませんでしたが、誘発型能力で戦場をズタズタにできる最強のプレインズウォーカーです!
7マナ出せるターンに出す→[0]でマナを出して呪文を唱えてもう一つ除去→次のターンにコジレック!もともとの高い忠誠度と除去能力のおかげでめちゃくちゃカタいです。コジレック着地後でもブロッカーを除去しまくり、ゲームがのびれば奥義[-11]で勝ちです!
……と、このようにマナがいっぱい出るカードと、戦場をぐちゃぐちゃにするカードが立て続けに供給されたことで、コジレックデッキ、とくにストンピィは大幅な強化を受けました。
【#晴れ横 大会情報】
— 晴れる屋 横浜店 (@hareruya_yokohm) October 12, 2025
12時から開催の
『《蒸気孔》[EXP][MP] 争奪統率者杯』
全ての試合が終了しました💥
見事、優勝したのは…
『ヨシダ トシユキ』様🎉
使用された統率者は《大いなる歪み、コジレック》でした👍
優勝おめでとうございます👏 pic.twitter.com/FgEKwzKB8h
晴れる屋メディアに新セットのレビュー記事を寄稿いただいている吉田さんがこれらのカードを使用したストンピィで連続して入賞しています!
コジレックの強さは本物です。
本物です。
よくある質問
10マナでるようになったけど、相手は青マナを構えている……コジレックは唱えないほうがいい?
手札にコジレックより強いカードがあるならともかく、基本的にはどんな場面でもコジレックが出せるなら出すべきです。本体が打ち消されたとしても手札が7枚に回復しているのでOK!ドローも打ち消されたとしてもまた出せばOK!前向きにとらえましょう。
っていうか、色ついてるほうが強くない?
無色のデッキばかり使っている反動からか、たまに5色のデッキを使いたくなります。いや~、色がついている呪文って強いっすね……
ただし、マナベース、特に土地はすべての色と比べても最強です。アンタップインで有色マナが複数出続ける土地がある、という点で無色は最高峰。
呪文のほうも、なぜか7マナを超えたあたりから無色のほうが強くなるのでやっぱり無色が最強かもしれません。
初心者だけどコジレックデッキを組んでもいい?
もちろん!特にストンピィはゲームプランがまっすぐでわかりやすくていいですね。
一方で、色がついているカードのほうが楽しみの幅は広いですし、マジックっぽさがあります。どちらもおすすめですよ!
アウフ出されたりアーティファクト破壊されたりして妨害がきつすぎるんですけど!
たくさんのマナを生み出して大きな呪文を使う戦略に対抗するには、そのマナの使い道である手札を増やさせないことが重要ですが、コジレックのドローを止めるのはかなりむずかしいですし、なによりコジレックデッキからはウギンやエルドラージのような除去で対応できない強力なカードが出てきてしまいます。そこで、マナ・アーティファクトを破壊して時間を稼ぐのが有効になります。
コジレックを統率領域に置いたら、アーティファクトに除去を撃たれるのは当たり前!《溜め込み屋のアウフ》も当たり前!ピーキーで強力な戦略をとっているのですから、その弱点を突かれてぐちゃぐちゃにされることさえ楽しむ覚悟が必要です。
もしアーティファクトが妨害されすぎている!と感じたら土地を多めにして《原初の生命体、アルテマ》を使うのもいいでしょう。
強化するとしたら、どんなカードがおすすめ?
いい質問ですね!とても一言で説明できないので、次の項目で見ていきましょう!
デッキをさらにアップデートするなら?
たとえば、ブラケット4やトーナメントに参加するならもっとデッキを強化したくなるでしょう。
とはいえ、上記のリストは安価で強いカードをたっぷり詰め込んでいるので、これ以上強化しようとすると数千円以上のカードが候補になってきます。「強さ」「手に入れやすさ」「色つきのデッキでも使える汎用性があるか」を3点満点★★★で評価して、総合的なおすすめ順に紹介します。
これらのカードがなければだめ……というわけでは決してありません!僕が初めて組んだコジレックには《魔力の櫃》さえ入っていなかったのですから!先ほどのデッキリストの時点で、僕が初めて組んだデッキよりはるかに強いですよ!
ストンピィ
もしストンピィとして強化するなら、より強力に対戦相手を踏みつけるカードを使うのもいいでしょう。
《エデンの剣、エクスカリバー》
このデッキではほぼ0マナ!2マナでコジレックに装備したら22/12・警戒・威迫!つまり、一撃で1人脱落させることができます。ほかにも、飛行を持つ《約束された終末、エムラクール》や《原初の生命体、アルテマ》に装備させるのもナイス。意外と殴られ弱いこのデッキでは警戒もとってもうれしい能力です。聖剣を携えて《久遠のエレベーター》に乗り込め!
《エルドラージ覚醒》
初代エルドラージたちの誘発型能力を再現した呪文。カード名もエルドラージ3柱が初登場した『エルドラージ覚醒』をなぞったものになっています。
2回攻撃したら1人を脱落させられるこのデッキでの追加ターンは非常に強力。打ち消されず、《偏向はたき》されたとしても追加ターンは自分で確定しています。無限マナの注ぎ先のない構築では、コジレックの出し入れで大量にドロー、ストンピィカードを戦場に並べて《エルドラージ覚醒》で追加ターンを得ることが目標となります。
《絶え間ない飢餓、ウラモグ》
唱えたときに戦場から2つパーマネントを取り除きつつ、10/10破壊不能が現れます。統率者戦ではウラモグの能力だけでライブラリーアウトに持ち込むことはむずかしいですが、コンボデッキからコンボパーツを引っこ抜ける可能性もあります。
《約束された終末、エムラクール》
どんなに不利な状況でもこのカード1枚から勝てることがしばしばあります。ハイレベルなテーブルでは、コントロールを奪った対戦相手の無限コンボで勝利することも可能です。そうでなくても、1人の手札と戦場をぐちゃぐちゃにしつつ、13/13飛行で殴り続ければ勝利は約束されたも同然。
《無限に廻るもの、ウラモグ》
唱えたときに触れるパーマネントが1つだけですが、滅殺4が強力。クリーチャーに速攻を付けるカードと一緒にどうぞ。とはいえ、滅殺4をもつクリーチャーは早期に出てしまうと簡単に1人を脱落させてしまうので、ブラケット2や3では避けたほうが無難でしょう。このデッキでは4、5ターン目に殴れてしまう可能性があります!
《虚空の選別者》
偶数コストの呪文をシャットアウト!これも強力ですが、トークンでコジレックをブロックできなくなる点が強力です(マジックでは0は偶数扱いです。奇数マナ総量のカードのコピーであるトークンはブロックできます)。圧倒する力が強すぎるので、カジュアルなゲームではあえて使わないのもいいでしょう。
コンボ
もしコンボデッキにするなら、どんなコンボを使いましょうか?
無色のカードのみで完結するコンボは非常に多く、すべてを網羅することは難しいです。ここでは特におすすめなものを紹介します。
基礎知識
無限マナが出る状態で、コジレックを何度でも生け贄に捧げられるカードがあれば、大量のカードを引くことができます。
コジレックを唱えてドロー、生け贄に捧げて統率領域に戻し、また唱えてドロー、というわけです。手札に土地が7枚貯まってしまうとドローできなくなりますが、そうなる前にあらかじめ0マナの呪文を手札に残しておきましょう。たとえば、《水蓮の花びら》+土地6枚という手札になったら、《水蓮の花びら》を唱えて、優先権を離さずに土地6枚を捨ててコジレックの能力を起動、《水蓮の花びら》を打ち消します。これで手札が0枚となり、再びドローを進められるようになります。
他にも、《ライオンの瞳のダイアモンド》や速攻を付けた《ダイアモンドのライオン》でも手札をなくすことができます。
また、《爆破基地》や《まばゆい肉掻き》があれば、コジレックの出し入れで無限ダメージも成立します。
《見捨てられた碑》+《玄武岩のモノリス》
《見捨てられた碑》があれば《玄武岩のモノリス》から4マナを生み出せるようになり、自身の能力で3マナでアンタップすることで1マナが浮きます。これを繰り返して無限マナとなります。
どちらもマナ能力を持っているため、《歩行バリスタ》や《爆破基地》といった無限マナの使い道が必要です。
《神秘の炉》+《師範の占い独楽》
ライブラリー上から呪文を唱えられる《神秘の炉》ですが、ライブラリー上のカードと入れ替わってドローできる《師範の占い独楽》を組み合わせると、1マナで1枚のドローが可能になります。無限マナを生み出すか、《ジョイラの使い魔》などで《師範の占い独楽》を0マナで唱えられれば無限ドローになります。
KCI(《クラーク族の鉄工所》)コンボ
自身が死亡したときにアーティファクトを回収できるカードと、《クラーク族の鉄工所》や《アシュノッドの供犠台》があれば交互に墓地手札戦場を行き来できます。アーティファクトを唱えるコストを軽くする《ジョイラの使い魔》などがあれば、無限マナが可能です。
必要なカードが多いものの、いずれも代わりになるカードが多く、サーチを介さずにコジレックのドローで自然とそろってしまいます。コンボパーツは墓地から拾えるのでコジレックの能力で捨ててしまってもOK。コンボがそろっていない状態でも《屑鉄さらい》などを出しておき、《高級市場》などで生け贄に捧げて打ち消しの弾を墓地から拾うこともできます。
《研磨基地》+《ライオンの瞳のダイアモンド》+《屑鉄さらい》+《作業場の助手》系×2などでも無限マナ+無限切削となります。成立する組み合わせは本当に多いので、一人回しがパズルを解くようでとても楽しいですよ!
《前兆の時計》+《一つの指輪》
タップするだけでドローできる《一つの指輪》と《前兆の時計》が並べばほぼ勝ちです。マナコストを軽減するカードや、アーティファクトが出るたびに自動でアンタップする《研磨基地》があれば、手札とマナがどんどん増えていきます。
土地
デッキの骨子となる足回りの部分です。マジックは土地が命。土地にこだわるのはちょっと大変ですが、強さを実感しやすいですし、コジレック以外のデッキでも活躍してくれるはずです。
《古えの墳墓》
無条件に2マナ生み出せる土地で、レガシーでも人気です。非常に高額ですが、ブラケット4以上のデッキなら、多くのデッキで使える汎用性の高さでは《ウギンの目》よりもはるかに優秀。
1ターン目に2マナ使えると2マナのマナ・アーティファクトが 非常に強力に使えるようになります。1ターン目に《古えの墳墓》→《精神石》と動くと次のターンに《面晶体の記録庫》を置くことができ、さらに2マナのアーティファクト、次のターンに5マナのアーティファクト、そしてコジレックにつながっていきます。
《宝石の洞窟》
ゲーム開始時に手札にあれば置いた状態でゲームを始められます。ただし、マリガンを繰り返してしまうとカード1枚の追放がかなり厳しくなってきます。とはいえ、1ターン目に2マナ使える強みは《古えの墳墓》で解説したとおり。こちらもブラケット4以上のデッキなら多くのデッキで使える汎用性の高さが魅力です。
《ウルザの物語》
設置して3ターン後に《太陽の指輪》や《多用途の鍵》をサーチ可能!構築物を出す能力も馬鹿にできません。このデッキでは10/10を超えるサイズだってあり得ます。
第3章でサーチされがちなカード
《ウギンの目》
エルドラージのコストを2マナ軽減。コジレックはもちろん、ほかのエルドラージもお手軽に。クリーチャーをサーチする能力はストンピィではフィニッシャーを、コンボデッキでパーツを探すだけでなく、コジレックの打ち消しの弾を探すことができます。
クリーチャーではない「同族(古くは部族)」のエルドラージ・呪文のコストも軽くすることをお忘れなく!
《次元の結節点》
これ1枚でウルザの・土地がすべてそろった扱いとなり、これ+《ウルザの塔》で4マナも出せてしまいます。単体ではとくに何もしないものの、これを出すだけでデッキの中に2マナ以上出る土地が4枚も増えます。《探検の地図》や《ワールドマップ》、《次元の大地図》などとあわせてどうぞ。
《ウルザの作業場》
ウルザ土地を揃えずとも2マナ以上出るポテンシャルがあります。とはいえ、2ターン目に2マナ以上出せるシチュエーションはかなり限られているので、《次元の結節点》よりは一段評価が下がります。
《裏切り者の都》
無条件に2マナ生み出します。あとから土地を置くと自爆してしまうので、なるべく遅いのターンでプレイしたいと考えてしまいますが、実際は1-2ターン目に置いて、4マナ以上のアーティファクトを早く出したほうがよいパターンが多いです。
ただし、手札に土地が1枚しかなく、その土地を置いてもコジレックが出ないなら、土地を置かずにマナ・アーティファクトを展開したほうがよいでしょう。その土地を置いて、次のターンも土地を引けて置けたとしても、コジレックをだすことはなかなかできないはずです。
《むかつき》や強力な5マナ程度の重めの統率者のデッキでも使用されます。
《Mishra’s Workshop》
アーティファクトにしか使えない3マナを生み出します。当然強いのですが、さすがにヴィンテージ級のカード、手に入れるにはある種の「覚悟」が必要です。無色デッキ以外でも、3マナ以上のアーティファクトを多用するデッキで使われます。
マナ・アーティファクト
土地と同じくデッキの骨子となる足回りの部分です。こちらも同様に、こだわるとキリがないのですが、土地よりもさらに多くのマナを生み出せるので、コジレックが出るターンが早まるのをしっかり実感できるはず。
《水蓮の花びら》
ちょっとだけ《Black Lotus》。1ターン目に手札にある場合は、もったいぶらずにすぐ使って2マナのアーティファクトを出しちゃいましょう。
《金属細工師》
出せた次のターンにはコジレックが(ほぼ)出る!無色デッキならではの強力なカードです。無色デッキでハチャメチャに強いが、ほかのデッキでは使いにくい!《威圧の杖》とのコンボが有名ですが、《威圧の杖》があまり強くないので実際にはあまり採用されません。
《厳かなモノリス》
《魔力の櫃》と同様、マナを前借りするようなカード。こちらも《通電式キー》などとの相性抜群。基本的には《魔力の櫃》のほうが強いのですが、もう一枚ほしくなったら。
《ライオンの瞳のダイアモンド》
コジレックデッキでは《Black Lotus》。起動すると手札を失いますが、コジレックのドロー能力で補充されるのでまったく問題なし。(《もみ消し》されたら大問題)
《モックス・ダイアモンド》
1ターン目にどうしても2マナ使いたい人用です。コジレック着地後も効率よく手札を減らせます。
《Candelabra of Tawnos》
僕も持っていないのでわかりません。吉田さんは強いと言っていました。
展望、あるいはコジレック野郎でいっぱいのテーブル
よくある質問:「対戦相手がいません……」
特に社会人になってから始めた方は、実生活の中で対戦相手を見つけるのが大変だと思います。せっかくデッキを組めても遊べないのは悲しい……。そんな方こそ、晴れる屋や地元のショップで開催されている統率者戦のイベントに参加してみましょう!最初は緊張するでしょうが、「始めたばかりなんです」と正直に言えばみんなきっと歓迎してくれます!
繰り返し参加するとだんだんと顔なじみが増えてきて、イベント以外でも遊べるようになっていくはずです。イベントではブラケット3で遊んでいる人も意外とブラケット4や5のデッキを持っていたり興味をもっていたりするので、「4や5もやってみたいんですよね」と言えばデッキを持ってきてくれるかもしれませんよ!
僕も統率者戦を始めたときは、遊び相手がいなくて晴れる屋のイベントに通ったものです。あのときやさしく僕を歓迎してくれた先輩方のおかげで今があります。
それではみなさん、統率者戦のテーブルでお会いしましょう!
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