

ジェスカイブリンク サンプルリスト
デッキの動き
ジェスカイブリンクとは、カードを一度追放して戦場に戻す「ブリンク効果」を持つ《溌剌の牧羊犬、フィリア》や《儚い存在》で、《量子の謎かけ屋》や《孤独》などの戦場に出たときの効果を持つクリーチャーを使い回すデッキです。
赤の要素として採用されているのは優秀な1マナ域である《敏捷なこそ泥、ラガバン》。序盤からの強烈な攻め手であり、カードとマナの両面でアドバンテージを稼いでくれます。
ほかにも《火の怒りのタイタン、フレージ》や《鏡割りの寓話》などのモダンを代表するパワーカードが採用されています。
序盤
序盤は積極的にクリーチャーを展開していきます。1ターン目には《敏捷なこそ泥、ラガバン》、2ターン目には《溌剌の牧羊犬、フィリア》とマナカーブに沿ってプレイしていきます。
2ターン目の《敏捷なこそ泥、ラガバン》の攻撃が通れば、一気に有利な場を構築するチャンス。順調に土地を出せていれば宝物・トークンと合わせて3マナあるため、「ワープ」の《量子の謎かけ屋》+《儚い存在》をプレイでき、2ターン目にして4/6飛行クリーチャーを定着させることができます。
対戦相手がクリーチャー主体のデッキの場合は、除去呪文を使って場をコントロールしていきます。《虹色の終焉》はパーマネント全般を対処できる万能呪文です。
中盤
中盤は赤いパワーカードの出番。対クリーチャーデッキには《火の怒りのタイタン、フレージ》をプレイしていきます。
ミッドレンジやコントロールに対しては《鏡割りの寓話》を優先的に使用します。II章で先の《火の怒りのタイタン、フレージ》を捨てれば、墓地へ送り込む手間を省くことができます。
《溌剌の牧羊犬、フィリア》が出ているならば、「ワープ」でプレイした《量子の謎かけ屋》を追放することで、コストを踏み倒して、場に残せます。
《溌剌の牧羊犬、フィリア》は対戦相手のパーマネントを対象にとれるため、終了ステップの誘発型能力を《記憶への放逐》で打ち消すことで、疑似除去としても機能します。2マナながら対応力の高いクリーチャーです。
《儚い存在》を使って「想起」の《孤独》やワープの《量子の謎かけ屋》を定着させ、アドバンテージを稼ぎながら強力な盤面を構築していきます。
さらに《記憶への放逐》でも同様のことができます。想起の「生け贄に捧げる」、ワープの「終了ステップに追放する」のいずれも誘発型能力であり、《記憶への放逐》で打ち消し可能です。
《記憶への放逐》は《火の怒りのタイタン、フレージ》とも相性が良く、脱出せずともわずか4マナで場に残すことができます。
終盤
終盤は《量子の謎かけ屋》や《孤独》が真価を発揮するターンです。中盤までの攻防で枯渇しきった手札を《量子の謎かけ屋》で補充します。《孤独》は《溌剌の牧羊犬、フィリア》と相性が良く、この2枚がそろえば片っ端からクリーチャーを対処していけます。
クリーチャー以外の脅威に対しては、打ち消し呪文で対応していきます。《記憶への放逐》や《大梟の小夜曲》は、1マナと軽いため、自分の行動を邪魔せずに構えられる打ち消し呪文です。
対コントロールでは動きに制限をかける《時を解す者、テフェリー》の着地を目指します。
十分に墓地が肥えているなら《火の怒りのタイタン、フレージ》を脱出させます。この際、《栄光の闘技場》があれば速攻がつくため、最大12点ものダメージを叩き出すことが可能です。盤面を掌握するとともに、ライフレースを一気に巻き返せます。




















