THE LAST SUN 2025:メタゲームブレイクダウン(レガシー)

晴れる屋メディアチーム

今年最後のレガシー環境

年末を締めくくる大型イベント『THE LAST SUN』が今年も開催された。

スタンダードとレガシーの混合フォーマットということもあり、普段の単一フォーマットのメタゲームとは少し違う結果となりやすいのがこの大会の特徴でもある。

今大会のメタゲームを見る前に、ちょうど先週行われた『2025 Asia Legacy Championship』の上位デッキを見てみよう。

デッキ 使用者数 使用率
ディミーアテンポ649.50%
エルドラージ619.05%
イゼットデルバー598.75%
スニーク・ショー334.90%
ドゥームズデイ304.45%
カーンフォージ304.45%
オムニテル284.15%
親和274.01%
青単ポスト253.71%
アゾリウス石鍛冶233.41%
The Spy213.21%

これを踏まえて、『THE LAST SUN 2025』のメタゲームはどうなったのだろうか。さっそく見ていこう。

メタゲームブレイクダウン

デッキ 使用者数 使用率
エルドラージ2210.28%
ディミーアテンポ2210.28%
イゼットデルバー209.35%
アゾリウス石鍛冶167.48%
The Spy157.01%
スニーク・ショー125.61%
親和104.67%
オムニテル94.21%
カーンフォージ83.74%
ボロスエネルギー83.74%
バント豆の木コントロール73.27%
ドゥームズデイ52.34%
デス&タックス52.34%
ディミーアリアニメイト41.87%
クレイドルコントロール41.87%
青単デルバー31.40%
赤単プリズン31.40%
ディミーア忍者31.40%
アゾリウスブリンク31.40%
土地単20.93%
黒単ネクロ20.93%
青単ポスト20.93%
アミュレットタイタン20.93%
感染10.47%
バーン10.47%
エルフ10.47%
ANT10.47%
ペインター10.47%
グルール果敢10.47%
青単ウィザード10.47%
ネクロストーム10.47%
ドメイン豆の木10.47%
イゼットテンポ10.47%
青単トラアザラシ10.47%
黒単リアニメイト10.47%
ボロスウィノータ10.47%
セレズニアデプス10.47%
スタイフルノート10.47%
スゥルタイテンポ10.47%
ゴルガリポックス10.47%
グリクシステンポ10.47%
ティムールデルバー10.47%
ラクドスリアニメイト10.47%
ジェスカイウィザード10.47%
スゥルタイコントロール10.47%
ギャラクシーカスケード10.47%
イニシアチブストンピィ10.47%
4色豆の木コントロール10.47%
セファリッド・ブレックファースト10.47%
《ディスプレイサーの仔猫》コンボ10.47%
合計 214名 100%

(※提出されたリストをすべて掲載しています)

難題の予見者オークの弓使い秘密を掘り下げる者

使用者数は多少変われど、上位3つのデッキは『Legacy Championship』と同じ結果となった。

デッキリストページ

Glaring Fleshrakerエルドラージの戦線破り現実を砕くもの

特にエルドラージは、スタンダードを中心にプレイしているプレイヤーに人気であった。あまり慣れていないレガシーでは、受けに回るよりも、自分都合で攻めていけるエルドラージが好まれたようだ。

デッキリストページ

地底街の密告人欄干のスパイポクスウォーカー

また、同じく攻めに特化したThe Spyも使用率5位と人気を大きく集めた。1ターンキルも頻繁に起こり、卓越したレガシープレイヤーであっても《意志の力》を持っていなければ負けという理不尽な勝ちを拾えるのは非常に魅力的だ。

リスト非公開制の本大会では、メイン戦においてさらなる力を発揮する点も見逃せない。

デッキリストページ

石鍛冶の神秘家隕鉄剣

特筆すべきは、ここ最近の活躍が目覚ましいアゾリウス石鍛冶で、『Legacy Championship』でもトップ4と確かな力を証明したことで、さらに大きく数を伸ばして4位の使用率となった。

『マジック:ザ・ギャザリング | アバター 伝説の少年アン』で登場した《隕鉄剣》の影響は大きく、《石鍛冶の神秘家》との相性が良いのはもちろん、《溌剌の牧羊犬、フィリア》とも絶大な効果を発揮する。

明日のフィールドでも、活躍する姿を目にすることができるだろう。

展望

以上、『THE LAST SUN 2025』のメタゲームブレイクダウンをお届けした。

納墓有翼の叡智、ナドゥまき散らす菌糸生物Troll of Khazad-dum

▲今年レガシーで禁止になったカード

2025年のレガシーはディミーアリアニメイトを中心に回りつつも、度重なる禁止改定を経て「一強」と呼べる支配的なデッキは姿を消した。どんなデッキにでもチャンスが生まれた今、プレイヤーの選択とプレイングが、これまで以上に結果を左右する環境だと言えるだろう。

果たして、この混戦を勝ち上がるのはどのデッキなのか。明日の行方にも引き続き注目していきたい。

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