はじめに
お疲れ様です。増田(@tensai_manohito)です。
今回は表題の通り、パウパーに挑んだ話になります。
パウパーに挑むことになった経緯、使用デッキの選定と練習、『第13期パウパー神挑戦者決定戦』の対戦レポート、最後に使用デッキのサイドボーディングガイドを紹介します。
経緯
『プレイヤーズコンベンション京都2026』にて、『チャンピオンズカップファイナル シーズン4 ラウンド2』が開催!
権利は取った、宿は予約済み、『マジック:ザ・ギャザリング | ミュータント タートルズ』も発売しました。さあ練習開始!
……が、開催2週間ほど前に仕事の都合で参加できないことが確定。泣く泣く参加を断念することになりました。無念。
すっかりやることがなくなってしまったため、代わりになにをやろうかなと考えていたところ、ちょうど『第13期パウパー神挑戦者決定戦』の開催が近かったため、これを目標にパウパーを始めることにしました。
パウパーのお勉強とデッキ選択
まず、どのデッキから練習するかを友人であるHareruya Prosの平山 怜さん(@sannbaix3)に相談することにしました。
平山さんは過去に『パウパー神挑戦者決定戦』に何度も参加し、かつ複数回のトップ8入賞経験があります。
きっとパウパーにも詳しいことでしょう。というわけでいろいろ聞いてみました。
パウパーの特徴について
パウパーの特徴としては、以下が挙げられます。
単色デッキが強い / 多色化にリスクがある
単色デッキのマナベースは基本土地が中心のため、《ラムナプの遺跡》《変わり谷》のようなフラッド受けがない以外は、ほかのフォーマットと同等です。
しかし、多色デッキのマナベースは《血溜まりの洞窟》のような確定タップインランドを使わざるを得ません。これは、ほかのフォーマットとは比にならないデメリットです。
ラグなくスムーズに動ける単色デッキは、それだけで大きなメリットです。
サイドカードの選択肢が少ない / 強力なカードが偏っている
よくある色対策や全体除去はアンコモン~レア以上であることが多いです。
そのなかで《紅蓮破》《水流破》のような一部のカードは、ほかのフォーマットでも類を見ないレベルの影響力があります。
これらを使えることは大きなメリットになりますし、逆に対象になってしまう青/赤がメインカラーのデッキは相応のデメリットになります。
致命的な対策カードが多い
サイドカードの選択肢は少ないものの、強烈に刺さる対策カードは多いです。
・「赤単マッドネス」「青単テラー」における《紅蓮破》《水流破》
・「緑単エルフ」における《クラーク族のシャーマン》
・「グリクシス親和」における《塵は塵に》
・「カルニブラック」における《統治者》カード全般
などなど、とにかく致命的なカードが多いです。
以上を踏まえて勧められたのが「カウゲート」。
そのなかでも、一般的なアゾリウス型
ではなく《開門》のみをタッチしたバント型

がオススメとのこと。
カウゲートそのもの、そしてアゾリウス型ではなくバント型を勧める理由は以下の通り。
「カウゲート」自体の話
マナフラッドに強い
パウパーの特徴として土地が弱いことが挙げられます。単色デッキは《変わり谷》《ラムナプの遺跡》のような単体でフラッドを受けられる土地は存在せず、多色デッキは確定タップインランドを使わざるを得ません。
また全体的なカードパワーが低く、カード1枚で勝利することはほとんどありません。それでいてアドバンテージを稼ぐ方法は限られています。
そのため、マナフラッド=即死……とまではいきませんが、土地トラブルに対してはかなりシビアです。各種デッキリストを眺めていても、全体的に土地枚数を絞り気味な印象を受けます(特にアグロは顕著)。
そんななかで、「カウゲート」はフラッドを受けられる最強土地《バジリスク門》にフィーチャーしたデッキです。土地の枚数がそのままパンプ値になるため、最初からフラッドを前提としたデッキ設計になっています。土地を多く採用できることは、マリガン率の低さや序~中盤にかけての安定感にも繋がります。
多色化のリスクが小さい
パウパー全体の特徴として多色化のリスクが高いことを先に述べましたが、ことカウゲートについては例外だと捉えています。
カウゲートのコンセプトは「除去されても問題のない絆魂持ちクリーチャーを対象に《バジリスク門》を起動する」ことです。
除去されてもリソース損がなく、解決したら大幅にライフを得られる=相手の非システムクリーチャーを実質無力化できます。
最終的に巨大な《バジリスク門》の起動を目指すので、序盤から動く必要がありません。タップインだろうが、とにかく”門”を置き続けることが大事です。
つまり、多色化するリスクの最たる理由である「土地がタップインし続ける」という問題については、ことカウゲートに関してはそこまで影響がありません。
弱点が少ない
カウゲートは親和における《塵は塵に》のような、一撃でゲームが終わるような対策がありません。また、メインカラーが白であることから《紅蓮破》《水流破》にも当たりません。
もちろん、「自分都合のブン回りがない(=ロングゲームになりやすく、相手の事故を咎めにくい)」「《のたうつ蛹》に弱い」という構造的な問題はあるものの、カード単位による極端な対策がないことは大きな強みです。
アゾリウス型 vs. バント型の話
《ロリアンの発見》が微妙
《ロリアンの発見》はパウパー屈指の強カードです。通常カウゲートには4枚採用されています。
しかし、《バジリスク門》を強く使うという観点では、戦場に何枚《島》が置いてあっても意味がありません。常に”門”を置き続けなければ《バジリスク門》を強く使えないのです。
また、《ロリアンの発見》の3枚ドローは強力なフラッド受けではあるものの、フラッド受け自体は《バジリスク門》がその役割を担っています。そのため、わざわざカード単位で別のフラッド受けを用意する必要性が薄いです。
そもそも中盤~終盤にかけてリソースで勝負するデッキではないため、総じて思想に合っていない=不要とのことです。
《対抗呪文》が微妙
《バジリスク門》を強く使う思想上、デッキ内のタップイン土地の枚数が多くなります。《バジリスク門》の起動タイミングもソーサリー限定であることを考えると、マナを構える《対抗呪文》とは相性が悪いです。
また、マナを構えるために《島》を置いてしまうと”門”を置けていない分、最終的な《バジリスク門》の威力も低くなります。
その状態で《バジリスク門》の威力を確保しようとすると、並べなければならない土地はさらに多くなり、リソース面でも影響が出てきます。
《ロリアンの発見》と同様にカウゲートの思想には合っていないため、採用の必要性は薄いとのことです。
《開門》が強力
アゾリウス型の問題点として、《バジリスク門》を引けなかったときにコンセプトを遂行できない点が挙げられます。
基本的にそのまま引き当てるしかないので、《バジリスク門》が引けないゲームというのはまま発生します。
そこで《開門》です。《開門》は《バジリスク門》を直接サーチ可能で、「単純なドローしかないので《バジリスク門》を引きづらい」「《バジリスク門》を引けないときにどうしようもない」というカウゲートの弱点をカバーしています。
多色化のリスクについても前述の通りカウゲートにおいては影響が小さく、《開門》自体が多色化の手助けになるので特に問題はないです。
ここまで平山さんからの解説を受け、カウゲートは構成もコンセプトも分かりやすく、パウパー入門編にピッタリだなと思いました。
アゾリウス型ではなく、バント型のほうがオススメの理由も納得しました。
というわけでカウゲート改め、「バントゲート」を片手に練習開始です。
練習編
まずは何も考えずにMagic Onlineの『Pauper League』に潜って、相手のデッキを知り、自分のデッキを知るところからスタート。
《催眠の悪鬼》の誘発に対応して《スレイベンの魔除け》で除去したら、手札のカードが追放されたり(相手から「それはダメだよ」とチャットが来ました)、
《未達への旅》を唱えるのに対応して《熱狂的な献上》でクリーチャーを生け贄に捧げられた結果、自分のクリーチャーが追放されて「??」となったり(《未達への旅》は相手のクリーチャー限定ではないため、対象がいないと自分のクリーチャーが追放されてしまう)で、もうむちゃくちゃ。
※《未達への旅》をサイドアウトする人もいます(俺)
ほかにも《軍旗の旗手》と多相持ちの関係などなど、知らない挙動とテキストに振り回される日々。
30戦ほどやって、ある程度の流行りデッキと自分のデッキのカードのテキストを把握できたので、デッキの気になった部分を調整しつつ『Pauper Challenge』に突貫することに。
いくつかポイントを紹介します。
まず《渦まく知識》を4枚→2枚に減らしています。
バントゲートは引いた土地をほぼすべて置くうえに、《戦隊の鷹》しか能動的にリソースを伸ばすカードがないため、常に手札が少ないです。
その状態で《渦まく知識》を唱えても、戻すカードに選択肢がありません。引いたカードをそのまま戻しがちです。また、シャッフル手段も限られているため、《渦まく知識》を強く使いにくいです。
シャッフル手段については《開門》がその役割を担うと思いきや、タップインが多い都合上、《開門》は早めに消化することが多く、手札にキープしておくことはほとんどありません。
《戦隊の鷹》とくっついたときだけ爆発的なリソースを生むので、上振れたときに期待して2枚のみ残しました。
《怨恨》は《バジリスク門》の価値を高めつつ、《のたうつ蛹》や《勢団の取り引き》などを対策する用です。いま考えるとよく分からないですが……。落とし子・トークンや《勢団の取り引き》で《バジリスク門》でパンプした絆魂クリーチャーを生け贄でいなされてしまうところを、トランプルで突破する作戦のつもりでした。
問題は、バントゲートには積極的に除去したいクリーチャーがほとんどいない=相手の手札に除去が余りやすい=《怨恨》に対応して除去されやすいということ。
要するにコンセプトに合っていません。最終的には抜けました。
『Pauper Challenge』の結果は以下の通り。
| ラウンド | 対戦デッキ | 結果 |
|---|---|---|
| R1 | カルニブラック | ○○ |
| R2 | 赤単マッドネス | ○○ |
| R3 | ジャンドワイルドファイア | ×× |
| R4 | 赤単ラリー | ×○○ |
| R5 | 赤単マッドネス | ○×○ |
| R6 | 青単テラー | ×○○ |
| 準々決勝 | 白単アグロ | ○○ |
| 準決勝 | 赤単マッドネス | ○○ |
| 決勝 | グリクシス親和 | スプリット |
結果は決勝をスプリットして完走。まさかここまで勝てるとは思いませんでした。
唯一の負けが「ジャンドワイルドファイア」。練習段階でもよく負けたので苦手意識があります。
多色デッキ特有のマナベースの悪さを咎められるほどの速効性もないので、《塵は塵に》がクリーンヒットした回でしか勝ったことがないというのが現状。引き続きプランを模索することになります。
サイドに採用していた《サルーリの門番》はイマイチでした。せっかくだから”門”を使えることをメリットとしたカードを採用してみましたが、対赤系アグロで4マナのカードが初手にあっても嬉しくありません。サイドカードこそ軽くあるべきです。ここは素直に《水流破》でいいなと思いました。
それからもリーグやチャレンジで粛々と練習しつつ──
翌週、同リストを完コピしたプレイヤーが『Pauper Challenge』で入賞したり、また自身も再度参加したチャレンジでトップ4に連続入賞したりと手応えを感じていました。
Top 8 Pauper Challenge w/ Caw-Gates, saw a lot of potential in this shell and it was pretty good! losses were to red rally and boros bully.
— Morango 🍓 (@CrazyMorango_) February 27, 2026
🍓🔥 @fireshoes decklist by @tensai_manohito pic.twitter.com/IWqyhPMFQD
いざ『パウパー神挑戦者決定戦』へ
そして、ついに迎えた『第13期パウパー神挑戦者決定戦』当日。
最終的に使用したリストは以下の通り。
《渦まく知識》は《綿密な分析》を追加したことで手札を増強するパターンが増え、これであれば強く使えるだろうということで4枚に戻しました。
《綿密な分析》が《ロリアンの発見》より優先されているのは珍しいかもしれませんが、これは《刷新された使い魔》で捨てられることを想定しているためです。
対ジャンドワイルドファイアではリソースを大きく伸ばす必要はないですが、最低限土地とクリーチャーを確保できる分のリソースは維持したいです。とにかく弾数が大事なので、《刷新された使い魔》で《戦隊の鷹》や《聖なる猫》ですら捨てたくありません。
そこで、《綿密な分析》を採用することで多少なり耐性をつける作戦です。赤系には弱いカードですが、メインからそれ以外の要素が赤系に強いため、多少のリスクは受け入れられると判断しました。
《宮殿の歩哨》はカルニブラックなどの黒系ミッドレンジ~コントロール用に採用しました。これらのマッチアップは、とにかくリソース勝負になるため、継続的なリソース源が必要になります。
当初は《太陽の信奉者》+《血の泉》+《進化の証人》によって、ひたすらクリーチャーを循環させるシステムをテストしていましたが、感触はイマイチ。リソースを取ることに必死になって、肝心の《バジリスク門》を起動するターンが作れないという展開が多発しました。
これでは《バジリスク門》を採用している意味、ひいてはバントゲートである意味がありません。本末転倒です。
というわけで最終的に《宮殿の歩哨》に変更しました。
単体で勝てる度合いでいえば「統治者」よりも「イニシアチブ」のほうが上ですが、《ゴライアスのパラディン》は5マナと重いことが気になったため《宮殿の歩哨》を優先しました。
当日の結果は以下の通り。
| ラウンド | 対戦デッキ | 結果 |
|---|---|---|
| R1 | ブラッドバーン | ○○ |
| R2 | エルフ | ×× |
| R3 | キャットストーム | ×× |
| R4 | ディミーアフェアリー | ○○ |
| R5 | 青単テラー | ×○○ |
| R6 | ジャンドワイルドファイア | ×○○ |
| R7 | グリクシス親和 | ×○○ |
| R8 | 赤単ラリー | ×○○ |
早々に2敗して目なしになるも、そこから5連勝して最終的に6勝2敗の12位でした。
2ラウンド目の対エルフでは、こちらの《バジリスク門》でパンプした《聖なる猫》と、相手の《幸運を祈る者》によってお互いに負けない状況に。メイン戦で40分やっても終わらず、このまま勝てる可能性もゼロだったので投了。からのサイド後も特に奮わずボコボコにされました。
3戦目の対キャットストームは初めて対戦しましたが、まったく試合にならず。100回やっても勝てないなと思わされました。
カウゲートの性質上、自分都合のブン回りがないため、基本的には相性通りの結果になりやすいです。相手の事故も、よほどのことがない限りはゲームが長引くのでどこかで復旧されてしまいます。
得意なマッチは安定して勝てますが、苦手マッチはまったく勝てません。安定はしているけど爆勝ちするビジョンも見えないので、6-2という結果は上振れ込みで妥当だなと思いました。
とはいえ、2週間そこそこやったおかげでトップ16にも入れて、個人的には大満足の結果でした。
- 2026/03/07
- 第13期パウパー神決定戦カバレージ
- 晴れる屋メディアチーム
最新リスト+マッチアップガイド&サイドボーディング
最後に、最新リストとマッチアップガイド&サイドボーディングについて解説します。
『挑戦者決定戦』を終えて、気になった点を少しだけ変更しました。
《対抗呪文》は青いデッキで0枚にするのもなんだかな……と惰性で使い続けていましたが、やはりデッキの思想とあまり合っておらず解雇することに。
また、ほとんど同じリストを使用した市川ユウキさんからは「《スレイベンの魔除け》より《太陽の槍》のほうがよくない?」とのコメントをいただいています。結局変えてませんが……(?)
対奇襲隊レッド/マッドネスバーン
vs. 奇襲隊レッド/マッドネスバーン
相手からの猛攻を耐えつつ土地を伸ばして《バジリスク門》を起動するだけです。目指すゴールが分かりやすくて簡単ですね。
序盤に適当に《バジリスク門》を起動しても大したダメージにならないので、必ず《聖なる猫》《無法者の医者》《当世》などを並べることを優先しましょう。
相手の火力除去の上から安全に《バジリスク門》の起動を決めたいので、《バジリスク門》の起動+《虹色の断片》が構えられる6マナはマジックナンバーです。まずはここを目指しましょう。
《当世》で《虹色の断片》を捨てておけば、より早く決まるので意識して狙いたいです。《戦隊の鷹》からの手札上限の超過を利用して《虹色の断片》を捨てるのも重要なテクニックです。
《ギルドパクトの守護者》は除去こそされないものの、ただ重いだけのクリーチャーです。《綿密な分析》も唱えるタイミングがないのでサイドアウトします。
対青単テラー
vs. 青単テラー
赤系アグロ同様、土地を伸ばして《バジリスク門》を起動するだけです。複雑なゲームプランはありません。
《トレイリアの恐怖》《謎めいた海蛇》は見た目通りのサイズで殴ることしかないので、《バジリスク門》で《聖なる猫》《無法者の医者》をパンプして一度攻撃を通せば大体勝ちです。
青単テラーは、基本的にクリーチャーを確定で打ち消せる呪文が《対抗呪文》の4枚しかありません。《対抗呪文》に当たるタイミングは2アクションで2枚目のカードを通す、《魔力の乱れ》に当たるタイミングは《聖なる猫》を唱えて損しないようにするなど、上手いことズラしてプレイすることが大事です。
相手の土地が止まっているときは、無理に突っ込まないほうがいいです。こちらは土地を置くだけでゲームが進むのに対して、相手は墓地に呪文を貯めなければゲームが進みません。相手の打ち消しに当たって墓地に呪文が貯まり、その返しに《トレイリアの恐怖》が出てそのまま押し切られるような展開だけは避けましょう。
対グリクシス親和
vs. グリクシス親和
まともに戦ったら酷いことになります。圧倒的な物量差の前に成す術なくボコボコにされるでしょう。《バジリスク門》が強く使えるレンジまで耐えられることは稀ですし、仮にゲームが伸びたとしても《勢団の取り引き》などで簡単にいなされてしまいます。
こうなっては裏技に頼るしかありません。すべてはサイド後の《塵は塵に》次第です。クリーンヒットさせれば勝ち、そうでなければ負けです。
《ギルドパクトの守護者》は除去こそされないものの、《Utrom Monitor》《刷新された使い魔》《マイアの処罰者》のどれも止められないうえに、渾身の攻撃は《マイアの処罰者》でブロックされてしまうのであまり強く使えません。
《虹色の断片》は《クラーク族のシャーマン》に対して強く使えそうで使えなかったりとムラがあるので、個人的にはこのマッチではイマイチかなと思っています。
対エルフ
vs. エルフ
メイン戦は不利です。やれることもほとんどないため、相手の事故を祈ってください。こちらがタップインランドを消化している間にドカドカ並べられて、気づいたら大量のリソースやサイズに押し潰されていること多々……。
バントゲートの除去枚数は限られているため、どこに当てるかが考えどころです。特に《ティタニアの僧侶》を除去するかは悩ましいところ。放置すると大量のマナが出てしまうため、除去したくなる気持ちも分かります。
しかし、バントゲートがゲームに勝つときは展開が長引いていることが多く、また《ティタニアの僧侶》以外にもマナクリーチャーは大量に存在するため、マナ部分を攻める戦い方はイマイチです。
エルフの手札を増やす方法も限られているので、マナがあっても唱えるカードがない……といった展開のときに勝てるようにしたほうが勝つパターンに繋がりやすいです。そのため、《森林守りのエルフ》のようなゲームへの影響が大きいパーマネントだけを除去するほうが勝てる算段が高いと踏んでいます。
《軍旗の旗手》が出れば《森林守りのエルフ》《クウィリーオン・レインジャー》などのクリーチャーたちを無力化できます。ただし、《仮面の蛮人》に突破されるので過信は禁物です。多相は旗手です。トンチじゃないんだからさ……。
現状はエルフを甘く見た構成になっているので、本気で勝ちたいなら《ブレス攻撃》を取ったほうがいいです。
対ジャンドワイルドファイア
vs. ジャンドワイルドファイア
《刷新された使い魔》も《のたうつ蛹》もパウパーで許されているのが不思議なくらい強力なクリーチャーです。まともにぶつかったら必敗コースです。バントゲートはまともにぶつかる以外に選択肢がありません。つまり不利です。
ストレートに《刷新された使い魔》《のたうつ蛹》が出てくる展開は大体負けです。諦めましょう。相手が序盤にモタついている展開のみ勝機があります。
すべての除去は《のたうつ蛹》を狙い撃つようにしましょう。《のたうつ蛹》だけは本当にどうしようもありません。《刷新された使い魔》は無視するか《ベクターの滑空者》《戦隊の鷹》で止めます。
サイド後は多少マシになりますが、それでも厳しい戦いになります。《塵は塵に》によるラッキーパンチが一番楽です。アーティファクト・土地を置いてくれることを祈りましょう。
基本的にリソース勝負になる&相手の主なクロックが《のたうつ蛹》のため、《虹色の断片》はサイドアウトします。《ギルドパクトの守護者》は対処こそされませんが、《のたうつ蛹》を突破できないのでただの重いクリーチャーになりがちです。
《虚無の呪文爆弾》は《血の泉》にしか効きませんが、《のたうつ蛹》を使いまわされたら終わりなので仕方なくサイドインします。《宮殿の歩哨》は見た目以上に「統治者」を維持しやすいので効果的です。
対カルニブラック
vs. カルニブラック
ジャンドワイルドファイア同様、リソース負けしない立ち回りが必要です。
総力戦になるため、安易に《当世》で《戦隊の鷹》や《聖なる猫》を捨てないこと。弾数は限られているので、貴重なクロックを大切に使いましょう。《ギルドパクトの守護者》は生け贄以外で対処されないので、《バジリスク門》の対象に取りやすくて安心です。これでワンパンを狙うのが一番簡単です。
サイド後は使い道のほとんどない《虹色の断片》《未達への旅》をサイドアウトします。《塵は塵に》は別段強力なカードというわけではないですが、サイドアウトするカードよりはマシです。《焚火》で無限に耐久されてしまうことを防ぐことくらいはできますが、ほかに刺さるカードはいくらでもあります。より強く見るなら《ゴライアスのパラディン》があってもいいかもしれません。
The Spy
vs. The Spy
高速墓地コンボということで相性は悪そうに思えますが、意外となんとかなる印象です。
最終的には墓地を経由して《戦慄の復活》からの《ロッテスの巨人》によるバーンを狙うため、《虹色の断片》や《スレイベンの魔除け》などで妨害しやすいです。また、ライフを回復しておくと一発で死なないこともあるので、《バジリスク門》+絆魂持ちクリーチャーが有効です。
つまり、何も考えず普段通りプレイしていたら意外とケアできていることもある、それくらいの相性差です。
サイド後は《鋭い痛み》が入ってくるので《虹色の断片》の価値が大きく下がります。2本目に見えなかった場合のみ、3本目にメインに戻すことを検討してもいいですが、とりあえず2本目はサイドアウトしたほうが無難です。
《宮殿の歩哨》はほとんど「統治者」を取り返されることがないため、強烈な置きドローソースになります。
ただし、いくら《虚無の呪文爆弾》や《スレイベンの魔除け》などの対策カードを引いていても、いつかは《暴走の先導》《紆余曲折》で伸ばした大量リソースから《催眠の悪鬼》や《仮面の蛮人》で突破されてしまいます。
相手を越えるリソースを確保できる(=統治者を維持している)場合でなければ、対策カードが有効なうちに素早くゲームを片づけるように積極的に攻めましょう。
おわりに
約2週間、初めて真剣にパウパーに取り組んでみました。
性格的なところもありますが、最初は全然乗り気ではなかったものの、いざ始めてみるとのめり込んでいました。
ほかのフォーマットに比べるとゲーム体験は地味になりがちですが、逆に言えば理不尽なゲーム展開になることが少なく、努力が打てば響くフォーマットだなと思いました。
練習や結果などなど総じて大満足です。また機会があればやりたいなと思いました。
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