台風の目は「金線キナン」!?まさかのダークホース《右腕、ムメノン》登場!『第14期統率者神決定戦』徹底分析

晴れる屋メディアチーム

はじめに

はじめましての方は、はじめまして!お久しぶりの方はお久しぶりです。

えんぞーと申します。

普段はログテヴェサミットという仲良しcEDHコミュニティで細々と遊んでおります。

今回も引き続き統率者神決定戦』の「分析」シリーズを執筆させていただけることになりました。

よろしくお願いします!!

過去の分析記事

はじめに2

第14期統率者神決定戦』、お疲れ様でした。

参加者は170名と、過去一の参加人数!

cEDHの盛り上がり、感じますね。どんどん流行ってほしい。

『第13期統率者神決定戦』後の環境の変遷

今回も環境のキャッチアップからやっていきましょう。

①『マジック:ザ・ギャザリング——FINAL FANTASY』シーン・ボックス 発売

《ファンシー・フラッシュ》

ファンシー・フラッシュ

パーマネントのコピーを生み出すカードです。「ソーサリーであること」「対象にとること」はデメリットですが、疑似クローンとして運用できます。

ガイアの揺籃の地

この手のカードにしては珍しく、土地のコピーも作ることができます。対戦相手の《ガイアの揺籃の地》のコピーになることも

自分のパーマネントをコピーする際には、インスタントタイミングで唱えられるのも小回りが利いてGood。除去避けやカウンターを構えながらのコピー生成などでも使えます。

さらに、フラッシュバックもついているので損もしにくい手厚いサポート。

実はここ数週間でかなり話題になっており、なかなかなお値段に…。

今のう……手遅れだぞ!

②『ローウィンの昏明』 発売

《呪詛の壊し屋》

呪詛の壊し屋

《難問の鎮め屋》がリメイクとして使いやすくなって新登場。気軽に打ち消されないって書かないでほしい。

赤くてここまで使いやすく、軽い対話拒否は衝撃的ですね。

スパイダーパンク

直近リリースされた《スパイダーパンク》との比較は面白いです。

能力も消されないことや《一つの指輪》のプロテクション貫通など、《スパイダーパンク》にしかできないことはありますが、本体が打ち消されない点や、消えないインタラクションを撃って守ることができる点など、基本的には《呪詛の壊し屋》が優先されそう。

打ち消されないのが自分の呪文のみのため、ポン置きもこちらのほうがしやすいです。

《並外れた語り部》

並外れた語り部

手札コストは決して軽くないですが、ここまで並外れたクリーチャーサーチカードが来るとは……《獣相のシャーマン》も泣いています

地味に(地味か?)ついている起動型能力も驚異的。タップ起動の統率者や《ガイアの揺籃の地》があると生きて帰すことはできません。

森林の怒声吠え精霊の魂、アニマー

コマンダーではお馴染み「かゆいところには手が届かないビースト」こと《森林の怒声吠え》との相性がよく、アニマーやセミブルーなどのチェインデッキでも活躍しそう。「かゆいところに手が届くビースト」になれるか!?

緑のクリーチャーデッキでは定番の1枚になりそうです。

《鮮麗》

鮮麗

追加の《森の占術》として《ガイアの揺籃の地》のサーチに使われそうです。

クリーチャーなので打ち消しされづらいのも高評価。また、無限マナ・無限キャスト下でのフィニッシュ手段も兼ねるのも素晴らしいです。

ただ固有色に赤緑を含むため、使用できる統率者が限られるのは玉に瑕か。

あ、それと2点ゲインは忘れずに!

③『マジック:ザ・ギャザリング | ミュータント タートルズ』 発売

《監視亀ラ》

監視亀ラ

《ゴブリンの溶接工》とのコンボが話題になった1枚。

コマンダーでもいわゆる「青茶系」のデッキで採用されそうです。

老いざる革新者、ジョイラ最高工匠卿、ウルザ湖に潜む者、エムリーアーカム・ダグソン

コンボがなくてもタップ起動の統率者と相性がよく、アーティファクト系のループにも組み込みやすいですね。

しかも、なぜか瞬速と4マナ2ドローつき。コモンで本当に良かった。

《スプリンターの奥義》

スプリンターの奥義

定期的に登場する、条件を満たすと《悪魔の教示者》になるシリーズ。

誰でも思いつく組み合わせですが、0マナ&威迫である《ロフガフフの息子、ログラクフ》との相性が抜群!

とはいえ、実際に使用すると……

・マナ総量が4なので、《むかつき》でめくれると痛い

・統率者を戻してしまうと、“統率者ピッチ”がOFFになってしまう

・「隠密」で唱えると戦闘中にサーチが解決するため、ソーサリータイミングのカードを唱えるには戦闘後メインフェイズに移行する必要がある(浮きマナも消えてしまう)。

など若干取り回しが悪い部分も目立つカードです。

➃『ストリクスヘイヴンの秘密』 発売

《フラッシュバック》

フラッシュバック

《瞬唱の魔道士》の中身がスペルになって帰ってきた!

1枚制限であるコマンダーにおいて、あらゆるカードの2枚目となることができます。

白鳥の歌赤霊破暗黒の儀式
ジェスカの意志吸血の教示者悪魔の教示者

▲カウンター、マナ加速、チューターの一例

それぞれの2枚目として攻守にわたり臨機応変に運用するのが非常に強力。

特にマナ加速とアドバンテージが倍々になる《ジェスカの意志》は、cEDHプレイヤーに聞いた《フラッシュバック》でフラッシュバックしたいカードランキング」堂々1位(えんぞー調べ)。

Demonic Consultationタッサの神託者

《Demonic Consultation》《フラッシュバック》《タッサの神託者》コンボを成立させるテクニックもアツいです。

《不吉な収穫》

不吉な収穫

統率者デッキ「ウィザーブルームの悪疫」より。

除去や宝物・トークンと組み合わせれば3マナで3~4ドローは意外と簡単にできそう。

相手に向けることでフィニッシュ手段として使用することも可能……ですがストームで1枚ずつ引かせるので対話拒否とセット運用しないといけないかも。

ぶどう弾

フィニッシュ手段としての運用は《ぶどう弾》との比較が面白いですね。

統率者との相性やマナ総量など違いはいくつかありますが、道中で除去として使えるほうがいいのか、ドローソースとして使えるほうがいいのかが大きな比較ポイントです。

環境予想

環境の大枠は変わらず

風に運ばれて出現領域

高速化・インスタント化した環境の中で、《織り手のティムナ》《ルーデヴィックの名作、クラム》中心のメタゲームが回っている

絶対王者ティムクラ

織り手のティムナルーデヴィックの名作、クラム

常に勝率が出続けている「現代最強の統率者」。

とはいえ、直近の関東の大会では優勝は見られませんでした。

今回も勝ち切るのかどうか注目。

ログサイも強い!!!

ロフガフフの息子、ログラクフ求道の達人、サイラス・レン

前回は振るわなかったものの、2キルデッキは変わらないいつもの味。

ティムクラの勢いが落ちているのであれば付け入る隙もあるか?

怪しいキナンが発生?

眷者の神童、キナン

関東の大会で、既存のリストとは一線を画すキナンが勝ちまくっていると話題に。

その正体は後ほど……。

注目デッキ

《森の守護者、ヘイバイ》

森の守護者、ヘイバイ

『マジック:ザ・ギャザリング | アバター 伝説の少年アン』のジャンプスタートに収録されているクリーチャー。

新たな5色統率者として注目を集めており、戦場に出たときにでデッキから「祭殿」を踏み倒すことができる能力を持っています。

風見の本殿静かな水の聖域万物の聖域精霊のオアシス

基本的には“5色《むかつき》と呼ばれるグッドスタッフアグロなのですが、デッキの中に3~4枚程度のアドバンテージが取れる「祭殿」のみを採用することによって、統率者が疑似的なアドバンテージ能力を持つ運用をすることができます。

儚い存在

また、「祭殿」は複数コントロールすることで能力を活かせるデザインであるため、《儚い存在》などの軽いブリンクを採用して《森の守護者、ヘイバイ》の能力を何度も誘発させて祭殿を並べる、といったミッドレンジ的なプランに重きを置いた構築も見受けられます。

もちろん出し直しでもアドバンテージが取れるので、4/4という恵まれた体躯にもかかわらず、除去されにくいというのも良いポイントですね。

デメリットは以下でしょうか。

《むかつき》のレンジと統率者を出すタイミングが異なり、統率者ピッチを使いにくいこと。

・本体が緑色なため「閃光」ピッチが使えないこと。

・本体が重く着地ターンにインタラクションを構えにくいこと。

・「祭殿」のマナ総量が大きいため《むかつき》でめくれると手痛いライフロスを負うこと。

果たして《刃を咲かせる者、ナジーラ》《魔導戦士、ティナ》などと並ぶ5色統率者の選択肢になれるか。

《ホログラムの助手、ライラ》

ホログラムの助手、ライラ

『マジック:ザ・ギャザリング | マーベル スパイダーマン』のウェルカム・デッキに収録されているクリーチャー。

ウェルカム・デッキとコレクター・ブースターからしか手に入らないため、初めて知った方も多いのでは?

《ホログラムの助手、ライラ》カードを1枚引くたび、好きなクリーチャー1体に+1/+1カウンターを置く能力を持っています。

水底の生術師

《水底の生術師》を対象にとり続けることで無限ルーティングが可能です。

このコンボは《ウィザード・クラス》のレベル3でも可能ですが、コンボパーツの片方を統率領域に置くことができ、かかるマナも少ないのでcEDHでも現実的なラインのコンボになりました。

沈思の教授

『ストリクスヘイヴンの秘密』で《沈思の教授》が登場し、コンボパーツが増えたことで注目されています。こちらは無限ドロー。

「ウィザード・サイクリング」や「変成」など、青単色でもサーチ手段が多く、思ったよりもコンボがそろいます。

メタゲームブレイクダウン+結果の所感

ここからは使用者が多かった統率者を見ながら、それぞれの統率者への所感を書いていきます。

今回は「使用者が4名以上」の統率者をピックアップしていきましょう。

《眷者の神童、キナン》

眷者の神童、キナン
第14期 第13期 第12期 第11期 第10期
使用者数 13 4 4 6 9
戦績 20-53-2 4-18-0 5-18-1 10-25-1 9-41-4
勝率 26.67% 18.18% 20.83% 27.78% 16.67%
順位 ポイント 戦績
616884-2-0
1214163-3-0
5310852-4-0
6010702-4-0
6210702-4-0
6810532-3-1
779061-5-0
928581-5-0
1078441-4-1
1088441-5-0
1206490-6-0
1-4-0(ドロップ)
0-4-0(ドロップ)

《織り手のティムナ》《ルーデヴィックの名作、クラム》を超える使用者数で、今回の台風の目となったのは《眷者の神童、キナン》でした。

キナンは「シミックログトラ」という同色でより強いミッドレンジデッキの登場以降、《玄武岩のモノリス》の早期着地を目指す「ターボモノリス」型が基本的な構築でした。

金線の賢者

しかし、今回13名中8名が使用し注目を集めたのが「金線キナン」です。

デッキリストページ

このデッキは、『第12期統率者神決定戦』で話題をかっさらった「セミブルー」の制作者きよそね氏の新作で、《玄武岩のモノリス》に頼らずに《眷者の神童、キナン》の起動を重ねていき、そのまま勝ち切るという構造のデッキです。

リスティックの研究沈黙

《眷者の神童、キナン》の起動型能力だけでチェインしていくため、《リスティックの研究》《沈黙》などにもある程度の耐性があるのが強みです。

総合的な勝率は高くなかったものの、きちんとトップ12に1名が入賞しました。

また、「ターボモノリス」型も1名入賞。使用者が多かったのはもちろんあるとは思いますが、今最も熱いデッキといって差し支えないでしょう。

サンプルリスト

■ターボモノリス型

デッキリストページ

■金線キナン

デッキリストページ

《織り手のティムナ》《ルーデヴィックの名作、クラム》

織り手のティムナルーデヴィックの名作、クラム
第14期 第13期 第12期 第11期 第10期※
使用者数 12141311(1)
戦績 17-44-229-46-727-48-322-40-2(3-2-1)
勝率 26.98%35.37%34.62%34.38%(50%)
順位 ポイント 戦績
1613683-3-0
2713253-3-0
2913083-2-1
4311182-4-0
4611032-4-0
818931-5-0(ドロップ)
1008441-5-0
1396490-5-1
1-3-0(ドロップ)
1-4-0(ドロップ)
0-3-0(ドロップ)
0-3-0(ドロップ)

この環境になって初めて勝率が大きく落ちこみました

流行した「金線キナン」との相性が良くないことが要因としてあげられるでしょうか。

眷者の神童、キナンリスティックの研究

金線キナンのキルターンが、いわゆる”ファーム”フェーズと重なるうえに、金線キナン側に《リスティックの研究》耐性があることが原因で、不安定な2キルプランや除去込みのゲームプランを取らざるを得ないためです。

とはいえ、最低限の勝率は出ています。

下がった勝率も一過性のもので、また勝ちを重ねに来るだろうなと考えています。

サンプルリスト

デッキリストページ

《トリトンの英雄、トラシオス》《織り手のティムナ》

トリトンの英雄、トラシオス織り手のティムナ
第14期 第13期 第12期 第11期 第10期
使用者数 74868
戦績 9-32-15-15-311-33-28-24-210-26-10
勝率 21.43%21.74%23.91%23.53%21.74%
順位 ポイント 戦績
5610842-3-1
5710832-4-0
6110702-4-0
828911-5-0
1048441-5-0
1118431-5-0
1446490-6-0

今回も横ばいの勝率。

《トリトンの英雄、トラシオス》ベース、《織り手のティムナ》ベースなど、4色ミッドレンジならではの幅があり、愛好家も多く、《選別の儀式》を使用しないアプローチなども研究されています。

朧宮の微風呼びガイアの揺籃の地マダラの鉤爪門

最近は「シミックログトラ」でよく見かける《朧宮の微風呼び》コンボに重きを置いた型も見かけます。

シミックログトラと比較すると、以下の点は明確な強みですね。

ただし、マナベースの不安定さや《ロフガフフの息子、ログラクフ》がいないことによる序盤の隙に課題を抱えています。

果たして研究が進んで勝率が伸びるのか。楽しみです。

サンプルリスト

デッキリストページ

《ロフガフフの息子、ログラクフ》《求道の達人、サイラス・レン》

ロフガフフの息子、ログラクフ求道の達人、サイラス・レン
第14期 第13期 第12期 第11期 第10期
使用者数 78035
戦績 12-26-19-33-26-11-010-18-1
勝率 30.77%20.45%35.29%34.48%
順位 ポイント 戦績
916624-1-1
3711282-4-0
5110992-4-0
5210862-4-0
789041-5-0
1-4-0D
0-4-0D
むかつき

相変わらず《むかつき》はcEDH環境を定義しています。今回勝率がそれなりに戻り、トップ12進出者もいました。

もともとキナンに対しては相性がよいですが、特に「金線キナン」は2キルデッキに対してのガードを下げている影響で好相性といえます。

最大勢力に対して相性が良かったのは追い風でしょう。

サンプルリスト

デッキリストページ

《精霊の魂、アニマー》

精霊の魂、アニマー
第14期 第13期 第12期 第11期 第10期
使用者 52234
戦績 6-24-04-8-01-11-05-13-02-19-3
勝率 20.00%(33.33%)(8.33%)27.78%8.33%
順位 ポイント 戦績
3011622-4-0
749121-5-0
769071-5-0
878761-5-0
898741-5-0

長年愛用しているファンが多い、人気のジェネラルです。

並外れた語り部鮮麗オーロラの呼び起こす者刻み群れ豊かな在郷

エレメンタルもフィーチャーされた『ローウィンの昏明』では、これらたくさんの強化を貰ったデッキではありますが、戦績は振るいませんでした。

こちらも今後に期待のデッキです。

サンプルリスト

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《秘密売り、ティヴィット》

秘密売り、ティヴィット
第14期 第13期 第12期 第11期 第10期
使用者 55543
戦績 9-18-213-13-26-17-110-12-28-9-1
勝率 31.03%48.15%25.00%41.67%44.44%
順位 ポイント 戦績
517154-2-0
4811012-4-0
868761-5-0
888751-3-1
998441-4-1

前回よりは勝率を下げましたが、今期の勝率としては高いほう。

インスタントウィンを積みにくいという弱点をものともせず、今回も勝利を積み重ねています。

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またもやトップ12に入ったのは元統率者神のフクモト選手おつよい

Demonic Consultationタッサの神託者

以前は「《タッサの神託者》は入れていない」と言っていたフクモト選手でしたが、今回は「デモコンタッサ」採用。

「金線キナン」の台頭など、環境の高速化を意識したチューニングと思われます。

《意志を縛る者、ディハーダ》

意志を縛る者、ディハーダ
第14期 第13期 第12期 第11期 第10期※
使用者 4453(2)
戦績 6-15-111-13-06-24-06-9-2(3-9-0)
勝率 26.09%45.83%20.00%35.29%(25.00%)
順位 ポイント 戦績
2113433-3-0
7010532-4-0
1166490-6-0
1-3-1(ドロップ)

前回は《むかつき》を採用したプレイヤーがおらず、「ランプディハーダ」の流れがありましたが、今回は《むかつき》採用型も散見されました。

こちらも環境の高速化に対応する形でしょうか。

むかつき致命的なはしゃぎ回り沈黙死の国からの脱出

除去も撃ちやすく、サーチ手段も対話拒否もあり、《死の国からの脱出》でコンパクトにコンボを決められるマルドゥカラーは今の環境に合っていると考えています。

また、現環境は昔ほど《意志を縛る者、ディハーダ》に対する打ち消しやコンバットをしている余裕がなくなってきており、それにともないディハーダでの”力貯め”がしやすくなっています

ターボ《むかつき》プランと、立ち位置が良い状態での“力貯め”→対話拒否プランの2つの軸で戦っていく方向性も環境にマッチしているように思えますね。

サンプルリスト

デッキリストページ

《迷える黒魔道士、ビビ》

迷える黒魔道士、ビビ
第14期 第13期 第12期 第11期 第10期
使用者 454
戦績 4-15-37-19-29-15-0
勝率 18.18%25.00%37.50%
順位 ポイント 戦績
3311532-2-2
5910712-4-0
1266490-6-0
0-3-1D

《迷える黒魔道士、ビビ》は人気もあり、定番の統率者になりつつあります。

とはいえ定番の統率者になったことで、逆に「分からん殺し」の頻度が減ってしまっているように思えます。

前回記事にも書きましたが、《迷える黒魔道士、ビビ》に依存しないサブプランを確立したいですね。ブレイクスルーや新弾での強化パーツに期待です。

えんぞー’s セレクション

今回も使用者数は多くなかったものの、活躍したデッキを紹介する「えんぞー’s セレクション」のコーナーです!

《右腕、ムメノン》

デッキリストページ

右腕、ムメノン

堂々の予選2位通過は《右腕、ムメノン》!!

……誰!?

と神決定戦1日目の話題はコイツで持ちきりだった統率者。

「ふーんデッキトップからアーティファクト唱えられるんだ」くらいのイメージでしたが、実際に1人回しをしてみると回る回る

打ち消しが(ほぼ)0枚の腹をくくったリストは想像を超える殺意です。

5マナで青単色という見た目で油断させて2~3キルをしている姿を思い浮かべて、本戦で当たったプレイヤーには同情……。

前回の《岐路に立つアン》然り、「分からん殺し」は予選通過のコツなのかもしれません。

《ロフガフフの息子、ログラクフ》《愚者滅ぼし、テヴェシュ・ザット》

デッキリストページ

ロフガフフの息子、ログラクフ愚者滅ぼし、テヴェシュ・ザット

ティムクラの流行以降、直接対決の相性が悪く身を潜めていたデッキですが、《眷者の神童、キナン》の流行により、ここにきて良い立ち位置になってきました。

ログテヴェとともに予選を1位通過したのは、統率者神トップ12常連かつ我らが「ログテヴェサミット」メンバーのマツモト選手!

きちんと立ち位置が良いときに勝ち切るのはお見事。

フラッシュバック

ラクドスカラーのデッキは《フラッシュバック》による強化の恩恵を最も受けていると考えています。

前述しましたが、「攻守にわたり臨機応変に運用できる」カードはラクドスデッキが喉から手が出るほど欲しかったものです。このデッキでは全体除去の使いまわしも強力ですね。

呪詛の壊し屋スパイダーパンク

そういえば、マツモト選手のデッキは《呪詛の壊し屋》ではなく《スパイダーパンク》が採用されていましたね。

噂によると隠された秘密“があるらしい…!?

相談せずにリスト提出したやつが悪い。

《最高工匠卿、ウルザ》

デッキリストページ

最高工匠卿、ウルザ

今まではたまに強化パーツを貰う程度でしたが、『マジック:ザ・ギャザリング | ミュータント タートルズ』で好相性のカードをなんと3枚も獲得し、デッキの出力が大幅にアップしました。

その3枚をご紹介。

《監視亀ラ》

監視亀ラ

《撤回のらせん》or《消し去りの才覚》で無限青マナになります。場のセットアップも召喚酔いが解けている《最高工匠卿、ウルザ》を用意するだけのお手軽さで、《監視亀ラ》も含めてインスタントタイミングでコンボが成立します。

撤回のらせん消し去りの才覚

《始まりの液体》

始まりの液体ミュータンジェン+ロボットトークン

墓地対策をしながらミュータンジェン・トークンを生成します。

Mox Sapphire

ミュータンジェン・トークン自体の効果はあまり強くないですが、ウルザで使えば《Mox Sapphire》相当になります。

墓地対策と継続的なマナ加速を1枚で同時に行えるのが優秀。

こんなに緩い条件で《Mox Sapphire》がポンポン出てきていいわけがありません。2マナと軽いので統率者が出る前・出た後問わずに隙をあまり作らずに設置できます。

《April O’Neil, Human Element》

April O'Neil, Human Element

こちらはさらに緩い条件でミュータンジェン・トークンを生成するクリーチャー。

多人数戦セットのカードなので(?)、自分のキャストにも各対戦相手のキャストにも反応してトークンが出てきます。

Mox Sapphire息詰まる徴税

こんなに緩い条件で《Mox Sapphire》がポンポン出てきていいわけがありません(2回目)。その姿はさながら《息詰まる徴税》のようです。

直近で強力なパーツをもらっていた割には事前情報であまり目立っておらず、今回は使用者も3名に留まっていました。

ただ勝率自体は約38%と高く、3勝3敗のプレイヤーも2名いたため、トップ12に入るポテンシャルを秘めているといえそうです。今後の活躍に期待です。

まとめ

第13期~第14期は《織り手のティムナ》《ルーデヴィックの名作、クラム》を中心としたメタゲームに対して、新規カードやプレイヤーの試行錯誤による新たなアプローチが印象的でした。

特に「金線キナン」は下馬評が高かったですが、ここま多くのプレイヤーが使うとは予想できませんでした。

間違いなく環境は変化しています

織り手のティムナルーデヴィックの名作、クラム
ロフガフフの息子、ログラクフ求道の達人、サイラス・レン眷者の神童、キナン

次回、ティムクラはこれを打ち破り、引き続き”王”の座に君臨し続けるのか、またはログサイの下剋上か、もしくはキナンの台頭か、はたまたさらに新しい風が吹くのか。

また次の新たな環境でお会いしましょう!

おわりに

いかがでしたか?

この分析記事が、みなさんの良きcEDHライフの一助になれば幸いです。

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