はじめに
みなさん、こんにちは。元統率者神改め、元コマンダー神の吉田です。
今回も『マジック:ザ・ギャザリング|マーベル スーパー・ヒーローズ』の発売に合わせてカードレビューを担当させていただきました。
最近「統率者戦」はフォーマット名が「コマンダー」に変わりましたが、デッキを組むときに指定するカードは「統率者」、統率者を置く場所は「統率領域」、ブラケット5は「cEDH」となっています。
外国人の方もよく見るようになりましたし、そのあたりの配慮もあるのかもしれませんね。
話を戻して今回のセットですが……カード枚数が多い!とにかく多いです。
カードギャラリーを見始めて白単色のカードだけで「白(251)」と表示される絶望(絵違い、再録含むけど)。全部で1500枚くらい見ろ……ってコト!?
「プレイ・ブースター」「コレクター・ブースター」に加え、「統率者デッキ」4種類、「ジャンプスタート」「シーン・ボックス」「ウェルカム・デッキ」に「ビギナー・ボックス」……とたくさんの製品が用意されています。
こういうセットのときは、誰にも目をつけられてないオタクカードを掘り出すチャンスです。頑張っていろいろ探してコマンダー目線で書いたので参考にしてみてください。
カードレビュー
白
《マインド・ストーン》
《ソウル・ストーン》に続くマーベルシリーズ恒例となったマナアーティファクト。
《精神石/Mind Stone》と英語名が同じですが、こっちは「The」がついてます。《精神石》もコマンダーではよく見かけるカードなのでややこしい。
ちなみにガントレット版のイラストは、《ソウル・ストーン》とほぼ同じです。
「装着」能力は毎ターンのブリンク。《意志を縛る者、ディハーダ》のようなプレインズウォーカー統率者では忠誠度をリセットできますし、《法をもたらす者、アゾール》では毎ターン、ソーサリー・インスタント禁止の無法ぶり。
パワーアップ能力もまた使えるようになるので、《マッドタイタン、サノス》も毎ターン指パッチンできます。
《解放者、キャプテン・アメリカ》
「ジャンプスタート」収録。3マナ以下の装備品をサーチして踏み倒せますが、出し直さない限り1度きりなのが惜しい。
なので最初は《家庭と故郷の剣》か《我々の刃》をサーチして、繰り返しサーチできる体制にするのがよさそうです。
ほかのサーチ先としては《統率者の板金鎧》《稲妻のすね当て》《ヘルメスの杖、カドゥケウス》《獅子の飾緒》などでしょうか。
《頭蓋骨絞め》をサーチすれば出てきた兵士を〆て大量ドローできますが、やっていることはヴィランそのもの。《ミッドガルの傭兵、クラウド》のときといい、どうしてユニバースビヨンドの主役カードは《頭蓋骨絞め》と相性がいいのか……。
《ロイヤル・タロン戦闘機》
「統率者デッキ」収録。よくあるX呪文でトークンを生成するカードですが、毎ターン出てくるとなると話が変わってきますね。X=2以上で搭乗要員を自前で用意できます。
《刈り手、ベイレン》では大量マナ・大量ドロー要員になり、《まとめ役、レオナルド》では一気に打点とトークンを増やして制圧できそうです。
《放棄された気の寺》《聖戦士の進軍》のように全体に+1/+1カウンターをばらまけるカードがあると、すぐダメージレースが崩壊します。ソーサリーの全体除去に当たらないのも強み。
伝説の機体だったら統率者に指定できたのですが、非伝説なのが残念。
青
《征服者カーン》
数少ないクリーチャーによる追加ターン。この能力で得た追加ターン中には、「パワーアップ」能力がすべて使えなくなるので《妖術師の衣装部屋》などでお手軽無限ターンとはなりません。
しかし、この能力のコピー自体はできますし、《時間のねじれ》など別の手段で追加ターンを得た場合、それで得た追加ターン中にブリンクすれば再度パワーアップ能力を使えます。
《さびれた寺院》で《水の帳、マゴーシ》を起こしながら《征服者カーン》の能力の追加ターンを《水の帳、マゴーシ》で飛ばし、《水の帳、マゴーシ》の能力で追加ターンを得つつブリンクすれば一応無限ターンは可能そうです(何枚使ってるんだ)。
クリーチャーによる起動型能力なので、打ち消しが非常に当たりにくいのが特長。《新生化》や《出産の殻》で出して、追加で
を払って追加ターンを得る動きもありそうです。愛用している《トレストの密偵長、エドリック》でも活躍が期待できそう。
《ワンダラス・ワスプ》
2マナで相手クリーチャーを無力化できるクリーチャー。
《ティシャーナの潮縛り》よりも軽く、ティシャーナでは対応できなかった《溜め込み屋のアウフ》や《敵対工作員》なども無力化できます。また《野生の魂、アシャヤ》や《最高工匠卿、ウルザ》の構築物・トークンに対しては、0/0になるので除去として働きます。
相手クリーチャーを無力化したいだけなら《両生類の豪雨》《小物の極み》もあるので、飛行クリーチャーとして攻撃できる点を活かしていくことになるでしょう。
ブロッカーをタップできるので《Sonic the Hedgehog》を攻撃させやすくなります。《古のもの》のようなデメリットクリーチャーを動かせるようになるのも、上記カードにはない強み。
《フェアリーの黒幕》に近いものを感じますが、クリーチャータイプは「人間・英雄」でフェアリーではないです。《イコリアへの侵攻》や《眷者の神童、キナン》起動で出せないので注意しましょう。
《ミスター・ファンタスティック、リード・リチャーズ》
《マルネウス・カルガー》と同様のドロー条件を持つカード。青単色なのでさまざまなデッキに入れられるのが強み。
《ヒューマン・トーチ、ジョニー・ストーム》《インビジブル・ウーマン、スー・ストーム》《ザ・シング、ベン・グリム》のファンタスティック・フォーのメンバーがそろうと無限ドロー、無限ダメージで勝てるのですが、リチャーズだけなぜか誘発条件がゆるいので簡単に無限コンボが狙えます。
ジョニーとベンの代わりに《鎧纏いしアベンジャーズ、アイアンマン》でショートカットもできますし、《水中の監視者》や《蝗の神》だと2枚コンボです。いろんなカードとすぐコンボするので、自分だけのファンタスティック・フォーメンバー(偽)を探してみましょう!
《無法の王、ロキ》
「ジャンプスタート」収録。ほぼ《ナノジーンの変換》内蔵クリーチャー。
《ズルゴとオジュタイ》《虎の影、百合子》のように、ほかのクリーチャーが攻撃した際に誘発するクリーチャーをコピーできると爆発的なアドを稼げます。
《ナズグルの首領》をコピーできれば、次のターンには9/9のレイス軍団で全員殴り倒せるでしょう。
統率者にするなら、《ウルザの物語》の構築物・トークンをコピーするだけでもかなりの打点。
《サイバーマン軍団》なら複数の「無尽」が付与されるので、一瞬でゲームが終わります。青なのに暴力ですべてを解決できる謎の統率者。
ほかにも《変わり谷》をクリーチャー化したあとコピーすれば、そのターンは全員土地になるので気兼ねなく《沿岸崩壊》で盤面を一掃できます。
黒
《比類なき者、ドクター・ドゥーム》
「ジャンプスタート」収録。《タッサの神託者》《研究室の偏執狂》のような特殊勝利ができるカード。
今まで青の得意分野?でしたが、黒単でもできるようになりました。
統率者に指定できるので、《Demonic Consultation》以外に《命運の鏡》《Phyrexian Devourer》《真実を覆すもの》などを入れて特殊勝利を狙いましょう。
単純にドローソースとしてもまずまずなので、デッキ内に入れて立たせておいて、いざとなったら《Demonic Consultation》で特殊勝利を差し込んでいく使い方が検討されているようです。
また、4マナなので《災厄の占い師、グラルブ》とも相性が良く、《Thought Lash》と合わせて勝つことも可能です。
ちなみに《研究室の偏執狂》と異なりドローを勝利に置換するわけではないので、ライブラリーが0枚のときに起動→相手に《天使の嗜み》を合わせられると、状況起因処理で自分だけ敗北します。ヴィランらしい末路……。
《モードック》
初期ライフが40あるコマンダーにおいて、戦場に出るだけで10回以上「謀議」できるのは脅威。絆魂があるので失ったライフも少しずつ取り戻せます。
オマケのようについている全体-1/-1修整で、システムクリーチャーを一掃できるのも魅力。《羽の夜のマーハ》がいれば相手はクリーチャーを出せなくなります。
ただ、謀議で10回ルーティングしてるだけでは勝てないので、《骨たかりの守銭奴》でマナやドローを増やしたり、《黙示録、シェオルドレッド》《飢えた亡霊》《正気の晩餐》でちょっとでもライフロスを抑えましょう。
ライフ交換できる《ミスターネガティブ》や墓地利用系のデッキとは好相性。これ自体がアーティファクトなので《無限なるトラザイン》で使うのも面白そうです。
《バロン・ヘルムート・ジモ》
なんだか激しいことが書いてあるカード。
単色でも黒シンボル15個はキツイので、《終末の加虐者》や《戒律王、ゾディアーク》でかさ増ししましょう。
《破滅を囁くもの》がいればすぐ「誇示」の達成は可能。《受難の天使》や《丸砥石》あたりも併用して一気に肥やしましょう。ライフも時間的余裕もない場合は、超大雑把カード《道徳の変遷》をぶち込めばOK。
追放コストは黒いカードであれば黒シンボルはなくてもいいです。通常はあり得ない状況ですが、《絵描きの召使い》で黒くすれば起こります。《エルドラージ覚醒》などを踏み倒したい場合に。
赤
《ソーのハンマー、ムジョルニア》
手札から放り投げることで全体に2点与えられる装備品。
伝説なので《意志を縛る者、ディハーダ》で落として拾って即投げることができます。また唱えていないので《エスパーの歩哨》や《堂々たる撤廃者》を気にせず焼けるのが魅力。
ほかにも、《ロケッティアの技師、ダレッティ》では全体を焼いたあと墓地から回収してもう1匹焼きながら自身は8点パンチできますし、《インクレディブル・ハルク》では全体を焼きながらハルクを怒らせることもできます。
装備できるのは英雄……ではなく「英傑」。また新しい概念出てきた……。ややこしい日本語ですが、白か赤でかつ悪人でない伝説のクリーチャーが対象です。
ファイレクシアンは非悪人の正義の味方なので《ウラブラスク》も装備可能です。Φ当然ですねΦ
《アベンジャーズ解散》
アベンジャーズ解散!エルフ村は爆散!全体3点に加え、《ガイアの揺籃の地》まで破壊されます。何もそこまでしなくても……。
4-5色の統率者もかなり増えたので、適当に土地破壊してもサーチ先の基本土地がなかったりします。高ブラケットのほうが輝くかも?
ちなみに《敵対工作員》がいるときに両モード選択すると、《敵対工作員》は致死ダメージを受けていますが、状況起因処理をはさんでいないので基本土地サーチはとがめられます。
また、両モード選択時は単一の対象を取る呪文のため、対象の土地が生け贄に捧げられたりすると、対象不適正となり全体3点部分もなくなります。エルフ村の住人は《輪作》や《耐え抜くもの、母聖樹》(相手の土地対象時)で全力で回避していきましょう。
《ミッドガルドの守護神、ソー》
「シーン・ボックス」収録。《勇気の徳目》が伝説のクリーチャーになりました。
統率者としては《先見者、ニヴ=ミゼット》がすでにいますが、こちらのほうが1マナ軽いうえに《不安定な護符》《ゴブリンの影》《迫りくるフラックス》《ディレイド・ブラスト・ファイアーボール》といった追放領域参照カードの恩恵を受けられるので、爆発力を求めるならこちらでしょう。もちろん《稲妻波》の9枚ドローもできます。
《一つの指輪》でプロテクションを得られると勝てないので、そういった相手には《スパイダーパンク》や《砕骨の巨人》で貫通していきましょう。
最近《ビビの根気》という相性いいカードも出ているんですが……「シーン・ボックス」「チョコボ・バンドル」限定ということもあり、なんだか凄い価格になっています。
《叛徒の弓使い、ロングショット》などで軽減すれば繰り返し使いやすくなるので、持っているならぜひ使いたいですね。
《いつも怒っている、ハルク》
「シーン・ボックス」収録。いつも怒っているそうです。
アーティファクト溢れるこのフォーマットで、着地時にアーティファクト全破壊は強力。
一応《炉のドラゴン》もいますが唱える必要があり、《騙し討ち》《青銅血のパーフォロス》で機能する赤単色クリーチャーは初……のはず。緑があれば《進歩の災い》も使えますが、こちらは伝説シナジーも一応あり。
この手のクリーチャーはまだまだ少ないので増えてほしいですね。打点もあるので《大渦の放浪者》のガチャ要員としても優秀です。
《ロキの杖》
「統率者デッキ」収録。最近恒例の3マナ有色アーティファクトにオマケつけたシリーズ。
この手のカードにしては珍しく好きな色マナが出せます。今回のオマケは《反逆の行動》。オマケ部分だけで3マナカード!
アーティファクトなので使い回しやコストにしやすいのが特長。《船壊し、ダーゴ》算的には出すのに3マナですが、マナを出す+これと奪ったクリーチャーをサクることで5マナ分の働きをします。
相手クリーチャー除去してマナ加速とかやりたい放題すぎる…。《愚者滅ぼし、テヴェシュ・ザット》に食べさせるのも強力。
伝説なのでコピーすると片方壊れてしまいますが、《ゴブリンの溶接工》で使い回すことを考えると壊れるほうが都合いいのかも。
忘れがちですが、《反逆の行動》効果は自分のクリーチャーを対象にすることで速攻付与としても使えます。マナ効率は悪いですが、何かと役立ちます。
緑
《モロイドの支配者、モールマン》
《ラムナプの採掘者》が1/1になりましたが、トークンを生成するようになりました。
この手のクリーチャーはどうしても単体では決め手に欠けていましたが、土地を並べているだけで打点が上がっていきます。
《目覚めの安息地、エヴェンド》《三本木市》《孔蹄のビヒモス》《威厳の魔力》とも相性いいのがほかにはない強み。
《探査幼生艦》《溌剌とした探検家、おたから》でガンガンフェッチを使い倒しましょう。《危険な進出》があればマナがある分土地が伸びていきます。トークンが切削するので《生垣裁断機》も活かせそうですね。
本体が貧弱なので《発芽の実習》などで強化して場持ちをよくしておきたいところ。
トークンのクリーチャー・タイプは虫ではなく「ミニオン」。全国1億2000万の《汚らわしき者バルソー》プレイヤーはうっかり強化しないよう気をつけましょう。
《絶対無敵スクイレル・ガール》
「リス」メインの統率者。《大地の知識》でリスを増やし続けるだけで無限マナ・無限トークンになるのが話題になってます。
ただ《大地の知識》が高額なので、《稲妻のすね当て》+《森の友、ジャヘイラ》などで代用しましょう。リスが8体出るようになれば《協力的な両親》1枚でもいけるようになりますが、8体はなかなか難しい。
多機能な《新緑の命令》や1枚で5体分になる《リスの小走り》、相手ターンにアンタップする《種子生まれの詩神》《覚醒》を駆使して増やしていきましょう。
トークン生成速度が2倍になる《リスの将軍、サワギバ》はもちろん、《根花のヘイゼル》でも一気に加速して活躍してくれるでしょう。
《ワールド・ウォー・ハルク》
第Ⅰ章が強力なカード。
コマンダーでは統率領域から確定で出せるので《原初の征服者、エターリ》《トラブルメーカー、ラフとマイキー》《偉大なる統一者、アトラクサ》《大渦の放浪者》《暴走暴君、ガルタ》《始祖ドラゴン》といった重量級カードが5マナで出てきます。
《巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス》では次のターンにⅢ章までたどり着き、+1/+1カウンター6個とパワー2倍になるので統率者ダメージ死を狙えますし、《タラスク》でもⅠ,Ⅱ章の時点で速攻と格闘合わせて23点を狙えますね。
マナコスト踏み倒せても、出し直すときに発生する統率者税は別に支払う必要があるので注意です。
《カンフーの達人、シャン・チー》
緑のコンボデッキではお世話になる《千年霊薬》が緑クリーチャーになりました。《緑の太陽の頂点》などの各種サーチから持ってこれるのが便利。
上の《絶対無敵スクイレル・ガール》でも《稲妻のすね当て》の代わりになり《カンフーの達人、シャン・チー》からも2マナ出せるので無限マナを狙いやすいでしょう。
《陰湿な根》を使う《光明の不可思議、タヤム》は超強化。《首席議長ヴァニファール》でも、着地した瞬間アンタップクリーチャー連続サーチでゲームが終わりそうです。
人間ですが《眷者の神童、キナン》での採用もあり。《船砕きの怪物》とマナエルフ2体、ほかにも《狙い澄ましの航海士》と《カンフーの達人、シャン・チー》で起動限定の無限マナになります。
統率者として使う場合は、《大蛇の葉詠み》《燭台の大魔術師》《並外れた語り部》などでマナフィルターしていきたいですね。
一応《垣間見る自然》で親和エルフしたり《隠遁ドルイド》→《掘り返し》で頑張る人もいるみたいです。
緑単ハーミットは流石に未来行きすぎてないか……?
多色
《S.H.I.E.L.D.のエージェント、ニック・フューリー》
起動型能力に5色マナを含むので固有色は5色。
《異邦の詩人》《エツィオ・アウディトーレ・ダ・フィレンツェ》など2マナの5色統率者はいましたが、1マナは初。《モックス・アンバー》《極楽のマントル》のようなマナ加速を強く使えます。
《新生化》や《出産の殻》で《堂々たる撤廃者》や《タッサの神託者》を直接出せるのも強み。
それ以外にも《変身》要員としても優秀で、《船砕きの怪物》を持ってきてアーティファクトで無限マナになればパワーアップ→バウンスでパワーアップをリセットを繰り返すことでライブラリーをすべて見れるので《迫撃鞘》で勝てます。
普通に使う分には毎ターンのブリンク手段が欲しいですね。これで出せる両面カードは即変身するので《解き放たれたウィゼンガー》がいきなり出てくるとちょっと話題になってます。こんな奴スカウトしないで……。
《スーパースクラル》
《帰還した王、ケンリス》(マーベルのすがた)。当然固有色は5色。
ケンリスと比べると1個1個の起動型能力が重くなり、小回りが効かなくなった代わりに強力になりました。
特に盤面のクリーチャーを焼けるようになったのは大きいですね。6マナ起動の4ドローも強いので《訓練場》《生術師の使い魔》で軽減したり、《種子生まれの詩神》《覚醒》で何度も起動できるようにしましょう。
さすがに各ターンに4ドローし始めたら3人がかりでも止められません。
3マナでトークン生成できるので《大地の知識》《侵入警報》を組み合わせるのもよさそうです。
《ジェニファー・ウォルターズ》/《センセーショナル・シーハルク》
対話拒否クリーチャーがまた増えました。もう勘弁してください……。弁護士らしいのに対話拒否していいのか!
2マナには《勝利の楽士》、3マナですが緑白には《マラメトの模範、クチル》もいるのでデッキに応じて使い分けでいいと思います。伝説なので《ウェザーライトの艦長、シッセイ》《艦長シッセイ》でサーチできるのが強み。
裏面はあまり使わなさそうですが、異常に硬く対話拒否はついたままなので、劣勢のときは裏面プレイでもよさそうです。
自分のクリーチャーがダメージを受けるとどこかにダメージを飛ばせるので、《サンスターの弩級艦、ドーンサイアー》砲を撃ち込めば誰かに100点!対話拒否してまでやること??
《ティ・チャラ王》/《揺るがぬ希望、ブラックパンサー》、《敏捷なるアベンジャーズ、ブラック・ウィドウ》
《敏捷なるアベンジャーズ、ブラック・ウィドウ》は「統率者デッキ」収録。2回同じようなことを書くのもどうかと思うのでまとめて紹介。《フェアリーの黒幕》式のドロークリーチャーが増えました。
《ティ・チャラ王》は自分が2ドローしても、さらに1ドローするので能動的にドローできるデッキではかなり強力。《バンブルフラワー夫人》では相手にドローさせたうえに自分もドローするので、2回誘発させると計4ドロー。使い切れるか心配になってくるレベル。
裏面の《揺るがぬ希望、ブラックパンサー》はドローしてこないデッキ相手には使うでしょう。戦闘は無敵なのでブロッカーとしても優秀です。
《敏捷なるアベンジャーズ、ブラック・ウィドウ》は非青デッキ希望の星で、今まで青同士の《リスティックの研究》や《フェアリーの黒幕》による癒着ドローを見てるしかなかったのが、参戦できるようになったのは大きいです。
今は赤も白も大分呪文に干渉できるようになってきたので、サイズ上がるし威迫もあるので統率者指定も面白そう。《変化の風》《燃え立つ調査》で相手の手札をズタズタにしながら3ドローしていきましょう。
《インヒューマンズのプリンセス、クリスタル》
「統率者デッキ」収録。固有色は赤緑白青です。
《迷える黒魔道士、ビビ》に近いダメージ能力を持つ統率者。ビビ同様《好奇心》系のカードをつけた状態で能力でダメージを与えれば3ドローできるので、緑の《鋭い感覚》《蛇の陰影》も採る構築が話題のようです。
とはいえ、クリーチャーや無色アーティファクトでは誘発しないので、4色といえどチェインを続けるのは難しそう。マナ加速の爆発力も《迷える黒魔道士、ビビ》に劣るので《息詰まる徴税》や《世慣れた見張り、デルニー》で差別化を図っていきましょう。
《トニー・スターク》/《インビンシブル・アイアンマン》
表面でアーティファクトを加え続ける動きが2マナ統率者としては強力。1枚だけじゃ物足りない人は《きらめく短剣、つらぬき丸》を装備させましょう。
変身後はアーティファクトの踏み倒し。攻撃時ではなく戦闘開始時なので、表面でアーティファクトを探してタップ状態になっても踏み倒せるのが嬉しい<ですね。
踏み倒し先としては《革新の巨人、アイアンマン》《ユートロムの武人、クランゲ》《ファイレクシアへの門》《王神の立像》《内なる太陽、チミル》などでしょうか。自分で自分を踏み倒す動きは謎の絵面ですが…。
装備品は自動で装備されるので《エーティル&プリュウェン》《源氏の小手》《順応する万能工具》で致命的なダメージを与えていきましょう。
既存の《革新の巨人、アイアンマン》に加え、今回だけで新規のアイアンマンが7種も出てきて《才気煥発な勇士、アイアンハート》もいてもう判断がつかないです。どれも一緒じゃないですか!?
無色
《テン・リングス》
凄まじいドローをするアーティファクト。《一つの指輪》がなんだ、こっちは10倍だぞ10倍!
踏み倒し先としてはこれ以上なく優秀で、上の《インビンシブル・アイアンマン》に加え《レオナルド・ダ・ヴィンチ》《老いざる革新者、ジョイラ》《アーカム・ダグソン》《厚顔の無法者、マグダ》《悪名高い残虐爪》《屑鉄の学者、ダレッティ》などで急に飛び出てくる動きが強力。
無色統率者でも《虚空喰らい、ズロドック》《大いなる歪み、コジレック》はすぐ手札がなくなるので、頑張って8マナ払って出す価値はあります。
ドロータイミングが少し遅く破壊不能もないので、仕事することなく割られる可能性があるのが欠点。出すと一瞬で魔王戦になるので、高速で出すかある程度盤面を固めてから出すようにしましょう。
《モレキュールマン》
「統率者デッキ」収録。ハチャメチャなテキストを持つクリーチャー。
《覆いを貫く者、アミナトゥ》《歴史学ぶもの、ロアホールド》はカードタイプ制限もマナ支払いもあったのに……。
統率者に指定する場合は、無色なのでエルドラージをバカスカ踏み倒す形になりそうです。デッキトップを操作できてドローもできる《師範の占い独楽》は相棒。
《巻物棚》はトップ操作はできますが、ドローではなく手札に加えるので「奇跡」は誘発しません。《精神の眼》《終末を招くもの》で各ターン奇跡できるようになると手がつけられないでしょう。
デッキ内に入れる場合は、相手ターンでもドローできる《捜査員、ジェイコブ・ハーキン》や手掛かりトークンを生成できる《敏腕記者、パイパー・ライト》《華やかな支配者、テイサ》などですかね。
マナアーティファクトを踏み倒してもイマイチ盛り上がらないので、デカブツは多めに入れるほうがよさそうです。
《人の作りし悪、ウルトロン》
《鏡操り》がクリーチャーになったら2マナ軽くなりました。ずいぶん強くなったな……。
《太陽の指輪》や《スランの発電機》など自身で2マナ払えると、とんでもない勢いでマナが増えていきます。
トークンはクリーチャーになって召喚酔いするのが一応安全弁……でしょうか?使うなら《ジョイラの使い魔》《鋳造所の検査官》《金属細工師》あたりを増やしたいところ。
《最高工匠卿、ウルザ》だとコピー・トークンからもマナが出るのが強力。《身代わり合成機》が増えると打点がとんでもないことに。
《減衰球》や《からみつく鉄線》が増えるとゲームにならないので、《人の作りし悪、ウルトロン》を出された場合はすみやかに除去しましょう。
《愛されロボット、H.E.R.B.I.E.》
「統率者デッキ」収録。2マナのアーティファクト・クリーチャーとしては破格のスペックを持つカード。
無色デッキは大体マナアーティファクトだらけなので、「諜報」の条件達成は容易で序盤の事故防止に努めてくれます。
飛行が足りなくなりがちな色(?)なのでチャンプブロックできる点も嬉しい。
ここまで強いと、前回《気ままな紙片、ページ》で喜んでいたのはなんだったのかとさえ思えてきます。これがルーズリーフと愛されロボットの差か……。
諜報で墓地が肥やせて、色マナフィルターもできるので青単や黒単で墓地を活用するデッキなら採用できそうです。
過去セットの注目カード
《鉄びし》
《ブルース・バナー》とコンボするカード。攻撃するたび1点入り、+1/+1カウンターが置かれて追加戦闘が始まるので、戦闘中に8/8を討ち取れないと無限戦闘になります。
《インクレディブル・ハルク》が《鉄びし》を踏むだけで、なんでヤバいことになるっていうんだ?──どの程度のヤバさか、ぜひ対戦相手に知ってもらいましょう。 #mtgjp #MTGxMarvel pic.twitter.com/w0RY0FhRR9
— マジック:ザ・ギャザリング (@mtgjp) June 8, 2026
晴れる屋のページだけでなく、公式でもこのコンボは取り上げられており、みんなでハルクを怒らせて遊んでいるみたいです(なぜか怒られる対戦相手が可哀想)。
少しおじ語りをすると、《トレストの密偵長、エドリック》全盛期にたまに撒かれ、コピーされ、《パワーストーンの地雷原》も置かれ、私は何度も爆散していました。
今も高ブラケット帯では《織り手のティムナ》が幅を利かせているので、アリ……なのかもしれません。令和に《鉄びし》と向き合うことになろうとは……。
《時空を渡りし者、グ・ラハ・ティア》
毎ターン1回英雄・トークンを生成できますが、今回《アベンジャーズ・アッセンブル!》《自由の翼、キャプテン・アメリカ》《ハルクバスター・アーマー》などの英雄サポートが増えたので一気に攻めやすくなりました。
こんなにポコポコアベンジャーズ増員していいんでしょうか……。
今後もマーベルコラボはあるでしょうから、まだ強化される可能性はありますね。
これで『マジック:ザ・ギャザリング|マーベル スーパー・ヒーローズ』カードレビューは以上です。
今回紹介したカードのほかにも、面白そうなカードがたくさんあるので、みなさんもいろいろ試してみてください!
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