『リアリティ・フラクチャー』の注目カードを語ろう!
みなさん、こんにちは!晴れる屋メディアチームです。
いよいよ、新セット『リアリティ・フラクチャー』がやってきます!
今回も個性的なカードが多数登場するなか、メディアチームのメンバーがそれぞれ気になったカードをピックアップ!
それではさっそく見ていきましょう!
人物紹介
■人物紹介
いってつ:コジレック野郎。好きなウギンは《嵐の目、ウギン》。ウギンちゃんをマジックでもカード化していただけないでしょうか。

やまお:編集担当。『リアリティ・フラクチャー』がこんなにジェイス推しだとは思わなかった。下半期の目標は《現実を彫る者、ジェイス》の奥義を起動すること。

海星アル:リミテッドと制限フォーマットが好き。好きなジェイスは《狡猾な漂流者、ジェイス》。ジェイスは増えるもの。
かおる:レガシー大好き。《タルモゴイフ》の初収録に興奮気味。好きなタルモはチメリカとカナスレのタルモ。
いってつのオススメ
晴れる屋メディアのいってつです。
コマンダーでは無色のデッキが好きで、たびたびコジレックを話題にします。「じゃあやっぱり、一番好きなカードはコジレックなんですか?」とよく聞かれますが違います。《クラーク族の鉄工所》です。
コジレックも大好きですが、それは無色のデッキのコマンダーとして素晴らしい素養があるから。コジレックを超えるカードが現れれば、喜んで乗り替える所存です。
そして…… ついに有力候補が現れました!
《管理者、メムナーク》はジェイスが作り上げたもう一つの《メムナーク》。戦場に出るとマイア・トークンを生成し、攻撃するとアーティファクト1つにつき1枚ドロー!!!
無色のカードはマナ加速とストンピィ、コンボは得意な一方、ドローとインスタントタイミングでの介入がとにかく弱いです。その弱点を補える《大いなる歪み、コジレック》はベストチョイスでした。
一方、《管理者、メムナーク》は毎ターンかなりの枚数のドローを供給し、自身は破壊不能!
| 比較項目 | 歪みコジレック | 新メムナーク |
|---|---|---|
| ドロー | 唱えたとき最大7枚 |
おおむね5枚以上 毎ターン |
| 戦闘能力 |
◎ 威迫 パワー12 |
▲ 回避能力なし |
| 破壊耐性 | ◎ 打ち消し能力あり |
▲ バウンスや追放 マイナス修整には無力 |
| コスト | 〇 ウギンの目で軽減 |
◎ ワークショップを 利用可 |
| 安定性 |
〇 打ち消されても ドローできる |
▲ 打ち消しと 除去に無力 |
| 総合評価 | ◎ 愛してる | ▲ まだ会ったばかり |
コジレックのほうがよくね???
- 2026/08/20
- あなたもコジレックが出せる! コジレック野郎いってつ の コジレック デッキ入門
- いってつ
実際に並べて比較してみるとコジレックのほうが安定感あるような……?
定着させたあとのドロー量では《管理者、メムナーク》がコジレックを圧倒しています。が、「メムナーク出してGO!(or速攻付けて大量ドローしてGO!)」→「じゃあ返しにコンボぶっぱなすね」されると、当然ですが負けです。
コジレックなら打ち消しを構えられるのに……。
序盤はマナ・アーティファクトを散らかしつつ、妨害アーティファクトもばらまく必要があります。するとキープが難しくなっていく……!
一方で、《管理者、メムナーク》はアーティファクトなので「アーティファクト用のマナ」を使えます!
当ったり前なのですが、コジレックはそうはいかなかったので大きな特徴の一つです。《Mishra’s Workshop》からマナを出すために、もう《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》を使わなくていいのです!
もっとも破壊されやすい「アーティファクト」というカード・タイプを付与されたことで発生するもろさは「破壊不能」がカバーしています。突然《通電式キー》でアンタップしてブロッカーになる!なんてこともあるかもしれませんね。
とはいえ、これは無色のデッキで最強を目指すなら、という話。新しい無色デッキ……もとい「茶単」デッキのコマンダーとしてはかなりの有望株!プレイするのが楽しみですね!
やまおのオススメ
今回のセットは、おなじみのプレインズウォーカーが帰ってきたり、懐かしいキャラクターが色違いで登場したりと、カードセットを眺めているだけでも楽しいですね。
《タルモゴイフ》もついにやってきましたし、昔からのマジックプレイヤーにとってご褒美のようなセットです。
特に《反逆の先導者、チャンドラ》は当時のスタンダードでもよく使っていたので、また使えるのが嬉しいです。あと、青いチャンドラ違和感ありすぎて慣れません!
ということで、今回注目しているのは青くなったライラです。
各終了ステップの開始時に3枚以上カードを引いていると、3/3・飛行の青い天使・トークンが出てきます。
自分のターンであれば通常のドローがあるので、2枚カードを引ければいいわけですね。ドローは青の得意分野ですし、そこまで難しい条件ではなさそうです。
また、自身の能力でダメージを与えて2枚引けるのも自己完結していて非常に優秀。ゲームが長引いた際にも活躍してくれます。
さらに、新メカニズムで「ジェイス付与」が登場しました。戦場に置いておけるマナを使わないドロー手段なので、これも《トレイリアの大天使、ライラ》と相性が良いですね。
相手ターンに誘発させたい場合は少し大変ですが、インスタントタイミングで3枚以上引けるカードの中では《マラング川の執政》が強そうです。
《美術家の才能》を置いて、ドロー呪文と組み合わせて狙いにいくのもいいでしょう。
現在のスタンダードでは《渦まく知識》や《Ancestral Recall》も使える(?)ので、青いデッキの新たな脅威として今後よく見かけるかもしれませんね!
海星アルのオススメ
どうもこんにちは、海星(ヒトデ)アルです!
今回はたっぷりジェイスのストーリーを楽しみ、そして悲しみましたが、ゲーム上では飽きるほど出会いそうです。
ジェイスといえば、過去のリミテッドで《記憶の熟達者、ジェイス》など、40枚のライブラリーの少なさを教えてくれたキャラクターでした。
今回も「ジェイス付与」で、たっぷりと活躍してくれることでしょう。
さて、そんなジェイスが暴れそうなセットの中で私が注目しているのは、チャンドラ・ママーの異なる姿、《霊気の苦行者、ピア》です!
《霊気の苦行者、ピア》
フレーバー部分はさておき、緑でエンチャントのサーチという能力がスゴい!
スタンダードでも下環境でもコマンダーでも!どこでもキーパーツを探すことができる優れたクリーチャーです。
特に《陰湿な根》デッキでは《陰湿な根》を探すための呪文を入れるとクリーチャーが減って《陰湿な根》が誘発しにくくなるため、クリーチャーでのサーチという意味が非常に大きい!
しかし、しかしです。このカードを最大限に使えるフォーマットといえば……?
そうだね、職工だね!(編註:職工とは、コモン・アンコモン限定の非公式構築フォーマット)
特にスタンダードやパイオニアの職工では、貴重なエンチャントサーチなのです。
対抗馬は《月恵みのクレリック》ですが、《霊気の苦行者、ピア》はカードを捨てることができます。
墓地利用系のエンチャントであれば、《霊気の苦行者、ピア》の方が圧倒的に優れているのです!
つまりは、古のリアニメイトエンチャントが最高の相棒ということ!
なんとこれらのカードはアンコモン。まじかよ……。
デジタルの世界、MTGアリーナのヒストリックなら《ネクロマンシー》が使用可能なので、ヒストリック職工のリアニメイトなら大活躍間違いなし!
テーブルトップでも激変が起きており、Secret Lairにて最近アンコモンとして印刷された超パワーのカードがあります。
これらが使用可能かどうかはコミュニティによって異なるでしょうが、《女王スズメバチ》や《策謀の予見者、ラフィーン》はパイオニア範囲のカード。
残念ながらパイオニア職工のリアニメイトエンチャントはやや遅く、《霊気の苦行者、ピア》と《女王スズメバチ》を同じデッキで使うのは難しいかもしれません。
ですが《策謀の予見者、ラフィーン》にはチャンスがあります!
《霊気の苦行者、ピア》と同じく3マナ以下のクリーチャーですので、最近の白のエンチャントで釣れるのです!
さらには《策謀の予見者、ラフィーン》自身の「謀議」で墓地を肥やすこともできる相性の良さ。これは素晴らしいデッキが組めそうですね。
え、色が問題?
職工パイオニアでも元レア土地が使えるし何とかなるなる!!
何事も気合です。
かおるのオススメ
《完成した理論》
インスタント
以下から1つを選ぶ。
・クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それの基本のパワーとタフネスは1/1である。
・クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それの基本のパワーとタフネスは4/5である。
今回注目したのは《完成した理論》です!
似たカードとしては『マーベル スパイダーマン』に収録された《秘密の正体》があります。
ただ、《秘密の正体》が自身のコントロールするクリーチャーだけしか対象に取れないのに対して、《完成した理論》は対戦相手のクリーチャーも対象に取ることができます!
要するに、超強化された《縮退》なのです!
能力は失わせられないものの対象のクリーチャーを1/1にすることでライフレースをずらし疑似的な除去のように使用したり、もう1つのモードでは自身のクリーチャーをパンプして奇襲的にリーサルをかけることが可能です!
特に重要だと考えるのが、《蛙変化》のようなカードと違い、効果があるのはあくまで基本のパワーとタフネスのみでクリーチャーの能力が失われないという点です。
なぜ能力が失われないことが重要なのか、聡明なみなさんならもうおわかりですね?
そう、感染で使えるのです!
感染は《ぎらつかせのエルフ》や《荒廃の工作員》といった「感染」を持ったクリーチャー、あるいは《墨蛾の生息地》のような「感染」持ちミシュラランドを《激励》《狂暴化》などのパンプ呪文で強化し、対戦相手に毒カウンターを10個以上与えることで特殊勝利を狙うデッキです。
レガシーの感染の基本的な構成はシミックカラーのため、盤面に干渉する手段が乏しく、クリーチャー除去の白をタッチし《剣を鍬に》をサイドに取ることもあります。
確かに《貴族の教主》というマナクリーチャーもいるので白をタッチすることで盤面への干渉力を高めるというのは合理的な選択ですが、マナ基盤への負担は否めません。
そこで、《完成した理論》です。
当然のことながら、《剣を鍬に》のように脅威を完全に排除することはできませんが、感染は一撃必殺のコンボデッキなので一時の猶予を得られさえすれば問題ありません!
たとえば、《難題の予見者》を《完成した理論》で1/1にしてターンを稼いだり、うまくいけば、《ぎらつかせのエルフ》や《荒廃の工作員》、クリーチャー化した《墨蛾の生息地》を《ペンデルヘイヴン》で強化し、一方を取ったりなども考えられます。
さらに、《完成した理論》の優れた点はパンプ呪文でもあるということです。
似た能力を持ち、採用枠を争うことになりそうな《厚鱗化》と比較してみましょう。
ソーサリー
あなたがコントロールしているクリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは基本のパワーとタフネスが6/4の緑のワームになる。
超過
(あなたはこの呪文をこれの超過コストで唱えてもよい。そうしたなら、対象は取らず、ターン終了時まで、あなたがコントロールしている各クリーチャーはそれぞれ基本のパワーとタフネスが6/4の緑のワームになる。)
まず目が行くのは《厚鱗化》は緑で《完成した理論》は青のカードという点です。
ことレガシーにおいては青いというのはある種の免罪符として機能します。
なぜなら《意志の力》のピッチコストになるからです!
特に感染というデッキはブルーカウントが潤沢なデッキというわけではないので、青いカードであるということはそれだけで価値があるといえます。
次に気になるのは、やはり《厚鱗化》のソーサリーという点です。
自身のメイン・フェイズかつスタックが空という限定的なタイミングでしか唱えることができないというのは、戦闘と絡めたいパンプ呪文としては非常に窮屈だと言わざるを得ません。
一方で、《完成した理論》はインスタントであり相手の出方を見てから唱えられるため柔軟性があります。そして、先述のとおり、《完成した理論》は疑似除去としても機能します。
こうしてみると《完成した理論》があらゆる点において《厚鱗化》よりも優れているように感じますが、明確に劣っている点もあります。
それは、パンプのサイズです。
《厚鱗化》を1/1のクリーチャーに唱えればそのサイズは6/4となり、実質的な修正値は+5/+3です。しかし、《完成した理論》は4/5にしかならず、実質的な修正値は+3/+4。この差はとても大きいです。
たとえば《厚鱗化》の場合は、《厚鱗化》+《狂暴化》で「感染」クリーチャーのサイズを12/4にすることができ特殊勝利のための条件を満たせますが、《完成した理論》+《狂暴化》では8/5にしかならないため、勝利条件を満たすためには、パンプ呪文がもう1枚必要になります。
コンボデッキにとってこの1枚の差は大きいため、あらゆる場面で《完成した理論》が《厚鱗化》よりも優れているとはいえないでしょう。
しかし、感染にとって《完成した理論》が新たな選択肢の一つになる可能性は十分にあると思います。
おわりに
『リアリティ・フラクチャー』の気になるカードを、メディアチームそれぞれの視点からご紹介しました!
みなさんが気になったカードはありましたか?
新しいカードを眺めながら「あのデッキに入りそう」「こんな使い方ができそう」と考えるのも、新セットの楽しみのひとつ。
ぜひ『リアリティ・フラクチャー』から、お気に入りの1枚を見つけてみてください!
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