古くは『アンリミテッド・エディション』の《クローン》から、『基本セット2019』の《鏡像》まで、《クローン》の系譜となるカードは長きにわたり登場してきた。
墓地のクリーチャーをコピーする《影武者》、クリーチャー以外もコピーできる《ファイレクシアの変形者》や《賢いなりすまし》……元の「他のクリーチャーをコピーする」という能力をもとに、様々な亜種がデザインされてきた1枚だ。
近年では、『アモンケット』で登場した《多面相の侍臣》や、5色人間やスピリットにおける《幻影の像》の活躍も記憶に新しいことだろう。
さて、今回晴れる屋からお届けするカードはまさに平成最後の《クローン》……《灯の分身》だ!
《Spark Double》 (3)(青)
クリーチャー-イリュージョン
あなたは灯の分身を、これがクリーチャーであるなら+1/+1カウンターが追加で1個置かれた状態で戦場に出ることと、これがプレインズウォーカーであるなら忠誠カウンターが追加で1個置かれた状態で戦場に出ることと、そのパーマネントが伝説であったとしてもこれは伝説ではないことを除き、あなたがコントロールしているクリーチャー1体かプレインズウォーカー1体のコピーとして戦場に出してもよい。
0/0
自分のコントロール下に限るものの、プレインズウォーカーもコピーできる《クローン》。36人(+α)ものプレインズウォーカーが登場する『灯争大戦』にふさわしいデザインではないだろうか。
- 2019/03/14
- あなたの隣のプレインズウォーカー 第76回 緊急企画!『灯争大戦』のプレインズウォーカーを探る!
- 若月 繭子
もちろん《ドミナリアの英雄、テフェリー》や《ビビアン・リード》といった単体でも強力なプレインズウォーカーをコピーするのもいいが、『灯争大戦』に登場するプレインズウォーカーは誘発型能力や常在型能力を持っている。《戦慄衆の将軍、リリアナ》や《Kiora, Behemoth Beckoner》のような、優秀な誘発型能力を持つプレインズウォーカーをコピーするのも魅力的だ。
また、クリーチャーをコピーする際に得られる+1/+1カウンターも侮れない。スタンダードでも活躍中、《成長室の守護者》や《培養ドルイド》といったクリーチャーはもちろん、『灯争大戦』で帰ってきた「増殖」とのシナジーも見込めることだろう。
「レジェンド・ルール」を無視して伝説クリーチャーを並べることもできるので、《黎明をもたらす者ライラ》の効果により強化される《黎明をもたらす者ライラ》……なんて珍しい場面に遭遇することになるかもしれない。
クリーチャーであるため、《ビビアン・リード》の「+1」能力でのサーチや《採取》、《愚蒙の記念像》といったカードによる再利用もでき、かなり小回りの利くカードになっていると思われる。
さて、ここまでいくつか挙げてきたものの、《クローン》の亜種という性質上、組み合わせることのできるカードは無限に存在している。ぜひともあなただけの《灯の分身》を作り出していってほしい。
『灯争大戦』は2019年5月3日(金)発売予定!『ラヴニカのギルド』、『ラヴニカの献身』と続いた「ラヴニカ」次元をめぐる三部作もついに最終章。ニコル・ボーラスとプレインズウォーカー達の最終決戦を見逃すな!
当店でただいま実施中のBOX予約キャンペーンでは、予約1BOXにつき特製スリーブを手に入れることができる。
さらに4月27日(土)、28日(日)には晴れる屋各店舗で新セットをいち早く遊べる『プレリリースイベント』を開催!同じ週末に開催されるミシックチャンピオンシップ・ロンドン2019のドラフトラウンドも『灯争大戦』を用いて行われるため、実際にカードを触ってみることでより一層楽しめることだろう。