モダンは4ターンも続かない ~私がネオブランドを使った理由~

Pascal Vieren

Translated by Ryosuke Igarashi

原文はこちら
(掲載日 2019/07/10)

導入

7月7日、私はブリュッセルの地でRed Bull Untappedの予選に参加しました。非常に円滑な進行で、このような大会にもっと出たいと思うほどでしたね。

新生化アロサウルス乗りグリセルブランド

モダンラウンドでは、私はネオブランドを使用しました。普段私が使いそうなデッキでもないので、驚く方も多いかもしれません。今回の記事では、デッキ選択の理由、調整、ブリッジヴァインと最新の禁止改定について話そうと思います。

デッキ選択

甦る死滅都市、ホガーク狂気の祭壇

大会前の数週間、《甦る死滅都市、ホガーク》《狂気の祭壇》の強さは明らかになっていました。モダンというフォーマットを歪めていたと言えるでしょう。今までモダンは「4ターンフォーマット」、4ターン目より前に勝利することはできないフォーマットだと思われていたのですが……ブリッジヴァインは2ターン目には盤面のクリーチャーのパワーが合計10以上もあったり、3ターン目にはこちらの山札を空にすることもできました。

さて、ここで3つの選択肢がありました。

追記になりますが、《黄泉からの橋》が禁止されたのはとても理に適っていますね。ブリッジヴァインを王者たらしめていたのは《黄泉からの橋》を利用したコンボの存在でしたから、禁止された今ブリッジヴァインの動きもかなりフェアに感じるようになるのではないでしょうか。また、ブリッジヴァインという表記には新しい名前が必要ですね。

ブリッジヴァイン以外で、墓地対策カードに弱いようなデッキは使いたくありませんでした。既にブリッジヴァインのせいで、墓地対策カードを多く取ったプレイヤーも少なくないでしょうからね。しかし副産物として、サイドボードの枠が少なくなっているという利点があります。このため他の直線的なデッキはポジションを改善していたわけですね。

《甦る死滅都市、ホガーク》に最も効くのは、キルターンがより早いデッキを使うことです。ブリッジヴァインへの相性の良さはネオブランドに惹かれた理由の1つですね。

ロンドンマリガン

少しの間『灯争大戦』環境とロンドンマリガンがMagic Online上で同居していた時期がありました。「ネオブランドが強すぎる!」なんて噂もありましたね。ぶっ壊れになりうるモダンのコンボデッキを探しているなら、マジック・プロリーグのメンバーであり我らがHareruya Prosでもあるピオトル・グロゴゥスキ/Piotr Glogowskiを見るのが一番ですよ。

ロンドンマリガンは7月5日、ちょうど大会前に導入されました。このマリガンルールにより利益を得るデッキは強化されるはず、そう思ったのもネオブランドを試した理由ですね。

紙で何度か調整を続け、Magic Onlineでもデッキを組むことにしました。Magic Online上では未だにバンクーバーマリガンでしたが、ただ練習が必要だと思いましたしね。マリガンのせいで少々負けが増えたとしても受け入れるつもりでした。最初は一か八かのプレイをする試合もあり、かなりの練習が必要でしたが、最終的には古いマリガンでもだんだん勝てるようになっていきました。

デッキリスト

血清の幻視

ネオブランドのリストには基本的に2種類ありますね。《血清の幻視》を採用しているかしていないかで分かれ、後者は《野生の朗詠者》《サムトの疾走》を多く採用しているようです。

Magic Onlineでは、日本の超絶コンボマニアである伊藤 敦(_matsugan)やグランプリ・トロント準優勝のジョナサン・ツァン/Jonathan Zhang(finalnub)《血清の幻視》入りのネオブランドで好成績を示していました。まずは彼らの《血清の幻視》が4枚入ったリストから試してみましたが、デッキが安定するのはいいものの、そこまで感心することもありませんでしたね。

《アロサウルス乗り》のコストに使える、緑のカードがなかったせいで負けてしまったような試合もありました。コンボ中に止まってしまうことも何度かありましたね。《滋養の群れ》はあってもそのコストに使える生物がいなかったのです。《召喚士の契約》《アロサウルス乗り》をサーチしていたら、コンボを止めるわけにはいけませんからね。

絡み森の大長

また、《絡み森の大長》との相性もあまりよくありません。また、《血清の幻視》を4枚採用したリストは土地を13~14枚まで減らしがちですが、2枚目の土地を探すためだけに《血清の幻視》を打つ場面が多いように思えました。

サムトの疾走

その一方で《サムトの疾走》はいくつか欠点があり、好きになれませんでした。《グリセルブランド》が除去されそうなときに打っても意味がありませんし、緑のカードでもありません。《羽ばたき飛行機械》でブロックされ、それを《電結の荒廃者》に食べられる……なんて場面では命取りです。

人生は続く

_matsuganfinalnubのリストでもう1枚見るようになったカードがあります。《人生は続く》ですね。見てすぐに気に入りましたよ。緑のカードである、というところが重要です。使えないカードは《アロサウルス乗り》のコストへと使われるため、緑のカードは突拍子もないカードになってもいいのです。他の色のカードではこうはいきませんね。

そうしていって、4枚フルでは《血清の幻視》を採用したくないという結論に達しました。できたのが以下のリストで、非常にお勧めできるものになっていますよ。

プレイについて

アロサウルス乗り新生化グリセルブランド研究室の偏執狂

このデッキは非常に簡単で、大体はオールインするだけです。《アロサウルス乗り》を戦場に出し、《新生化》《異界の進化》《グリセルブランド》をサーチし、《滋養の群れ》《人生は続く》を唱えつつデッキを引く。最後は《猿人の指導霊》を3枚手札から追放し、《研究室の偏執狂》を唱えてドローすれば勝ちです。

召喚士の契約猿人の指導霊

こちらにあまり干渉してこなかったり、すぐに勝負を決められないようなデッキ相手なら1ターン待つこともあります。《召喚士の契約》、そして《猿人の指導霊》がコンボに必要な時なんかは特にそうですね。とはいえ、迷ったらコンボを始めるのが一番です。

小ネタ・小技集

どのくらい安定しているのか

ネオブランドはモダンでも最も速いデッキです。ガラスの大砲ではあるものの、そうでなければいけませんよね。このデッキは対話せず勝とうとするデッキなので、そういった環境では輝きますよ。

本質的には、このデッキは2枚コンボで、各パーツ8枚ずつ採用されていることになります。初手にどちらも引いている確率は楽に計算できますね。

とはいえ、他にも要素はあります。それぞれのパーツに加え、マナと緑のカードも必要ですからね。また、パーツがどちらもないからといって絶対マリガンするわけでもありません。

より多くのデータを得るため、ランダムな初手を何個も生成してくれる、ちょっとしてプログラムを組みました。1000種類生成し、評価しましたね。より多くのデータを入手できただけでなく、手札の判断についてより深い理解を得ることができました。

こちらがまとめたデータになります。

53.3%はマリガンをしていることになりますね。かなり積極的にマリガンしますし、これがネオブランドの正しいプレイだと信じています。

10.4%は、キルターンが明確でないようなハンドもキープしています。大体はコンボパーツの片方、そしてドロー呪文が複数枚といったハンドですね。これらは全て、こちらが先手と仮定し判断しました。後手分のドローで緑のカードを引ければ、キルターンが1ターン早まるような初手もいくつかありましたね。土地があと1枚あれば2ターンキルできる手札でも、《血清の幻視》がハンドにあるのなら、2ターンキルとしてカウントしています。同様に、3枚目のマナ源がない3ターンキルハンドも3ターンキルに含めています。

50%以上マリガンしている、というとかなり多く見えるかもしれませんね。覚えておいてほしいこととしては、ハンドが6枚に減ったからといって7枚の時とそこまで変わらないということです。初手の7枚全てが必要なことはめったにありませんからね。5枚では少し怪しくなりますが、お手上げ状態にはなりません。勝つには最低でも5枚は必要ですから、これより少ない枚数では厳しいですね。

ですが、皆さんが気になっているのは、上記のデータをマリガンと組み合わせたらどうなるかではないでしょうか?

今回は5枚までマリガンしてもキルターンは7枚時と変わらないと仮定しています。また埋め合わせとして、5枚からさらにマリガンしたら負けると仮定しています。実際は必ずしも負けるわけではありませんが、そういった仮定も必要でしたからね。

さて、このデッキはマリガンしまくるのと同確率で1ターンキルを決め、また合計50%以上は2ターン目までに勝負をつけられることになります。これは調整中の感覚とも合致していましたね。

もう1つ覚えておくと便利な確率がありますよ。コンボパーツが片方しかない手札でも、《血清の幻視》があれば(もう片方のコンボパーツが見つからない場合占術で見た2枚は底に送ると仮定すると)49.12%でもう片方を見つけることができます。この数値こそ《血清の幻視》の枚数を減らしたもうひとつの理由です。数枚の採用であれば悪くないですが、積極的なマリガンと「ガラスの大砲」であるデッキの性質とはあまり相性が良くありませんね。

対策カード

「ガラスの大砲」ですから、対策カードと対面してしまってはうまくいきません。そういったカードが多い環境と予想したなら、このデッキは使わない方がいいでしょうね。実際、青白コントロールとの相性が改善されることはないと思っています。しかしブリッジヴァインに支配された環境では、ネオブランドは完璧な選択だと思ったのです。

そうは言ったものの、最も予測される対策カードは挙げておきましょう。

打ち消し呪文

呪文貫き否認否定の力

《新生化》《異界の進化》を打ち消されてしまったら、4:1交換は固いですね。サイド後は妨害手段へ多少アクセスできるようになりますが、1ゲーム目はオールインして祈るしかありません。

手札破壊

思考囲いコジレックの審問

手札で重複していないコンボパーツを落としてくるでしょう。追加でもう1枚引かなければいけません。

アーティファクト類

虚空の杯墓掘りの檻減衰球真髄の針

《虚空の杯》《墓掘りの檻》《減衰球》《真髄の針》を主に見ることになるでしょう。明らかに、《墓掘りの檻》は最悪ですね。

クリーチャー類

翻弄する魔道士スレイベンの守護者、サリア

5色人間には《翻弄する魔道士》(《アロサウルス乗り》を指定してきます)や《スレイベンの守護者、サリア》がいます。

その他

夢を引き裂く者、アショク覆いを割く者、ナーセット外科的摘出

《夢を引き裂く者、アショク》《覆いを割く者、ナーセット》を突破するのは非常に難しいものの、3マナかかります。《外科的摘出》はコンボ中に唱えられるでしょうが、十分対処可能ですね。

除去類

流刑への道

除去1枚だけなら十分対処できますが、コンボが失敗する確率は高くなります。まだ7枚ドローがスタックに乗っているため、山札を7枚残して引き切ることを忘れずに。その後、《研究室の偏執狂》から《秋の際》で勝ちましょう。

サイドボーディング

サイドボーディングも非常に簡単ですね。相手はこちらの動きへの解答をサイドインする必要があるので、こちらはそれへの解答をサイドインするだけです。サイド後にもデッキが機能するよう、緑のカードは十分残しておく必要があります。

対 手札破壊

対 手札破壊

Out

血清の幻視
血清の幻視
野生の朗詠者

In

神聖の力線
神聖の力線
神聖の力線

対 打ち消し呪文

対 打ち消し呪文

Out

血清の幻視 血清の幻視 野生の朗詠者
秋の際 人生は続く

In

否定の力 否定の力 否定の力
秋の帳 秋の帳

対 アーティファクト

対 アーティファクト

Out

血清の幻視 血清の幻視 野生の朗詠者
人生は続く

In

酸化 酸化 酸化
自然の要求

対 5色人間

対 5色人間

Out

血清の幻視
血清の幻視
秋の際

In

殺戮の契約
殺戮の契約
殺戮の契約

対策カードがそこまで入ってこないようなら、サイドボーディングしなくても構いません。デッキを弱くしてしまうだけです。

禁止改定

黄泉からの橋

《黄泉からの橋》が禁止されましたね。これにより、今の形のブリッジヴァインは消えることになるでしょう。しかしながら、間違いなく墓地戦略デッキはモダンでTier1に居座り続けるのではないでしょうか。《甦る死滅都市、ホガーク》が刷られる前でも、ドレッジはTier1のデッキでしたしね。そのドレッジが《甦る死滅都市、ホガーク》《狂気の祭壇》で強化された可能性もあります。どういった形が適切かはわかりませんが、存在し続けることは間違いありません。

とはいえ、やはりブリッジヴァインの存在こそがネオブランドを使う理由でした。ブリッジヴァイン自体がネオブランドより遅く、相性が良かったのに加え、避雷針となっていたからです。人々は多くの墓地対策を採用せざるを得ず、ブリッジヴァインを倒そうと注目が集まっていました。そのため、ついでにネオブランドを対策できるようなサイドカードが減っていたのです。

レンと六番

《黄泉からの橋》の禁止によりドレッジは再び4ターンキルデッキへと戻ることでしょう。モダンにとっていいことですね。《レンと六番》のような他の『モダンホライゾン』のカードも活躍させてみたいものです。また、ブリッジヴァインの隆盛によりトロンは幾分か消えてしまっていましたが、再び全力のトロンが蘇るのではないかと予想しています。

Red Bull Untapped

この大会は『モダンホライゾン』シールドが3回戦、続いてモダンラウンドが5回戦という形式でした。シールドプールは本当にひどかったですね。まさに普通の赤白アグロを組み上げ、負けスタートしたもののかなり運が良く、2-1で終えることができました。

モダンラウンドは3-2でした。1マッチは賭けで勝利し、4回も1ターンキルを決めましたよ。ここからはマリガン回数やキルターンを含む簡単なまとめになります。

4ラウンド目:5色人間

教区の勇者翻弄する魔道士カマキリの乗り手

1ゲーム目:先手で6枚までマリガン。3ターンキルを狙えるハンドでしたが、2ターン目に《翻弄する魔道士》《アロサウルス乗り》を指定されました。

2ゲーム目:先手で5枚までマリガン。2ターンキルを狙えるハンドで、実際2ターン目に勝利することができました。

3ゲーム目:後手で7枚キープ。1ターンキルを狙えるハンドで、相手は土地を1枚置いただけで敗北しましたね。

5ラウンド目:赤単フェニックス

僧院の速槍信仰無き物あさり弧光のフェニックス

1ゲーム目:後手で再び7枚キープ。1ターンキルを狙えるハンドで、成功しました。

2ゲーム目:1マリガンで2ターンキルを狙えるものの、土地か《魔力変》が必要なハンドでした。4ターンの間どちらも引けずに負けてしまいましたね。

3ゲーム目:5枚へマリガンしたものの、コンボパーツが片方のみ。ライフが8の時に引き込んだため《グリセルブランド》を場に出してターンを返しましたが、残念ながら十分に火力を持たれていました。

6ラウンド目:《献身のドルイド》コンボ

献身のドルイド療治の侍臣召喚の調べ

1ゲーム目:後手で5枚までマリガンし、コンボパーツは片方のみ。相手が本当に何もせず、7ターン目あたりにもう片方のコンボパーツを引き込みました。

2ゲーム目:後手で7枚キープ。1ターンキルハンドがまたやってきました。今回は、土地を1枚と《貴族の教主》が盤面に出ていましたね。

7ラウンド目:赤単プリズン

大歓楽の幻霊血染めの月反逆の先導者、チャンドラ

1ゲーム目:先手で6枚までマリガン。2ターンキルを狙えるハンドでしたが、相手は《宝石の洞窟》からの1ターン目《血染めの月》《魔力変》を引き込むことができず、6ターン後に敗北してしまいました。

2ゲーム目:再び2ターンキルハンド、今度は7枚でキープ。今回はこちらがデッキを引き切るのは止められませんでしたね。

3ゲーム目:後手で5枚までマリガンしたものの、コンボパーツは片方のみ。相手は再び1ターン目に《血染めの月》……今度は《猿人の指導霊》を2枚切ってきました。

《大歓楽の幻霊》で攻撃してきていたものの、今回は《魔力変》がハンドにあり、コンボパーツもラストターンに揃えることができました。既にリソースを多く消費しており、そのうえ《自然の要求》《大歓楽の幻霊》を除去しなければいけないとなるとそのターン中に勝つのは不可能だと思い、自分のアップキープに勝つプランを考えました。

結果、《反逆の先導者、チャンドラ》に必要な土地を引かれて《研究室の偏執狂》が除去されてしまいましたね。ゲームが終わって、Marijn Lybaertがこちらの勝ち筋を指摘してくれました。最適な条件下では簡単なデッキですが、多くのリソースを使ってからコンボを決めるのは難しいものです。言い訳はできませんが、この試合には勝つべきでしたね。

8ラウンド目:赤単フェニックス

僧院の速槍信仰無き物あさり弧光のフェニックス

1ゲーム目:後手で5枚へマリガンし、コンボパーツはどちらもありませんでした。数ターン過ぎ、何もしないまま投了しましたね。

2ゲーム目:先手で6枚、1ターンキルハンドです。1枚もカードをプレイされず勝利しました。

3ゲーム目:後手で5枚までマリガンしたものの、土地を引けば2ターンキルを狙えるハンドです。土地を引き込むことはできませんでしたが、《猿人の指導霊》《召喚士の契約》でサーチした《野生の朗詠者》によりコンボを始動しました。コンボ始動時のライフは8でしたが、幸運にもデッキの上7枚に《滋養の群れ》があったためデッキを引き切ることができましたよ。

まとめ

今大会でのデッキ選択には非常に満足しています。ロンドンマリガンの施行、そしてブリッジヴァインの隆盛がネオブランドによく働いていましたね。

夏の帳

『基本セット2020』では《夏の帳》が新たに加わりました。このデッキに効果的な多くの対策カードへの解答となる、非常に強力な緑のカードです。4枚フルで、ひょっとするとメインにも何枚か採用することになるかもしれませんね。とはいえ、モダンのメタゲームが手札破壊や《否定の力》に重きを置くように変わっていくなら、このデッキは勧められません。時が経てば分かることでしょう。今は、「対話せずに勝つ」という点ではこのデッキは素晴らしい、ということしか言えません。

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Pascal Vieren パスカルはベルギー出身のゴールド・レベル・プロで、2018-2019シーズン開幕前にジェイコブ・ナグロ、そして同郷のブランコ・ネランクとともにHareruya HopesからHareruya Prosへと昇格した。 グランプリ・ハノーファー2009でのトップ8、歴代最強と謳われたベルギーチームで成し遂げたワールド・マジック・カップ2016での準優勝など華やかな経歴を持つプレイヤーだが、なんといっても彼の活躍を印象付けた大会はプロツアー『イクサランの相克』であろう。 兄のピーター・フィーレンが組み上げたマスターピース・青赤パイロマンサーを手に快進撃を続けたパスカルは、12勝0敗4分と無敗で予選ラウンドを通過。優勝を勝ち取るまでにはいたらなかったものの、見事に3位入賞を果たしシーズン半ばにしてゴールド・レベルを確定させたのだ。 Pascal Vierenの記事はこちら