速報!木原 惇希、Hareruya Prosに加入!!
Hareruya Pros結成から早5年。齋藤 友晴、津村 健志からスタートしたHareruya Prosは、今や世界中から強豪が集うチームとなった。
そして今回、日本でも数少ないゴールドレベルプロである男が、この度Hareruya Prosに加入する。
その人物の名は――
木原 惇希!
彗星のごとく現れ初代スタンダード神として鮮烈なデビューを飾ると、その後も“キハラワークス”と呼ばれるオリジナルブランドのデッキで次々と結果を残す。グランプリ・千葉2016で初のトップ8入賞を果たし、見事プロツアー権利を獲得。その後もコンスタントに勝ち続け、最近ではグランプリ・台北2019でも準優勝と素晴らしい成績を残している。
今回、再びHareruyaの一員としてこれから共に戦うことになる彼にインタビューを行った。
■高みを目指す者
――「どうしてHareruya Prosに加入することにしたんでしょうか?」
木原「一度ご迷惑をお掛けしたにも関わらずお声掛け頂けたので、晴れる屋のために自分ができることがあるのであれば、それを実行したいと思ったからです」
――「オファーを受けたときの心境をお聞かせください」
木原「とても嬉しかったです。これまでのマジック人生の努力が報われたと思いました」
――「改めて木原さんのマジック人生について、また、マジックを始めてから今までで印象深かったことを教えてください。」
木原「小学生のときに兄が友達とマジックで遊んでいて、一緒になって遊んでいたら自分の方がはまってましたね。地元の新潟にあるカードショップに入り浸ってました。同郷のあんちゃん(高橋 優太選手)とはその頃からの付き合いで、いろいろと教えてもらいました」
木原「印象に残ってるのはやっぱりグランプリ・千葉2016の決勝ですね。やまけんさん(山本 賢太郎選手)に1ターン目に《引き裂かれし永劫、エムラクール》をプレイされて、衝撃でした。初めてグランプリでトップ8に入賞できたことも嬉しかったですし、それも含めて印象に残っています」
――「このグランプリで初めてプロツアー権利を獲得されました。参加されてみて感じたことを教えてください」
木原「初日敗退で悔しさが残るプロツアーでした。壁の高さを感じたのと同時に、頂上まで登り切るという決意をしましたね」
フォーマットを超えて
――「木原さんといえばスタンダード、モダン、レガシー、リミテッドと様々なフォーマットで活躍されている印象があります。いろいろなフォーマットで結果を残す秘訣はあるのでしょうか?」
木原「どのフォーマットでも環境理解を進めることを心掛けて、兎に角練習することですね」
――「その中でも特に得意なフォーマットは何ですか?」
木原「一番得意なのはレガシーです。環境変化のスピードが比較的遅く、環境にマッチしたデッキ・戦術を選択しやすいからです」
――「好きなカードやお気に入りのデッキはありますか?」
木原「好きなカードは《島》です。デッキは初代スタンダード神になったとき使用したエスパーコントロールですかね。あとは、青白奇跡(レガシー)やダークジェスカイ(フロンティア)、青黒サイクリング(『破滅の刻』ドラフト) など歴代のキハラワークスはどれもお気に入りのデッキです」
1 《島》
1 《沼》
1 《山》
2 《窪み渓谷》
1 《大草原の川》
1 《燻る湿地》
4 《血染めのぬかるみ》
4 《溢れかえる岸辺》
4 《汚染された三角州》
3 《シヴの浅瀬》
1 《戦場の鍛冶場》
1 《竜髑髏の山頂》
-土地 (25)- 4 《ヴリンの神童、ジェイス》
4 《僧院の導師》
-クリーチャー (8)-
4 《意思の激突》
4 《稲妻の一撃》
4 《否認》
4 《コラガンの命令》
4 《時を越えた探索》
2 《アズカンタの探索》
1 《最後の望み、リリアナ》
-呪文 (27)-
――「自分のプレイヤーとしての特徴をどうお考えになられてますか?」
木原「僕はコントロールフリークで勝ちたがりです。強くて選択肢の多いデッキが昔から好きなんですよね」
――「確かに先ほど挙げられた歴代の”キハラワークス”もすべてコントロールデッキですね。昔からマジックをされてるかと思いますが、木原さんにとってマジックの魅力ってどういったところなんでしょうか?」
木原「マジックは最高のコミュニケーションツールです。遠征などを通してコミュニティの中で交友を深めたり、新しくコミュニティと繋がれるのが魅力ですね」
――「なるほど。交流のあるプレイヤー(コミュニティ)や尊敬しているプレイヤーはいますか?」
木原「Onogames・ドラキチの方々にはいつもお世話になっています。師匠は高橋 優太です」
――「同じ高みを目指す者同士で日々切磋琢磨しているわけですね。では、マジックで強くなるために必要なモノはズバリなんでしょうか?」
木原「折れない心・向上心・才能(努力する才能)です。諦めず常にバットを振り続けることが大事であると古事記にも書いてます!」
――「今後Hareruya Prosとしてどのような活動をしていこうと考えていますか?」
木原「戦略記事やメタゲーム考察、ティーチングなど若い世代の育成に繋がるようなことをしていきたいですね」
――「では最後に、マジックプレイヤーとしての目標をお教えください」
木原「ミシックチャンピオンシップ優勝!そして、MPLメンバーになることです!」
――「ありがとうございました!」
Hareruya Prosとして、さらに大きな存在となり世界に羽ばたく木原 惇希。今週末開催されるミシックチャンピオンシップ・バルセロナ2019にも参加予定だ。きっと彼なら世界の強豪相手にさらなる活躍をしてくれるに違いない。