メタゲームブレイクダウン

晴れる屋メディアチーム

禁止直後の出来事

先日、《死者の原野/Field of the Dead》の禁止が発表された。本日開催されている第15期スタンダード神挑戦者決定戦はその直後の大会であり、環境の変化が気になるプレイヤーも多いことだろう。この記事では、本大会のメタゲームブレイクダウンをご紹介する。

早速ではあるが、今後を占う結果をご覧いただこう。本大会のメタゲームは下記の表のようになった。

アーキタイプ 使用者数 使用率
ゴルガリアドベンチャー 24 14.3%
シミックフード 20 11.9%
スゥルタイフード 16 9.5%
ジェスカイファイアーズ 15 8.9%
バントフード 13 7.7%
騎士 8 4.8%
赤単 7 4.2%
バントランプ 6 3.6%
エスパースタックス 6 3.6%
ティムールプレインズウォーカー 6 3.6%
ラクドスアリストクラッツ 5 3%
セレズニアアドベンチャー 3 1.8%
黒単 3 1.8%
ティムール再生 3 1.8%

上記の表は主なアーキタイプだけをまとめている。ここに含まれないその他のアーキタイプには、グルールアグロやイゼットフェニックスなどが確認された。ここからはいくつか注目ポイントを見ていこう。

ゴルガリアドベンチャー

エッジウォールの亭主残忍な騎士害悪な掌握

禁止直後の環境で最も使用率が高かったのはゴルガリアドベンチャーであった。前環境から存在していたものの、《王冠泥棒、オーコ》などのプレインズウォーカーを除去する手段が豊富な点がプレイヤーたちの目にとまったのだろう。《エッジウォールの亭主》によるアドバンテージも見逃せない。

「食物」

金のガチョウ王冠泥棒、オーコ意地悪な狼

「食物」デッキのなかで最も人気だったのがシミックフードである。その使用率は11.9%であり、ゴルガリアドベンチャーの14.3%に負けているが、「食物」デッキの合計使用率は32.7%にまで及んだ(「食物」シナジーを搭載したティムールプレインズウォーカーも含む)。「出来事」は合計の使用率で見ても16%ほどであるため、いかに「食物」が人気のアーキタイプかお分かりいただけるだろう。

呪われた狩人、ガラクゴルガリの女王、ヴラスカ

また、ミラーマッチを想定して黒を足したスゥルタイが数を増やしてきているのも興味深い。ゴルガリアドベンチャーと同様に、《害悪な掌握》《残忍な騎士》でプレインズウォーカーを対処できる工夫が施されていた。《呪われた狩人、ガラク》《ゴルガリの女王、ヴラスカ》などのパワーカードを使えるも魅力だ。

ファイアーズ

創案の火時を解す者、テフェリー主無き者、サルカン

以前までは《創案の火》はさまざまな構成で投入されてきた。そのひとつがゴロスファイアーズであったが、本大会で《不屈の巡礼者、ゴロス》を使っているプレイヤーはほとんど確認されなかった。現在は主にジェスカイファイアーズで《創案の火》は使われているようである。


以上、簡易的ではあるが速報としてお伝えさせていただいた。来週末にはグランプリ・名古屋2019が待っている。今回の神決定戦の影響は少なからず出るはずだ。この記事がみなさんの一助となれば幸いである。

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