メタゲームブレイクダウン

晴れる屋メディアチーム

多様性の極致

参加者のデッキがバラエティに富んでいる。いや、富み過ぎていて、メタゲームブレイクダウンを作れるか不安になったほどだ。環境の”正解”が解明されておらず、誰もが自身のアイディアをデッキに詰め込んでいる。

しかし、創設から間もないフォーマットであっても、データをひも解けば何かヒントが得られるだろう。

では、混沌を極める本大会のメタゲームはどうなったのか。早速見ていくことにしよう。なお、先述の通りあまりにも多様性があるため、各アーキタイプの範囲は広く設定し、まとまりをもたせている。

メタゲームブレイクダウン

アーキタイプ 使用者数 使用率
赤単 24 9.2%
黒単 21 8.1%
青白系コントロール 20 7.7%
スピリット 17 6.5%
イゼットフェニックス 16 6.2%
《死者の原野》 15 5.8%
《運命のきずな》 13 5.0%
緑単 12 4.6%
フード 12 4.6%
グリクシスコントロール 10 3.8%
《硬化した鱗》 9 3.5%
《アーティファクトの魂込め》 8 3.1%
スゥルタイミッドレンジ 8 3.1%
《集合した中隊》 7 2.7%
青単 6 2.3%
《霊気池の驚異》 5 1.9%
昂揚 4 1.5%

上記の表は主なアーキタイプだけをまとめている。この他に一定数存在していたのは、グルールや《吹き荒れる潜在能力》、機体などだ。

表に入っているアーキタイプはもう少し細分化することもできる。たとえば、単色デッキはアグロや信心があり、緑単に限ってはランプ型もある。《集合した中隊》デッキはバント、アリストクラッツ、エルフなどだ。

熱烈の神ハゾレト思考囲い密輸人の回転翼機

Magic Onlineなどの結果を見る限り、単色が強い環境になっていたが、今大会でも同様の傾向が確認された。特に数が多かったのは赤単と黒単で、《熱烈の神ハゾレト》《思考囲い》《密輸人の回転翼機》といった、かつてのスタンダードを席巻した懐かしのパワーカードが搭載されている。今後はこの単色デッキにどう対応していくのかが焦点になりそうだ。


多様性。今大会のメタゲームはその一言に尽きる。各々が好きなデッキを持ち込んでおり、十人十色とはまさにこのことを言うのだろう。

生まれて間もないパイオニアはその名の通り、誰もが開拓者になれる。みなさんの脳内にあるアイディアが時代を作るかもしれない。

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