藤江 竜三、Hareruya Pros入り!!
世界のトッププロプレイヤーが集う、Hareruya Pros。彼らは世界中で戦い続け、オンライン上でも結果を多数残している。つい先日も2020プレイヤーズツアーファイナルにおいて、アレン・ウー/Allen Wuとラファエル・レヴィ/Raphael Levyの2名がトップ8へと入賞したばかりだ。
そのHareruya Prosに、今、もっとも熱いプレイヤーが加入する!
その人物の名は――藤江 竜三!
来期よりライバルズ・リーグ入りが決まっている藤江。果たしてどんな選手なのか、どのような経緯でHareruya Prosの一員となったのか。ここでご紹介していこう。
3つの顔
藤江 竜三は、MTGアリーナを中心に活動している新時代のプレイヤーだ。競技シーンがオンライン中心になった2020年「移行シーズン」における獲得ミシック・ポイント部門のレース(リーグ入りをかけたポイント制のレース)において序盤からリードし、一度も圏外へと落ちることなく上位8名へ入り、見事に来期のライバルズ・リーグ入りを勝ち取ったのだ。
【お知らせ】2020年移行シーズンのミシック・ポイント・ランキングが確定し、上位8名が2020-2021シーズンのマジック ・ライバルズ・リーグに招待されています。
— マジック:ザ・ギャザリング (@mtgjp) June 27, 2020
日本からは熊谷陸選手(@seminiki)、藤江竜三選手(@fujie_ryuzo、@mtg07643192)がご招待!おめでとうございます!#mtgjp https://t.co/Fc2WJETNya
つまり、オンラインから競技シーンへ参入したプレイヤーが、瞬く間に階段をかけあがり、新たなプロとして誕生したことを意味している。
さらに、藤江の経歴にも注目しなければならないだろう。国立市の現役市議会議員であり、家庭では三児の父。いわゆる兼業プロであり、一家の大黒柱でありながら、ライバルズ・リーグ入りを勝ち取ったのだ。異色の立場であるが、マジック界への新たな風を吹き込ませてくれるに違いない。
競技シーンへの新しい風
藤江のライバルズ・リーグへの挑戦をサポートするべく、いち早く手を差し伸べた存在がいた。今回スポンサードを決めた『株式会社 晴れる屋』代表である齋藤 友晴だ。
かつては世界を股にかけたトッププレイヤーであり、これまでに数々の戦績を残してきている。自分自身が競技者だったからこそスポンサード事業へいち早く着手し、多くのプロプレイヤーたちの活動をサポートしてきた。
そんな彼が新たなHareruya Prosとして藤江をスポンサードするに至った理由は、先駆者としての存在だという。MTGアリーナが生まれ、マジック・プロリーグ(以下MPL)やライバルズ・リーグの創設と、近年の競技マジックシーンは大きく動いている。
そんな激動の時代だからこそ、マジック専門店として晴れる屋が新時代のプロを支援していくべきと強く感じたとのことだ。
Hareruya Pros、ひいては競技シーンへの新しい風として、藤江の今後の活躍に注目だ。
グローバル集団
ではここで、藤江が新たに所属することとなったHareruya Prosについても紹介しておこう。
Hareruya Prosとは、日本最大のマジック:ザ・ギャザリング専門店「晴れる屋」が支援している世界三十カ国以上の注目プレイヤーたちのなかでもさらに、看板選手といえるメンバーのみで構成されたプロチームである。
スポンサードされているプレイヤーが日本国内ではHareruya Pros以外に存在しない黎明期から、晴れる屋はプロプレイヤーに対するスポンサー事業を行ってきている。所属するプレイヤーが世界各地の大会で活躍できるようサポートを続け、現在では世界最高峰の大会で優勝するプレイヤーも輩出している。
POY(年間最優秀選手)受賞者や殿堂受賞者をはじめとして、Hareruya Prosには世界的に著名なプレイヤーが数多く在籍し、また日本のプロチームでありながら、12カ国のプロプレイヤーが名を連ねている。
国内に留まらずグローバルな活躍を続けていくプロプレイヤー集団、それこそがHareruya Prosなのだ!
2020年現在のプロマジックとは
それでは藤江が挑むマジック:ザ・ギャザリングの競技シーンとはどのような世界なのだろうか?
かつて、プレイヤーはプロツアー/グランプリといった大規模大会において成績に応じてプロポイントを獲得し、年間獲得プロポイントごとに各レベルへと色分けされていた。これがプロプレイヤーズ・クラブと呼ばれる制度である。
しかし、2019年よりマジックの競技シーンは本格的に再編成され、リーグ制を導入したMPLが誕生。さらにトッププレイヤーが揃うMPLに続き、2020年にはライバルズ・リーグが創設され、年始に開催されたプレイヤーズツアーの勝者をはじめ、この1年で結果を残してきた面々が選出されている。前述のProsをはじめ、Hopesやアリーナ予選から勝ち上がった人などさまざまだ。
またライバルズ・リーグの創設に続き、チャレンジャー・ガントレットという道も示された。これによりすべてのチャレンジャーに対して、リーグ入りを目指せる道筋が明らかになったといえる。
テーブルトップのみだったマジックの競技シーンへ、MTGアリーナが導入されたことで、多くのプレイヤーへとチャンスは広がったといえるだろう。
これから
オンライン上でのチャンスを掴み取り、新たな競技者としてHareruya Prosへ加入を果たした藤江 竜三。念願だった世界大会が、もう目の前へと迫っている。
今週末に開催される2020ミシックインビテーショナルへ、藤江は参加する。新時代のプロプレイヤーとして、世界中の強豪相手に素晴らしい戦いを繰り広げるに違いない。