決勝戦:黒田 正城(青黒) vs. 廣井 元基(青緑)

晴れる屋メディアチーム

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By Omori Kenichiro

2つの青いデッキ

『基本セット2021』環境で行われている『第5期関西帝王戦リミテッド』。トップ8ドラフトでは半数のプレイヤーが赤を使用する中、決勝戦は青を選択した2名によって争われることとなった。

偏執的な縫い師知識鱗のコアトル

《追われる鯨》を筆頭に3枚のレアを擁する「青黒」の黒田 正城と、《知識鱗のコアトル》2枚をピックした「青緑」の廣井 元基

現“パイオニア”帝王である黒田がここを勝利すれば、現役帝王の二冠達成となる。2フォーマットに渡っての“帝王”襲名は過去にタカハマ ノリマサが成し遂げているが、「現役在位」での達成となれば初の快挙となるのだ。

黒田が『関西帝王戦』に新たな歴史を刻むのか、それとも廣井が阻止し、自身初の栄冠を手にするのか。決勝戦をみていこう。

黒田 正城と廣井 元基

黒田 正城(左) vs. 廣井 元基(右)

決勝戦

Game 1

ゲームの開幕は後手廣井の《突き止め》からで、《知識鱗のコアトル》が手札へと加わる。黒田はこのターン終了時に《仮面の悪党》を呼び出して攻撃を開始する。

廣井は《胞子網の織り手》《仮面の悪党》の攻撃を阻むと、《梢の忍び寄り》を続けて戦線を構築してゆく。黒田は次なる戦力を求めて《偏執的な縫い師》

偏執的な縫い師再命トレイリアのクラーケン

この《偏執的な縫い師》《トレイリアのクラーケン》を墓地へと送り込むと、黒田が唱えたのは《再命》!!《トレイリアのクラーケン》が戦場へ戻り、能力で《梢の忍び寄り》をタップして攻撃を開始する。

活性化のうねり

しかし、この攻撃は通らず。廣井は《胞子網の織り手》《活性化のうねり》をキャストしてブロック。「青からの呪禁」を持つため《トレイリアのクラーケン》でタップすることもできず、突破が一気に難しくなった。黒田は《難破船の探知者》《再命》を回収し、攻め手を追加する準備を整える。

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実は廣井はここまで《島》を引けておらず、青の有効牌が手札に眠っている状況であった。そこへ《帆凧の掠め盗り》が召喚され、貴重な除去である《捕獲球》を奪われる。

遅ればせながら《島》を引き込み、《知識鱗のコアトル》《トリュフ嗅ぎ》を展開するが、この《知識鱗のコアトル》は黒田の《捕獲球》に捕らえられてしまう。両者の場に多くのクリーチャーが並ぶも、攻撃には行けず睨み合いの様相。しばらくは膠着状態が続くのか…と思いきや。

偏執的な縫い師トレイリアのクラーケン

廣井のターン終了時に《偏執的な縫い師》のルーター能力を起動すると、「カードを引いたこと」で《トレイリアのクラーケン》の能力が誘発し、《偏執的な縫い師》をアンタップ。つまりはマナの数だけルーター能力を起動できることを意味し、黒田は7回使用して一気に手札を循環させる。このコンボにより手札のほとんどが有効牌となっていてもおかしくない黒田。まずは《うろつく光霊》《梢の忍び寄り》を手札へ戻しつつ、飛行戦力を用意する。

とどめの一撃

そして次のターン、廣井の防衛の要である《胞子網の織り手》《とどめの一撃》で除去すると、ついに飛行クリーチャー達が攻撃を開始する。廣井は《難破船の探知者》から《突き止め》を唱えるも、ここで公開されたのは《打ち壊すブロントドン》。飛行クリーチャーを止めることは叶わない。

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これによりマナがフルタップとなった廣井に対し、《トレイリアのクラーケン》の能力を使い黒田は一気に攻める。まずは廣井の攻撃前に《偏執的な縫い師》を起動して1体タップし、自ターンのドローフェイズでさらに1体をタップ。《トレイリアのクラーケン》《高揚する書物》をエンチャントすることで、さらに2体を。

《偏執的な縫い師》を起動して残った1体をタップすると、廣井を守るブロッカーは0体に。瞬間的にがら空きとなった戦場へ黒田の軍勢が攻め込むと、15点もあった廣井のライフは一撃で削られてしまった

黒田 1-0 廣井

Game 2

先手廣井は2ターン続けて《突き止め》で手札を整える。ここで公開されたカードは《森》《胞子網の織り手》

選択嵐翼の精体

黒田は《陰鬱な僻地》を連続で置くゆったりとしたスタートだが、3ターン目にして状況は一変する。《選択》後に姿を現したのは《嵐翼の精体》

スタンダードばりの動きにより、一気に黒田有利となったようにみえたが、廣井は《巻き添え》で即除去し、やすやすと主導権は握らせない。

錬金術師の贈り物

廣井は《胞子網の織り手》《知識鱗のコアトル》で戦線を構築してゆく。対して黒田は《厳しい滑空指導員》《うろつく光霊》と展開すると、《うろつく光霊》で攻撃を開始する。この攻撃に廣井は少考するが、《胞子網の織り手》でブロックを選択。すると黒田の手からサイドインした《錬金術師の贈り物》が唱えられ、《胞子網の織り手》は一方的に討ち取られた

難破船の探知者菌類の再誕

黒田は《難破船の探知者》《錬金術師の贈り物》を回収し、廣井は《菌類の再誕》《胞子網の織り手》を手札へ戻しながら、苗木トークンを生成する。両者とも、攻めと守りの手の再利用を狙う。

高揚する書物捕獲球

廣井は《知識鱗のコアトル》《高揚する書物》をエンチャントして巨大な飛行クリーチャーを作り上げるが、黒田も《難破船の探知者》《高揚する書物》をエンチャントして航空戦力を増やす。間の悪いことに《知識鱗のコアトル》《捕獲球》が貼りつけられ、黒田が空での争いを有利に進めてゆく。

ならばと廣井は苗木・トークンで攻撃を返し、《節くれの賢者》で地上の戦線を支配しにかかる。

骸骨射手錬金術師の贈り物

しかし、黒田の手には完璧な解答が用意されていた。《骸骨射手》《節くれの賢者》を対象に取ると、先ほど回収した《錬金術師の贈り物》で接死を付与してブロッカーを刈り取る《厳しい滑空指導員》まで攻撃に向かうと廣井のライフはわずかに2。

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こうなってしまうと《厳しい滑空指導員》の能力もが致命的であり、大きく広がった航空戦力を、廣井は止めることができなかった。

黒田 2-0 廣井
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『第五期関西帝王戦リミテッド』優勝は黒田 正城! おめでとう!!

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