統率者列伝 vol.3 ~《希望の天使アヴァシン》

いってつ

こんにちは! いってつです。

統率者戦が大好きで、晴れる屋のフリースペースやリモートでほとんど毎日統率者戦を遊んでいます。そんな僕が今回から毎週統率者戦デッキを紹介していきます! 構築や対戦の参考になれば幸いです。では早速、今週の統率者をご紹介しましょう!

今回の統率者

第三回は白単の統率者、《希望の天使アヴァシン》です。

統率者《希望の天使アヴァシン》

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《希望の天使アヴァシン》の特徴

希望の天使アヴァシン

《希望の天使アヴァシン》

飛行、警戒、破壊不能

あなたがコントロールする他のパーマネントは破壊不能を持つ。

8マナで8/8、飛行、警戒、破壊不能というだけでかなりのハイパワーですが、それに続くテキストもなかなかのインパクト。「自分のパーマネントはすべて壊れない」というぶっ壊れた能力。クリーチャーはもちろん、エンチャント、アーティファクト、プレインズウォーカー、土地まで破壊不能になります。あとは白といえばアレですね。

ハルマゲドン啓示の刻

そう、全体除去。こんなカードたちが対戦相手だけを襲うのです! 《ハルマゲドン》なんて古いテキストだと「あなたの土地も破壊します」ってわざわざ書いてあるのにね。

一度着地すれば除去は非常に困難。それでいて8点の統率者ダメージで対戦相手を襲う超アンフェアな天使。実際に使ってみるとそのズルさを痛感できますよ!

自軍をガッチリと守りながら相手を滅ぼしていくことができる《希望の天使アヴァシン》《ハルマゲドン》を演出しましょう!

相性のいいカード

序盤を乗り切るヘイト戦略

《希望の天使アヴァシン》は強力な統率者ですが、8マナという重さは明らかにヘビーな部類に入ります。出せればいっきに有利になるものの、8マナに到達するまでなんとかやり過ごさなくてはなりません。そこで活躍するのが相手の行動を阻害する、通称「ヘイト戦略」です。

ドラニスの判事盲従耳の痛い静寂

《ドラニスの判事》統率者領域から唱えることすら禁止するため、統率者戦では非常に強力な一枚。「続唱」「フラッシュバック」「脱出」も不能に陥ります。

《盲従》も統率者戦で強力な一枚。マナ加速をアーティファクトに頼るデッキに大きなテンポロスを強います。《盲従》はテキストに白黒の混成マナが書かれていますが、これはルールを説明するためのテキストなので固有色ルールに引っ掛かりません。白のクリーチャーにプロテクション(赤)と書かれていても固有色にかかわらないのと同じです。

《耳の痛い静寂》は序盤のアーティファクト連打による相手のマナ加速をとがめるだけではなく、終盤の呪文を大量に唱えるコンボも阻害できるのでとても頼りになります。

白はマナ加速やドローが苦手な色なので、序盤はどうしてものんびりになってしまいます。対戦相手の皆さんにのんびりペースに付き合ってもらいましょう。

アヴァシンを着地させたら

審判の日世界薙ぎの剣

《アヴァシン》を無事戦場に出せたらこっちのもの。徹底的にアンフェアを叩きつけましょう。前述したような全体除去を打つだけで圧倒的に有利な盤面になります。特に 《世界薙ぎの剣》 は凶悪。毎ターン相手の戦場を文字通りすべて吹き飛ばすので、勝利は確定的なものになります。

太陽のタイタンオケチラの碑希望の夜明け

全体除去が引けなかったら、墓地から再びクリーチャーを呼び戻したり、トークンを並べて殴り切ってしまいましょう。1/1でも破壊不能なら無敵。かなり厄介です。ある程度のブロッカーは残しつつどんどん殴りましょう。

稲妻のすね当て速足のブーツルーンの与え手

《アヴァシン》は相手にとって明らかに危険な統率者です。非常にヘイトが高く、対戦相手が協力して除去にかかることも多いです。追放されたならまた唱えなおせばいいだけなのですが、《月への封印》など戦場から移動させることなく《アヴァシン》を停止させる呪文を使ってくるかもしれません。 《金粉のドレイク》《集団強制》コントロールを奪われたら目も当てられません《アヴァシン》を失うと一気に形勢不利になってしまうため、《アヴァシン》に「被覆」「プロテクション」を与えてしっかり守ってあげましょう。

セカンドプラン

万が一、対戦相手も《希望の天使アヴァシン》を繰り出して来たら? あるいは大量のトークンを並べて戦場が拮抗してしまったら?

そんなときのためのセカンドプランを用意しました。通称「ヘリオッドバリスタ」です。

太陽冠のヘリオッド歩行バリスタ

《太陽冠のヘリオッド》と、+1/+1カウンターが二個以上乗っている《歩行バリスタ》を同時に戦場に用意することで無限ダメージを発生させることができます。白はサーチが苦手な色ですが、エンチャントとアーティファクトは《悟りの教示者》などで持ってくることができます。《歩行バリスタ》《護衛募集員》でもサーチ可能です。そもそも二枚とも単体でも優秀なカードなので積極的に採用したいですね。

「ヘリオッドバリスタ」コンボ手順

《太陽冠のヘリオッド》の起動効果で、《歩行バリスタ》に絆魂を与える。

(A)
《歩行バリスタ》の起動効果で、カウンターを取り除き対戦相手にダメージを与える。

(B)
絆魂により、1点回復。《太陽冠のヘリオッド》の誘発効果で、《歩行バリスタ》にカウンターを乗せる。

以下(A)(B)の繰り返しで無限ダメージ。

コンボ開始後に《歩行バリスタ》が除去されそうになってもスタックでコンボを再開することができるよう、カウンターを多めに乗せておくか、マナが4マナ以上出る状態にしておくのがおすすめ。

いってつのイチオシ!

どれだけ盤面を強固にして殴っていても、相手が特殊勝利コンボを走らせたら白には対応が困難です。そんな白の数少ない相手の特殊勝利を止める手段がこちら!
天使の嗜み

そのターン中、だれも勝利することができなくなるという究極的な防御。たった1マナで放てる上、「刹那」を持っているのでこれが打ち消されることはまずありません。これで統率者戦の無限コンボの多くが停止します。あとは相手がコンボを再スタートする前に殴り切るだけです! このカードの存在で勝率が一段階上がるはず。

『時のらせんリマスター』での採録で手に入りやすくなりました! やったね。

おわりに

《希望の天使アヴァシン》の魅力を知っていただけたでしょうか。統率者指定しなくても、白を含むデッキに試しに入れてみるだけでも面白いと思います。

手っ取り早く今すぐ《希望の天使アヴァシン》を使いたい! という方はこちらからどうぞ。
※収録カードは上記リストやページ内で紹介したものと異なる場合があります。商品ページ内のリストをご確認ください。

商品ページはこちら

今回はここまで! 来週の更新をお楽しみに!

この記事内で掲載されたカード

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いってつ 晴れる屋メディアライターです。最近の悩みは記事執筆と動画出演で忙しくて統率者戦が1日2回くらいしか遊べないこと。 いってつの記事はこちら

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