デッキのコンセプト

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マジックには様々な楽しさがあります。派手なクリーチャーで殴りあうのが楽しい、呪文の応酬が楽しい。そして、ドローが楽しいという方もいるはず。というか、ドローが嫌いなカードゲーマーなんているんでしょうか。手札の数は可能性の数です。

今回の《パルン、ニヴ＝ミゼット》はそんなあなたにピッタリなデッキです。無限ドローを決めなくても無尽蔵のドローを提供するこのデッキはドロー大好きなあなたにきっとぴったり！

統率者の特徴

《パルン、ニヴ＝ミゼット》(U)(U)(U)(R)(R)(R)

この呪文は打ち消されない。

飛行

あなたがカードを１枚引くたび、クリーチャー１体かプレインズウォーカー１体かプレイヤー１人を対象とする。パルン、ニヴ＝ミゼットはそれに１点のダメージを与える。

プレイヤーがインスタントかソーサリーである呪文を唱えるたび、あなたはカードを１枚引く。

イゼット団創始者、天才ニヴ＝ミゼット。

誰かがインスタントやソーサリー呪文を唱えるたびにドローできてしまいます。打ち消しがすべてキャントリップ呪文（ドローする効果がついていて手札が減らない呪文）になるやばさ、伝わりますでしょうか。

統率者戦においては打ち消しは1：1：0：0交換で損をする行動だと度々伝えてきましたが、ニヴ＝ミゼットにかかればアドバンテージ損無しです。打ち消された相手の呪文がインスタントやソーサリーならさらにドローできてしまいます。

実際に使ってみると、「これも引けるのか」「また引けるのか！」と尋常じゃないドローの怪物だと実感させられます。

さらにドローの度にどこかに1点ダメージを飛ばせるのも魅力です。マナクリーチャー、システムクリーチャーを焼きあげ、プレインズウォーカーをしおしおに干上がらせます。

こんな怪物が打ち消し不可能というのも恐ろしいですね。かといって除去は打ち消されてしまいそうです。

とにかく尋常じゃないくらい引ける＆焼けるニヴ＝ミゼット大先生を支える呪文たちを見ていきましょう！

相性のいいカード

まずは強力な打ち消し。これにドローがついてくるってマジ……？

ぶっちゃけ、インスタント・ソーサリーならなんでも相性抜群。時間操作連打、ドロー連打、火力連打、なんでも好きな呪文モリモリにしちゃいましょう。

おや、エンチャントにクリーチャーですね。《パルン、ニヴ＝ミゼット》デッキならインスタント・ソーサリーを優先したほうが良さそうなのですが……たくさんのプレイヤーがこのコンボで屠られてきました。大量のドローでこのカードを引き当てるのがこのデッキのゴールと言っても過言ではありません。

《好奇心》《知恵の蛇の眼》のどちらかを《パルン、ニヴ＝ミゼット》にエンチャントします。この状態で、《パルン、ニヴ＝ミゼット》でなんらかのダメージを与えるか、ドローするか、誰かがインスタントかソーサリーを唱えるか、すると「無限ドロー」「（ライブラリーがある限り）無限ダメージ」が発生します。相手が大量ライフゲインをしていたり、《テフェリーの防御》を使ってきたら《タッサの神託者》でゴールしましょう。

いってつのイチオシ！

《パルン、ニヴ＝ミゼット》デッキは人によってリストが大きく変わるようです。とにかく引いて引いて引きまくったゴールは同じなのですが、それに至るまでの過程に個性が見えます。カウンター見本市のようなデッキにも出会いました。クリーチャーを《二人組の見張り番》だけにして《変身》で引っ張り出すデッキもありました。

自己表現を貴ぶ統率者戦において、一つの統率者からたくさんのリストが生まれるのは素晴らしいことですね！　せっかくですからのびのびプレイしたいものです。そこで推したいのがこちら。

赤1マナインスタントたちです。なぜなら……

統率者戦でよく見かける「ドローを咎めるカード」でせっかくたくさんドローできるはずが、完全に停止してしまいます。クリーチャーもプレインズウォーカーも《パルン、ニヴ＝ミゼット》の火力で対処しやすいはずが、ドローできないと火力も止まってしまうのが本当に切ないです。除去を《パルン、ニヴ＝ミゼット》に頼るだけではなく、火力呪文もしっかり積んでおきたいですね！

おわりに

マジックの物語でも「天才」といえばウルザと並んでニヴ＝ミゼットを挙げる方も多いのではないでしょうか。呪文を重ねていき、最後には無限に到達するというこのデッキ、まさに天才の力を体感できる気持ちいいデッキと言えるでしょう。

もしこのデッキを今すぐ遊びたければ晴れる屋通販サイトをぜひご利用ください！