統率者列伝 ! 「続唱する《大祖始》」

いってつ

統率者列伝

みなさんこんにちは、統率者戦大好きいってつです。

みなさん、ドローを「発掘」に置換していますか?風邪予防におすすめですよ。

さて今回紹介するデッキは変わり種です。あるメカニズムに全力投球した楽しいデッキです。

アド確定☆デッキトップガチャ!早速回していきましょう。

デッキのコンセプト

参考デッキリスト

続唱大祖始

クリックして拡大

続唱!ルール確認

『統率者レジェンズ』で再登場したメカニズム、「続唱」を全力で楽しむデッキです。まずはそのルールを確認しておきましょう。

「続唱(Cascade)」

「あなたがこの呪文を唱えたとき、あなたのライブラリーの一番上のカードを、マナ総量がその呪文より低い土地でないカードが追放されるまで追放する。そのマナ総量がその呪文のマナ総量よりも小さいなら、あなたはそのカードをそのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。その後、これにより追放されたすべてのカードを、あなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。」

続唱を持つカードを唱えたときに誘発して、ライブラリーの上を追放していきます。そのため、続唱を持つカードを打ち消したとしても続唱によってなんらかの呪文を唱えることができ、確実にアドバンテージを得ることができます。

乗り込み部隊巨人落としValki, God of Lies

めくれたカードが当事者カードやモードを持つ両面カードだった場合、その出来事や第2面の呪文のマナ総量が続唱を誘発させた呪文のマナ総量より小さいならそれを唱えることも可能です。

例えば、マナ総量6の《乗り込み部隊》を唱えたことで誘発した続唱の解決で《巨人落とし》が公開された場合、マナ総量1の《巨人落とし》を唱えるほかに、マナ総量3である《巨人落とし》の出来事《切り落とし》を唱えることもできます。

同様に《嘘の神、ヴァルキー》がめくれたときには、マナ総量2の《嘘の神、ヴァルキー》は唱えられますが、《嘘の神、ヴァルキー》の第2面《星界の騙し屋、ティボルト》はマナ総量7です。よって、この場合は第1面のみ唱えることができます。第2面のマナ総量が《乗り込み部隊》よりも大きいからです。

続唱は2021年2月にルール変更されています。「続唱」を持つカードを使う際は念のため確認しておきましょう。詳細はこちら

続唱!続唱!続唱!続唱!

頂点壊滅獣報奨の祝賀者、イモーティ血編み髪のエルフ

続唱で続唱を持つカードがめくれたら宇宙。続唱で唱えた呪文が続唱を持っていたらまた続唱が誘発します。

とにかく大量の「続唱」カードとそのほかコスト踏み倒し呪文を連打して気持ちよくなるデッキです。さあガチャを回そう。

統率者の特徴

大祖始

《大祖始》 (W)(W)(U)(U)(B)(B)(R)(R)(G)(G)

プロテクション(すべて)

大祖始がいずれかの領域からいずれかの墓地に置かれる場合、代わりに大祖始を公開しそれをオーナーのライブラリーに加えた上で切り直す。

10/10

厳かなイラストから極端なカードデザイン。

ウラをとっていませんがおそらく小学生が考えたカードです。

プロテクション(すべて)によってブロックされずダメージを受けず対象に取られない《大祖始》《神の怒り》のような全体除去か《魂の粉砕》のような生贄による除去でなければ除去できません。

かっこいい五色の伝説のクリーチャーは最高ですね。

相性のいいカード

遥か見三顧の礼耕作

続唱を持つ呪文はマナコストが重めに設定されています。土地をぐんぐん伸ばしていきましょう。

師範の占い独楽精神を刻む者、ジェイス吸血の教示者

続唱は運否天賦ではありません。こうしたライブラリートップを操作できるカードで”触媒”を使って目当てのカードを手に入れましょう。しかし気持ちよくなるだけでは勝利できません。いったいどうやって勝利するのでしょうか。

理由なき暴力焦熱の解放峰の恐怖

なるほど、死人が出そうです。

野生の律動頂点壊滅獣苛立つアルティサウルス

わかったからもうやめて。

無限マナや特殊勝利ではなく、続唱で稼いだ暴力的アドバンテージで相手を圧倒していくデッキです。

いってつのイチオシ!

イフリートの炎塗り創造の技

『ストリクスヘイヴン:魔法学院』と『統率者2021』で登場したコスト踏み倒しの新顔です。《イフリートの炎塗り》はスタンダードで《発生の根本原理》を踏み倒そうとしていますが、統率者戦ではほかにも「終わる」呪文はたくさんあります。

召し上げ

《召し上げ》は統率者戦ならではの「ゲームを終わらせる呪文」のひとつです。

追加1ターンは確定、各対戦相手からパーマネント1つか追加ターンをもぎ取ります。対戦相手が多ければ多いほど豪快な能力になります。《無限への突入》から《タッサの神託者》のように、ゲームを直接終わらせるわけではありませんが、《召し上げ》を解決させて負ける試合などほとんどありません。

おわりに

統率者戦はやはり自分の使いたいカード、やりたいギミックで全力でつっぱるのが最高ですね。

皆さんもぜひ好きなデッキを全力で作ってみてください!デッキ構築の際は「週刊 統率者デッキを作る」や「カードアーカイブ」もぜひ参考にしてみてください。

それではみなさん、統率者戦のテーブルでお会いしましょう!

統率者デッキを作る はこちら

記事はこちら

この記事内で掲載されたカード

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

いってつ 晴れる屋メディアライターです。最近の悩みは記事執筆と動画出演で忙しくて統率者戦が1日2回くらいしか遊べないこと。Commander Format Panel メンバー。 いってつの記事はこちら

このシリーズの過去記事

過去記事一覧へ