新たなる地平線
みなさんこんにちは。晴れる屋メディアチームです。
今回は6月11日(英語版は18日)発売予定の最新エキスパンション『モダンホライゾン2』より、カードプレビューをお送りしたいと思います!すでに公式よりオールドファン垂涎間違いなしの《対抗呪文》の収録や、モダンを始めたばかりのプレイヤーに嬉しい対抗色フェッチランドの再録と嬉しい情報も出ていますね。
と、その前に。まずは前弾となる『モダンホライゾン』についておさらいしましょう。
『モダンホライゾン』
『モダンホライゾン』は2019年6月に発売されたモダン・フォーマット用の特殊セット。モダン環境に現れた《意志の力》こと《否定の力》やアグロデッキの潤滑油となる《歴戦の紅蓮術士》など既存のアーキタイプやデッキ相性に変化をもたらすカードが収録されていました。対策カードも充実しており、生きた《無のロッド》こと《溜め込み屋のアウフ》はサーチできるため使い勝手が良く、多くのデッキに居場所を見つけていますね。
強力なカードの中にあって、とりわけマルチカラーのデザインは際立っていたのを覚えています。《甦る死滅都市、ホガーク》の登場で墓地活用デッキでは最速2ターン目に8/8トランプルを出せるほど高速化し、「ホガークの夏」と言わしめるほど暴れ回りました。
《レンと六番》はタフネス1のクリーチャーを咎めつつ土地を回収できるため、アドバンテージ源としてミッドレンジやコントロールで採用されました。レガシーではフェッチランドに加えて《不毛の大地》を使い回せるため、状況によっては土地が2枚以上伸びない、なんて悲惨な展開もあったのです。
一時的に派手な動きが目立ったモダンですが、いくつかのカードが環境から去った後に残ったのは、フェアデッキの足場を固めるカードでした。言い換えるなら、能力を持ちながらカードを引ける、潤滑油のことです。
《氷牙のコアトル》もそうです。わずか2マナでプレイできるこのクリーチャーは、瞬速、飛行、キャントリップ、そして条件付きながら接死と4つも能力をもっている使い勝手のいいカードであり、たとえ条件を満たせなくてもただでパーマネントが1枚増えることになります。接死を得たら疑似除去となり、手札を減らさずにサイズを無視して相手のクリーチャーと相打つことができるのです。
どんな状況でも一定の効果があるため無駄がなく、瞬速を持つためコンボ相手にも隙を作りません。クリーチャーなのでサーチや使い回しもでき、シナジーも形成しやすい、まさに万能クリーチャーといえそうです。
というわけで、少し前置きが長くなりましたが、晴れる屋が紹介するのはこちらのカードです!
《氷牙のコアトル》
瞬速
飛行
《氷牙のコアトル》が戦場に出たとき、カードを1枚引く。
あなたがこれ以外の3つ以上の氷雪パーマネントをコントロールしているかぎり、《氷牙のコアトル》は接死を持つ。
そうなんです。なんと《氷牙のコアトル》が再録されるのです!しかも旧枠加工版で!
深みのある金色の枠に縁どられた《氷牙のコアトル》のイラストが非常に映えます。ノーマル版も素晴らしい出来ですが、これはより深みと輝きが増すFoil版にて味わっていただきたいと思います。
先ほど語った通り、《氷牙のコアトル》は潤滑油として素晴らしいスペックを有していますが、気になるのは居場所があるかどうかです。以前は同じシミックカラーの《自然の怒りのタイタン、ウーロ》とともに使用され、《死者の原野》がアクティブになるまでの守りとして序盤を支えました。
禁止改定により、モダンでは見る機会が減りましたが、レガシーでは現役。《魔の魅惑》や《食物連鎖》といったコンボデッキに活躍の場を見つけています。複数のカードを必要とするコンボデッキでは、デッキを掘り進めながら防御できる理にかなったカードです。《秘密を掘り下げる者》だろうと、《再活性》した巨大クリーチャーだろうと、《氷牙のコアトル》は確実に止めてくれる頼もしい存在なのです。
入手方法
さて、気になる入手方法ですが、旧枠加工されたカードはコレクター・ブースターのみに封入されています。つまり、ドラフトブースターとセットブースターからは入手できません。《氷牙のコアトル》目当てにブースターパックを購入する際は、間違いのないように気をつけてください。
おわりに
今回は『モダンホライゾン2』に再録される《氷牙のコアトル》をご紹介しました。デッキの潤滑油となり、相手のクリーチャーと相打つ疑似除去となり…と利点はたくさんありますが、何よりも旧枠加工に惹かれますね。
なお、2021年6月11日(英語版は18日)発売予定の『モダンホライゾン2』ですが、現在晴れる屋ではブースターBOXの予約受付中となっております!下記のリンクより『モダンホライゾン2』の商品ページへ繋がっておりますので、ぜひ、ご活用ください!!