『フォーゴトン・レルム探訪』先行プレビューカード公開!

晴れる屋メディアチーム

はじめに

みなさんこんにちは。晴れる屋メディアチームです。

フォーゴトン・レルム探訪

今回は最新エキスパンション『フォーゴトン・レルム探訪』より、カードプレビューをお送りしたいと思います!すでに公式より、「ダンジョンズ&ドラゴンズ(以下、D&D)」の世界よりやってきたいくつかのキャラクターのカード化が発表されています。

マジック史上初めてD&Dをテーマにしたセット、『フォーゴトン・レルム探訪』はどのようなエキスパンションなのでしょうか。ダイスの代わりにカードを手に取り、ダンジョンへと向かいましょう!

『フォーゴトン・レルム探訪』

D&Dとは、世界で最初のロールプレイングゲームであり、もっとも広くプレイされた作品です。複数のプレイヤーでダイスの判定を元に行動し、想像力を総動員してひとつの物語を作りあげていくファンタジー・テーブルトークRPGなのです。D&Dについて詳しく知りたい方は株式会社ホビージャパン様の「D&D とは?」をご確認ください。

さて、D&Dの体験に欠かせない要素といえばドラゴンなどのさまざまなモンスターですが、その中にはスケルトンのようにマジックでもお馴染みのものが存在しています。

苔穴の骸骨骸骨射手

スケルトンは、D&Dでは次のように説明されています。

スケルトン

闇の魔法によって生み出された、体全体が骨製のクリーチャーである。感情はなく、魂もなく、ただひたすらに己の創造者の命に従う。ダンジョンや墳墓の守り手としてスケルトンが配置されていることはよくある。また、アンデッドの軍団では、スケルトンが歩兵部隊の基礎を担っている。

「引用元:株式会社ホビージャパン

そう、スケルトンは感情が欠落し、魂を失った、創造者の命に従うのみのクリーチャーなのです。そして次のフレーズにも気になる部分があります。「ダンジョンや墳墓の守り手としてスケルトンが配置されていることはよくある」。

これまでマジックでは聞いたことのないダンジョンというワード。実は『フォーゴトン・レルム探訪』では、D&Dにおけるダンジョンを新たなメカニズムとして組み込んでいるのです。

新メカニズムである「ダンジョン」はゲーム開始時にはゲームの外部にあり、使用時は統率領域に置かれます。ゲーム中、起動型能力や誘発型能力、カードの効果によって新規キーワード処理「ダンジョン探索」を行ったとき、好きな「ダンジョン」を選び向かえるのです。

最初の部屋を含めて「ダンジョン探索」を繰り返すことで「ダンジョン」内を進む様子は、まさに現在進行形の物語。より深く「ダンジョン」へと潜ることで大きなボーナスを手にすることになりますし、「踏破」すればさらに新たなボーナスを得られることもあります。

「ダンジョン」を詳しく見ると、種類によって階層が異なることがわかります。最小となる《魂を喰らう墓》はわずか3階層ですが、《狂える魔道士の迷宮》はその倍以上となる7階層にも及びます。当然長い理由があり、「踏破」時により強力なボーナス効果が得られるようになっているためです。《狂える魔道士の迷宮》では3枚ドローに加え、その内1枚をただで唱えられる破格の効果を得られます。

ですが、気になるのはそこまで延命できるのか、ということです。少量のライフ回復や占術で耐え、ひとまずは3階層と5階層を目指していくことになります。3階層ではクリーチャー1体の攻撃を封じ、5階層ではスケルトン・トークンが2体生成できます。相手の攻撃から身を守るのには最適な効果のため、《狂える魔道士の迷宮》へ進んだ際は、素早く目指していきましょう。

どうやら『フォーゴトン・レルム探訪』はスケルトンが頻繁に登場するようですね。それでは、そろそろプレビューの紹介へと移りましょう!

《群がる骸骨/Skeletal Swarming》

《群がる骸骨/Skeletal Swarming》

あなたがコントロールしているすべてのスケルトンはトランプルを持ち、各戦闘で、可能なら攻撃し、+X/+0の修正を得る。Xはあなたがコントロールしていてそれでないスケルトンの数に等しい。

あなたの終了ステップの開始時に、黒の1/1のスケルトン・クリーチャー・トークン1体をタップ状態で生成する。このターンにクリーチャーが死亡していたなら、代わりにそのトークン2体を生成する。

《群がる骸骨》は、ダンジョンズ&ドラゴンズのモンスター「Skeletal Swarm」がモチーフのカード。スケルトンはマストアタックになりますが、攻撃に向かえばほかのスケルトン1体につきパワーが上がる仕様となっています。感情はなく、魂もなく、ただひたすらに己の創造者の命に従う…まさにスケルトンらしいカードといえます。

もちろん攻撃が強制となってしまうため、時には一方的に処理されてしまうこともあります。そこで2つ目の能力に注目してください。《群がる骸骨》は自分のターン終了時に、自動的にスケルトン・トークンを生成してくれるのです。しかも、このターン中にクリーチャーが死亡していたならその数は2体に!対戦相手からすれば、ライフを守るためにブロックしてしまうと、次のターンの戦力が余分に増えてしまう厳しい選択を迫られるわけです。

とはいえ、攻撃して一方的に処理されてしまうなら、うまく使いたいところ。黒といえば能動的に生け贄に捧げることに特化した色です。スタンダードのプールでサクリ台(生け贄に捧げる効果を持つカード)を見てみると、

悲哀の徘徊者ロークスワインの元首、アヤーラ禁忌の調査村の儀式

何度も使えるクリーチャーやお手軽なインスタントといくつも見つかりました。なかでも《ロークスワインの元首、アヤーラ》はスケルトン・トークンが戦場に出たときにライフをドレインしつつ、ドローへと変換できるもっとも噛み合ったカードです。

想起の拠点

また、墓地に落ちたときに誘発するカードと組み合わせるのも良さそうです。《想起の拠点》はスケルトン・トークンすべてにドレイン効果を付与してくれます。これならサクリ台がいない状態で攻撃へ向かっても、無駄になりませんね。

さらにこの《群がる骸骨》には拡張アートまで存在しているのです。拡張アート版カードはコレクター・ブースターからのみの出現となります。『フォーゴトン・レルム探訪』の世界観を楽しむなら、こちらもチェックしてみてください。

おわりに

今回は『フォーゴトン・レルム探訪』の新カード、《群がる骸骨》をお届けいたしました。まさに名前の通り、自動的に生成され群れを成して襲ってくる骸骨は、脅威以外の何ものでもありません。サクリ台と生け贄に捧げるボーナスカードをそろえれば、ゴルガリやジャンドでのサクリファイスデッキも作れそうです。

ほかにもスケルトンが登場するならば、攻撃時のパワー増強に注目した前のめりな構築も面白いかもしれません。単体よりもデッキ全体でシナジーを形成するカードであり、構築意欲がそそられますね。

なお、2021年7月23日(金)発売予定の『フォーゴトン・レルム探訪』ですが、現在晴れる屋ではブースターBOXの予約受付中となっております!下記のリンクより『フォーゴトン・レルム探訪』の商品ページへ繋がっておりますので、ぜひ、ご活用ください!!

フォーゴトン・レルム探訪
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