D&Dの世界がやってくる。ダイスは持ったか?
D&Dからマジックへ新たな仲間が加わる。
TRPGの元祖、D&Dとのコラボとだけあって、「ダンジョン」「ダイスを振る」といった新鮮なギミックに注目が集まっています。
テキストにある「d20を振る」のd20とは「20面ダイスを振る」という意味です。
マジックコンパニオンアプリ上で電子ダイスを振ることもできます。公平ですし、どこかへ転がって失くす心配もありません。
でも……ボタンを押した瞬間に目が出るというのは少々味気なく感じます。D&Dにおいて、呪文を唱えることができたか、攻撃は命中したか、あらゆる行動の結果を判定するのがダイスロールです。せっかくのTRPGとマジックのコラボ、せっかくのテーブルトップでのプレイなんだから本物のダイスを振りたい!特に《デック・オヴ・メニー・シングズ》は20を出せればゲームを決めてしまう強力な一枚。こんな大事な一投、自分の手で振りたい!
幸い僕たちマジックプレーヤーは20面ダイスを無限に持っていますからね。今のうちに素振りを――
マジックとd20が出会う
????:ちょっと待った!それ20面ダイスじゃないよ。
いってつ:誰だお前!
d20マン:ダイスロールの楽しさを伝えに晴れる屋にやって来たd20マンだよ。
d20マン:で、そのサイコロらしきものだけど。プレリリースキットやバンドルセットに入っているそれは「スピンダウンカウンター」と呼ばれるサイコロ風のカウンターなんだ。
主にライフの記録に使うことが想定されていて、20から1までの数字が順番に並んでいる。数字の並びに偏りがあるから、厳密な意味では「厳正なダイス」ではないんだ。7/19に競技大会でのダイスの取り扱いについてアナウンスがあって、「ルール適用度:競技」の大会では使用不可になったんだ。一般的な大会でも20面ダイスを用意するのが無難だね。
7/19のルールアップデートに対応して一部改稿しました。
旧記述
主にライフの記録に使うことが想定されていて、20から1までの数字が順番に並んでいる。数字の並びに偏りがあるから、厳密な意味では「厳正なダイス」ではないんだ。プレイヤー同士の合意が取れて意図的な振り方をしなければ問題なさそうだけどね。
いってつ:なるほどね。たしかに今回の製品情報のページにはプレリリースキットやバンドルの同梱品に「d20」って書かれているね。おうちプレリリースはやろうと思っていたからちょうどよかった。安心安心。
d20マン:それから――同時発売の統率者戦セットで登場するこうしたカードを使うなら、さらに4面、6面、8面、10面、12面ダイスも必要になるかもね。まさにD&Dさながらだね。
いってつ:ダイスポーチがギチギチのパンパンになるわ。
d20マン:対戦相手の理解を得ることができれば、20面ダイスを1個持っておくことで、例えばd12の時に13から20の目を無視(振り直し)することでほかのダイスの代わりにできる。マジックコンパニオンアプリ上でも各ダイスを振ることができるようになっているよ。
いってつ:……いや!いい機会だし全部そろえるよ。楽しむ時は全力で行きたいからね!
d20マン:いいね!せっかくのコラボだから、効率ばかりを求めないで、フレーバーや「遊ぶ」ことを楽しんでほしいな。みんなでドキドキしながら出目を見守って一喜一憂しよう!
【商品情報】店頭サプライコーナーに多面ダイスが100円で再登場!
— 晴れる屋 TC東京 (@hareruya_TC) July 14, 2021
スタンダードな6面ダイスをはじめ、4,8,10,12,20の計6種類があり様々な用途にお使いいただけます!
中でも20面ダイスは『フォーゴトン・レルム探訪』で使用いたしますので、この機会にご購入頂けると便利かと思います! pic.twitter.com/VzfoTAoE3W
在庫・取り扱い状況は店舗によって異なります。詳しくは最寄りの店舗までお問い合わせください。
デッキ ダイス かばんに 詰め込んで
「マジックの大会ではダイスロールやじゃんけんなどマジック以外の方法で勝敗を決する行為は禁じられています」
マジックの大会ではおなじみのアナウンスですが、これからはダイスロールがゲームを決める時代。《デック・オヴ・メニー・シングズ》は手札が0の後が無い局面で20を出すことができればほぼ勝ててしまうまさに「ダイスロールで勝敗を決する」カード。
みなさんもぜひ想いをのせて「スペル」を放ちましょう!
それではみなさん、楽しいマジックライフを!
…………。
…………。
…………。
ブロール、大ピンチの局面。
《デック・オヴ・メニー・シングズ》を起動、出目はなんと20!
……が、リアニメイトしたクリーチャーに追放除去を当てられて完全に終わる筆者。
ペットのビョルンがうなだれる、その姿が味わい深い。