ブロール 統率者列伝! デンジャラスなじーさん《ラトスタイン翁》

いってつ

デンジャラスなじじい

みなさんこんにちは、ブロールも大好きないってつです。

明日、1月10日はコマンダーサミット!

みなさんデッキの調整はもうおすみですか?

いってつは全く終わっていません。統率者戦だけでなくブロールも遊べるいい機会なので新しいブロールのデッキを組みたいと思っていたのですが、どの統率者にするかなかなか決まらないまま直前になってしまいました。

そんな折、ふとデスクに目をやるとそこには『イニストラード:真紅の契り』のリミテッドのデッキが積まれていました。何気なく手に取ってカードに目を通すと――

――見つかりました。

デンジャラスなじーさんが♨

統率者の特徴

ラトスタイン翁

《ラトスタイン翁》 (1)(黒)(緑)

伝説のクリーチャー – 人間・農民

ラトスタイン翁が戦場に出たときとあなたのアップキープの開始時に、カード1枚を切削する。これにより土地・カードが切削されたなら、宝物・トークン1つを生成する。これによりクリーチャー・カードが切削されたなら、緑の1/1の昆虫・クリーチャー・トークン1体を生成する。これによりクリーチャーでも土地でもないカードが切削されたなら、血・トークン1つを生成する。

1/4

《ラトスタイン翁》。「爺(じい)」ではなく「翁(おう)」らしい。「じい」であれ。

さてこのじーさん、毎ターン切削して宝物か昆虫か血を出してくれるらしい。

強いのか?

リミテッドでは切削で墓地肥しをしながら昆虫トークンで時間稼ぎをし、宝物トークンでテンポを取り、《黴墓のヤスデ》のサイズをバカでかくして、僕に3-0をくれた好々爺。ブロールでも僕に微笑んでくれるのでしょうか。

黴墓のヤスデ血誓いの従士

おおきくなーれ!

デッキのコンセプト

でんじゃらすブロール

クリックして拡大

昆虫が出るか宝物が出るかコントロールができないのがつらいのですが、毎ターンマナを使わずにテンポやアドバンテージが取れるのはなかなか悪くなさそうです。せっかく切削するのですから墓地はぜひ利用したいです。というわけでリアニメイト戦略を考えてみましょう。

戦墓の再誕戦慄宴の悪魔

マナ総量6以上のデカくて強い生き物を詰め込み、墓地から吊り上げる作戦です。手札に来てしまったデカブツは《ラトスタイン翁》が出す血トークンで墓地へ送ってもいいですし、宝物トークンを使って手札から唱えるのもいいでしょう。よし、いけそうだ!これでいこう!いける!

……たぶん。

ブロールは戦闘ダメージでゲームが決着することが大半。そんな環境でこのじーさんと共に生き延びることは可能なのでしょうか。

イニストラードの超自然的な怪物と戦うには、特別な装備が必要だ。幽霊の横行とやり合うなら、狂暴な狼男と同じようにはいかない。そこでラトスタイン翁の出番だ。必要とする物があれば、彼は手に入れてくる――(彼いわく)どんな商人よりも適切な値段で。あらゆる形の、大きさの、素材の杭を揃えている。聖水が要る? 泉がひとつぶんある(いや、お前は行くことはできない)。詐欺師のような雰囲気を漂わせているかもしれないが、ラトスタイン翁は必ず必要なものを調達してくれる……大抵の場合は。

『イニストラード:真紅の契り』の伝説たち」より

“大抵の場合は。”

カードの能力処理に際して「運」が介入することを嫌うプレイヤーがいることを僕はもちろん知っています。一方で、そんなデッキが大好きなプレイヤーがいることも知っています。

僕は好きです。「頼む頼む頼む頼む宝物出れば全体除去打てる打てる打てる打てるそれじゃあ切削しますしますしますアアアアアアアアアーーッ!!!!」とコマンダーサミットで喚き散らす未来が見えます。みなさん、寛大なお心でお付き合い下さい。

相性のいいカード

フィニッシャー級の生物たち

戦慄宴の悪魔耕作する巨躯年老いた骨齧り

じーさんを守る頼もしい仲間たちだ!特に《戦慄宴の悪魔》《ラトスタイン翁》から出る昆虫トークンを生け贄に捧げて毎ターン増殖していくので相性抜群です。飛行6/6クリーチャーが増えていくのはブロールでは犯罪的。着地即除去ということが無ければゲームを掌握できます。もっとも、数ターン後にはおじいちゃんをサクらせてしまうかもしれませんが。

ベレドロス・ウィザーブルーム

《ベレドロス・ウィザーブルーム》もお気に入りのカードです。ライフのやり取りの激しいブロールでは10点の支払いは決して軽くないコストですが、全体除去+リアニメイトという2アクションを取りやすくしてくれます。

毎アップキープに生み出される邪魔者も対戦相手からの攻撃をしのいだり、《戦慄宴の悪魔》の生け贄にもってこいです。ブロール定番カードの《星界の大蛇、コーマ》が生み出すトークンをキャッチし続けることができるのも魅力。

リアニメイト

雪上の血痕戦墓の再誕最後の血の長、ドラーナ

墓地からクリーチャーを吊り上げるカードはほとんど採用しました。《雪上の血痕》は全体除去を兼ね、《戦墓の再誕》は切削されても墓地から唱えることができ、《最後の血の長、ドラーナ》は毎ターンリアニメイトが可能。どのクリーチャーを吊り上げるかは対戦相手任せになってしまうものの、継続的に戦場にフィニッシャー級のクリーチャーを送り込めます。

検討中のカード

以前、ブロールは回避能力が重要なフォーマットだとお話ししました。しかしこのデッキには飛行やトランプルを得る装備品は採用していません。

詩人の羽ペングリセルブランドの仮面岸壁安息所の帆凧

いずれも強力だが……

理由は《ラトスタイン翁》の能力で切削されてしまうリスクです。血トークンが生み出されるだけではアドバンテージを得たことにはならず、墓地のアーティファクトを拾う手段を追加するのも厳しそうです。

すでに除去とリアニメイトでパンパンのデッキにこうした装備品を入れるよりも、《戦慄宴の悪魔》《年老いた骨齧り》などの飛行クリーチャーを優先することにしました。

もっとも、白の天使軍団に”おじいちゃんち”を滅ぼされる可能性は否定できません。そうなれば、こうした飛行を持たせる装備品を採用し、血トークンを活かせる構成に寄せるかもしれません。

いってつのイチオシ!

墓入りの妨害

みんなはもう「パーティー」のこと忘れちゃった?

《ラトスタイン翁》自身はパーティー部族ではないものの序盤を支えるクリーチャーにはクレリックとならず者が多く、5マナで2体をリアニメイトできることがほとんどです。

「パーティー」デッキは今日までなかなか活躍できずにいますが、「パーティー」と書かれたすべてのカードが弱いわけではありません。デッキによっては十分実用に足る性能を発揮することもあります。

おわりに

ブロール、とくに多人数でのブロールには、新セット発売の度に環境変化が起こって常に新しいデッキをデザインすることができるという魅力があります。

この《ラトスタイン翁》も、ブロールというフォーマットが無ければ試すことさえしなかったかもしれません。統率者戦に限らず、デッキビルダーにとって大切なのは手を動かしてみることだと考えています。頭の中だけで考えて「無理じゃね?」ではなく、実際にデッキを動かして実感を持って「無理だ」という判断をしてほしいと思います。

コマンダーサミットでは統率者戦だけでなくブロールも楽しんじゃいましょう!

それではみなさん、統率者戦のテーブルでお会いしましょう!

この記事内で掲載されたカード

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

いってつ 晴れる屋メディアチームスタッフです。統率者戦は自己実現の物語。私を成長させ、貯金を破壊する。最近の悩みは統率者戦の記事執筆で忙しくて統率者戦が遊べないこと。 いってつの記事はこちら