ヒュージリーダーズ列伝!
みなさんこんにちは、統率者戦大好きいってつです。
当然統率者戦の変則フォーマットも大好き。みなさん、ヒュージ・リーダーズの対戦動画はもうご覧いただきましたか?
ゲームの序盤から重く強力な呪文が続々登場するヒュージリーダーズ!土地以外はマナ総量5以上のカードしか使えないため、登場する呪文がみんな強力。それゆえに1枚のカードで強固な盤面も簡単にひっくり返ってしまうスリル満点のゲームです。
今回は動画に登場したデッキをご紹介します!
ヒュージリーダーズについて詳しく知りたい方はこちらの記事をチェック!
統率者の特徴
《真実の解体者、コジレック》 (10)
伝説のクリーチャー - エルドラージ
あなたがこの呪文を唱えたとき、カードを4枚引く。
滅殺4(このクリーチャーが攻撃するたび、防御プレイヤーはパーマネントを4つ生け贄に捧げる。)
真実の解体者、コジレックがいずれかの領域からいずれかの墓地に置かれたとき、オーナーは自分の墓地を自分のライブラリーに加えて切り直す。
12/12
固有色を持たない、無色の統率者コジレック。統率者戦でも《真実の解体者、コジレック》を愛用しています。
- 2021/07/18
- 統率者列伝! 「滅殺セヨ!」無色の統率者真実の解体者、コジレックですべてを滅ぼそう
- いってつ
普段の統率者戦では超重量級のコジレックですが、ヒュージリーダーズでも重量級であることには変わりありません。
しかしながらエルドラージの代名詞的能力「滅殺」は魅力的です。《金粉の水蓮》などを介して早期に着地させれば簡単にプレイヤー1人を行動不能に追い込みます。
《真実の解体者、コジレック》は破壊不能は持たないものの、すぐにもう一度唱えなおして4枚の手札を獲得することもできるため、《高級市場》を使って自分で生贄に捧げることもしばしばあります。
12/12というスタッツはヒュージ・リーダーズ環境でも最大級のサイズ。思いっきり拳を振って対戦相手の戦場をめちゃくちゃにしちゃいましょう。
デッキのコンセプト
複数の色マナを出せる土地はそう多くはありません。しかし無色のマナをたくさん出す土地はどうでしょうか。リストの土地にご注目ください! !
有名どころでいえばこのあたり。5マナが出てから本番であるヒュージリーダーズでは1枚の土地から複数のマナが出ることで1ターン後の世界に進むことができるのです。まだまだあります。
エルドラージデッキではおなじみのインチキ土地も。
こちらはヒュージ・リーダーズ特有のマナ加速。そして……
こいつだ。
《Mishra’s Workshop》はアーティファクト・呪文限定の3マナを供給してくれます。《真実の解体者、コジレック》などアーティファクトでない無色呪文には使えないものの、一挙3マナは圧倒的です。
ヒュージ・リーダーズでは《荒地》4枚が「拠点」として統率領域からプレイできますがここからは色マナが出ません。そこに大量の無色しか出ない土地を詰め込むと「マナが出るのに色が足りない」なんてことになりかねません。
ところがこのデッキは色マナを必要としないため、まったく問題ありません。土地によるマナ加速を安易に採用でき、かつ強く使えるのがこのデッキの魅力です。
50枚のデッキに対し土地が多すぎるようにも見えますが、《真実の解体者、コジレック》を絶対に戦場に出したい!という想いの結果こうなってしまいました。より適正なバランスがあるはずなので今後も調整を続けたいところですね。
相性のいいカード
統率者戦のコジレックにも採用していた強力なクリーチャーは引き続き採用。これに加えて……
クリーチャーとクリーチャーのぶつかり合いになることを見越してエルドラージ以外にも強大なクリーチャーを採用!こうしたクリーチャーを3,4ターン目から戦場に叩きつけて序盤からライフレースをリードしましょう !
《ファイレクシアの三重体》は死亡すると3体の3/3に分裂するゴーレム。12マナと非常に重いですが「再演」を持っているため、終盤にも頼りになります。
《三重合身のタイタン》はパワー9の《ワームとぐろエンジン》と言って差し支えないでしょう。絆魂接死の代わりにトランプル警戒飛行とこれまたライフレースで圧倒的に有利に立てる能力を持っています。
《カルドラの完成体》はクリーチャーではなく装備品ですが、戦場に出るとトークンを生み出し自動的に張り付きます。5/5の破壊不能,速攻,トランプル,先制攻撃という能力の強力な組み合わせを与えるだけでなく、装備したクリーチャーが戦闘ダメージを与えたクリーチャーは追放されます。もう滅茶苦茶です。装備コストが7とかなり重いですが、ほかのクリーチャーに装備してさらなる怪物を創造するのもいいでしょう。
いってつのイチオシ!
《ブレードグリフの試作品》は無色デッキにとって貴重な継続的な除去装置。
なんでもかんでも思い通りにとはいかないものの、対戦相手1人とうまく相談できれば土地以外なんでも壊せてしまいます。「統率者レジェンズ」のリミテッドでも大好きなカードの一枚です。
《イス卿の迷路》はマナ能力を持たないのが大きな難点ですが、攻撃をキャンセルできる能力を持っています。一撃が非常に重いヒュージ・リーダーズでは《イス卿の迷路》での攻撃キャンセルが非常に大きな意味を持ちます。対戦相手を攻撃しているクリーチャーの攻撃もキャンセルできるので政治交渉にも使えますね!
おわりに
ヒュージ・リーダーズは統率者戦ではなかなかお目にかかれない非常に重く強力なカードが主役です。遊べる機会も徐々に増えつつある一方、まだまだ環境理解の余地があり、デッキビルダーにとっても楽しいフォーマットです。
《不敬な輸血》にはぶったまげました。対戦動画をまだご覧いただいていない方、ぜひ!
普段一緒に遊んでいるコミュニティや仲間を誘ってぜひヒュージ・リーダーズを楽しんでください!
それではみなさん、統率者戦のテーブルでお会いしましょう!