マジックのゲーム用語・スラング辞書【随時更新】

晴れる屋メディアチーム

マジックの基本用語・スラング辞書

マジックの世界にようこそ!ここではマジックに登場する基本的な用語を網羅的にまとめています。

また、マジックに限らず、他のカードゲームやデジタルゲームにも言えることですが、プレイヤー同士のコミュニケーションにおいて、ルールブックに書かれていない用語やスラングも頻繁に登場します。

こうした言葉は事柄をわかりやすく伝えるのに便利であるものの、それを知らない人にはかえって伝わりにくくなってしまいます。そうした言葉を知らないことは恥ずかしいことでも、ましてや責められることでもありません。

この記事ではマジックのゲームや記事などで頻出するゲーム用語やスラングをまとめています。読み物として、参考書としてご活用ください。

まえがき

由来・語源を併記している語句がありますが、いずれも諸説あります。

スラングはコミュニティや時代によって意味や細かいニュアンスが異なります。

掲載語句は今後も拡充していく予定です。掲載語句や語釈は必要に応じて更新します。

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ア行

アーキタイプ

デッキのコンセプトや動きなどの情報から、デッキを大まかに分類するために定義されたもの。

代表的なものは、アグロ、ミッドレンジ、ランプ、コントロール、コンボ、クロック・パーミッションなどがある。

これよりもさらに細分化してデッキを区別する場合、「デッキタイプ」という言葉を使うことが多いが、最近ではアーキタイプという言葉の用法も広く、多様化しているため、デッキタイプとほとんど同じ意味でアーキタイプという言葉を使うこともある。

相棒

空を放浪するもの、ヨーリオン湧き出る源、ジェガンサ夢の巣のルールス

ゲームの外部で機能する能力。ゲームを開始する前にゲームの外部から相棒能力を持つカードを公開することで、各ゲーム中に一度だけソーサリー・タイミング3を支払うことで手札に加えることができる。

相棒として使用するカードはサイドボードに含まれ、また、相棒能力は特定の条件を満たしていないと使用できない。

アドバンテージ

Advantage(優位)のこと。転じて、手札やパーマネントの数などでゲームの展開上、有利に近づくこと。慣用句的用法として、「利益を得ること」を「アドバンテージを得る」とも。

アルター

アンブロ(アンブロッカブル)

Triton ShorestalkerAqueous Formならず者の道

Unblockable(ブロックできない)。総じて、ブロックされない能力のことを「アンブロ」と呼ぶ。

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成功がかたい、リスクの少ない行動、戦術のこと。「鉄板」が転じたもの。

威迫

焼き切る非行士悪魔の大騒動潜入者、悟

威迫を持つクリーチャーは2体以上のクリーチャーによってしかブロックされない。

ただし、1体のクリーチャーにブロックされたあと、戦闘中に威迫を得たとしても、ブロックされなかったことにはならない。

色事故

土地事故の一種。

その時点で生み出すことができるマナの色と、プレイしたいカードが要求するマナの色が一致せず、呪文を唱えたり能力を使ったりできないこと。

インスタント

稲妻対抗呪文濃霧

優先兼を持っているとき、いつでも唱えられる呪文のこと。

また、インスタント呪文をプレイできるタイミングのことをインスタント・タイミングと呼ぶ。

インクの染み

強靱なオオミチバシリコーの懲罰者

ゲームに影響をほとんど及ぼさないカードの能力のこと。「何かが書かれているようだが意味をなさない、インクが染みているだけ」という揶揄表現。

インタラプト

かつてマジックに存在したカードタイプ。現在はインスタントに統合されている。

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宇宙

コストに見合わない大きなアドバンテージを得ること。大礒 正嗣選手のコメント「ボブメイヤーは土地がめくれれば宇宙」が由来。

ボブ(《闇の腹心》)は毎ターン追加で1枚の手札を獲得できるが、そのカードのマナ総量分ライフを失ってしまう。ところが土地などのマナ総量0のカードがめくれればなんの代償もなくアドバンテージを得てしまう。

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エルフの村

ティタニアの僧侶エルフの幻想家エルフの大ドルイド

①エルフを中心にしたデッキや戦略。

紅蓮地獄兄弟仲の終焉クラーク族のシャーマン

②多くのエルフが戦場にならぶようす。転じて、全体火力呪文などで一掃される様子を「エルフの村が焼かれる」と表現する。

エンチャント

領事の権限全知ホーントウッドの大主

パーマネントの一種。サブタイプにオーラを持つものや、エンチャント・タイプを持つクリーチャーなども存在する。

エンチャントする

プレイヤーやパーマネントにオーラをつけること。

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奥義

精神を刻む者、ジェイス

▲[-12]能力が奥義と呼ばれる。

あるプレインズウォーカーの複数ある忠誠度能力のうち、大きく忠誠度を取り除くもの。ゲームに大きな影響を与えるものが多い。

オーラ

夜明けの宝冠平和な心豪奢の呪い

プレイヤーやパーマネントにつける特殊なエンチャントのこと。エンチャントしているパーマネントが戦場を離れた場合、オーラは墓地に置かれる。

オールイン

ぎらつかせのエルフ変異原性の成長強大化

①自分のもつ手札やパーマネントなどのリソースの多くをつぎ込むこと。また、そうした戦術。

暗黒の儀式むかつき苦悶の触手

②勝ち手段がコンボ一辺倒で、デッキ内のカードのほとんどがそのコンボを成立させるためだけに採用されている様子。「オールインコンボ」など。

置物

エンチャントとアーティファクトのこと。それらを破壊するカードは「置物破壊」と呼ばれる。

起こす(起きる)

通電式キー

パーマネントをアンタップすること。アンタップステップでのアンタップではなく、なんらかの能力でアンタップされることを指すことが多い。

オブジェクト

ルールやテキストで「1つ」と数えられるものの総称。ルール用語であり、カードのテキストなどに書かれることはない。

スタック上の能力、カード、呪文、トークン、パーマネントなどはオブジェクトである。

ちなみに、各種カウンターはあくまでマーカー(印)であり、オブジェクトには含まれない。

オラクル

①すべてのカードの最新のテキストを確認できる、適正な英語文献のこと。マジックではカードに書かれた能力の細かな部分やサブタイプはたびたび変更されたり、各国の言葉に翻訳した際、意図しないテキストになってしまうこともある。

カードに印刷された通りにゲームを進めると問題が発生することもあるため、困ったときは「オラクルを確認する」ことが重要である。Gathererなどで検索することができる。

タッサの神託者

《タッサの神託者》のこと。英名の「Thassa’s Oracle」から。

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カウンター(打ち消し)

対抗呪文呪文貫き意志の力

呪文や能力を打ち消すこと。また、そうした能力やカード。

カウンター(マーカー)

エネルギーカウンタートークン毒カウンターオゾリス

プレイヤーが得たり、パーマネントやカードの上に置かれるマーカーのこと。

対戦相手のこと。ダメージを与える対象としてプレイヤーを選ぶときや、対戦相手の戦場にプレインズウォーカーがいるときに攻撃先としてプレイヤーを選ぶときに用いられる。フェイス本体ボディとも。

果敢

僧院の速槍カワウソトークンモンクトークン

あなたがクリーチャーでない呪文を1つ唱えるたび、果敢を持つクリーチャーはターン終了時まで+1/+1の修正を受ける。

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起動(起動型能力)

ネビニラルの円盤太陽の指輪騙し討ち

決められたコストを支払うことで能力を発動させること。また、起動コストを支払うことで使用する能力を起動型能力と呼ぶ。

切る

汚染された三角州虚無の呪文爆弾仕組まれた爆薬

フェッチランドの能力を起動したり、自身を生け贄に捧げることがコストであるパーマネントの起動型能力を起動すること。

意志の力目くらまし

②重要な場面での打ち消しなど、切り札として温存しておいた呪文を使用すること。

キャントリップ

豆の木をのぼれミシュラのガラクタ秘儀の否定

メインの能力に加えて、ドローする能力をもつカード。《豆の木をのぼれ》はキャントリップつきのエンチャントである。《ミシュラのガラクタ》《秘儀の否定》のように遅れてドローするものを区別して「スロートリップ」とも。

共鳴者

超能力蛙野生の雑種犬

手札からカードを捨てることをコストとする起動型能力を持つパーマネント。代表的なものでは、《超能力蛙》《野生の雑種犬》などがある。

マジックにおいて「手札を捨てる」という行為は、マッドネス・スレッショルド・リアニメイト戦術などさまざまな戦略に利用されることから「Symbiotic(共生的)」なものと表現され、すったもんだの末に手札を捨てる能力を持つものを「Symbiote(共鳴者)」と呼ぶようになった。

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供犠台

アシュノッドの供犠台ファイレクシアの供犠台

《アシュノッドの供犠台》《ファイレクシアの供犠台》のように、クリーチャーを生け贄に捧げてマナを出す能力を持つパーマネントのこと。

クラーク族の鉄工所狂気の祭壇

②転じて、パーマネントを生け贄にする能力を持ったものを供犠台やサクり台と呼ぶ。

ただし、アーティファクトを生け贄に捧げてマナを加える《クラーク族の鉄工所》や、マナ能力を持たない《狂気の祭壇》などはサクり台であることは間違いないが、供犠台としては認められない場合もある。

灰色熊

マナ総量2でパワー・タフネスが2/2であるクリーチャーのこと。《灰色熊》が由来。

クロック

サイトークン

継続的なダメージソースのこと。また、戦場にあるダメージソースと残りのライフを考慮し、何ターンで勝利できるかという目安。転じて、1ターンに与えられるダメージの量を〇点クロック、〇ターンクロック、などと表現する。

例えば、《サイトークン》なら「4点クロックであり、おおよそ5ターンクロック」であると表現できる。

ゲーム終了までにかかるターン(時間)を時計(クロック/clock)の針が等間隔で進んでいく様子になぞらえた言葉。

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ゲーム

対戦すること、また、対戦自体を指す言葉。

ゲームの外部

ゲーム中、どの領域にも存在しないオブジェクトのこと。

また、トーナメントにおいてゲームの外部とはサイドボードのことのみを指す。

ケア

①対戦相手の妨害や次の行動、リスクを意識して行動すること。


【例】

目くらまし

「対戦相手の《目くらまし》をケアするため、先に土地を置いてから呪文を唱える。


②対戦相手に要求されたマナの支払いに応じること。

【例】

リスティックの研究エスパーの歩哨

《リスティックの研究》をケアして、1を払いながら《太陽の指輪》を唱えたが、《エスパーの歩哨》まではケアできなかった。

警戒

誇り高き親目ざとい新人非常識な図体

警戒を持つクリーチャーは攻撃するとき、タップしない。

攻撃するときにタップを必要としないだけであって、警戒を持っているタップ状態のクリーチャーが攻撃に参加できるというわけではない。

計画

精鋭射手団の目立ちたがりアロエの錬金術師再覚醒したジェイス

計画コストを支払うことによって、カードを「計画された状態」にできる能力。また、呪文や能力によってカードを「計画された状態」にする場合もある。

計画された状態のカードは追放領域に移動し、計画されたターン以降の任意のターンに、追放領域からマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。

計画することも、計画されたカードを唱えることもソーサリー・タイミングでのみ行う。また、計画することはスタックに乗らない特殊な処理である。

ゲイン

稲妻のらせん部族養いジャングルのうろ穴

ライフを回復すること。ライフを得ることを英文テキストでは「You gain X life」と表現することから。

《ジャングルのうろ穴》のように、戦場に出たときにライフを回復する土地を「ゲインランド」と呼んだりする。

ゲドン

ハルマゲドン戦の惨害カタストロフィ

《ハルマゲドン》の略称。転じて、大量の土地を破壊するカードや能力のこと。

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ゴー

優先権をパスし、自分のターンを終わること。

ドローフェイズでカードを引き、そのままなにもせずにターンを終えることをドローゴーと呼ぶことも。

護法

トレイリアの恐怖ゴミあさりの執政幽霊による庇護

護法を持つパーマネントが対戦相手がコントロールする呪文や能力の対象になるたび、コストを支払わない限り、その呪文や能力を打ち消す。

護法のコストの種類としては、「マナを支払う」「ライフを支払う」「カードを1枚捨てる」「パーマネントを生け贄に捧げる」といった、さまざまなものがある。

あなたのコントロールする護法を持つクリーチャーを呪文や能力の対象にする際には、護法コストを支払う必要はない。

壊れ

有翼の叡智、ナドゥ

現存するデッキや戦略、ゲーム性を破壊しかねないとまで言われるカードやデッキ、戦略。

転じて、オーバーな表現、冗談として強力なカードのこと。

コンバットトリック

巨大化エルズペスの強打

戦闘にあわせてクリーチャーのパワー・タフネスを増減したり、クリーチャーを除去することでより有利な結果をえること。また、そうした能力をもつカード。略して「バットリ」など

コンボ

チャネル火の玉

複数のカードや能力の組み合わせで大きなアドバンテージを得たり、ゲームに勝利すること。

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サ行

サイドボード

願い首謀者の収得アルケヴィオスへの侵攻

ゲームとゲームの間に、メインデッキのカードと入れ替えることができるカードの集合。構築戦では15枚以下である必要がある。

通常、サイドボードのカードはゲーム中に使用することはないが、相棒ゲームの外部を参照する呪文や能力によって使用することが可能となる。

サクり台

臓物の予見者ファイレクシアの供犠台

パーマネントを生け贄に捧げることをコストとする起動型能力を持つパーマネント。狭義には、タップやマナなど生け贄に捧げること以外のコストのないものを指す。

サクる

宝物トークン大釜の使い魔魔女のかまど

パーマネントを生け贄に捧げること。生け贄の英訳、「Sacrifice」が語源。

生け贄に捧げられたパーマネントは墓地に置かれる。なお、トークンであっても一旦は墓地に置かれるが、状況起因処理によって消滅する。

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ジェネラル

トレストの密偵長、エドリック

統率者戦が公式フォーマットとなる以前に用いられた「統率者/Commander」の旧称。現在でも統率者をジェネラルと呼んだり、統率者ダメージを「ジェネラルダメージ」と呼ぶプレイヤー、コミュニティは少なくない。

ジャイグロ

巨大化変異原性の成長強大化

《巨大化》の英名「Giant Growth」の略称。転じて、インスタントタイミングでクリーチャーのスタッツを強化する効果のことをジャイグロと呼ぶことがある。

呪禁(じゅごん)

水晶のバリケード蛇皮のヴェール速足のブーツ

呪禁を持つプレイヤーやクリーチャーは対戦相手がコントロールする呪文や能力の対象にならない。

瞬速

陽光真珠の麒麟フラッドピットの溺れさせ天界の鎧

瞬速を持つ呪文は、インスタント・タイミングで唱えることができる。

衝動的ドロー

レンの決意熾火心の挑戦者運任せ

ライブラリー上からカードを追放し、一時的にそれらの呪文・カードを追放領域から唱えたり、土地を戦場に出す権利を得ること。手札にあるときと同じく、呪文を唱えるならコストを支払う必要があるし、すでに土地をプレイしているなら、2枚目以降の土地はプレイできない。赤のカードによく見られる能力である。

また、「コストを支払わずに唱えてもよい」など、代替コストが設定されるものは衝動的ドローには含まれない。

ショックランド

神聖なる泉血の墓所ショック

2つの基本土地タイプを持ち、「戦場に出るに際し、あなたは2点のライフを支払ってもよい。そうしないなら、これはタップ状態で戦場に出る。」を持つ土地カードのこと。

アンタップ状態で戦場に出すと《ショック》でダメージを受けたときと同様に2点のライフを失う土地であることから「ショックランド」と呼ばれる。また、実際に2点ライフを支払って戦場に出すことを「ショックイン」と呼ぶことも。

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スシ

《タッサの神託者》の俗称。

ライブラリーを高速で削っていくさまを”朝食をかき込む”と表現した「セファリッド・ブレックファースト」と呼ばれるコンボが存在する。かつては墓地に大量のカードを送り込み、巨大になった《縫合グール》などで勝利していたが、《タッサの神託者》の登場以来は《タッサの神託者》の持つ能力での勝利が可能になった。もともとコンボ名に食事関連の名前が付けられていたことから、「(カードのビジュアルから)魚、魚を食べると言えばスシ」との連想で《タッサの神託者》をスシと呼ぶようになったと言われる。(諸説あり)

タッサの神託者

素出し

忌まわしき眼魔全知残虐の執政官

代替コストで唱えたり、別のカードの能力で戦場に出すことを前提に採用したカードを、そのカードの本来のコストで唱えること。

スタック(スタック領域)

領域の一つ。プレイされた呪文や能力は一部の例外を除き、スタック領域に移動して解決されるのを待つ。また、スタック領域にある呪文や能力が解決される前に、さらに呪文や能力がプレイされた場合は上にどんどん積まれることになる。

すべてのプレイヤーが優先権をパスしたとき、スタック領域にある一番上の呪文や能力が解決され、1つ解決するたびにアクティブプレイヤーが優先権を得る。

スタックに置かれた呪文や能力は「後入れ、先出し」と考えると覚えやすい。

スタックス

倦怠の宝珠抵抗の宝球ドラニスの判事

ヴィンテージに存在する妨害アーティファクトを用いたデッキ。転じて、対戦相手の行動を阻害するパーマネントやカード、戦術、デッキ。

スタッツ

灰色熊ヤーグルとムルタニ

クリーチャーのパワーとタフネスを合わせた言葉。《灰色熊》のスタッツは2/2、《ヤーグルとムルタニ》のスタッツは18/6である。

スペル

呪文(Spell)のこと。マジックにおいて土地でないカードのほとんどはスペルだが、狭義に「クリーチャー以外の呪文」「インスタントやソーサリー」を指す場合もある。

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生物

クリーチャー。Creatureの直訳から。

切削

ベイルマークの大主事件現場の分析者森の轟き、ルムラ

ライブラリーの一番上から、カードを自分の墓地に置くこと。

「カード4枚を切削する。」とある場合、ライブラリーの一番上から4枚を墓地に置く。

接死

分派の説教者止められぬ斬鬼黙示録、シェオルドレッド

接死を持つクリーチャーが1点でもクリーチャーにダメージを与えると、ダメージを与えられたそのクリーチャーを破壊することができる。

先制攻撃

確実な一撃黄金のたてがみのジャザルグリッサ・サンスレイヤー

通常の戦闘ダメージ・ステップより前に戦闘ダメージを与えることができる。

装備品

コーリ鋼の短刀速足のブーツ霊気灯

アーティファクト・タイプの1つ。「装備」という起動型能力を持ち、自分のクリーチャーにつけることができるパーマネント。

装備は基本的にソーサリー・タイミングでしか起動できない。

ソーサリー

強迫審判の日稲妻波

カードタイプの一種。自分のターンのメインフェイズ中で、スタックが空であり、優先権があるタイミングでしか唱えられない。

ソーサリー・タイミング

内なる空の管理人エレボスの鞭出産の殻

ソーサリー呪文が唱えられるタイミングのこと。「自分のターンのメインフェイズ中で、スタックが空であり、優先権があるタイミング」を指す。

瞬速を持ったパーマネント呪文やインスタント呪文以外は、基本的にソーサリー・タイミングでプレイすることになる。また、プレインズウォーカーの忠誠度能力や「装備」や「作製」などソーサリー・タイミングでしか使用できない起動型能力もある。

速攻

僧院の速槍熾火心の挑戦者叫ぶ宿敵

速攻を持つクリーチャーは、戦場に出たターンでも攻撃したり、自身のTが必要な起動型能力を使うことができる。

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タ行

タイムツイスター

Timetwister時のらせん永劫のこだま

《Timetwister》のこと。転じて、すべてのプレイヤーが手札と墓地をライブラリーに加えて切り直し、7枚のカードを引くことや、そうした能力をもつカードのことを呼ぶ。略してTT。

タイムワープ

時間のねじれ時間操作時の賢者

《時間のねじれ/Time Warp》のこと。転じて、追加ターンを得る青の呪文や能力のこと。

立ち消える

呪文や能力の解決時、対象がなくなったり、対象として不適正になったりすることで、解決されないこと。フィズるとも。


【例】

四肢切断ルーンの母

《四肢切断》《ルーンの母》を対象にとって唱えた。この解決前に《ルーンの母》の能力で《ルーンの母》がプロテクション(黒)を得た。結果として、《ルーンの母》《四肢切断》の対象として不適切になったため、《四肢切断》は立ち消えた(=フィズった)。

タップイン

ボジューカの沼救いの手永久の水蓮

パーマネントがタップ状態で戦場に出ること。

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チャンプ

攻撃クリーチャーに対し、一方的に破壊されるクリーチャーでブロックをすること。「まぬけな、ばかげたブロック/Chump Block」から。

転じて、相手に強力なブロッカーがいるのにも関わらず、一方的にブロックされて破壊されるような攻撃をすることをチャンプアタックという。

チューター

悟りの教示者神秘の教示者吸血の教示者

ライブラリーからカードを探し、ライブラリーを切り直したあとライブラリーの上に置く呪文。

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追放

消失の詩句大祖始の遺産戦略的裏切り

追放領域にオブジェクトを移動させること。追放領域にあるカードは「追放されている」状態となる。

追放領域

流刑への道考慮

領域の一つ。追放領域にあるカードは、基本的にはそのゲームの間で使うことができない。

レンの決意精鋭射手団の目立ちたがり執念の徳目

ただし、衝動的ドロー計画出来事といった能力で追放されているカードなど、むしろプレイされる前提で追放領域に移動する場合もある。

一時的封鎖ガラスの棺

また、《一時的封鎖》などで追放されたカードは《一時的封鎖》が戦場を離れると戻ってくるため、「ゲームから完全に隔離された」というイメージとは異なる。

積む(積み込む)

吸血の教示者師範の占い独楽最後の審判

ライブラリーの順番や、ライブラリー上のカードを操作すること。

釣り竿

再活性動く死体アブエロの覚醒

墓地からクリーチャーを戦場に戻すカード。リアニメイトするためのカード。

広義にはクリーチャー以外のパーマネントを墓地から戦場に出すカードも釣り竿に含まれる。

釣る

墓地からパーマネント(主にクリーチャー)を戦場に戻すこと。リアニメイト

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テイク

対戦相手のクリーチャーの攻撃に対してブロックをせず、戦闘ダメージを受けること。

ディッチャ

解呪帰化受け継ぎし地の開墾

《解呪》のこと。英名の「Disenchant」から。また、《解呪》と同様にアーティファクトやエンチャントを破壊する能力やカードのこと。

出来事(進行中の出来事)

錠前破りのいたずら屋かまどの精厚かましい借り手

呪文タイプの一つ。もともとの呪文と異なる効果の「出来事」としての面で唱えることが可能。

出来事として唱えた場合、解決に際して追放領域に置かれ、「進行中の出来事」となる。この方法でカードが追放されている限り、それを出来事じゃない面として追放領域から唱えてもよい。

デッキ

プレイヤーがゲームを始めるにあたって用意するカードの集合のこと。ゲームが始まった場合、ライブラリーサイドボードに別れ、デッキという概念は存在しなくなる。

デッキタイプ

デッキを細かく分類するのに使われる言葉。アーキタイプとして「アグロデッキ」に分類されるデッキのなかから、さらに「赤単アグロ」「グルール果敢」「ボロスハツカネズミ」のように、より細かくデッキ名をつけて細分化したものがデッキタイプにあたる。

手札

ギタクシア派の調査食糧補充ブーメラン

非公開領域の一つ。プレイヤーが引いたカードなどは手札に置かれる。「手札に加える」「手札に戻す」といった処理をする場合もこの領域を参照する。

「カードを捨てる」という呪文や能力の効果は、手札からカードを墓地に移動させる処理を指す。

デュアルランド

TundraUnderground SeaVolcanic Island

『アルファ』から『リバイズド』までに収録されていた2つの基本土地タイプを持つ土地。主にレガシー、ヴィンテージ、統率者戦で使用される。

点数で見たマナコスト

マナ総量のこと。かつては「点数で見たマナコスト」と表記されていたが、現在は廃止されている。

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トーナメント

マジックの大会イベントのこと。広義には競技としてみたマジックのことを指す。

統率領域

織り手のティムナEmblem Gideon,Ally of Zendikarファンデルヴァーの失われた鉱山

領域の一つ。統率者戦において統率者を置く場所として認知されているが、それ以外のフォーマットにおいても紋章やダンジョンなどを置く領域として使用される。

統率者以外では、おもにゲーム全体に影響を及ぼすオブジェクトが置かれる。また、ここに置かれているカードはパーマネントには含まれない。

到達

魂を紡ぐもの天まで届け短弓

到達を持つクリーチャーは、飛行を持つクリーチャーをブロックできる。

土地

島古えの墳墓ニクスの祭殿、ニクソス

1ターンに1回、ソーサリー・タイミングで手札からプレイすることができるパーマネントタイプ。多くの土地がマナを生み出すことができ、マナ基盤の基本となる。

マナ総量0で、プレイするためにコストの支払いもなく、スタックに積まれず即座に処理される特殊なパーマネント。

呪文や能力の効果によって土地を戦場に出すことがあるが、これは土地をプレイしたことにはならない。

土地をプレイすることを「ランドをセットする」「セットランド」と呼ぶこともある。

土地事故

土地が引けなかったり、逆に引きすぎてしまったり、土地関連のアクシデントによって思うようにプレイができないこと。

トップデッキ

現状を打開することができる解決策をドローフェイズの1枚のドローで獲得すること。

トランプル

攻撃的なマンモス突破大薙刀

トランプルを持つクリーチャーが攻撃し、ブロックされた場合、ブロックに参加しているクリーチャーすべてを破壊するのに十分なダメージを与えたあと、残りのダメージを攻撃先のプレイヤーやプレインズウォーカーやバトルに与えることができる。

たとえばトランプルを持つ5/5のクリーチャーが攻撃し、2/2のクリーチャーでブロックした場合、あまった3点を攻撃先のプレイヤーやプレインズウォーカーやバトルに戦闘ダメージとして与える。

ドレイン

生命吸収アスフォデルの灰色商人血の芸術家

「対戦相手はX点のライフを失い、自分はX点のライフを得る」といった能力のこと。元祖ドレイン呪文、《生命吸収》の英名「Drain Life」から。

ドロー・ゴー

ドローをしたあと、特に呪文を唱えたり攻撃することなくターンを終えること。

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ナ行

殴る

クリーチャーで攻撃すること。

投げ飛ばし

投げ飛ばしドスン無感情の売剣

クリーチャーを生け贄に捧げ、そのパワーなどに応じたダメージを与える呪文や能力。《投げ飛ばし》から。

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サバンナ・ライオン灰色熊皮背のベイロス

クリーチャー。「クリーチャー → 生き物 → 肉」という連想から。

転じて、優秀なクリーチャーのことを「肉質がいい」と表現することも。

二段攻撃

怒り狂うレッドキャップ双刃の祝福力線の斧

先制攻撃と同じく、通常の戦闘ダメージ・ステップより前に戦闘ダメージを与えることができる能力。

二段攻撃の場合はさらに追加で、通常の戦闘ダメージ・ステップでも戦闘ダメージを与える。仮にブロックされなければ、パワーの2倍の戦闘ダメージを与える計算となる。

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寝る(寝かせる)

アラシンの日輪盾身柄拘束リシャーダの港

パーマネントをタップさせること。タップしているパーマネントに対し、「寝ている」と表現することも。

マナを捻出させるために自ら土地をタップすること「寝かせる」と表現する場合がある。

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抜く

思考囲い強迫

《思考囲い》《強迫》などの手札を見てカードを墓地に置けるカードなどを使って、脅威となるカードを対処すること。

例:《強迫》で全体除去を抜くことができ、なんとか勝利した。

フェアリーの忌み者除霊用掃除機

②墓地から特定のカードを追放すること。

例:相手の《再活性》に対応して《グリセルブランド》を抜いた。

外科的摘出石の脳死人に口無し

③対戦相手のライブラリーや手札、墓地から特定のカードをすべて追放すること。

例:対戦相手の《石の脳》《全知》をすべて抜かれてしまい、勝てなくなってしまった。

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ノンクリーチャー

否認否定の力

「クリーチャーでない」という意味。

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ハ行

バーラン

《踏み荒らし》の略称。転じて自軍のクリーチャーのパワーをプラス修正し、トランプルを与える能力やカード。

使用例:このデッキはとにかくクリーチャーを並べて、バーランで勝ちます。

ハイランダー

呪文追い、ルーツリー

デッキに同名カードを2枚以上採用しないこと、そうしたデッキ。ブロールや統率者戦などではデッキをハイランダー構築にする必要がある。

バウンス

養育するピクシー洪水の大口へこの町は狭すぎる

パーマネントをオーナーの手札へ戻すこと。また、そうした能力やカード。

破壊不能

新たな夜明け、ケトラモーズダークスティールの巨像睡蓮の指輪

破壊不能を持つパーマネントは、「破壊する」効果では破壊されない。

また、破壊不能を持つクリーチャーに致死ダメージが与えられても、破壊されない。

バットリ

コンバットトリックのこと。

バッパラ

極楽鳥

《極楽鳥》の略称。転じて、好きな色のマナを加える能力を持つクリーチャー。

バニラ

サバンナ・ライオン灰色熊皮背のベイロス

能力をもたないクリーチャーのこと。バニラアイスのように素朴、シンプルであることから。

絆魂(はんこん)

永劫の無垢炎心の決闘者バジリスクの首輪

絆魂を持つクリーチャーがダメージを与える場合、クリーチャーのコントローラーは与えたダメージと等しい点数のライフを得る。

また、インスタントやソーサリーといった呪文にも絆魂を持たせることはできる。

ハンデス

強迫思考囲い大洞窟のコウモリ

手札破壊。Hand Destructionの略。また、そうした能力やカード、戦術、デッキのこと。

パンプアップ(パンプ)

苦難の影

起動型能力でクリーチャーのパワー、タフネスを一時的にプラス修正すること。また、そういった能力やカード。筋肉を鍛え上げるという意味の英語、「Pump Up」から。

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飛行

セラの天使天穹の鷲シヴ山のドラゴン

飛行を持つクリーチャーは、飛行や到達を持たないクリーチャーにはブロックされない。

非公開領域

すべてのプレイヤーが自由に見ることができない領域のこと。

ライブラリー手札が非公開領域にあたる。また、サイドボードは非公開ではあるが、領域ではない。

ピッチスペル

意志の力孤独殺し

マナを必要としない代替コストを持つ呪文。代表的なピッチスペル、《意志の力》はマナ・コストを支払うのではなく、1点のライフを支払うとともにあなたの手札から青のカード1枚を追放して唱えることができる。この代替コストを「ピッチコスト」とも呼ぶ。

初出のピッチスペルの代替コストが手札を追放(放る)することだったことから、英単語の「Pitch/投げる・放る」が由来とされている。

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ファッティ

甲鱗のワーム

大型のクリーチャー。その定義は時代やコミュニティ、フォーマットによって異なる。

フィズる

呪文や能力の解決時、対象がなくなったり、対象として不適正になったりすることで、立ち消えること。英語の「fizzle(シューっと消える、弱々しく終わる)」が語源。

フィルター

虹色のレンズアーカムの天測儀スカイシュラウドのエルフ

マナをコストに、有色のマナを加える起動型能力やカード。《虹色のレンズ》《アーカムの天測儀》《スカイシュラウドのエルフ》などが良い例である。

フェイス

対戦相手のこと。ダメージを与える対象としてプレイヤーを選ぶときや、対戦相手の戦場にプレインズウォーカーがいるときに攻撃先としてプレイヤーを選ぶときに用いられる。本体ボディとも。

フェッチランド

溢れかえる岸辺寓話の小道進化する未開地

自身を生け贄に捧げることをコストとして、ライブラリーから土地・カードを探して戦場に出す起動型能力を持つ土地のこと。英語の「fetch(取りにいく、もってくる)」が語源。

狭義には《溢れかえる岸辺》などの「自身をタップして生贄に捧げ、1点のライフを払うことで指定された基本土地タイプ2つのうちのどちらかをもつ土地カードをライブラリーから探し、戦場に出す」能力を持った土地サイクルを指す。

溢れかえる岸辺汚染された三角州血染めのぬかるみ樹木茂る山麓吹きさらしの荒野
湿地の干潟沸騰する小湖新緑の地下墓地乾燥台地霧深い雨林

フォグ

濃霧一瞬の平和もつれ

《濃霧》のこと。英名の「fog」から。転じて、そのターンの間、《濃霧》のように戦闘ダメージを軽減する能力やカードのこと。

踏み倒し

全知実物提示教育騙し討ち

本来のコストを支払うことなく呪文を唱えること。また、マナコストが重いパーマネントをより軽いマナコストの呪文や能力で戦場に出すこと。

フライヤー

セラの天使天穹の鷲シヴ山のドラゴン

飛行を持ったクリーチャーのこと。

プレイ

土地を置いたり、呪文を唱えること。

フリースペル

断絶巨大鯨パリンクロン

能力解決時に、支払ったマナと同等分の土地をアンタップする能力を持つ呪文。事実上、マナを使わずに(フリーで)呪文が使えることが由来。

ミシュラのガラクタウルザのガラクタメムナイト

また、広義の意味では、0マナの呪文もフリースペルと表現することができる。

ヘイト

スレイベンの守護者、サリアレオニンの裁き人溜め込み屋のアウフ

①プレイヤーの行動を阻害する能力を持つパーマネント。小型のクリーチャーがそういった能力を持っている場合、「ヘイトベアー」と表現される。(必ずしもスタッツが2/2じゃなくても、そう呼ばれる)

リスティックの研究エスパーの歩哨アウグスティン四世大判事

②統率者戦などの多人数戦で、プレイヤーやパーマネントが強力な動きをすることで注目を集めること。また、特定のプレイヤーから狙われるような行動を起こすこと。「ヘイトを集める」「ヘイトが高い」というふうに使われる。

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防衛

聖域の壁水晶のバリケード育殻組の誉れ

防衛を持つクリーチャーは攻撃できない。(ブロックは可能)

ほぞ(cog)

墓掘りの檻真髄の針影槍

マナ総量が1以下のアーティファクトのこと。「歯車の歯」を表すCogという英語が由来だが、日本語に適当なものがなかった為、建築用語の「ほぞ」(部品をつなげるための、でっぱった部分)という言葉を当てている。

ボディ

①対戦相手のこと。ダメージを与える対象としてプレイヤーを選ぶときや、対戦相手の戦場にプレインズウォーカーがいるときに攻撃先としてプレイヤーを選ぶときに用いられる。フェイス本体とも。

偉大なる統一者、アトラクサ茨の騎兵道の体現者、シィコ

②能力と切り離して考えた場合の、クリーチャーの単純なスタッツや性能のこと。「誘発させる能力もさることながら、ボディも優れている」といった使い方が想定される。

ボルトランド

エメリアの呼び声朦朧への没入フレイアリーズの信奉者エメリアの呼び声朦朧への没入フレイアリーズの信奉者

両面カードで、第2面が「戦場に出るに際し、3点のライフを支払ってもよい。そうしないなら、これはタップ状態で戦場にでる。」を持つ土地のこと。

稲妻

アンタップ状態で戦場に出すと《稲妻》でダメージを受けたときと同様に3点のライフを失う土地であることから「ボルトランド」と呼ばれる。また、実際に3点ライフを支払って戦場に出すことを「ボルトイン」と呼ぶことも。

本体

①対戦相手のこと。ダメージを与える対象としてプレイヤーを選ぶときや、対戦相手の戦場にプレインズウォーカーがいるときに攻撃先としてプレイヤーを選ぶときに用いられる。フェイスボディとも。

勝利の楽士鳴り渡る龍哮の征服者マラング川の執政

②能力と切り離して考えた場合の、クリーチャーの単純なスタッツや性能のこと。「能力だけでなく本体も優秀」といった使い方が想定される。

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マ行

マスカン(マストカウンター)

実物提示教育死せる生有翼の叡智、ナドゥ

打ち消さなければ大きく不利になったり、ゲームに敗北してしまう呪文。Must Counterの略。

「これを通すとコンボが成立してしまう」など、状況に応じてさまざまな呪文がマストカウンターとなる可能性がある。

マスブロ(マストブロック)

ヤーグルとムルタニ

ブロックしなければゲームに敗北してしまう対戦相手の攻撃クリーチャー、および、そういった状況。Must Blockの略。

マナ

WUBRGC

呪文や能力をプレイするために必要なリソースのこと。白マナ、青マナ、黒マナ、赤マナ、緑マナ、無色マナの6種類が存在する。おもにマナ能力によって生み出される。

生み出されたマナはマナ・プールに加えられ、即座に使用することも、のちのち使うためにマナ・プールに残したままにすることもできる。ただし、使われなかったマナは各フェイズや各ステップの終了時にマナ・プールから失われる。

マナクリ

ラノワールのエルフ極楽鳥パラジウムのマイア

マナ能力を持つクリーチャー。おもにタップしてマナを生むクリーチャーのこと。

マナスクリュー

土地事故の一種。

土地が必要な枚数引けず、思うように戦場に土地を出せないこと。マナフラッドの逆。

マナ・ソース

暗黒の儀式弱者選別煮えたぎる歌

①かつてマジックに存在したカードタイプ。現在はインスタントに統合されている。

②マナを生み出すカードのことを「マナ源」という意味でマナソースと呼ぶこともある。

マナ総量

豆の木をのぼれラクシャーサ流取り引き金脈のハイドラ

マナの色などを考慮せず、単に点数として数えた場合のマナの合計値のこと。かつては「点数で見たマナコスト」と表記されていた。

《豆の木をのぼれ》のマナ総量は「2」であり、《ラクシャーサ流取り引き》のマナ総量は「6」である。

また、マナ・コストにXが含まれる場合、手札やライブラリーなどの「スタック上ではない領域」XではXは0として扱う。スタック上では、実際に決定したXの値を代入して扱う。《金脈のハイドラ》の場合、仮にX=9で唱えた場合、スタック領域に置かれている間のマナ総量は「10」となるが、戦場に出たあとは「1」となる。

マナ能力

平地ラノワールのエルフ宝物トークン

土地や《ラノワールのエルフ》、「宝物・トークン」などが持つ、マナを生み出す能力のこと。

厳密には、 起動型マナ能力、もしくは誘発型マナ能力と定義されている条件を満たし、マナを加えうる効果を持つ能力のこと。特殊なルールが与えられており、スタックに乗らず直ちに解決される。

起動型能力で、忠誠度能力ではなく、対象を取らないものは起動型マナ能力といわれる。

強靭の徳目

また、起動型マナ能力やマナ・プールにマナが加えられることを誘発条件としたマナを加えうる効果は、誘発型マナ能力と呼ばれる。

マナファクト(マナアーティファクト)

太陽の指輪魔力の櫃オパールのモックス

マナを生み出すアーティファクトのこと。

Black Lotus

数々の伝説や逸話を生んだマジック界の最強カード、《Black Lotus》もマナファクトである。

マナフラッド

土地事故の一種。

土地ばかりを引いてしまい、「マナは出るがやれることがない」状態。マナスクリューの逆。

丸い

裏目が少なく、無難で確実な選択のこと。そういったプレイングやカード、戦略、デッキなどに対して使う。

「角が立たない→角がない→丸い」という連想から。

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ミシュラン(ミシュラランド)

ミシュラの工廠墨蛾の生息地変わり谷

自身の能力でクリーチャーになることができる土地。初出である《ミシュラの工廠》にちなんで、「ミシュラランド」と呼ばれる。略して「ミシュラン」。

ミッドレンジ

中マナ域のカードを軸とした、中速デッキのこと。相手のデッキに合わせてゲームレンジを変え、臨機応変に戦うことができる。

アグロ、コンボ、ランプ、コントロールと並ぶ、代表的なアーキタイプの一つ。

ミラーマッチ

同じデッキ、あるいは戦術や採用したカードが非常に近しいデッキ同士のゲーム。

ミル

石臼

切削(Mill)のこと。《石臼》の英名、「Millstone(ミルストーン)」から。

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無限

ある一連の行為を任意の回数繰り返すことができる状態のこと。マジックのルール上、「無限」という言葉はゲームで用いられないが、表現の便宜上、任意の数のマナを出せる状態を「無限マナ」、任意の回数ドローできる状態を「無限ドロー」などと表現されることがある。

マジックのルールでは、ある一連の行為を永久に繰り返すことが可能な場合、それを何度繰り返すか指定してその手順を省略することが認められているが、ここでは「無限に繰り返す」といった指定はできず、自然数を指定しなければならない。

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明滅

一瞬の瞬き儚い存在溌剌の牧羊犬、フィリア

パーマネントを追放し、また戦場に戻すこと。ブリンクともいう。

メタる

デッキの構築やプレイング、サイドボーディングで、あるカードや戦術、デッキを意識して効果的なものを選択すること。

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ヤ行

ヤ・ユ・ヨ

焼く

稲妻火葬火の玉

おもに赤の呪文や能力によって、戦闘ダメージではないダメージでクリーチャーやプレインズウォーカーを破壊したり、プレイヤーのライフを削ること。

山札

ライブラリーのこと。

誘発型能力

内陸の聖別者忍耐の記念碑創造の座、オムナス

特定の条件を満たすたびに誘発される能力のこと。

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ラ行

ライブラリー

機知の戦い

領域の一つ。ゲーム開始時、各プレイヤーのデッキがライブラリーとなる。山札ともいう。

ライブラリーアウト

石臼面晶体のカニターシャズ・ヒディアス・ラフター

ライブラリーにカードがない状態でドローを行うプレイヤーは敗北する。こうした敗北、あるいはそれを狙う戦術、デッキのことをライブラリーアウトと呼ぶ。略してLO。

タッサの神託者最後の審判地底街の密告人

また、自らのライブラリーを吹き飛ばして《タッサの神託者》などで特殊勝利を狙うケースもあり、この場合はセルフライブラリーアウトと呼ぶ。

ラス(ラスゴ)

神の怒り

《神の怒り》の略称。転じて、クリーチャーをすべて除去する能力やカード。

ラノエル

ラノワールのエルフエルフの神秘家フィンドホーンのエルフ

《ラノワールのエルフ》の略称。転じて、緑マナを加えるマナ能力を持ったクリーチャー。

ランド

土地のこと。

ランデス

石の雨陥没孔マグマのヘルカイト

土地破壊/Land Destructionの略。土地を破壊すること、そうした能力やカード、戦術、デッキ。

ランプ(ランパン)

不屈の自然耕作中心核の瞥見

ライブラリーから土地をサーチして戦場に出すこと。また、そうした能力やカード、戦術、デッキのこと。ランパンこと《不屈の自然/Rampant Growth》が由来。

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リーサル

勝利・敗北が決定的になること、またそうした状況を作ること。最終盤面。

リアニメイト

再活性動く死体浅すぎる墓穴

クリーチャーを墓地から戦場へ戻す能力やカード、戦術、デッキのこと。《再活性》の英名「Reanimate」から。

復元アブエロの覚醒もがく出現

広義には、クリーチャー以外のパーマネントを墓地から戦場へ戻す能力やカードもリアニメイトと呼ぶことがある。

領域

オブジェクトがゲーム中に存在できる場所のこと。

ライブラリー手札墓地戦場スタック領域追放領域統率領域の7つが存在する。

このうち、ライブラリー、手札、墓地は各プレイヤーごとに領域が存在するが、それ以外の領域は全プレイヤー共有である。

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ルーズ

ライフを失わせる(Lose)能力やカード。

ルーティング(ルーター)

カードを引き、その枚数分手札からカードを捨てること。ルーティング能力を持つパーマネントをルーターと呼ぶ。《マーフォークの物あさり》が由来。

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レンジ

デッキのスピード感を「範囲」で表現した言葉。アグロデッキであればショートレンジ、コントロールデッキであればロングレンジなど。

ショートレンジとロングレンジの中間はミッドレンジと呼ばれ、サイドボーディングによってショートレンジにもロングレンジにも寄せられる。

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ロード

ゴブリンの王アトランティスの王葉の王エラダムリー

特定のクリーチャー・タイプを強化する種族の「王」のような存在のこと。かつて存在したロード/Lordというクリーチャー・タイプが由来。

おもにパワー/タフネスをプラス修正したり、能力を与えるなどして強化するクリーチャーのことをロードと呼び、そうした能力のことを俗に「ロード能力」と呼ぶこともある。

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ワ行

ワ・ヲ

ワンキル

憎悪チャネルBlack Lotus

1ターン目に勝利すること。1ターンキル。

ワンショット

ぶどう弾苦悶の触手クラガンウィックの死体焼却者

コンボデッキなど、一撃で勝利条件を満たすような動きをすること。ワンショットコンボ。

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《ンガスロッド船長》

ンガスロッド船長

2025年4月現在、日本語版で唯一「ん」で始まるカード名のカード。

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アルファベット

BO

「Best Of」の略で、何本先取によってゲームの勝利者が決まるのかを表す言葉。最大マッチ数に応じてBO1、BO3、BO5と表記する。

BO1 = 1本勝負を意味する。

BO3 = 最大3本勝負を意味する。2本先取した方の勝利。

BO5 = 最大5本勝負を意味する。3本先取した方の勝利。

BYE

試合をせずに勝利扱いとなるゲームのこと。不戦勝。

cEDH

競技的な(competitive)統率者戦(EDH)。その定義はプレイヤーやコミュニティによって異なる。「統率者戦ブラケット(ベータ版)」では以下のように説明されている。

「ハイパワーなだけでなく、高い競技性とメタゲーム重視の思想を持っている。」
「最も強力なカードを制限なく使うだけに留まらない。ここでは念入りにゲームプランを練ることが求められる。メタゲームやトーナメントの動向を注意深く追い、勝利のためにデッキ構築を妥協することもない。」
「cEDHでは、勝利することが自己表現よりも優先される。お気に入りのカードや統率者はメタゲームに対応して置き換えられ、トーナメントで勝つ可能性が高いと思うものをプレイすることになるだろう」

カジュアル(casual)なEDH」との誤認に注意。

CIP(チップ)

「comes into play」の略。現在では「enter the battlefield(戦場に出る)」といった表現が用いられている。転じて、パーマネントが戦場に出たことで誘発する能力。「ETB」と同義。

EDH

統率者戦が公式フォーマットとなる以前の旧称。現在でも統率者戦をEDHと呼ぶプレイヤー、コミュニティは少なくない。 Elder Dragon Highlanderの略。

ETB

「enter the battlefield(戦場に出る)」の略。戦場に出たときに誘発する能力をさし、そうした能力を持つクリーチャーをETBクリーチャーなどと呼ぶ。「CIP」は同義。

GG

Good Gameの略。ゲームの決着時に互いの健闘を称える挨拶。

LO

ライブラリーアウト/library out」の略。

PIG

put into graveyard(墓地に置かれる)の略。パーマネントが墓地に置かれたときに誘発する能力をさす。

TT

Timetwister一日のやり直しゲームプラン

《Timetwister》の略称。タイムツイスター。また、その派生カードのこと。

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数字

0ターン目

別館の大長虚空の力線宝石の洞窟

ゲーム開始前、つまり先攻プレイヤーの1ターン目よりも前に行われるアクションを表現する言葉。

《別館の大長》《虚空の力線》《宝石の洞窟》などはゲーム開始時(0ターン目)に使える能力を持っている。

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