メタゲームブレイクダウン
晴れる屋メディアチーム
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みなさんこんにちは。晴れる屋メディアチームです。
いよいよ統率者神が始まりましたが、このフォーマットで気になるのはなんといっても統率者。デッキのカラーボードを決めるこのシステムは打ち消し呪文や除去の有無、果てはフィニッシャーが自身なのかそれともデッキ内に入っているのか判断できるマーカーでもあります。
今回はどの統率者に人気が集まったのか、参加者125名の選択肢を集計しました。
最多数を獲得したのは《織り手のティムナ》+《ルーデヴィックの名作、クラム》の「共闘」コンビ。両クリーチャーともアドバンテージ獲得手段を持っており、最高級のサーチ呪文とドロー、マナを必要としない妨害呪文が採用可能な組み合わせとなります。
統率者自体が戦闘ダメージをカードアドバンテージに変換するため、見た目以上に殴るデッキでもあります。フィニッシャーはいわゆる寿司コンボといわれる《タッサの神託者》+《Demonic Consultation》が代表的なものでしょう。
5色の固有色を持ちながら《宝石の睡蓮》を非常に強く使え、なんらかのコンボを成立させなくても殴り切れてしまうポテンシャルさえ持った非常に強力な統率者のひとつです。
先ほどの「共闘」コンビとの最大の違いは、自身が無限コンボのフィニッシャーとなっている点です。《自然の意志》と5マナあればそれだけで無限戦闘が始まりますし、《耳の痛い静寂》のような呪文数を制限する妨害カードにも引っかからないのが魅力といえます。
3番手は下馬評の高かった《軍団のまとめ役、ウィノータ》と、意外なことに単色の《野生の魂、アシャヤ》。青が使用できない両統率者に、なぜ人気が集まっているのでしょうか?
かつて最弱色といわれた白と赤の組み合わせですが、それは昔の話。《弁論の幻霊》や《月の大魔術師》といったクリーチャーで対戦相手の動きを制限し、その隙に《軍団のまとめ役、ウィノータ》を着地させます。攻撃トリガーが解決されたら最後、追加の妨害要素かダメージ増強要素が着地してしまう、まさに攻防一体の戦略。自身も4マナであり、たとえ除去されたとしてもリキャストしやすいのが魅力といえます。
《野生の魂、アシャヤ》はクリーチャーを《森》化することで《クウィリーオン・レインジャー》を出し入れし、複数マナ生成できるマナクリーチャーを繰り返し起こして無限マナへと繋げます。大量のマナの使い道は《歩行バリスタ》や《破滅の終焉》、暴力的な《孔蹄のビヒモス》があげられます。妨害は多くはないが、それ以上の速度で攻めるデッキとなっているのです。
今回のメタゲームブレイクダウンは統率者を中心にご紹介しました。やはり選択者の多かった《織り手のティムナ》+《ルーデヴィックの名作、クラム》が力を見せつけるのか、はたまた別の統率者が存在感を示すのか、今から楽しみですね。
巻末になりますが、全統率者の分布を配置しておきます。ぜひ参考にしてください。
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