今日のわんこ
みなさんこんにちは、メディアチームのいってつです。
今日のわんこは神河の《永久忠義の義丸》ちゃん。飼い主の《放浪皇》の帰りを待ち続けているんだそうです。
なんていじらしいんでしょう。
《最後のアブザン、レイハン》にお世話をお願いしましょう。
というわけで今回はカジュアルなゲームを見据えた《永久忠義の義丸》デッキを組んでみました。
統率者の特徴
《永久忠義の義丸》は戦場に伝説のパーマネントを出すだけで+1/+1カウンターが置かれてサイズが上がる!
1マナの伝説の犬。《今田家の猟犬、勇丸》を彷彿とさせるこの出で立ちに惹かれた方も多いはず。こちらは共闘を持っているので固有色を加えることができます。
今回選んだのは黒緑の共闘統率者。《最後のアブザン、レイハン》はクリーチャーが死亡するたびにそのクリーチャーに置かれていた+1/+1カウンターの数と同じ数のカウンターを別のクリーチャーに置くことができます。
大きく育った《永久忠義の義丸》のパワーを次の世代に受け継いでくれます。
「最後のアブザン(アブザンカラーではない)」レイハンですが、《永久忠義の義丸》と散歩に出かけることで晴れてアブザンカラーに。龍に立ち向かえ。
クリーチャーが統率領域に置かれたときにも同じくカウンターを置くことができます。《水没》などでライブラリーに移動することを置換したり、《送還》などで手札に移動することを置換したときに有効です。一方、《流刑への道》などで統率者が追放されることでは誘発しません。2020年6月のルール改訂の結果、このカードが初登場したときとは挙動が変わっているので注意。
デッキのコンセプト
《永久忠義の義丸》を大きく育て上げよう。で、殴ろう。
そういった意味では《最後のアブザン、レイハン》との共闘は最もシンプルでまっすぐな組合せのひとつと言えるでしょう。
5/5にしたくらいで満足してはいけません。カウンターを倍にし、トランプルを与えて一気にライフを詰めます。
《永久忠義の義丸》のサイズを大きくするために伝説のクリーチャーをつぎつぎ繰り出すので《最後のアブザン、レイハン》の能力の対象に困ることはないでしょう。
強力な能力を持つ伝説のクリーチャーを展開し、統率者《永久忠義の義丸》を大きく育て上げて殴り勝つぞ!
弱点
さて、戦闘面では心強い義丸&レイハンですが……統率者でアドバンテージを取ることができないので、「まあ、あとで引けるでしょ」という感覚でゆるくマリガン判断をしているとあっという間に手札がなくなってしまいます。ドローエンジンをしっかり握ってゲームをスタートできると安心です。《グレートヘンジ》最高!
統率者が大きく成長していくタイプのデッキでは、統率者を除去されたくない一心で統率者に執着しすぎてしまうとかえって勝利が遠のくことが少なくありません。時として大きく育った統率者よりも《鎮まらぬ大地、ヤシャーン》を残すことを優先すべき状況が生まれます。《永久忠義の義丸》のキュートなビジュアルを見てしまうと頭を抱えてしまいますが……
相性のいいカード
戦闘が楽しくなるクリーチャー
《永久忠義の義丸》を育てつつ、戦闘に絡む能力でアドバンテージを生み出してくれます。統率者がどちらもアドバンテージを得ることができないので、こうしたクリーチャーは大切に運用したいですね。
《織り手のティムナ》はハイレベルな統率者戦でも大人気な伝説のクリーチャー。ひとたび戦場に出ればマナを使うことなく手札が増えていきます。
《大衆扇動者、ブリーナ》も《織り手のティムナ》同様、マナを使うことなく手札を増やしてくれます。対戦相手に引かせてしまう大きなデメリットがありますが、同時に+1/+1カウンターが大量に置かれていきます。
《西の樹の木霊》は「改善」したクリーチャーが攻撃するたびに《不屈の自然》!基本土地は最も破壊されにくいパーマネントです。安心のマナ加速。
カウンター増量
《成長の揺り篭、ヤヴィマヤ》を置いてカウンターが1つ載る程度ではとても満足できません。
カウンターが置かれるなら+1個のカウンターが置かれます。
置かれるカウンターが倍だ!《屍体屋の脅威》などを採用できることが《最後のアブザン、レイハン》を共闘に指定することのメリットのひとつです。
変容
すまん、よしまる。俺はこんな方法でしかお前を守ってやれない……でもこれでイコリアでもやっていけるようになるんだよ……
涙を流しながら《永久忠義の義丸》の上に重ねて「変容」しましょう。
変容したことで犬ではなくなってしまいますが、統率者であることには変わりなく、そのままトランプルを得てサイズアップができます。
《永久忠義の義丸》は《倦怠の宝珠》が天敵ですが、《水晶壊し》なら邪魔な妨害置物を打ち消されにくいクリーチャー・呪文で破壊することができます。
いってつのイチオシ!
ぜったいにラスゴを撃たれたくない!《神の怒り》などの全体除去はクリーチャーを横並びさせるデッキにとってクリティカルな一撃になります。
《無私の霊魂》などで対応しにくい《激しい恐怖》などのマイナス修正や《最後の裁き》などの追放除去を回避できます。
こちらも《緑の太陽の頂点》などが使いにくくなってしまいますが、そのリスクに見合った保険と言えるでしょう。
追記
修正前の記事ではタフネスをマイナス修正する呪文の例として《毒の濁流》を挙げていましたが、これはマナ総量3で《ガドック・ティーグ》では防ぐことができず、誤った例示でした。お詫びして訂正いたします。
おわりに
《永久忠義の義丸》は「結局マジックはコンバット」だということを(対戦相手にも)実感させてくれる統率者です。
古来の伝説の土地をパンパンに詰め込んでパーマネント全部をレジェンドにしてしまうのも楽しそうですね。ぜひ思い思いの手段で《永久忠義の義丸》をお世話してあげてください! !
それではみなさん、統率者戦のテーブルでお会いしましょう!