『統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い』メカニズム速報
みなさんこんにちは、メディアチームのいってつです。
いよいよ統率者戦向けセット、『統率者レジェンズ バルダーズ・ゲートの戦い』のカードプレビューがスタートしましたね!この一週間は忙しくなりそうです。
早速昨晩、一挙に80枚近くのカードが公開され、たくさんの新メカニズムや再登場するメカニズムが発表されました。さっそく見ていきましょう!
※執筆時点ではリリース・ノートが発行されていません。セットのリリースにあわせて総合ルールや統率者戦ルールが改訂される可能性があります。
さらなる情報が公開されましたら、こちらの記事も更新いたします。
新メカニズム 「背景選択」と「背景・カード」
従来の「共闘」と非常に似たメカニズムで、クリーチャー1体とエンチャント1枚を統率者として使用できるようになります。
「背景選択」を持つカード
「背景選択」を持つカードを統率者として使用するなら、「背景」タイプを持つカードを追加の統率者として指定できます。そのデッキの固有色は、これら2枚のカードの固有色の組合せになります。
「背景」カード
「背景」カードは今のところ伝説のエンチャントのみが公開されています。いずれも統率者の能力を強化するものになっています。
「ダンジョンズ&ドラゴンズ」のキャラクターメイキングのように、ジェネラルに出自や来歴……つまりは「背景」を持たせる、フレーバーに満ちた楽しいメカニズムですね。
ここからは「リリース・ノート待ち」の話になります。
統率領域に置かれる「背景・カード」は“追加の統率者として指定できる”結果置かれているようなので、《激情の後見》や《ジェスカの意志》などの「統率者をコントロールしているなら」より強く使えるカードにも影響を与える可能性があります。
また、統率者である以上、戦場から墓地など領域移動にあわせて統率領域に戻り、また統率領域から唱えなおすことも可能でしょう。
統率者である背景・カードをクリーチャー化することができれば、その背景・カードが与えたダメージも統率者ダメージとして扱われることになりそうです。
統率者に指定せず、デッキに入れることもできるでしょう。統率者を2枚使用できる「共闘」をもつ統率者たちは強化を得たと見ることもできます。
新メカニズム イニシアチブを得る
「イニシアチブを得る」。イニシアチブとは、日本語では「主導権」と訳され、ビジネスや政治経済の場で聞く言葉ですが、どういったメカニズムなのでしょうか。
「地下街」カード
従来の「統治者」と「ダンジョン探索」を組み合わせたデザインだと説明されています。まず、カードの能力で「イニシアチブを得る」ことになったプレイヤーは新たなダンジョン・カード、「地下街」に入ることになります。
「イニシアチブを得る」カード
「イニシアチブを得るたび」、そして自分のアップキープ開始時に地下街探索をすることができます。また、イニシアチブを得ているプレイヤーに戦闘ダメージを与えたプレイヤーも「イニシアチブを得る」ことになります。
「地下街」を踏破することもまた「ダンジョンを踏破した」扱いになります。イニシアチブを得た段階で「地下街」以外のダンジョンに入っていたのなら、そのダンジョンを進んでいくことになります。
再登場 当事者と出来事
『エルドレインの王権』で初登場したメカニズム、「出来事」が再登場します。
「出来事」を持つカード、「当事者」カードは「出来事」として唱えることもできます。出来事として唱えた呪文は解決されると追放され、今度は当事者カーとして唱えることができます。例えば、当事者カード《砕骨の巨人》を出来事《踏みつけ》として唱えると、解決されたカードは追放領域に置かれ、そこから今度は《砕骨の巨人》として唱えることができるのです。
1枚のカードを使って全く違う呪文を2つ唱えることのできる非常に強力なメカニズムで、当時のスタンダードを席巻しました。
Is Avacyn a monster? Only if you're playing green. #MTGBaldursGate
— SpellTable (@SpellTable) May 17, 2022
Play paper Magic remotely on SpellTable! https://t.co/dNEkOiWRBf pic.twitter.com/psywvYn28r
従来の当事者カードにはクリーチャー・カードしかありませんでしたが、今回は踏みつけアーティファクトである当事者カードも登場しています。
再登場 門
今セットの舞台となる「バルダーズ・ゲート」にはその名の通り門が存在します。
新登場の「門」カード
というわけで、サブタイプ「門」を持つ土地が再登場します。この《バルダーズ・ゲート》の他にも8枚の門カードが今回のセットに収録されるとのこと。
「ラヴニカへの回帰ブロック」で初登場した「門」。門であることそれ自体に意味はないものの、門であることを参照するカードが存在します。門カードがここにきて大量に増えたことで、統率者戦の《迷路の終わり》戦略が強化されるでしょうか……?
リリースはもうすぐ!
プレビューはまだ始まったばかりですが、実はプレリリースは6月3日から、販売は6月10日と、直前に迫っています!
晴れる屋では予約販売がすでにスタートしているほか、プレリリースイベントも各店舗で準備を進めています!戦いに乗り遅れないように!
このあとも晴れる屋メディアチームでは『統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い』をフォローアップしていきます!記事の更新をお伝えするツイッターアカウントもぜひご覧ください。
それではみなさん、バルダーズ・ゲートの戦場でお会いしましょう!