【5/31更新】『バルダーズ・ゲートの戦い』統率者まとめ

いってつ

5月29日 新たに公開されたカードを追加。
5月30日 統率者カードを追加。
5/31日 統率者カードを追加。

『バルダーズ・ゲートの戦い』統率者まとめ

みなさんこんにちは、メディアチームのいってつです。

『統率者レジェンズ2:バルダーズ・ゲートの戦い』のプレビューが進むなか、いかがお過ごしでしょうか。今回のセットはリミテッドでも遊べるように設計されているため、収録されている統率者はかなり多く、「背景選択」「背景」の組み合わせも含めると非常に多くの選択肢があることがわかります。

今回はそんな膨大な数の統率者候補たちをすべて見ていきます。リミテッドや構築戦での参考にしてください。

今セットでは「背景選択」「背景」「イニシアチブを得る」といった新メカニズム、「当事者カード(出来事・呪文)」「門・土地」といったメカニズムが再登場しています。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

背景選択

毎ターン自軍のクリーチャーのサイズを底上げしていってくれるキュートな象さん!宝物・トークンやフェッチランドを起動するだけで条件を満たせるので、毎ターン誘発させるのはそう難しくなさそうです。《白たてがみのライオン》を毎ターンぐるぐるさせてもよさそうです。

自身が飛行を持っているので、サイズを大きくしていくことが統率者ダメージでの勝利に結びつきやすいのも優秀。タップ状態のクリーチャーにしかカウンターが載りませんが、それらのクリーチャーをアンタップして警戒を持っているように運用できるのは構築目線でもリミテッド目線でもかなり大きなポイントです。

白い《巻きつき蛇》のような統率者。プレインズウォーカーに置かれる忠誠度カウンターにも影響を与えるので、プレインズウォーカーを多く採用し、背景選択で固有色に緑を加えて《倍増の季節》《巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス》を追加してみるのも楽しそうです。

4マナで召喚酔いするとはいえ毎ターンアドバンテージを獲得できるうれしい統率者。トークンをたくさん出すことができればより強力な1枚が手に入ります。背景選択で緑を足して《硬鎧の大群》を使ってみたり、赤を足して宝物・トークンを大量に出してみるのもいいかもしれません。

白い《世界喰らいのドラゴン》……?戦場に出たときに土地以外のパーマネントをエイドリアンが戦場から離れるまで追放し、そのパーマネントの数だけトークンを生み出します。

世界喰らいのドラゴン動く死体

似た効果を持つ《世界喰らいのドラゴン》《動く死体》を組み合わせて無限マナを生み出すゴージャーコンボが存在します。《ゴライオンの養子、アブデル・エイドリアン》+《動く死体》+マナアーティファクトでも無限マナを成立させることが可能。本家はインスタントで除去を挟まれると戦場が文字通り空っぽになるリスクを抱えていましたがこちらはそれにくらべればかなりローリスク。

タフネスでダメージを割り振る統率者!パワーがいやに低くてタフネスがでかいクリーチャーがやる気まんまんに。イニシアチブを得ているならさらに倍。背景選択で緑を加えて《突撃陣形》を加えればさらに楽しい。《Shield Sphere》が実質的に12/12になるかも。

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自身のタフネスと同じ点数のマナを生み出しますが、このマナは手札から唱える呪文には使えません。起動型能力のコストに充てるか、追放領域、墓地から呪文を唱えるか。赤い背景を選べば《死の国からの脱出》《ジェスカの意志》を強く使えそうです。《巨人育ち》を背景に指定すると……?

「統治者」を調整した能力が「イニシアチブを得る」ですが、イモエンがいれば統治者さながらにドローも可能。ダンジョンを踏破していればさらにもう1枚!護法(2)も地味ながらうれしい!ダンジョン探索が得意な白の背景を選びたいですね。

自分のクリーチャーをアンブロにしながら手札に戻す。《呪文探求者》のような強力な戦場に出たときの誘発型能力を使いまわせそうです。《ザルファーの魔道士、テフェリー》《予期の力線》などでインスタントタイミングでクリーチャーを唱えられるようになればテンポロスもカバーできます。

クリーチャーが戦場に出るたびにそのクリーチャー・タイプを記録し、その数だけ毎ターンドロー!クリーチャー・タイプの記録はヴォーロ自身ではなく一緒に戦場に出てくるトークンに記録されるので、ヴォーロが除去されても継続的にたくさんドローできそうです。

画像のタイトル

《ヲーターディープの多芸多才、ゲイル》

インスタントを唱えると墓地のソーサリー、ソーサリーを唱えると墓地のインスタントが唱えられる!マナさえ捻出できれば呪文を二度使えるお得な統率者です。《全知》を置きたい!

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クリーチャーを生け贄に捧げてそのパワーぶんドロー!生み出したトークンをドローに変えたり、コントロールを奪った対戦相手のクリーチャーを生け贄に捧げてしまったり……

クリーチャーやアーティファクトをサクってタップで切削。ここで対戦相手が3点ライフを払わなければ切削されたカードが手札に戻ってきます。これを対戦相手の人数分やります!ほとんどのプレイヤーは3点払うでしょうが、全体除去を撃ってほしいプレイヤーは切削された《毒の濁流》を手札にくれるはずです。マジックにおいて「対戦相手に選択肢のあるカードは弱い」とされていますが、統率者戦なら交渉次第でむしろ得ができるかもしれません。

手札に戻るカードを選べないのが難点ですが、マナも手札も使わずにクリーチャーを墓地から回収できるのはうれしいですね。こうしたカードが戦場にいると単体除去を撃ちにくくなるので結果的に戦場のクリーチャーの場持ちがよくなります。

イニシアチブを持っていれば毎ターン宝物を生み出してくれます。ダンジョンを踏破していれば一挙に3個!黒には重くて極端な能力を持つ呪文がたくさんあるので、うまくマナ加速したいですね。背景選択で赤にタッチして《顔壊しのプロ》《厚顔の無法者、マグダ》で利用するのも楽しそう。白を取り入れれば豊富なダンジョン探索カードでより優位に。

毎ターン、プレイヤーのライフを失わせます。失わせるライフはサレヴォクのパワーぶん。背景選択で統率者を大きく育て上げるカードを選んでゴリッとライフを減らしちゃおう!《憎悪》で一撃死も狙えるかも。

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攻撃するたびにクリーチャーかアーティファクトを生け贄に捧げると4/1の威迫が攻撃しながら登場!タフネスが貧弱ですが、威迫を持っているため有利なコンバットになりやすく、終盤であっても頼もしいトークンです。リミテッド目線でも終盤なかなか活躍できない小粒なクリーチャーを有力なアタッカーと交換できます。背景選択で緑を加えて《似通った生命》を使いたい!

サイコロを振るなら2個振る!例えばd20を振って5と15が出たら「15がでた」という結果だけが残ることになります。本来なら5%の確率であるクリティカル(最高の出目、20)が出る確率がおよそ2倍!ダイスを振るカードをぱんぱんに詰め込んじゃいましょう。これ自身もどんどん大きくなっていくので統率者ダメージも狙えるかもしれません。固有色に青を足して《フェイワイルドのペテン師》《ピクシーの案内人》も試してみましょう。

なんと毎ターン追加戦闘を得られる!先制攻撃も持つので戦闘でクリーチャーを失って追加戦闘が無意味になることも少なそうです。これ自身は速攻を持っていませんが、自身が殴らなくても能力が発揮されるのがうれしい!

ドラゴンが出るたびに宝物を生み出す!この秋スタンダードを去る《黄金架のドラゴン》《厚顔の無法者、マグダ》を使いたい!『ニューカペナの街角』で登場した宝物シナジーも活かしていこう!

画像のタイトル

《槌族のアンバー・グリストル》

攻撃するたびに手札をすべて捨てると攻撃されているプレイヤーの数だけドロー。手札をガンガン入れ替えて墓地にカードがたまっていくので、《死の国からの脱出》コンボや黒を絡めたリアニメイト、白を絡めた《補充》戦法も楽しそうです!

クリーチャーでない呪文を唱えるたびにその点数分クリーチャーのパワーが上がる!統率者ダメージ勝利を狙いたいところですが本人が回避能力を持っていないので、背景選択で飛行や威迫といった能力を与えたいですね。

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トークンがすべて《ラノワールのエルフ》に!クリーチャーでないトークンなら出たターンからマナが生み出せる!緑の《最高工匠卿、ウルザ》か……?ビッグマナから《破滅の終焉》を叩きつけたい!

攻撃すると戦場か墓地にあるドラゴンの中で最大のパワーぶんの+X/+X修正を受けます。5色のドラゴン《始祖ドラゴン》を除いた最大パワーは《ドラコ》の9/9……かと思いきや同じセットでパワー10を持つ《アースクウェイク・ドラゴン》が登場しました!これらを《納墓》できる黒を固有色に加えるか、強力なドラゴンシナジーのある赤を固有色に加えるか悩んでしまいますね。

ありとあらゆるトークンがたった1マナで4/4の熊に変身!大量に並べた苗木や虫トークンを大きく育て上げましょう。能力を失うわけではないので、もともと飛行や絆魂をもっているトークンなら愉快なことになりそうです。

2/2のクリーチャーのことを《灰色熊》になぞらえて「熊」と呼ぶことがありますが、伝説になるとこんなに能力がモリモリになってしまうのですね……この熊をオーラや装備品、そして背景・カードで育てあげて究極生命体を生み出しましょう。

攻撃するたびに墓地から土地・カードを戦場へ戻します。フェッチランドを大量に投入しておけば毎ターン土地を伸ばしていくことができます。破壊された《死者の原野》《ガイアの揺籃の地》《迷路の終わり》などのコンボパーツを戦場に戻すことも!

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背景・カード

クリーチャー・トークンを+2/+2修正!今回のセットにはクリーチャー・トークンを生み出すカード多数登場しているのでうまく組み合わせれば統率者だけで圧倒的な展開ができてしまいそうです。

最もライフの多いプレイヤーを攻撃すると、1/1のクリーチャートークンを各対戦相手を攻撃している状態で生成します。《輝かしい聖戦士、エーデリン》に色を1色足すことができると思うと非常に魅力的。クリーチャーのスタッツを底上げするカードでバックアップしてあげると脅威度はドンと上がります。

統率者が攻撃すると二段攻撃に。なんてシンプルな能力なんでしょう。

終了ステップ開始時にタップ状態のクリーチャーをブリンク。戦場に出たときの誘発を使いまわしましょう。クリーチャーが警戒を持っているようにも運用できます。

対戦相手に+1/+1カウンターという形で「施し」を与える代わりに自分には平伏させる。それが《貴族生まれ》。見下してきた対戦相手のクリーチャーがいつか歯向かってこないか心配ですが、幸い誘発のタイミングは自分のアップキープなので、不審者は白の強力な除去や全体除去で格の違いをわからせてやりましょう。

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統率者が出たとき戦場を離れたときにドロー!墓地戦場の行き来が得意な黒と組み合わせたり、《儚い存在》などブリンクが得意な白との絡みもテクい予感。

プレイヤー1人以上にダメージを与えると1/1の飛行が生まれます!固有色に緑を加えて《ガイアの揺籃の地》《太陽の揺籃の地、イトリモク》《孔蹄のビヒモス》で滅茶苦茶やるのが楽しそうです。赤を足して《龍の大嵐》などドラゴンシナジーを活かすのもグッド!

最もライフの多いプレイヤーを攻撃すると統率者がブロック不可に!戦闘ダメージを与えて得する統率者と組み合わせるのはもちろん、単純にサイズのでかい統率者と組み合わせてしまって「ライフの出っ張ってるやつから踏みつぶす」デッキを組むのもいいですね。

ダンジョンの部屋能力が2回誘発!新ダンジョン「地下街」は派手な能力も備えているのでうまく利用したいですね。

クリーチャーのコピーになる統率者と言えば《千の顔の逆嶋》が有名ですが、こちらは統率者に「クリーチャーのコピーになる起動型能力」を与えてしまいます。固有色の垣根を超えた異次元コンボが成立する可能性を秘めています。柔軟な発想で戦場を観察しましょう!

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もっともライフの多い対戦相手を攻撃すると+1/+1カウンターがのって接死と破壊不能を持つ!戦闘面では無敵となるため、ダメージを通しやすくなるはずです。ゲーム終盤、そこには十分に育った統率者が!もはや破壊不能も接死も不要となった統率者でゲームを終わらせましょう。

クリーチャーかアーティファクトが墓地に置かれるたびに誘発して 点のライフを減らします。クリーチャーが墓地⇔戦場を無限に行き来すると勝利!無限に生み出した宝物を生け贄に捧げても勝利できます。

うおお!たった1マナで統率者が+3/+3修正、飛行、接死がついちまうんだ!毎ターン生け贄を捧げなければならなくなってしまいますが、黒は《墓所這い》《ネファリアのグール呼び、ジャダー》など生け贄クリーチャーの調達に長けています。《精神を刻むもの》もいいですね。

統率者のパワーが墓地のクリーチャーの数だけ上昇。「お前の罪を数えろ」ということなんでしょうか……サイズ上昇に加え、接死も持つのでダメージも通しやすいですね!

毎ターンのドローがトップ2枚を見て1枚ドローに!不要なカードは墓地に置かれるというのが墓地利用が得意技の黒としてはうれしいですね!

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うおーッ、これが酒場流!喧嘩殺法よォ!統率者が攻撃すると衝動ドロー!さらにそのカードのマナ総量分パワーアップ!!エルドラージをめくれ!!!

統率領域に置いておける《間に合わせの砲弾》《森の友、ジャヘイラ》と組み合わせると、トークンからマナを出しながら生贄に捧げて1点を飛ばすことができるようになるため、かなりいやらしい。ダメージの発生源は統率者なので、統率者に接死や「感染」がつくとかなり危険度が増しますね。

クリーチャーが戦闘ダメージを与えるとそのプレイヤーのクリーチャーを使嗾!ライフレースを加速しつつも自分のライフは守れてしまいます。

終了ステップ開始時に合計5点以上のダメージを与えていたら4/4の飛行ドラゴンが降り立ちます。ダメージを与えた相手が誰かは問わないので《乱動する渦》を置いて0マナアーティファクトを唱えて自分にダメージを飛ばすとドラゴンが出てくる。俺の血から竜が生まれる……!

統率者が対戦相手を攻撃するだけで宝物トークンを2つもゲット!軽量な統率者を使って序盤からテンポよく展開していきましょう!

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1ターンに1度だけですが、ドラゴン呪文が2マナも軽く!《年老いた骨齧り》《峰の恐怖》を叩きつけましょう。

クリーチャーカードが墓地に落ちれば、毎ターンリスが2体出てきます。戦場から墓地だけでなく、ライブラリーや手札からでもいいので、黒や赤の統率者と組み合わせるのもいいでしょう。

クリーチャーがみんなカウンターを載せながら戦場に出てきます。クリーチャーのパワーを参照するメカニズムや、カウンターを取り除くことをコストにするメカニズムと相性良好。「改善」も楽しそう!

ライフが出っ張っている対戦相手を殴ると、ほかのクリーチャーを統率者のパワーぶんパンプアップ!もともと優秀なスタッツをもつ統率者や、大きく育つことができる統率者と組み合わせたいですね。

統率者が10/10に!デカすぎんだろ……

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多色の統率者

3/3トランプルで戦闘ダメージを与えるとコントロールしているトークンの数だけ1/1のトークンを生成します。最初の種となるなんらかのトークンは調達しなければいけませんが、次からはネズミ算式にトークンが増えていくことになります。白には《無形の美徳》などトークンをバックアップする戦術が豊富。今回は緑からもトークンを生成したりバックアップするカードが登場しています。

自分だけ《吹き荒れる潜在能力》のような統率者。《巻物棚》などでトップを操作しておけば《召し上げ》のような豪快な呪文が踏み倒せるチャンス。毎ターン1回しか誘発しないというのもキモで、ほかの呪文を唱えておけば除去や《神秘の教示者》をまっとうに唱えることができます。

タップ能力でルーティング。追放するカードはそのマナ総量ぶんの時間カウンターが置かれます。能力を起動するたびにカウンターが外れていき、最後のカウンターがなくなったときその呪文を踏み倒して唱えることができます。「待機」で追放されているカードが唱えられるのも早くなるので何かと悪さができそうです。

マナクリーチャーのロードが登場!マナクリーチャーと言えば《極楽鳥》《ラノワールのエルフ》など貧弱なスタッツのクリーチャーが多いですが、なんと+2/+2修正に加えて警戒を持っているように運用できます。7マナ以上の呪文を唱えたときにクリーチャーを+7/+7修正してアンタップする能力は 《野生の心、セルヴァラ》《養育者、マーウィン》と相性がよさそうですね!

対戦相手のツーアクションに反応してアドバンテージを獲得する統率者。《意外な授かり物》《吠えたける鉱山》などを使えば尋常じゃない枚数のドローができます。「みんなでいっぱいドローしようよ!」と言いつつ除去と打ち消しを構えてコンボパーツをかき集めるデッキ……?

うおおおおお攻撃するとドラゴンのパワーが倍になるぞ!!自身もトランプルを持っているから大きなパワーがムダにならない!追加戦闘を得る《連続突撃》《今を生きる》でもう一度攻撃すればさらに倍!二段攻撃もつけちゃおうぜ!電卓の用意をしな!

アーティファクトクリーチャーを宝物2個と交換、クリーチャーでないアーティファクトを1/1構築物アーティファクト2体と交換が可能!毎ターンパーマネントが増えていく楽しい統率者です。速攻を持っていて、出てすぐ仕事できるのもうれしい!アーティファクトがどんどん増えていくので「親和」や「即席」とは相性抜群。《マイコシンスのゴーレム》《鼓舞する彫像》でビッグスペルを叩きつけたい!

自分のターン中に戦場からパーマネントが離れるとプレイヤー自身が経験カウンターを得ます。経験カウンターの数だけの護法Xをもち、自軍のパワーが経験カウンターの数だけ上昇!統率者を除去しても経験カウンターはそのまま残るので、これ自身はどんどん除去しにくく、自軍のパワーはどんどん強力になっていきます。

固有色に黒が加わり、クリーチャー・トークンの死亡でも反応するようになった《冠滅ぼしのガドラク》。赤黒という色は構築フォーマットでも生け贄戦略で常に活躍を見せています。統率者戦では 《ファイレクシアの供犠台》《狂気の祭壇》などの豊富で優秀なサクり台を駆使して暴れそうです。

戦場に出たときにイニシアチブを獲得。攻撃するたびにクリーチャーに接死を与えられるのでイニシアチブを取り返すのもかんたんです。新ダンジョン「地下街」をどんどん進んでアドバンテージを稼ぎましょう。ダンジョンを踏破したなら攻撃クリーチャーに接死に加え、威迫と先制攻撃、+5/+0修正まで可能になります!ライフを守るためにはクリーチャー2体を差し出す必要があり、プレッシャーはなかなかのものです。

オーラがついたクリーチャーは攻撃するたびに+2/+0修正とトランプルを獲得!オーラ戦略でありがちな「クリーチャーを除去されて大損こいた……」ということにならないように、墓地に置かれたオーラが次のターンで唱えることができる親切設計!《きらきらするすべて》を貼れ!《上級建設官、スラム》《皇の声、軽脚》でアドを稼げ!

自分のクリーチャーに「無尽」を与えます!毎ターン違うクリーチャーに与えることができますし、戦場に出たばかりのクリーチャーでも速攻がついてすぐに殴りに行けます。ただライフを詰めるだけでなく、戦場に出た誘発、ダメージを与えた誘発をお得に利用しましょう。《峰の恐怖》→統率者という流れもよし、統率者→《業火のタイタン》という流れも素晴らしいですね。

攻撃すると接死を得て切削2をします。毎ターン1回、このターン中にライブラリーから墓地に置かれた土地かパーマネント呪文を唱えることができます。統率者自身の能力で切削されたカードだけでなく、《納墓》などで墓地に置かれたカードもプレイできます!

5マナ6/6、飛行、護法2!ドラゴンらしいスタッツ。さらに、ドラゴンが戦場に出るとそのコピートークンを生み出します。伝説であっても伝説でないトークンを!戦場がドラゴンであふれかえることになります。統率者にするだけでなく、《始祖ドラゴン》《ティアマト》など5色のドラゴンのデッキに入れるのも楽しそうです。

プレイヤーに戦闘ダメージを与えるとライブラリー上9枚を見て門・カードが1枚戦場に!まさか門であることを参照する統率者が登場するとは……しかも9つ以上の門があるならめくった9枚の全てが手札に入ります。豪快!今セットで新しい門・カードも登場しているので、これを統率者に指定しながら《迷路の終わり》での勝利を目指すことも可能です。

クリーチャーが死亡したら対戦相手1人に「ドローさせる」「手札からクリーチャーが出る」からどちらかを選ばせます。手札に「死亡したクリーチャーよりタフネスの低いクリーチャー」がいるかはわかりません。ならば後者を選ぶか……?精神的駆け引きが面白そうな統率者です。

トークンでないクリーチャーが死亡するとそれがエンチャントになって帰ってくる。マナクリーチャーやシステムクリーチャーを並べて《神の怒り》で自分の盤面だけ維持しながらリセットがかけられます。

《千年霊薬》のようにクリーチャーの起動型能力が速攻を持っているように起動できるようになります。上の能力に引っ張られてクリーチャーの能力をコピーすることだけを考えてしまいがちですが、《次元の門》《発明博覧会》《追い討ち》がコピーできたら……夢があります。

出来事・呪文やドラゴン・呪文を唱えるたびにどこかにダメージを飛ばします!まさかいまになって出来事を取り扱う統率者が登場するとは……

生贄に捧げられたパーマネント3つの中にカード・タイプが3種類以上あれば3枚ドロー……なんだかめんどくさそうですが、どんなパーマネントもサクることができるので、《裏切る恵み》のような自分にデメリットのあるエンチャントを生け贄に捧げることが可能。エンチャント・クリーチャーをサクれば1枚でカード・タイプ2つを賄うこともでき、意外となかなかやるかもしれません。

各ターン2つ目の呪文を唱えるたびにクリーチャーをブリンク。白青らしい能力ですね。これ自身も戦場に出たときに占術2ができますが、《呪文探求者》《古術師》《粗石の魔道士》などをブリンクさせてコンボパーツをかき集められそうです。《ゴライオンの養子、アブデル・エイドリアン》とも相性良好!

デザインがかっこよすぎる。自分のクリーチャーが死亡するたびにクリーチャーに+1/+1カウンターを置いて「使嗾(しそう)」します。使嗾されたクリーチャーは次の自分のターンまで各戦闘で自分以外のプレイヤーを攻撃しなければなりません。対戦相手のクリーチャーをそそのかしてライフレースを加速させます。ライフが20を下回れば破壊不能を持つので、大きく育った対戦相手のクリーチャーもブロックできてしまいます。

一人の対戦相手や対戦相手のパーマネントを対象にしている呪文をほかの対戦相手にも当たるようにコピー!1:1交換の呪文は統率者戦では1:1:0:0交換になるため弱いとされていますが、ゼヴロアがいればちゃんと1:1:1:1交換に!ほかにも《直観》《ジェスカの意志》がコピーされてめちゃくちゃになったりしそうです。

まさかこの時代に《幸運のクローバー》内蔵統率者が登場するとは……カラー的にも優秀な出来事・呪文があるので期待できそうです。

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《指揮官リアーラ・ボーティア》

自分が攻撃するたびに攻撃しているプレイヤーの数だけ衝動的ドローをしながら、追放領域から呪文を唱えるコストを軽減!統率者自身が殴っていなくても能力が発揮できるのがうれしいですね。

毎ターン自分のクリーチャーを対戦相手に押し付ける!押し付けたクリーチャーは使嗾されているのでこちらを殴ってきませんし、攻撃するたびにこちらにドローをくれます。生け贄にささげられて切ない思いをすることもなし!変なデメリットを持つクリーチャーを押し付けるのも楽しそうですね。

インプ、デーモン、ティーフリング、デビルのロード!クリーチャーカードが墓地に置かれると毎ターン(対戦相手のターンにも!)1/1のデビルトークンを生み出します。タフネス3までのクリーチャーと相打ちできるのでかなり鬱陶しいですね。

終了ステップ開始時に対戦相手にこのターンに失ったライフ分のライフを失わせるか、自分が回復した点数ぶんさらに回復!統率者戦も結局はマジック。敵のライフを削り、自分のライフを守った者が勝利するのです。

ドラゴン・呪文限定の《未来予知》。強力なドラゴンを擁する赤が固有色に入っていないのが難点。多相を持つクリーチャーを連打してみたり、5色のドラゴンデッキに入れてみると楽しそうです。

毎ターン3人のプレイヤーに恩恵を与えてくれます。政治的な交渉や駆け引きが好きな人におすすめ。《溜め込み屋のアウフ》《石のような静寂》を置きながら宝物を配るへんなおじさんにもなれます。

プレインズウォーカー

プラス能力でドローしながら墓地追放、マイナス能力で追放したカード1つを踏み倒して唱えます。初めて戦場に出たターンには+1しか選択肢がないものの、自分がオーナーでない呪文を唱えるたびに3/3のクリーチャーが出てくるのでこちらの能力も活かしたいところ。延々とドローを重ねながら墓地を追放し、対戦相手の墓地からコンボパーツをかっさらいたいですね。

占術すると次に唱える呪文のコストが軽くなる!自身の能力でもアドバンテージを得ながら占術できるので、《時間操作》など追加ターンの連打が楽しそうです。マイナス能力で《召し上げ》なんかを追放すると、追加ターンを連打しているだけで勝てるゲームも発生しそうです。

プラス能力では一緒に戦場に出るブー・トークンを大きく育てて、マイナス能力ではクリーチャーを生け贄に捧げてて火力とドローに変えることができます。有色無限マナを成立させれば、無限ドローも成立する「無限のゴールになれる」統率者です。

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展望

鋭い目の航海士、マルコム愚者滅ぼし、テヴェシュ・ザットウーナのトリックスター、ニムリス

前作『統率者レジェンズ』でも魅力的な統率者が多数登場しました。今回はD&Dの世界から伝説的な人物が登場しているだけあって、前作に負けず劣らずユニークな統率者が登場します。

さて、スケジュールを確認しましょう。プレリリースは6月3日から、正式販売は6月10日と、直前に迫っています!

晴れる屋では予約販売がすでにスタートしているほか、プレリリースイベントも各店舗で準備を進めています!戦いに乗り遅れないように!

このあとも晴れる屋メディアチームでは『統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い』をフォローアップしていきます!記事の更新をお伝えするツイッターアカウントもぜひご覧ください。

それではみなさん、バルダーズ・ゲートの戦場でお会いしましょう!

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いってつ 晴れる屋メディアライターです。最近の悩みは記事執筆と動画出演で忙しくて統率者戦が1日2回くらいしか遊べないこと。 いってつの記事はこちら

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