メタゲームブレイクダウン

晴れる屋メディアチーム

はじめに

みなさんこんにちは。晴れる屋メディアチームです。

いよいよ統率者神が始まりましたが、このフォーマットで気になるのはなんといっても統率者。デッキのカラーボードを決めるこのシステムは打ち消し呪文や除去の有無、果てはフィニッシャーが自身なのかそれともデッキ内に入っているのか判断できるマーカーでもあります。

今回はどの統率者に人気が集まったのか、参加者133名の選択肢を集計しました。

メタゲームブレイクダウン

統率者 カラーボード 使用者数
《ルーデヴィックの名作、クラム》
《織り手のティムナ》
白青黒赤 8
《ロフガフフの息子、ログラクフ》
《愚者滅ぼし、テヴェシュ・ザット》
黒赤 6
《ロフガフフの息子、ログラクフ》
《織り手のティムナ》
白黒赤 5
《ギトラグの怪物》 黒緑 4
《鋭い目の航海士、マルコム》
《激情の薬瓶砕き》
青黒赤 4
《刃を咲かせる者、ナジーラ》 5色 4
《秘密売り、ティヴィット》 白青黒 4
《トリトンの英雄、トラシオス》
《織り手のティムナ》
白青黒緑 4
《帰還した王、ケンリス》 5色 3
《フェイに呪われた王、コルヴォルド》 黒赤緑 3
《最高工匠卿、ウルザ》 3
《パルン、ニヴ=ミゼット》 青赤 3
《船壊し、ダーゴ》
《三度の再誕、ジェスカ》
3
《浄火の戦術家、デリーヴィー》 白青緑 3
《軍団のまとめ役、ウィノータ》 白赤 3
《騒々しい写本、コーディ》 5色 2
《ヨーグモスの息子、ケリク》 2
《虎の影、百合子》 青黒 2
《ロフガフフの息子、ログラクフ》
《求道の達人、サイラス・レン》
青黒赤 2
《反体制魔道士、ケス》 青黒赤 2
《祖神の使徒、テシャール》 2
《永遠王、ブレイゴ》 白青 2
《エーテリウム造物師、ブレイヤ》 白青黒赤 2
《敬愛されるレンジャー、ミンスク》 白赤緑 2
《創造の座、オムナス》 白青赤緑 2
《ウェザーライトの艦長、シッセイ》 5色 1
《ニヴ=ミゼット再誕》 5色 1
《樹の神、エシカ》 5色 1
《大霊堂の王、ゲス》 1
《穢れた血、ラザケシュ》 1
《地下牢の管理人、グレンゾ》 黒赤 1
《秘本に縛られし者、プロスパー》 黒赤 1
《縞痕のヴァロルズ》 黒緑 1
《原初の潮流、ネザール》 1
《守り翼の使い魔、エシオル》
《千の顔の逆嶋》
1
《正体を隠した者》
《巡歴の学者、ヴォーロ》
1
《万物の姿、オルヴァール》 1
《羊頭スフィンクスの君主、アネシ》 1
《深海の破滅、ジャイルーダ》 青黒 1
《ネファリアの災い、ジェリーヴァ》 青黒赤 1
《Eleven, the Mage》
《Max, the Daredevil》
青黒赤緑 1
《黄金牙、タシグル》 青黒緑 1
《ウェザーライトの艦長、ジョイラ》 青赤 1
《運命の炎、ユースリ》 青赤 1
《常智のリエール》 青赤 1
《ロフガフフの息子、ログラクフ》
《トリトンの英雄、トラシオス》
青赤緑 1
《鋭い目の航海士、マルコム》
《血を蒔く者、ターナ》
青赤緑 1
《精霊の魂、アニマー》 青赤緑 1
《大渦の放浪者》 青赤緑 1
《トレストの密偵長、エドリック》 青緑 1
《永遠の造り手、ラシュミ》 青緑 1
《首席議長ヴァニファール》 青緑 1
《東の樹の木霊》
《千の顔の逆嶋》
青緑 1
《眷者の神童、キナン》 青緑 1
《戦慄衆の勇者、ネヘブ》 1
《鏡割りのキキジキ》 1
《厚顔の無法者、マグダ》 1
《星山脈の業火》 1
《オルゾフの御曹子、テイサ》 白黒 1
《ゴライオンの養子、アブデル・エイドリアン》
《鉄の玉座の工作員》
白黒 1
《スカイクレイブの秘儀司祭、オラー》 白黒 1
《大衆扇動者、ブリーナ》 白黒 1
《幽霊議員カルロフ》 白黒 1
《アッシュベイルの英雄、グウィン卿》 白黒赤 1
《東の樹の木霊》
《織り手のティムナ》
白黒緑 1
《鋭い目の航海士、マルコム》
《織り手のティムナ》
白青黒 1
《打ち砕かれた者、ジョン・イレニカス》 青黒 1
《オジュタイの龍語り、イーシャイ》
《三度の再誕、ジェスカ》
白青赤 1
《粗野な牧人、ブルース・タール》
《鋭い目の航海士、マルコム》
白青赤 1
《綱投げ、アキリ》
《トリトンの英雄、トラシオス》
白青赤緑 1
《粗野な牧人、ブルース・タール》
《トリトンの英雄、トラシオス》
白青赤緑 1
《伝承の語り部、チュレイン》 白青緑 1
《黎明起こし、ザーダ》 赤白 1
《舞台座一家の料理人、ロッコ》 白赤緑 1
《真実の解体者、コジレック》 無色 1
《自然の伝令、イェヴァ》 1
《放浪の吟遊詩人、イーサーン》 1
《野生の魂、アシャヤ》 1
合計 133

《ルーデヴィックの名作、クラム》+《織り手のティムナ》 8名

ルーデヴィックの名作、クラム織り手のティムナ

前回に引き続き、最大母数となったのは《ルーデヴィックの名作、クラム》+《織り手のティムナ》の組み合わせ。両方ともアドバンテージ内蔵クリーチャーであり、今もっとも強い4色で構築されたミッドレンジとなります。

タッサの神託者Demonic Consultation

この組み合わせの魅力は統率者戦における最強コンボの一角である《タッサの神託者》+《Demonic Consultation》を豊富なリソース獲得手段でサポートできる点と、ミッドレンジプランの2軸の攻めにあります。リソースを伸ばして妨害手段を用意し、状況に合わせてさまざまなプランを選択できるのです。

《織り手のティムナ》といえば一次は《トリトンの英雄、トラシオス》との組み合わせが有名でしたが、《ジェスカの意志》《波止場の恐喝者》《死の国からの脱出》など赤い有力カードが増えたことで《ルーデヴィックの名作、クラム》に軍配が上がっています。

《ロフガフフの息子、ログラクフ》+《愚者滅ぼし、テヴェシュ・ザット》 6名

ロフガフフの息子、ログラクフ愚者滅ぼし、テヴェシュ・ザット

先ほどのデッキから白と青、つまり打ち消し呪文と《沈黙》などの対話拒否カードなどを抜いた2色構成なのが《ロフガフフの息子、ログラクフ》+《愚者滅ぼし、テヴェシュ・ザット》。色が減ったことの利点はミッドレンジプランの排除による高速化です。

対称な対応ギャンブルスカークの探鉱者一攫千金

ほかのデッキではあまり見ないレベルのサーチ手段とマナ加速でもこのデッキでは採用に値します。というのもこのデッキは最序盤に《むかつき》を通すことだけを念頭に構築されているのです。《死の国からの脱出》+《研磨基地》+《水蓮の花びら》でデッキを堀つくしたら、《ぶどう弾》《霊気貯蔵器》《二重詠唱の魔道士》+《双つ身の炎》などでフィニッシュします。

《軍団のまとめ役、ウィノータ》の変化

軍団のまとめ役、ウィノータ

前回は三番手と人気アーキタイプになった《軍団のまとめ役、ウィノータ》は辛うじてトップ10にこそ入ったものの、使用者数3名と低迷しています。理由はゲームプランが細部まで明らかになったことで対策が進んでしまったことにあります。

毒の濁流滅び墓掘りの檻

全体除去を取らない構築が流行っていたところへ《軍団のまとめ役、ウィノータ》の戦略がハマったわけですが、それによって一時期減っていた全体除去の採用率が元へ戻ります。加えて《死の国からの脱出》《破滅の終焉》《ボーラスの城塞》などの対策として知られる《墓掘りの檻》の煽りを食らってしまうことも判明。豊富なアドバンテージ手段に支えられたボードコントロールやトップスピードのコンボを前に、《軍団のまとめ役、ウィノータ》は苦しい状況へと追い込まれていきます。

逆境をはねのけるための模索が続きます。

個別で見る共闘クリーチャー

織り手のティムナロフガフフの息子、ログラクフ

上位に共闘持ちの統率者ばかりが並ぶため、個別でカウントしてみました。一体どの共闘持ちクリーチャーが最多となっていたのでしょうか。

《織り手のティムナ》 19枚

ルーデヴィックの名作、クラムロフガフフの息子、ログラクフトリトンの英雄、トラシオス

大方の予想通り、最多となったのは《織り手のティムナ》でした。リソースを稼いでいくミッドレンジに最適な統率者であり、相方候補の《ルーデヴィックの名作、クラム》《トリトンの英雄、トラシオス》はその戦略を強固に補助してくれます。

《ロフガフフの息子、ログラクフ》は妨害要素の増えた《愚者滅ぼし、テヴェシュ・ザット》の立ち位置です。《沈黙》などを採用する代わりにマナ加速などが数枚抜けています。

《ロフガフフの息子、ログラクフ》 14枚

愚者滅ぼし、テヴェシュ・ザット織り手のティムナ求道の達人、サイラス・レン

《ロフガフフの息子、ログラクフ》の魅力はそのマナコスト。0マナゆえに《モックス・アンバー》《弱者選別》《悪魔の意図》などコストに追加のカードを要求するカードと相性がグッド。

《求道の達人、サイラス・レン》《沈黙》などのコンボを通すカードと《織り手のティムナ》のドローを捨て、柔軟な対応力を手にした形となります。青のカードが増えたことで《意志の力》《激情の後見》などタップアウトで構えられる干渉手段が増え、3色になったことでマナベースがより安定したことになります。

個別統率者 使用者数
《織り手のティムナ》 19
《ロフガフフの息子、ログラクフ》 14
《ルーデヴィックの名作、クラム》 8
《トリトンの英雄、トラシオス》 7
《鋭い目の航海士、マルコム》 7
《愚者滅ぼし、テヴェシュ・ザット》 6
《激情の薬瓶砕き》 4
《三度の再誕、ジェスカ》 4
《船壊し、ダーゴ》 3
《千の顔の逆嶋》 2
《求道の達人、サイラス・レン》 2
《粗野な牧人、ブルース・タール》 2
《東の樹の木霊》 2
《Max, the Daredevil》 1
《オジュタイの龍語り、イーシャイ》 1
《ゴライオンの養子、アブデル・エイドリアン》 1
《鉄の玉座の工作員》 1
《Eleven, the Mage》 1
《血を蒔く者、ターナ》 1
《綱投げ、アキリ》 1
《守り翼の使い魔、エシオル》 1
《正体を隠した者》 1
《巡歴の学者、ヴォーロ》 1
合計 90

おわりに

今回のメタゲームブレイクダウンは統率者を中心にご紹介しました。やはり選択者の多かった《織り手のティムナ》《ロフガフフの息子、ログラクフ》が力を見せつけるのか、はたまた別の統率者が存在感を示すのか、今から楽しみですね。

カバレージトップへ戻る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

晴れる屋メディアチーム 晴れる屋メディアチームの記事はこちら