あなたの好きな背景カードは？

統率者戦向けに発売された最新セット『統率者レジェンズ：バルダーズ・ゲートの戦い』。「ダンジョンズ＆ドラゴンズ」の世界観をマジックのカードへと落とし込みデザインされたこのエキスパンションは、魅力的なクリーチャーに溢れています。ドラゴンは力強く大空を舞い、時には愛くるしい姿の猫やウサギに出会ったりできます。

ですが、このセットで加わったのはクリーチャーだけではありません。統率者戦の戦略自体にも大きな影響を与える新能力が登場しています。それが「背景選択」です。

統率者戦ではお馴染みとなっている「共闘」のリデザインである「背景選択」は、伝説の背景・エンチャントを統率者に指定できるというもの。指定の制限はあるものの、カラーボードの拡張とエンチャントを統率者領域に置くことができるのです。

そこで、会場へ訪れていたプレイヤーへ好きな「背景」カードを選んでもらいました。選択理由は「使ってみたい」「イラストが好き」「リミテッドで強い」なんでもござれ。どの背景カードが一番人気を集めるのでしょうか？

《鉄の玉座の工作員》

無限サクリファイスのフィニッシャーとなりそうな《鉄の玉座の工作員》。統率者領域へフィニッシャーをおけるので今後よくみかけるカードになるかもしれません。

マツナガ ナオキ(左)、森岡 瞭太(右)

《ギルドの職人》

マナコストが軽く、継続的に宝物トークンを供給してくれる《ギルドの職人》。《ロフガフフの息子、ログラクフ》との相性も抜群！

矢田 和樹(左)、マツモト スケナオ(右)

(編集者注：写真撮影時のみマスク外しています。)

《キャンドルキープの賢者》

「背景」カードは統率者領域に置かずにデッキへ入れることもできます。その場合はなるべくアドバンテージで損をしたくないですよね。

《キャンドルキープの賢者》は設置後に統率者をプレイすれば1ドロー。さらに統率者が戦場を離れた際にも1ドローできる優れモノ。「明滅」系カードとも相性が良いのも見逃せません。

統率者神・坪井 駿周(左)、コウダ シュンスケ(右)

《巨人育ち》

どんな小粒の統率者も、《巨人育ち》があれば10/10に！

高野 成樹

《氏族の職人》

起動にマナはかかりますが、アーティファクトのサクリ台、クリーチャー強化、ドローの三要素が揃った《氏族の職人》。こちらは統率者デッキに収録されたカードとなります。

ナナミ ユウキ

《憑依された者》

統率者と共通のタイプのクリーチャーのパワーを増強し、さらに「不死」まで付与してくれる《憑依された者》。イラストの上部にはデーモンらしき影が見えます。

ナカノ アキノリ

《正体を隠した者》

「背景」カードでありながら唯一のクリーチャーである《正体を隠した者》。存在感すら消し、背景へと溶け込むその姿はまさに色なきカードといえます。

ですが、有色よりも、無色を好むプレイヤーがいるのでしょうか？

いってつ

《真実の解体者、コジレック》の化身、いってつを忘れていました。迷わずこの「背景」を選択したあたり、すでにデッキ構築を思案中なのかもしれません。

おわりに

以上が、今回、この調査に参加してくれたプレイヤーたちです。

統率者戦の魅力はプレイヤーの数だけ統率者がいることにあります。仮に統率者が被ったとしても構築はプレイヤーごとに異なります。プレイヤーの数だけ楽しみ方があるのです。

背景カードにより、その楽しみ方を拡張してくれるに違いありません。みなさんも、ぜひ、好きな「背景」カードを見つけてください。