『団結のドミナリア』ファーストプレビュー!

いってつ

『団結のドミナリア』ファーストプレビュー!

7月22日早朝、新セット『団結のドミナリア』のファーストビューが配信されました!

2018年の『ドミナリア』以来となるドミナリア次元への再訪となります。このセットのリリースにより、スタンダードのローテーションが行われ、『ゼンディカーの夜明け』~『フォーゴトン・レルム探訪』のセットがスタンダードを去ることになります。

マジックのストーリー上でも、ゲームプレイ上でも重要な位置づけとなりそうな新セットのファーストプレビューをいってつがリポートします!

マジック30周年の輝かしいアニバーサリーイヤーの幕開けです!

再録禁止カードがパックに封入!

1994年にリリースされた『レジェンド』。伝説のクリーチャーや多色のカードが初登場したセットです。

The Tabernacle at Pendrell ValeMoatTetsuo UmezawaKobolds of Kher Keep

マジック黎明期のセットというだけあり、現在では考えられない非常にユニークなカードが登場しています。例えば《The Tabernacle at Pendrell Vale》はレガシー、ヴィンテージで【土地単】などのデッキで採用されます。しかし、「永久に再版しない」ことを約束している再録禁止カードのひとつであるため、市場流通数が増えることは全くなく、取引価格は上昇の一途でした。

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今セットのコレクター・ブースター1パックにおよそ3%の確率で『レジェンド』のカードが収録されます。これらのカードは再版ではなく、「当時印刷されたもの」の蔵出しであり、再録ではありません。ワシントン州の倉庫に保管され、そのまま28年も忘れられていたていた「在庫」が発見され、このたびブースターに封入されることになったのだそうです。

2009年の『ゼンディカー』でも低確率でパワー9やデュアルランドなど再録禁止カードが封入され、大きな話題となりました。あの熱狂が再び帰ってきます。

新規カード

スタンダードセットから

もちろん『団結のドミナリア』は新規カードだって魅力的です。

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《ラノワールの壌土語り》

《ラノワールのエルフ》を輩出したドミナリア。やはりマナクリーチャーに期待してしまいます。《ラノワールの壌土語り》は2マナのマナクリーチャー。好きな色を生み出せるだけでなく、土地をクリーチャー化する能力も持っています。ミシュラランドや《野生の魂、アシャヤ》などで土地になっているクリーチャーに速攻を与えるなど、テクニカルな使い方もできそうです。

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《シヴの壊滅者》

《シヴ山のドラゴン》《シヴのヘルカイト》を輩出したシヴから新たなドラゴンが登場。最軽量では2マナ1/1ですが、戦況に応じてより強力なスタッツで戦場に 送り込むことができます。

フレーバーテキスト内の登場人物が不穏です。

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《進化した潜伏工作員》

そう、ドミナリアの地にファイレクシアの脅威が迫りつつあるのです。《進化した潜伏工作員》は自身の起動型能力で人間をやめる――もとい、ファイレクシア化すると3/3接死に。さらに、3マナ支払うとドローしながらサイズアップも可能。

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《焦熱の交渉人、ヤヤ》

新たなプレインズウォーカー・カードもお目見え。ほかにもカーンやアジャニなどのアートも公開されました。カードの公開が楽しみです!

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《時の火炎嵐》

「キッカー」が再登場!追加コストを支払うことで、より強力な能力を発揮します。《時の火炎嵐》は全体5点火力ですが、キッカーを払えば自分のクリーチャーをフェイズアウトで逃がすことができます。

イラストには火力を放つヤヤ。その背後にいるのはテフェリーでしょうか。一体どんな物語のワンシーンなのか、気になりますね!

統率者カードから

各種ブースターボックスにはボックストッパーが同梱されます。

収録されるのは19種類の伝説のクリーチャー、1種類のプレインズウォーカーから1枚。フォイル仕様のものが封入されています。

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いずれも『レジェンド』に収録されていた伝説のクリーチャーたちをもとにした新しいデザインのカードになっています。

Ramirez DePietroラミレス・ディピエトロの幽霊

初出のラミレス・ディピエトロと、『統率者レジェンズ』での姿。

ステンドグラス版

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《ベナリア史》を彷彿とさせる、ステンドグラス風のアートの基本土地も公開されました!「ステンドグラス版」と呼ばれるこれらの特別仕様カードの入手方法はまだ不明。『テーロス還魂記』の基本土地のような、視認性がよくマナシンボルが大きくプリントされた基本土地は人気が出そうですね!

日程

ドミナリアでの冒険はいつ始まるのでしょうか。今後の日程を確認しておきましょう。

8月18日:「ウィザーズ・プレゼンツ」配信、『団結のドミナリア』プレビュー開始
8月19日:『団結のドミナリア』統率者デッキプレビュー開始
8月22日:『団結のドミナリア』統率者デッキ収録カード全カード公開
8月26日:『団結のドミナリア』全カード公開

「ウィザーズ・プレゼンツ」ではマジックとダンジョンズ&ドラゴンズの製品発表が行われる予定です。曰く、「これまでにない大規模な発表の場となる」とのこと。

9月1日:MTGアリーナおよびMOに実装
9月2日:プレリリース開始

9月9日:公式リリース

公式リリースの一週間前からプレリリースが開始。アリーナなどにも公式リリースに先んじて実装予定とのこと。

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展望

今回のドミナリアへの再訪はスタンダードをはじめとした各種フォーマットだけでなく、マジックの物語にとっても大きな出来事となりそうです。

『レジェンド』リリース当時すでにプレインズウォーカーであった古参プレイヤーやコレクターにとっては青春の日々を思い返すセットに、『レジェンド』よりも年下のプレイヤーにとってはマジックの歴史に触れるセットになりそうですね。8月18日の「ウィザーズ・プレゼンツ」での続報が楽しみですね!

それではみなさん、ドミナリアでお会いしましょう。いざ「始まりの地へ」。

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いってつ 晴れる屋メディアライターです。最近の悩みは記事執筆と動画出演で忙しくて統率者戦が1日2回くらいしか遊べないこと。 いってつの記事はこちら

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