ウィザーズプレゼンツ情報まとめ!
みなさんこんにちは、晴れる屋メディアライターのいってつです。
8月18日の25時から配信されたウィザーズ社の商品発表会、「ウィザーズプレゼンツ」は非常にスリリングで盛りだくさんな内容でした!リリースを来月に控えた『団結のドミナリア』のプレビューに加え、新製品の情報も数多く明かされました。
今回の発表会で明かされたマジックの新情報をリポートします。
『指輪物語』コラボ
ガンダルフとバルログの激しい戦い。
以前からコラボレーションが発表されていた『指輪物語』セットのアートが公開されました!
日本では実写映画『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビットの冒険』でも知られていますね。ガンダルフやフロドたちの冒険をマジックのテーブルに持ち込めるのはわくわくしますね!
18枚のカードを集めると1枚の絵になる、「シームレス」枠も登場するそうです。これはコレクター心がくすぐられます。
『指輪物語』コラボであるカードはモダン以下のフォーマットで使用可能となるようです。続報に注目です。
『ウォーハンマー40,000』コラボ
コズミックSF的な雰囲気を持つTRPG『ウォーハンマー40,000』とのコラボについても続報がありました。統率者デッキとして発売されるこのコラボセットにはなんと4種類もの《太陽の指輪》が登場します!
他にはどんなカードがクールなアートで再録されるのでしょうか。統率者もユニークなデザインに違いありません!マジックやD&Dの世界とはまた違った世界観を楽しみましょう!
『ドクター・フー』コラボ
イギリスの老舗ドラマシリーズ『ドクター・フー』とのコラボが発表。あまたの時空、宇宙を旅する異星人「ドクター」の旅がいよいよマジックの世界に到達しました。4つの統率者デッキとコレクター・ブースターというかたちで。
ターディスに乗り込んでダーレクを追う旅をマジックで体験できるとは!ファンにとってはうれしいコラボです。ドクターの持つ道具、「スクリュードライバー」がアーティファクトとして登場したりするのでしょうか。《多用途の鍵》って感じですよね!個人的にはデヴィッド・テナント扮する10代目ドクターに期待です。
『ドミナリア・リマスター』
側面の旧ロゴがエモすぎる!!
ドミナリアに関連するカードセットの再録ドラフトセットが発表されました。
昨年の『時のらせん・リマスター』のように、人気カードの再録や、新規イラスト、フレームでの再録に期待してしまいます!旧来からのファンには思い出深いカードをドラフトする最高の追体験が待っています。もちろん、まだマジック歴の浅いプレイヤーにとってもマジックの歴史や貴重なカードに触れる素晴らしい機会になるはずです。
『団結のドミナリア』続報
《ヴェールのリリアナ》再録
モダンの【ジャンド】などで人気の一枚がスタンダード、パイオニアにやってきます!《ヴェールのリリアナ》が思わぬ形で再録されることになりました。
カードは再録されれば価格が下落するのが常識ですが、最近の《レンと六番》のように需要が拡大して結局取引価格を維持したり、逆に上昇することも起こりえます。
使用できるフォーマットが広がることになる《ヴェールのリリアナ》。あなたはどうなると思いますか?
ダメージランド再録
2色のマナを出せる代わりに1点のダメージを受けてしまうダメージランドが再録!スタンダード、パイオニアに与える影響はいかほどでしょうか。統率者戦での需要も拡大していたので、このタイミングでの再録は大歓迎です。
ダメージランドはドミナリアの土地がデザインされたカードです。なかでも《コイロスの洞窟》はウルザとミシュラの兄弟戦争のきっかけとなったパワーストーンが出土するなど、物語の重要な舞台となってきた土地。今回の物語でも……
新メカニズム「先読」
「先読」
章を選び、それに等しい数の伝承カウンターで始める。あなたのドロー・ステップの後に、伝承カウンター1個を追加する。飛ばされた章は誘発しない。
「英雄譚」カードが持つ能力で、「先読」を持つ英雄譚は、戦場に出るときに好きな数の伝承カウンターをのせることができます。「英雄の物語のオチだけ見ちゃう」ことが出来てしまうわけですね。
《世界呪文》
《世界呪文》はパーマネントカード2枚を獲得したあと、手札からパーマネントカード2枚を戦場に出す英雄譚。「先読」を持っていることで、すでに手札に強力なパーマネントカードがあるならそれを即座に戦場に送り込むことも可能!
英雄譚は「いま発揮したい能力」を自由なタイミングで使えないのがネックでした。飛ばした章能力は誘発しませんが、タイミングを自由にコントロールできるのは大きなメリットになりそうです!
新メカニズム「後援」
「後援」
このクリーチャーが攻撃するに際し、あなたがコントロールしていて召喚酔いの影響を受けておらず攻撃してもいないクリーチャー1体をタップしてもよい。そうしたとき、ターン終了時まで、このクリーチャーのパワーにそのタップしたクリーチャーのパワーを足す。
古の難解な能力「バンド」の復活を冗談交じりに予想する声を聞きました。まさか本当に「バンド」っぽい能力が登場するとは……
「バンド」は複数のクリーチャーがひとまとまりになって攻撃するような能力でした。「後援」では攻撃するクリーチャーはあくまで1体だけですが、他のクリーチャーのパワーも加算するという意味ではバンドを簡略化したような能力とも言えるでしょう。
《新ベナリアの守護者》
《新ベナリアの守護者》は手札を捨てることで破壊不能を得ることができるため、相打ちも上等というコンバットを仕掛けていくことができます。《救出専門家》で吊り上げた攻撃できないクリーチャーを「後援」に回すこともできそうです。
新メカニズム「麻痺カウンター」
「麻痺カウンター」
麻痺カウンターが置かれたパーマネントがアンタップ状態になるなら、代わりにそれの上から麻痺カウンター1個を取り除く。
《勢いを挫く》
青いカードに多く見られた、「次のアンタップ・ステップにアンタップしない」といった効果を再現する「麻痺カウンター」という新しいカウンターが登場します。今回のセットだけでなく、今後も登場するとのこと。カウンターになったことで、「増殖」や《巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス》などとシナジーを形成するようになります。
再録メカニズム「キッカー」「版図」
キッカーは『ゼンディカーの夜明け』にも登場していましたが、『団結のドミナリア』でも続いて登場します。キッカーを持つ呪文はゲームの序盤から終盤まで活躍してくれます。
《怒りの大天使》
《怒りの大天使》は3色デッキで使えば3/4飛行絆魂を着地させながら対戦相手のクリーチャーを2体処理し、4点回復することも可能です。すごすぎ!
《ニショーバの喧嘩屋》
「版図」はコントロールしている基本土地タイプの数を参照する能力。当然、1枚で3カウントできる《ザンダーの居室》などのトライオームサイクルとは相性抜群です。
ファイレクシアンがやってくる
『カルドハイム』の《巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス》以来、暗躍を続けてきたファイレクシアンたち。いよいよファイレクシアンによる侵攻が始まりつつあります。
《黙示録、シェオルドレッド》
まずはファイレクシアン法務官の一角、シェオルドレッドの登場です!自分がドローするたびに2点回復し、対戦相手がドローするたびに対戦相手が2点を失います。ただ戦場にいるだけでどんどんライフレースが有利になっていきます。
統率者戦では 《スランの医師、ヨーグモス》 や《精神破壊者、ネクサル》と相性抜群。《黙示録、シェオルドレッド》を統率者にして《リッチの熟達》とのコンボも狙えそうです。
もはや恒例となったファイレクシア語版に加え、今セット特有のステンドグラス版にも注目です。
ここ数年のマジックの物語の中で、もっとも衝撃的な出来事ではないでしょうか。
僕らの英雄、アジャニがファイレクシアンの手に落ちてしまいました。なんと通常版、ボーダレス版にそれぞれ2種類のアートが用意されています。曰く「ファイレクシア人への完成化の前と後の姿を用意したかった。」とのこと。むごい……!
再登場する伝説
《老いざる革新者、ジョイラ》
しかし絶望だけではありません。ドミナリアを舞台に活躍してきた英雄たちが新規カードとして再登場します。ジョイラは変わらずアーティファクトの天才としてカード化されています。信じていたものが変わっていく恐怖のなか、かつての仲間たちもともにあります。……ありますよね?
ほかにもスクイーやラフ・キャパシェン、ズアーも登場しています。今後さらにプレビューが進んで懐かしい仲間が増えるかもしれません。
《鴉の男》
一方で、小説でしか登場してこなかった人物もカード化!《鴉の男》はこれまでリリアナに付きまとってきた謎の人物。リリアナがプレインズウォーカーとして目覚めるきっかけの一端でもあります。
スタンダードセットの展望
今後5セットにわたり、ドミナリアとファイレクシアの戦いが描かれます。アジャニの完成化など、のっけからショッキングな出来事が起こりましたが、今後ドミナリア……いや、多元宇宙はどうなってしまうのでしょうか。
「出来事」と言えば……悪名高い当事者カードを輩出したエルドレインへの再訪も発表されました!
来年秋リリース予定の『Wilds of Eldraine』では都市を離れてエルドレインのより深い領域へ踏み込むことになりそうです。様々なおとぎ話をモチーフにした物語が展開した前回の『エルドレインの王権』同様、ワクワクする冒険が待ち構えているに違いありません。
さらに2024年初冬リリース予定の『The Lost Caverns of Ixalan』ではイクサラン次元へ再訪します。失われた財宝を求めて、変わり果てたイクサランへ繰り出しましょう。運が良ければ(あるいは悪ければ)恐竜たちにまた遭遇するかもしれませんね。
かなり自信なくなってきました
あまりにも多くの情報が公開され、頭がいっぱいです!これからの1年間はマジック30周年のアニバーサリーイヤーというだけあって、忘れられない年になりそうです。
晴れる屋メディアではマジックの最新情報を追いかけていきます。ご注目ください!
それではみなさん、マジックのテーブルでお会いしましょう!