ドミナリアの伝説と共に
みなさんこんにちは、晴れる屋メディアのいってつです。
『団結のドミナリア』の収録カードがすべて明かされ、シングルカードの予約販売も始まっています!前作『ドミナリア』と同様、ドラフト・ブースターには必ず「伝説のクリーチャー」が封入されています。ドミナリアは長らくマジックの物語の中心だった次元というだけあって、有名人物も多数排出してきました。
新セットが登場するたびにプレビューを追いかけていますが、今回は伝説のクリーチャーを統率者戦目線で見ていきましょう!
今回は各ボックスに付属するボックストッパーから排出される、かつて『レジェンド』に収録されていた伝説のクリーチャーのリメイクカードを試してみましょう。
《傭兵、ジェディット・オジャネン》
先日、統率者列伝で《ジェディット・オジャネン》を統率者にしたデッキをご紹介しました。7マナ5/5、能力なしという強烈なカードでした……。
《ジェディット・オジャネン》をカラーマーカーにするだけでは忍びない。そこで、猫のロードをコピーして強固な盤面を作り、コンバットか《フェリダーの君主》の能力で勝利するデッキに仕上げました。
そんなオジャネンが再登場します。果たしてどんなカードに仕上がっているのでしょうか。
《傭兵、ジェディット・オジャネン》 (1)(白)(青)
伝説のクリーチャー – 猫・傭兵
《傭兵、ジェディット・オジャネン》やこれでない伝説のクリーチャー1体があなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたは(緑)を支払ってもよい。そうしたなら、森渡りを持つ緑の2/2の猫・戦士・クリーチャー・トークン1体を生成する。
マナ総量が軽くなってるのにマナレシオがよくなっている!!
固有色に緑が入ったため、緑の猫のロードも採用できるようになりました。さっそく令和のジェディット・オジャネンデッキを見てみましょう。
こちらのリストは再録禁止カードや1万円を超えるような高額カードを使わず作成しました。
色が1色増えて選択肢がぐっと広がりました。緑の猫ロードでより強固な盤面を築くことができるはずです。
《絡み樹の根》があれば《ジェディット・オジャネン》の能力で必要になる緑マナを簡単に調達できます!そうでなくてもクリーチャーを連打するこのデッキでは頼もしい一枚です。
《成長の揺り篭、ヤヴィマヤ》もまた緑マナの供給源を担いますが、対戦相手の土地を森にすることで「森渡り」を強引に成立させる重要なカードです。
《謎の石の儀式》で猫は全員「極楽猫」に。
《騙り者、逆嶋》などで伝説のロードを増やしつつ、統率者の能力でさらに横並びさせましょう。
《鏡の精体》は森渡りをもったクリーチャーを巨大化して一気にフィニッシュブローとすることもできます。
クリーチャーがたくさん詰まったこのデッキでは《領界渡り》が大量のアドバンテージを供給してくれるはずです。
……採用はお好みで。
《黄金の一刺し、ジラ》
《怪物の災厄、チェビル》を覚えていますか?『イコリア:巨獣の棲み処』の神話レアで、その個性的なビジュアル、アリーナでの独特の演出、そして「何かが足りない絶妙なカードパワー」がカルト的な人気となりました。僕も《怪物の災厄、チェビル》を軸にした除去コントロールをスタンダード、ブロール、そして統率者戦で組んだものです。
今回紹介するカードはもちろんチェビルではありません。しかし、チェビルが好きな方にきっと喜んでもらえるはずです。
《黄金の一刺し、ジラ》 (1)(黒)(赤)(緑)
伝説のクリーチャー – 昆虫・暗殺者
飛行、速攻
黄金の一刺し、ジラが攻撃するたび、卵カウンターが置かれておらずこれでないクリーチャー1体を対象とする。それの上に卵カウンター1個を置く。そのクリーチャーが死亡したとき、それの上に卵カウンターがある場合、あなたはカード1枚を引き、飛行を持つ黒の1/1の昆虫・クリーチャー・トークン1体を生成する。
《怪物の災厄、チェビル》は対戦相手のクリーチャーを賞金首にするようなカードでしたが、こちらはクリーチャーに卵を植え付けます。卵を植え付けられたクリーチャーが死亡すると、ドローして1/1の昆虫が生まれます。怖い……
こちらのリストは再録禁止カードや1万円を超えるような高額カードを使わず作成しました。
チェビルと違い、攻撃するたびに卵を植え付けることができます。固有色には赤も入っているので、追加戦闘することで卵をつぎつぎしこむことができるのです。
チェビルと違い、自分のクリーチャーにカウンターを置くこともできるので生け贄ギミックとも相性良好です。
卵を植え付けたクリーチャーを《殺し》などで除去してドローしてもいいのですが、そこはクリーチャーの能力を使って除去することでさらに有利にアドバンテージを獲得しましょう。
とはいえ、除去呪文は大量に入っているので「魔技」も活かしていきましょう。《煙霧の連鎖》とのコンボも搭載しました。
展望
ついに全カードリストが発表された『団結のドミナリア』。魅力的な統率者だけでなく、今後様々なデッキで活躍しそうな強力なカードもたくさんあります。もちろん、構築フォーマットへの影響にも注目です。
マジック30周年の幕開けとなる『団結のドミナリア』、われわれ晴れる屋も気合を入れて準備を進めています!
また 『団結のドミナリア』の特設ページがオープンしました!こちらからも各種商品の予約ができるだけでなく、『団結のドミナリア』に関する記事や動画がまとめてご覧いただけますので、ぜひご活用ください!
それではみなさん、ドミナリアでお会いしましょう。