メタゲームブレイクダウン

晴れる屋メディアチーム

はじめに

みなさんこんにちは。晴れる屋メディアチームです。

いよいよ統率者神が始まりましたが、このフォーマットで気になるのはなんといっても統率者。デッキのカラーボードを決めるこのシステムは打ち消し呪文や除去の有無、果てはフィニッシャーが自身なのかそれともデッキ内に入っているのか判断できるマーカーでもあります。

今回はどの統率者に人気が集まったのか、参加者105名の選択肢を集計しました。

メタゲームブレイクダウン

統率者 カラーボード 使用者数
《ルーデヴィックの名作、クラム》
《織り手のティムナ》
白青黒赤 10
《鋭い目の航海士、マルコム》
《激情の薬瓶砕き》
青黒赤 6
《軍団のまとめ役、ウィノータ》 赤白 4
《ロフガフフの息子、ログラクフ》
《愚者滅ぼし、テヴェシュ・ザット》
黒赤 4
《刃を咲かせる者、ナジーラ》 5色 4
《最高工匠卿、ウルザ》 3
《親指なしのクラーク》
《千の顔の逆嶋》
青赤 3
《意志を縛る者、ディハーダ》 白黒赤 3
《ロフガフフの息子、ログラクフ》
《求道の達人、サイラス・レン》
青黒赤 3
《トリトンの英雄、トラシオス》《織り手のティムナ》 青黒赤緑 3
《アーカム・ダグソン》 2
《ヨーグモスの息子、ケリク》 2
《虎の影、百合子》 青黒 2
《永遠の造り手、ラシュミ》 青緑 2
《フェイに呪われた王、コルヴォルド》 黒赤緑 2
《粗野な牧人、ブルース・タール》
《鋭い目の航海士、マルコム》
白青赤 2
《ロフガフフの息子、ログラクフ》
《織り手のティムナ》
白黒赤 2
《帰還した王、ケンリス》 5色 2
《始祖ドラゴン》 5色 2
《騒々しい写本、コーディ》 5色 2
《祖神の使徒、テシャール》 1
《アーチリッチ、アサーラック》 1
《大霊堂の王、ゲス》 1
《穢れた血、ラザケシュ》 1
《厚顔の無法者、マグダ》 1
《船壊し、ダーゴ》《三度の再誕、ジェスカ》 1
《養育者、マーウィン》 1
《野生の魂、アシャヤ》 1
《全てを喰らうグロサーマ》 1
《開闢機関、勝利械》 白青 1
《ウォーターディープの多芸多才、ゲイル》
《ハラスターの後継》
青黒 1
《Magar of the Magic Strings》 黒赤 1
《豊潤の声、シャライ》 白緑 1
《運命の炎、ユースリ》 青赤 1
《燃えさし爪の使い魔、ケディス》《鋭い目の航海士、マルコム》 青赤 1
《眷者の神童、キナン》 青緑 1
《暗号動物学者、ローニス》 青緑 1
《トレストの密偵長、エドリック》 青緑 1
《首席議長ヴァニファール》 青緑 1
《東の樹の木霊》
《トリトンの英雄、トラシオス》
青緑 1
《東の樹の木霊》《千の顔の逆嶋》 青緑 1
《ギトラグの怪物》 黒緑 1
《隠道のセフリス》 白青黒 1
《秘密売り、ティヴィット》 白青黒 1
《鋭い目の航海士、マルコム》《織り手のティムナ》 白青黒 1
《妖艶な泥棒、コルメラ》 青黒赤 1
《浄火の戦術家、デリーヴィー》 白青緑 1
《伝承の語り部、チュレイン》 白青緑 1
《無限のエルシャ》 白青赤 1
《オジュタイの龍語り、イーシャイ》
《三度の再誕、ジェスカ》
白青赤 1
《船壊し、ダーゴ》《織り手のティムナ》 白黒赤 1
《三度の再誕、ジェスカ》《織り手のティムナ》 白黒赤 1
《精霊の魂、アニマー》 青赤緑 1
《メイガス、ルチア・ケイン》 青赤緑 1
《願いの頂点、イルーナ》 青赤緑 1
《大渦の放浪者》 青赤緑 1
《熱心な秘儀術師、ハルダン》《秘儀を運ぶもの、パコ》 青赤緑 1
《鋭い目の航海士、マルコム》《血を蒔く者、ターナ》 青赤緑 1
《粗野な牧人、ブルース・タール》《トリトンの英雄、トラシオス》 白青赤緑 1
《簒奪者、イクラ・シディーキ》《ルーデヴィックの名作、クラム》 青黒赤緑 1
《樹の神、エシカ》 5色 1
《生命起源の御神体》 5色 1
合計 105名

《ルーデヴィックの名作、クラム》+《織り手のティムナ》 10名

ルーデヴィックの名作、クラム織り手のティムナ

回を重ねるごとに増加していく《ルーデヴィックの名作、クラム》&《織り手のティムナ》。常にトップシェアを誇るこの「共闘」コンビはつけ入る隙が無い、というのが本音でしょう。制約があるとはいえ、統率者自身が強力なアドバンテージ源であり、滅多なことでは手札が枯渇しない強力なミッドレンジデッキとなっています。

統率者自身がカード・アドバンテージを稼いでくれるため、《暗黒の儀式》のような使い切りのマナ加速呪文が肯定されるのも特徴です。新鋭《________ Goblin》はこのデッキに居場所を見つけることができるでしょうか。

《鋭い目の航海士、マルコム》+《激情の薬瓶砕き》 6名

鋭い目の航海士、マルコム激情の薬瓶砕き

2番手は《鋭い目の航海士、マルコム》&《激情の薬瓶砕き》。先ほどの《織り手のティムナ》《ルーデヴィックの名作、クラム》コンビと違い、こちらは統率者がコンボパーツの一部になっています。

《鋭い目の航海士、マルコム》《光り角の海賊》が揃えば能力を起動するたびにすべての対戦相手へダメージが飛び、それによって宝物トークンが生成されます。よほどライブラリーが少ないか、対戦相手同士のライフに差がない限り、このミノタウルスを引いた瞬間にジエンドというわけです。

悪魔の教示者むかつき

コンボ自体はイゼットカラーで成り立っていますが、黒を足すことで円滑にコンボパーツを集められるようなります。《悪魔の教示者》《むかつき》の名を聞けば納得できますね。

個別に見る共闘クリーチャー

「共闘」システムを選択したのは参加者の半数近くにあたる46名。ここでは共闘持ちクリーチャーを個別にカウントしてみました。

《織り手のティムナ》 18枚

ルーデヴィックの名作、クラムトリトンの英雄、トラシオスロフガフフの息子、ログラクフ
三度の再誕、ジェスカ船壊し、ダーゴ鋭い目の航海士、マルコム

共闘界の「バチェロレッテ」、引く手あまたの美女といえば《織り手のティムナ》に違いありません。共にミッドレンジプランを目指す《ルーデヴィックの名作、クラム》《トリトンの英雄、トラシオス》からは複数のアピールがありました。単体でリソースを伸ばせる統率者同士が手を取り合えば、その戦略につけ入る隙など針の穴ほども見当たりません。

少数ですが《ロフガフフの息子、ログラクフ》《船壊し、ダーゴ》《鋭い目の航海士、マルコム》からの求愛も届いています。

今回の神決定戦では、どの相手と決勝の舞台へ立つのでしょうか

《ルーデヴィックの名作、クラム》 11枚

織り手のティムナ簒奪者、イクラ・シディーキ

逆に《織り手のティムナ》との純愛を貫くのは《ルーデヴィックの名作、クラム》。この「共闘」で構築された4色ミッドレンジはどんなゲームレンジにも対応できる応用力の高さが魅力です。《ジェスカの意志》《波止場の恐喝者》といった赤いカードが、かつてのライバル《トリトンの英雄、トラシオス》との明確な差別化へと繋がっています。

珍しい組み合わせでは《簒奪者、イクラ・シディーキ》がありました。《沈黙》の代わりに、青に強い《花の絨毯》《夏の帳》が採用されています。

《鋭い目の航海士、マルコム》 11枚

粗野な牧人、ブルース・タール

前回からググっと数を伸ばしたのが《鋭い目の航海士、マルコム》。先ほどの《激情の薬瓶砕き》以外にも《沈黙》系が採用可能になる《粗野な牧人、ブルース・タール》が人気を集めていました

《ドラニスの判事》《堂々たる撤廃者》などパーマネントによる継続的な妨害が強みです。

そのほか《ロフガフフの息子、ログラクフ》《激情の薬瓶砕き》《トリトンの英雄、トラシオス》などが続いていました。

統率者名 使用者数
《織り手のティムナ》 18
《ルーデヴィックの名作、クラム》 11
《鋭い目の航海士、マルコム》 11
《ロフガフフの息子、ログラクフ》 9
《激情の薬瓶砕き》 6
《トリトンの英雄、トラシオス》 5
《千の顔の逆嶋》 4
《愚者滅ぼし、テヴェシュ・ザット》 4
《親指なしのクラーク》 3
《求道の達人、サイラス・レン》 3
《粗野な牧人、ブルース・タール》 3
《三度の再誕、ジェスカ》 3
《東の樹の木霊》 2
《船壊し、ダーゴ》 2
《ハラスターの後継》 1
《ウォーターディープの多芸多才、ゲイル》 1
《燃えさし爪の使い魔、ケディス》 1
《熱心な秘儀術師、ハルダン》 1
《秘儀を運ぶもの、パコ》 1
《簒奪者、イクラ・シディーキ》 1
《オジュタイの龍語り、イーシャイ》 1
合計 92

おわりに

圧倒的人気を誇る《織り手のティムナ》&《ルーデヴィックの名作、クラム》ですが、それもそのはず。序盤で勝負をしかけるコンボに対しても、初動を抑えてからのリソースゲームへと進み、つけ入る隙はほとんどありません。このミッドレンジデッキの躍進はまだまだ続きそうです。

今回の神決定戦では、どんな統率者がこの共闘コンビを倒して勝ちあがっていくのでしょうか。その点にも注目していきましょう。

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