デカい新商品!『ゲームナイト:フリー・フォー・オール』って面白いの?誰向けなの?調べてみました

いってつ

晴れる屋でめっちゃ売れている商品!?これが!?

晴れる屋メディアのいってつです。

晴れる屋通販の新商品情報ページを見るのが日課なのですが……

新商品の『ゲームナイト:フリー・フォー・オール』。すでにめちゃくちゃ売れているようだ。

いったいどんな人に向けた商品なのか。そもそも本当に面白いのか?今回は『ゲームナイト:フリ・フォー・オール』をレビューしていきます!

そもそも何が入っているの?

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でかい!

というわけで購入。

五角形の大きな箱はボードゲームのパッケージを思わせます。統率者デッキのパッケージのような、「一度開封したら外装を捨てる」ものではなく、遊んだ後はふたたび同じ箱にしまって、また繰り返し遊べるように考えられています。

『ゲームナイト:フリー・フォー・オール』には、友人や家族と思い出に残る魔法の対戦を楽しむのに必要なものがすべて入っています。

ゲームナイトでは、プレイヤーが1つのリングに立ちルール無用のスリリングな魔法の撃ち合いを楽しめます。

個性豊かな5つのデッキから1つ選び、友人や家族との一対一の対戦や多人数戦をお楽しみください。

『ゲームナイト:フリー・フォー・オール|製品情報』より引用

さて、「友人や家族と思い出に残る魔法の対戦を楽しむのに必要なものすべて」とはなんなのでしょう。

さっそく内容物を見ていきましょう。

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開封するとまず目に入るルールブック。マジックの基本的なルール、用語集がまとめられています。これからマジックを覚える人が0から学ぶためのものというより、マジックに親しんだ人が初心者にルールを説明するための冊子といったイメージです。

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パンチ加工された+1/+1カウンター。この感じ、まさにボードゲーム!

5つのデッキがきれいに収まっています!ワクワクしてきました!一見非効率に感じるこの梱包も、このワクワク感を演出するために必要なのです。

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マジックの各単色デッキが1つずつ入っています。フォーマットは特に指定されていない、60枚のデッキです。各デッキには新規カードである伝説のクリーチャーがFoil仕様で封入されています。

デッキリストはこちらで確認できます。正直なところ、統率者デッキやチャレンジャーデッキのような、「買う理由になる再録カード」は見当たりません。

誰向けの商品なのか

一応、多人数戦でも遊べるようにデザインされたセット……ということで、3人で遊んでみることにしました。

「じゃあ、とりあえず《巨像の鎚》だしてエンド」

「おっ、すごいの引いた。《コーの装具役》出します!」

巨像の鎚コーの装具役

えっ?

3ターン目に12/12が殴ってきたんだけど??

……このゲーム、見た目以上にスリリングなのかもしれない。

血の取引者、ヴィリス

と思いきやあっさり除去が飛んできてろくに活躍できなかった。白単と緑単が小競り合いをしているうちに《ファイレクシアの憤怒鬼》などでドローを繰り返し確実にマナを伸ばしてきた黒単から《血の取引者、ヴィリス》!こんなのを許したら緑単のエルフ村が大変なことに……

「仕方ない……温存してきたコンボを使うか」

ソーンウィールドの射手激励ワイアウッドの誇り

これをコンボと言い張る勇気

黒単が接死である《ソーンウィールドの射手》の攻撃をスルーしたところ、《激励》、もう一度《激励》《ワイアウッドの誇り》で1発14点パンチとなり、撃沈。

俺たちはいったい何をやっているんだ????

使っているカードもルールもマジックに違いない。しかし統率者戦ともまた違う、変なゲームが展開される。

終末の祟りの先陣

白単は《激励》のピッチコストで大幅にライフを回復したものの、横並びするエルフ軍団にモジモジしていたところ、《終末の祟りの先陣》で一気にゲームエンド。

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積もった仕事を忘れて楽しむスタッフ。

面白すぎる。僕らは結局”ショップのスタッフ”なのでカードの値段とにらめっこの日々を過ごさざるをえない。そんな視点だから一瞥して『ゲームナイト』の真価を見誤ったのだ。高いカードだけが強いカードではないし、強いデッキだけが楽しいデッキでもない。

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「ウェルカムデッキみたいなもんでしょ?」
大間違いでした。

近年の統率者デッキは同時発売されるものが絶妙なバランスで構築されていて、そのままの構築で遊んでもかなりスリリングで笑いの絶えないゲームが楽しめる。『ゲームナイト』はまさにそんな楽しさがある!

4つ買うと2万円を超える統率者デッキと比べると、『ゲームナイト』は5500円!むしろ割安に感じてきた。この商品はパーツ集めとか、ここからデッキを組んでいくとか、そんなつもりで買うのではなく、1つのボードゲームとして非常に満足感のあるセットだ。

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もし自宅にあったら、ゲームバーにあったら。何も持っていなくてもとりあえずこれだけでしっかりマジックができてしまう!存在感のある五角形の箱は棚に置いておくだけでも所有欲を満たしてくれそうです。

『ゲームナイト:フリ・フォー・オール』は……

◇入っているデッキそのままで遊んで楽しい、ボードゲームのようなセットだった。

◇マジックにある程度親しんだ人向けだが、初心者にマジックの楽しさを教えるのにもいいかも。

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いってつ 晴れる屋メディアライターです。最近の悩みは記事執筆と動画出演で忙しくて統率者戦が1日2回くらいしか遊べないこと。 いってつの記事はこちら