『ジャンプスタート2022』へ会いに行こう!
みなさんこんにちは。晴れる屋メディアチームです。
今回はウィザーズ・オブ・ザ・コースト様からのご依頼で、新セット『ジャンプスタート2022』に収録されるカードを紹介する機会をいただきました。
『ジャンプスタート』はパックごとにテーマが決まっており、それらを2つ開封して出てきたカードを混ぜるだけで対戦できます。リミテッドと構築の醍醐味を両方を気軽に味わえ、それでいてパックごとに「テーマ」が異なるためためいつでも新鮮な体験が味わえます。
さらに、注目を集めているのが「アニメ版カード」の存在です。『ジャンプスタート2022』では収録される既存カードの内の何種類かが別のアーティストの手によって描かれています。一体どのカードが、誰の手で新たな命を吹き込まれるのでしょうか。
晴れる屋ではテーマ「フェアリー」についてご紹介します。早速、見ていくこととしましょう。
『ジャンプスタート2022』のここがスゴイ!
SILA氏の手掛けた新イラスト
冒頭でもお伝えした通り、『ジャンプスタート2022』に収録される「アニメ版カード」の存在が大きな話題を呼んでいます。藤ちょこ-fuzichoco-氏の《幽体の船乗り》や大熊まい◆MaiOkuma氏の《放浪の騎士、バーラン》は強さそのままに、本家とは違った愛くるしい容姿まで手に入れたのです。パイオニアでは、本家スピリットに混じって可愛らしい《幽体の船乗り》の姿を見られるかもしれません。
今回晴れる屋がお届けする「アニメ版カード」は《呪文づまりのスプライト》です。かつてRebecca Guay氏の手によって翼を得て、《苦花》とともに戦場を駆け巡ったフェアリーが、『ジャンプスタート2022』に再録となったのです!
イラストを手がけたのはソーシャルゲームやライトノベルなどで活躍されているアーティスト・SILA氏。愛らしいイラストからは彼女の息遣いが聞こえてくるようです。
可憐な翼で上空を飛び回るフェアリーは自由の象徴であると同時に、マジックの世界では瞬速により相手を翻弄する少々いたずら好きな存在でもあります。イラストにある「もう通りませんよ」と言わんばかりに立てられた人差し指が印象的でもあります。マジックの世界でのフェアリーとカードの効果が見事に表現されています。
どんな呪文も彼女の前では無に等しく、すべてはこの麗しのフェアリーの掌の上なのです。対戦相手の呪文と戦意を打ち砕くのは、彼女の役目に違いありません。その際は、ぜひポーズもお忘れないように。
新規カード
「アニメ版カード」の《呪文づまりのスプライト》とともに注目したいのが、3種類の「新規カード」です。デッキのテーマに沿って2種類のインスタントと瞬速を持つアーティファクト1枚が封入されています。
《魂読み》
《魂読み》
以下から1つを選ぶ。
・呪文1つを対象とする。それのコントローラーが4を支払わないかぎり、それを打ち消す。
・カード2枚を引く。
《魂読み》は状況に合わせて2つのモードから効果を選択できる利便性の高いカード。マナコストはやや高いものの、《巻き込み》と《霊感》を合体させたデザインです。ときには相手の強力カードを対処し、ときには追加戦力を届けてくれます。
《同調退去》
《同調退去》
あなたが共通のクリーチャー・タイプ1つを持つ2体以上のクリーチャーをコントロールしているなら、この呪文を唱えるためのコストは2少なくなる。
土地でないパーマネント1つを対象とする。それをオーナーのライブラリーの一番上から2枚目に置く。
《同調退去》は、《神話送り》に近いバウンス呪文の一種。対象をライブラリーの2枚目に置くため、すぐに再度プレイとはいきません。
5マナとやや重いものの、見逃せないのがコスト軽減効果です。しかもこの手のカードにしては珍しく、必要なクリーチャー・タイプが指定されておらず、部族に寄せていればどのデッキでも恩恵にあずかることができます。
青にはフェアリーをはじめ、マーフォークやウィザードなどトリックに長けた種族が多いため、ぜひともそれらとも組み合わせたいところです。もちろん、それらに限らずセファリッドでもイリュージョンでも、ほかの色の部族でも。
《戦楽器》
《戦楽器》
瞬速
《戦楽器》が戦場に出るに際し、クリーチャー・タイプ1つを選ぶ。
あなたがコントロールしていてその選ばれたタイプであるすべてのクリーチャーは+1/+1の修正を受ける。
軽量クリーチャーの弱点は打点の低さにあるため、《サリアの副官》や《傲慢な完全者》のようなロードと呼ばれるカードで展開力をバックアップする必要があります。フェアリーには《ウーナの末裔》こそいますが、人間やマーフォーク、ゴブリンと比べると絶対数が不足していました。
これまでの《順風》などと違い、《戦楽器》はアーティファクトながらインスタントタイミングでプレイ可能です。ほかのインスタントや瞬速と一緒に抱えておくことで、戦略に齟齬を生まずに好きなタイミングで強化がおこなえるのです。対戦相手の視点では打ち消し呪文と《戦楽器》のどちらを構えているのか判別はつきません。
デッキリスト
今回のデッキのテーマは「フェアリー」と「インスタント(瞬速)」です。
フェアリー/パターン1
フェアリー/パターン2
「フェアリー」は2種類用意されており、《ヴェンディリオン三人衆》が封入されているパックもあります!《フェアリーの予見者》は《呪文づまりのスプライト》と並んでパウパーのお供にピッタリ。ぜひ、楽しんでください!
『ジャンプスタート2022』の遊び方
その1 『ジャンプスタート2022』同士で
気になる遊び方ですが、まずは『ジャンプスタート2022』同士の組み合わせです。『ジャンプスタート2022』のブースター2つを組み合わせるだけですぐに遊べます。仮に、「フェアリー」デッキ同士をかけ合わせたとすると、
(編集者注:《島》カードは同一の画像にまとめてあります。)
まるで構築戦のフェアリーを彷彿とさせる素晴らしいデッキに!インスタントタイミングで自由に動き回れるため常に相手を翻弄し、隙を突いて上空より《戦楽器》とともに飛来します。相手の必殺技には《呪文づまりのスプライト》を合わせたいところ。
『ジャンプスタート2022』は別のテーマと組み合わせても面白いデッキになります。興味深いのは「ゴブリン」と「速攻」がテーマとなっている赤の「迅速」。一見すると瞬速と速攻は相反するように感じますが、ポイントはレアカードにあります。
何と、《やっかい児》と《鏡割りのキキジキ》による古の凶悪コンボ、双子コンボが完成するのです!
《鏡割りのキキジキ》で《やっかい児》をコピーしつつ、自身をアンタップすることで繰り返しこの動作をおこなえます。ほかにも《呪文づまりのスプライト》と組み合わせてハーフロックも狙えます。
その2 過去のジャンプスタートと組み合わせて
過去に発売した『Jumpstart』や『団結のドミナリア』ジャンプスタート・ブースターとの組み合わせてみるとどうでしょう。『Jumpstart』には呪文をテーマにした「スペル」デッキがあります。インスタントが豊富に揃っていますので、フェアリーの戦略をサポートしてくれそうです。
(編集者注:デッキリスト画像の《山》は本来封入されているものと異なるイラストになります。)
その3 ほかのブースター・パックと混ぜてみよう
『ジャンプスタート』シリーズだけの遊びに飽きたら、通常のブースター・パックと組み合わせてみましょう。1~2程度のブースター・パックと基本土地を入れれば、あなただけのデッキの完成です。
最新セット『兄弟戦争』にも強力なインスタントが揃っています。特に《知識の流れ》は青単で使用すれば破格の性能となります。
今回は『ジャンプスタート2022』より「アニメ版」《呪文づまりのスプライト》と新規カード3種類をご紹介しました。可愛いイラストは見ているだけで心を豊かにしてくれますし、対戦でも相手を魅了してくれること間違いなし。早くデッキに入れて使ってみたいですね。
なお、2022年12月2日(金)発売予定の『ジャンプスタート2022』ですが、現在晴れる屋ではブースターBOXなどの予約受付中となっております!下記のリンクより『ジャンプスタート2022』の商品ページへ繋がっておりますので、ぜひ、ご活用ください!!