機械兵団来る!率いるのは……
晴れる屋メディアのいってつです。
新セット『機械兵団の進軍』のプレビューが進行中ですね!過去に登場した伝説のクリーチャーがタッグを組んで一つのカードになっていたり、完成化前後の姿が両面カードで表現されていたり、面白い伝説のクリーチャーがたくさん登場しています。
あまりにも数が多いので、何回かに分けて統率者候補を見てきましたが、それも今回が最終回!
- 2023/04/05
- 『機械兵団の進軍』の統率者たち Part1
- いってつ
- 2023/04/13
- 『機械兵団の進軍』の統率者たち Part2 ファイレクシアン編
- いってつ
誓い破り
プレインズウォーカーを相棒に戦う、「誓い破り/オースブレイカー」。
《大天使エルズペス》
ライフが20点しかない誓い破りでは[+1]で絆魂を持ったトークンを生成できるのは心強いですね。プレインズウォーカーの忠誠度を削りあう場面では[-2]で飛行クロックを用意する選択肢もあります。
[-6]では墓地から3マナ以下のパーマネントをすべて戻すことができます。トレードマーク呪文に《神の怒り》などの全体除去を置きつつ、奥義では自分の戦力を回復させることもできます。
《希望の標、チャンドラ》
常在型能力でインスタントやソーサリーをコピーするうえ、[+2]では2マナ生めます。
《反復する反響》を唱えると、次のアクションが4回コピー。なんだかぞくぞくしますね。そのまま[-X]能力を使うと大変なことに……
《レンと次元壊し》
残念ながら常在型能力は緑単となる《レンと次元壊し》デッキではバリューが少なそうです。
多くの「増殖」を持つカードや《巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス》を擁する緑では奥義の起動がさほど難しくありません。
墓地から土地のプレイ、パーマネント呪文のプレイが可能になればリソースが切れることはまずありません。[-2]も実質3枚ドローになります!
まだいる統率者候補
《デジェルとハゾレト》
《デジェルとハゾレト》は《目を開いた者、デジェル》と《熱烈の神ハゾレト》のタッグ。
手札のカードが少なければ警戒・速攻を持ち、攻撃するたびにトップ6毎の中から伝説のクリーチャーを踏み倒せます!
エルドラージを踏み倒すぞ!!!!《巻物棚》で仕込んで発射だ!!!!
きちんと唱えているのでエルドラージの唱えたときの誘発もしっかり機能します。これだけでかなり楽しそうです。
《エラントとジアーダ》
《エラントとジアーダ》は《路上芸術家、エラント》と《希望の源、ジアーダ》のタッグ。ライブラリー上から瞬速や飛行を持つ呪文を唱えられるようになります。
瞬速を持つのはクリーチャーだけではありません。アーティファクトやエンチャントの中にも瞬速を持つカードは多く存在します。
ライブラリー上から除去エンチャントを唱えてみたり、大きめの天使を呼び出してみたり。限定的とはいえ3マナのクリーチャーに《未来予知》がついているのは破格!
《捕食の伝令、グリッサ》
「培養」のロードになってしまった《グリッサ・サンスレイヤー》。
どんどん戦場にファイレクシアンが増えていき、好機とみれば戦闘最強能力「先制攻撃、接死」を与えます。
黒は古来から強力なファイレクシアンを輩出してきた色、緑はカウンターの扱いに長けた色です。
ところで……《ティタニアの歌》があれば培養器・トークンに直接足が生えて動き出します。一体何が起きているのやら……
《インガとエシカ》
《インガとエシカ》は《ルーン目のインガ》と《樹の神、エシカ》のタッグ。《エシカの戦車》つき!
マナの使い道はクリーチャー呪文限定ですが、自分のクリーチャーを警戒持ち《極楽鳥》に。しかも、クリーチャーから出たマナを3点以上使ってクリーチャーを唱えるとドローがついてきます。
クリーチャー・トークンも影響範囲内なので、《若葉のドライアド》などがいればとんでもないスピードでマナ加速が可能に。
この手の統率者にありがちな、「マナはあるけど手札が無い」という状況に陥りにくい、自己完結したデザインが素晴らしいですね。
《クロクサとクノロス》
《クロクサとクノロス》は《死の飢えのタイタン、クロクサ》と《エイスリオスの番犬、クノロス》のタッグ。
戦場に出るか攻撃するたびに墓地のカード5枚を追放できれば墓地からクリーチャーをリアニメイト。
カード公開間もなく、奇妙なコンボが成立しそうだと話題になりました。
この能力をスタックにのせたまま自分を対象に《クロクサとクノロス》を生け贄に捧げると、6枚のカードが切削されます。そのあと、墓地から5枚のカードを追放すると《クロクサとクノロス》を戦場に戻すことができ、これを繰り返してライブラリーをひっくりかえすことができます。
墓地に《太陽のタイタン》と《悪鬼の狩人》がおちたら《太陽のタイタン》を戦場に戻し、《太陽のタイタン》の能力で《悪鬼の狩人》を戦場に戻します。《悪鬼の狩人》の能力で《太陽のタイタン》を追放。《悪鬼の狩人》を生け贄に捧げて《狂気の祭壇》を起動、すると《太陽のタイタン》が戦場に帰ってきて、同じことを繰り返すことができ、《狂気の祭壇》で対戦相手のライブラリーをすべて追放してライブラリーアウトに追い込むことができます。
《万物の座、オムナス》
色がひとつずつ増えていった《マナの座、オムナス》もついに5色に。
フェイズ移行などでマナが消える代わりに黒マナとして残り続けます。これは《マナの座、オムナス》を彷彿とさせます。
毎ターンライブラリー上のカードを見て、色マナシンボルが3つ以上あればそれと同じ色のマナ3点を加えつつ、そのカードを手札に入れられます。マナシンボルの多い呪文を唱えやすくしてくれる能力で、使い切れなかったマナも黒マナになって残り続けます。仮にライブラリー上のカードが土地やシンボルの薄いカードだったとしても手札には入るので無駄がありません。
マナシンボルのキツい強力な呪文と言えばやはり「根本原理」。統率者を唱える事さえできれば統率者が色マナを都合よく供給してくれるのでぐっと唱えやすくなりそうです。
《伝承師、クイントリウス》
《実地歴史家、クイントリウス》が再登場します。
墓地のカードを追放すると3/2のスピリットが出る、従来の能力に加え、スピリットを生け贄に捧げると自身の能力で追放したカードを踏み倒して唱えることができます。
クリーチャーでなければなんでも踏み倒し可能。《写本裁断機》や《ミリキン人形》、《ドラゴンの怒りの媒介者》などを使ってどんどん墓地にカードを送り込もう!《白熱の熟達》や《燃え立つ調査》もいいぞ!
《ジモーンとダイナ》
《ジモーンとダイナ》は《クアンドリクスの神童、ジモーン》と《魂浸し、ダイナ》のタッグ。
各ターン、2枚目のカードを引くと2点ドレイン。クリーチャーを生け贄に捧げると1枚ドローして土地をタップ状態で戦場に出せます。
《トリトンの英雄、トラシオス》に少し似ていますが、これ自身がマナ加速+ドローに加えてサクり台でもあることが魅力的です。
死亡したときの誘発を能動的に使うことができ、サクりがいのあるクリーチャーがいなくとも、チャンプブロックに合わせてクリーチャーを生け贄に捧げて手札を整えながらマナを伸ばせます。
展望
今回は多元宇宙の有名人の意外なタッグなど、 フレーバーでもデザインでも面白い能力のものが多く、いろんなデッキを組みたくなってしまいますね!
新セット『機械兵団の進軍』のカードはすでにイベントで使用できます!ぜひ晴れる屋通販や各店舗をご利用ください。
それではみなさん、統率者戦のテーブルでお会いしましょう。
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