Hareruya Pros:スタンダードデッキリスト

晴れる屋メディアチーム

Hareruya Prosのデッキ選択

いよいよ『プロツアー・機械兵団の進軍』が始まりました。新しいデッキや強豪たちのマッチアップにくぎ付けになってしまい、寝不足気味です。

Hareruya Pros

今回のプロツアーには晴れる屋が誇るプロ集団Hareruya Prosからも4名のプレイヤーが参加しています。

本稿ではHareruya Prosがプロツアーへと持ち込んだスタンダートのデッキリストをお届けします。

ラクドスミッドレンジ

ハビエル・ドミンゲス

ハビエル・ドミンゲス

世界王者やプロツアーチャンピオンといった数々のタイトルを総なめにしているハビエル・ドミンゲス/Javier Dominguez選手。マジックの酸いも甘いも知り尽くした情熱の体現者はTeam Handshake製ラクドスミッドレンジを持ち込んでいます。

ラクドスミッドレンジは優秀なクリーチャーを単体除去と手札破壊でバックアップし、序盤から終盤までボードでの有利をとり続けるデッキです。2色からなる安定したマナベースを武器にフィニッシャーである《絶望招来》へと繋げていきます。

希望の標、チャンドラ夜を照らす

Team Handshake製ラクドスミッドレンジの特徴は《希望の標、チャンドラ》を中心としたコントロール色の強い、呪文ベースの構築にあります。着地した瞬間から呪文をコピーできるように1~2マナのインスタントやソーサリーが重点的に採用されています。

中でも《夜を照らす》はクリーチャー除去でありながら、ときにはフィニッシャーまでこなす柔軟な1枚。横に《希望の標、チャンドラ》がいれば、ダメージ量は土地6枚から14点(7×2)まで伸びます。初期忠誠度が高く、「フラッシュバック」との相性も抜群です。

マッティ・クイスマ

マッティ・クイスマ

マジック界の知の巨人であるマッティ・クイスマ/Matti Kuisma選手はマジックを俯瞰でとらえ、言語化し、我々読者のもとへと届けてくれます。ハビエル・ドミンゲス選手と同じく、Team Handshake製ラクドスミッドレンジを使用しています。

メインボードでは《希望の標、チャンドラ》+《絶望招来》の必殺技ばかりに目がいってしまいますが、サイドボードはどうでしょうか。

ぎらつく氾濫石術の連射

特徴的なのは色対策カードです。《ぎらつく氾濫》はセレズニアポイズンやエスパーレジェンズ、アゾリウス兵士など戦線を横に広げてくる戦略白系デッキへのメタカード。《兄弟仲の終焉》と違い、対戦相手のボードのみに壊滅的なダメージを与えられます。

《石術の連射》もクリーチャー対策ですが、具体的には《策謀の予見者、ラフィーン》《輝かしい聖戦士、エーデリン》《傲慢なジン》といったタフネス4以上のクリーチャーを狙います。この呪文は打ち消されないため、「護法」を無視して《策謀の予見者、ラフィーン》を対処できます。

マルシオ・カルヴァリョ

マルシオ・カルヴァリョ

ドラフトキングマルシオ・カルヴァリョ/Marcio Carvalhoはラクドスミッドレンジを持ち込んでいますが、先のTeam Handshake製のデッキとは異なる構築となります。

4マナ域には《黙示録、シェオルドレッド》とともに《ドロスの魔神》が採用されています。

ドロスの魔神

飛行があるため《婚礼の発表》などの時間稼ぎを許さないダメージ効率の良いクリーチャーです。常在型能力のおかげで除去呪文でブロッカーを対処しているうちに気がつけば相手のライフは0を割っています。

除去耐性こそないものの、意外にもそのサイズにより対処手段は限られています。デッキに軽量クリーチャーが採用されているため《絶望招来》は確実性に欠け、テンポ良く対処するには《喉首狙い》《かき消し》が必要となります。

ラクドスリアニメイト

ピオトル・グロゴゥスキ

ピオトル・グロゴゥスキ

構築フォーマットを得意とし、デッキの創造主であるピオトル・グロゴゥスキ/Piotr Glogowski選手。毎週のように目新しいデッキを構築し、見るものすべてを楽しませてくれますが、アメリカ・ミネアポリスの地ではどんなデッキを選択したのでしょうか。

ラクドスリアニメイトは除去カードをベースに、大型クリーチャー+《ギックスの残虐》の踏み倒しコンボをパッケージした奇襲性の高いデッキです。最速4ターン目に着地する《偉大なる統一者、アトラクサ》は不利な戦況を一手で覆す、完全無欠のフィニッシャーといえます。

ギックスの残虐原初の征服者、エターリ

新顔《原初の征服者、エターリ》《ギックスの残虐》の対象として申し分のないクリーチャーです。《偉大なる統一者、アトラクサ》がハンドアドバンテージに特化しているのに対し、こちらはテンポとボードでのアドバンテージを稼いでくれます。ランダム性があるとはいえ瞬間的に追加で2枚のカードをプレイできるため、劣勢な場を切り返す助けとなってくれるのです。


つい先ほど『プロツアー・機械兵団の進軍』の1日目が終わりましたが、嬉しい情報が飛び込んで来ました。何と、今回参加していたHareruya Prosが全員2日目進出を決めました!

特にハビエル・ドミンゲス選手は7勝1敗の成績であり、現在3位と大健闘しています。このまま勝ち続ければトップ8も十分狙えます。ぜひ応援よろしくお願いいたします!

明日は決勝トーナメント進出をかけての対戦となるため、激化必死!!気になるプロツアー2日目の配信開始時間は5月7日25時です!パソコンや携帯電話の前で、ぜひご準備を!!

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