いってつのプレイヤーズコンベンションレポート!そもそも何するとこなの?

いってつ

プレイヤーズコンベンションは誰のためのもの?

みなさんこんにちは、晴れる屋メディアのいってつです。

先週末、地元のショップはすこしさみしかった……と感じた方もいたのではないでしょうか。

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その理由は、千葉でマジックの超大型イベント、プレイヤーズコンベンションが開催されていたからです!僕も多くの晴れる屋スタッフとともに参加していました!

今回は24、25日に開催された「プレイヤーズコンベンション 千葉2023」のレポートをお届けします!

プレイヤーズコンベンションとは

昨年再開されたマジックの大型イベント、それがプレイヤーズコンベンションです。

「スタンダード3回戦」「シールド3回戦」といったおなじみのイベントから、「パイオニアオープン」といった大規模なトーナメントなど、さまざまな規模のイベントが会場内で一日中開催されます!まさに1日中、ずっとマジックを遊べるのです!会場への出入りは無料で、イベントに参加する際に参加費を払う仕組みです。

同時に会場内では全国各地の予選を勝ち抜いた選手だけが参加できる「チャンピオンズカップファイナル」も開催されています。

つまり、最近始めたばかりという初心者から、長年競技シーンを戦ってきたプレイヤーまで同じ会場でマジックを楽しむことができるというわけです。

長年マジックをプレイしてきた方にとっては「より幅広い層のマジックファンが楽しめるグランプリ(GP)」といえばわかりやすいかもしれません。

プレイイベント

こちらはスタンダード。ローテーションの変更が発表されたり《鏡割りの寓話》などが禁止カードになったりと、大きな変化が訪れているスタンダードですが、朝一番のイベントにも関わらずたくさんの方が参加されています!

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エスパーレジェンズや白青兵士のような一線級のデッキばかりではなく、さまざまなデッキが持ち込まれていました

硬化した屑鉄喰らいポルクラノスの再誕バイパーの牙、サリス

なかでも印象的だったのは2ターン目マナクリーチャーから、3ターン目に《タイヴァーの抵抗》をかまえつつ《ポルクラノスの再誕》につなげていく緑単。こういうのでいいんだよこういうので……!!

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このデッキを使用していたのはこちらの少年!同じくスタンダードに《祝福の泉、シガルダ》軸のレジェンズデッキで参加していたお父様に話を伺いました。

ご子息がマジックを始めたのはやはりお父様の影響ですか?

「わたし自身は過去にマジックを引退していたのですが、『イコリア:巨獣の棲処』のころに息子たちと一緒に復帰しました」

息子”たち”というと……?

「大学生の長男、高校生の次男もいっしょにマジックをプレイしています!」

「素敵すぎる!」そんな言葉がお父様と対戦していたプレイヤーからも漏れます。家族みんなでマジックを楽しんでいるなんて最高です!

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一方こちらは「プレイヤーズコンベンション千葉 2023 モダンオープン Supported by 楽天ブックス」。申し込みさえすればだれでも参加できるモダンのトーナメントです。フィーチャーテーブルに座るのは多くのマジックプレイヤーの憧れ、八十岡翔太選手。

この写真、いってつが取材許可をもらっているからこそ撮れた――

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――わけではなく、だれでもこの距離まで近づいてゲームを観戦することができました。誰もが知る殿堂プレイヤーと小学生が同じ会場でマジックをプレイしているのです!

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ちなみにこの「モダンオープン」、優勝したのは現モダン神の河合伶旺選手ここでも強さを見せつけました!

せっかくなので、みんなが気になっている「あのカード」について聞いて聞いてみました。

一つの指輪

そう、モダンオープンで《一つの指輪》を搭載したデッキが多く見られ、会場内で話題になっていたカードです。24日午前には4000円程度だったこのカード、25日午後には10,000円で買い取るショップまででてくる始末。

《一つの指輪》ってどう思います?

「最初に目にしたときには”ああ、統率者戦用のカードね”って 印象でした。プロテクションを得ながらドローするから、コントロール向きのカードかなって。でも数日前に4色エレメンタルが《一つの指輪》を入れているのを見て、評価が上がりました。一日戦ったいま、《一つの指輪》はより高く評価しています」

《一つの指輪》の強さは本物なのか……?今後の動向に目が離せません!

物販ブース

みなさんご存知のとおり、マジックの楽しみは「買い物の楽しみ」でもあります。

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主催者であるBIGMAGICさんをはじめ、さまざまなマジック取扱店が出張し、カードやサプライの販売、買取を行っていました。

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《Mox Sapphire》の査定をする晴れる屋トレードチーム。

「GPはデュアランを買うところ」という言葉もあるくらいです。大型イベントに向けてお金を貯めて、会場で安いデュアルランドを探すぞ!

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《Time Walk》のイラストレーターAmy Weber氏によるアーティストプルーフ。

こうしたイベントにはかなりの数の「珍品」が持ち込まれます。こうしたカードを眺めるだけでもかなり楽しいので、ブースはまわり得!!

思い思いに楽しむ人たち

晴れる屋もテーブル分けの基準策定に協力している「COMMAND ZONE」では、統率者戦のゲームが一日中楽しめました。一日で400弱ものゲームが実施されたんだとか!

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イベントをコスプレ姿で楽しむ人も!ガラクも統率者戦を楽しんでいました。

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こちらもユニークな装い!『機械兵団の進軍』にあわせたキャンペーンでゲットした法被だそうです!

ジャッジ

会期中はたっくさんのイベントか開催されるのですから、当然ジャッジも大勢必要です。全国からたくさんのジャッジが集結しています!

なかには普段は晴れる屋でジャッジを務めるスタッフも多数。先日インタビュー記事を掲載した牧野もヘッドジャッジとして参加しています。

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束男

晴れる屋チャンネルにも出演している晴れる屋スタッフ、「束男」さんもジャッジとして参加していました。

こんなに大きいイベントのジャッジ、大変そうですね。

「いや、楽しいですよ。これが自分なりのイベントの参加のしかた……楽しみ方なんで

おお……なるほど!!そういう意味では僕も「取材」という形でイベントを楽しんでいるとも言えます!

プレイヤーを裁く怖い人、という誤解をされがちなジャッジですが、実態はプレイヤーがマジックを楽しむ手伝いをする、専門的知識と経験を積んだスタッフなのです。しかも、ジャッジの多くはマジックが大好き。こまったら遠慮なく頼ることにしましょう。

アーティストとの交流

会場内ではマジックのカードイラストを制作した日本人のアーティストのサイン会も実施されていました。

日本人アーティストはほとんどの方が公共の場に姿を見せないので、こうした機会は非常に貴重です。事前の抽選で当選した幸運なファンのみが、パーテーションの向こうで待つアーティストと対面できるのです。

今回はそんな幸運なファンの1人に話を聞くことができました。

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実際にサインされたカード

今回はなぜサインに応募したのですか?

「もともとlackさんのファンだったんです!ソーシャルゲーム『Fate/Grand Order』でのアートが大好きで。そんなlackさんに、マジックのカードにサインがもらえて、すごくうれしいです!」

サイン会に参加されていた方は、みなさんとても嬉しそうにカードをバインダーやローダーにしまっていました。いい思い出になりましたね!

トレード

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会場内では、参加者間のトレードが認められています。今回はたくさんの方がフリースペースでお互いのバインダーを見せ合いながらトレードを楽しんでいました。

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なかにはトレードを繰り返して少しずつカードを集め、最終的に「持ってきたカードすべて」と《Mishra’s Workshop》1枚を交換したという猛者も!!

つづいて、海外からの参加者。「すごいコレクションを持っている人がいるんだ」、と紹介されました。

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なにこれ

「マジックのデザイナー、リチャード・ガーフィールドがテストプレイしていた時に使っていた基本土地だよ」

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ほかにも「なんでそんなの持ってるの????」と絶句するような代物がどんどん飛び出してきました。

イベントの終わりと続き

二日間にわたるイベントが終了。

マジックをたくさん遊んだ人、カードをたくさん買った人、そしてイベントを運営していた人。

会場にはたくさんの人がいました。みんなの共通点は「マジックが好き」だということ。

感染症によって長らく中断されていたテーブルトップのイベントもすっかり賑わいを取り戻しつつあります。マジックファンが大勢あつまり、一日めいっぱい楽しむ。そんな特別な体験ができる場所がプレイヤーズコンベンションです。

次回開催は11月25,26日、愛知県で開催されます!

晴れる屋は次回もブースを出店予定!いってつも取材に赴く予定です。

日本最大級のマジックのイベントに参加して、日本のマジックファンの持つ熱量を実感してみませんか?

取材にご協力いただいた参加者のみなさん、イベント運営に携わったみなさん、ありがとうございました!みなさん、また次回のプレイヤーズコンベンションでお会いしましょう!

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いってつ 晴れる屋メディアライターです。最近の悩みは記事執筆と動画出演で忙しくて統率者戦が1日2回くらいしか遊べないこと。Commander Format Panel メンバー。 いってつの記事はこちら

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