さ~て、来年のマジックは?
晴れる屋メディアのいってつです。
今日未明にGenCon2023の会場で行われた「Magic at 30」パネル。そこではマジック30周年となる今年から来年、そしてそのほんの少し先までのマジックの展望が語られました。
大興奮情報満載の発表の内容をレポートします!
「領界路編」はじまる
ファイレクシアンとの戦いの末、多くのプレインズウォーカーは灯火を失い、その一方でプレインズウォーカーや金属だけが可能だった次元間移動が多くの人々に開かれることになりました。「領界路」により次元間が結ばれたのです。
ことし9月リリースの新セット『エルドレインの森』からマジックのストーリーは「領界路編」へ突入するのです!
ジュラシック・パークへようこそ!
「恐竜」がテーマのひとつだったイクサランに再訪する『イクサラン:失われし洞窟』では「ジュラシック・ワールド」シリーズとのコラボが行われます!
1990年の「ジュラシック・パーク」以来、常に最新の技術で恐竜を映像化してきた大人気シリーズがマジックとコラボします!
コラボカードはセット/コレクターブースターで手に入ります。Seclet Lairも2セット企画されているとのこと!
『カルロフ邸殺人事件』
つづくスタンダードセットではラヴニカへ再訪します。その名も『カルロフ邸殺人事件』!!
かつてのラヴニカセットでは「ラクドス」「ディミーア」などのギルド間の争いが物語となっていましたが、このセットでは「ギルドにフォーカスしない」とのこと。『灯争大戦』以来となるラヴニカ再訪が楽しみです!
ショックランド再録
2024年最初の製品として『ラヴニカ・リマスター』が発表!
『時のらせん・リマスター』『ドミナリア・リマスター』のような再録セットのようです。ラヴニカのカードが再録されると聞けば期待してしまうのはショックランドですよね。
なんと今回再録されるショックランドには旧枠版仕様が存在するようです!パイオニア、モダンではなくてはならない土地が装い新たに再録です!!
ラヴニカがボードゲーム化
ボードゲーム「Cluedo/Clue」とのコラボ、『Ravnica: Clue Edition』も発表!
「Cluedo/Clue」はそれぞれが獲得した「手掛かり」をもとに「誰が」「何を使って」「どこで」犯行を行ったか推理するゲーム。「弊社開発部が、マジックの新たな遊び方を提案します。」とのこと。ひょっとすると、単純に「Cluedo」をマジックのアートと名前で飾っただけのコラボ商品ではなく、マジックならではのギミックやマジックのカードそのものを使った遊びになっているのかも?
西部劇
つづくスタンダードセットは『サンダー・ジャンクションの無法者』。アメリカ西部開拓時代を彷彿とさせるビジュアルです!
さまざまな次元で暗躍したマジックの悪役たちが集合する、悪役に注目したセットのようです。
この帽子のかざり、そして不敵な笑み。おまえ、まさか……
人間不在
人間がいない次元!『Bloomburrow』で訪れる新たな次元ではリスにカエルにネズミといった小さな生き物たちが主役となるようです。エルドレインに負けず劣らない、キュートなアートがお目見えです。
モダンホラーの世界へ
マジックでホラーと言えばイニストラードですが、『Dusk Mourn: House of Horror』で訪れる新たな次元もまた、恐怖に満ちた次元のようです。
こちらの禍々しいアートはマジックのアートとしては横に長いデザインになっています。バトル・カードのためにデザインされているのかもしれません。
モダンホラーに着想を得たというこのセットではいったいどんなホラー・クリーチャーが待ち受けているのでしょうか。
2025年以降
2025年以降のスタンダードセットの企画ももう始まっています。まだセット名さえ明かされていませんが、少しだけヒントを見せてくれました。
3つの次元を領界路で股にかけた”デスレース”が行われるコードネーム「tenis」。
タルキールに再訪するコードネーム「Ultimate」。気付けば前回から10年以上が経過。ドラゴンが跋扈するロマンあふれる次元へいざ参りましょう!サルカンは元気でやってるかな?
『Unfinity』でマジックははじめて宇宙空間を舞台にしましたが、コードネーム「Volleyball」ではついにマジックの物語が宇宙に進出!これはジョークではありません!
さらにさらに、コードネーム「Wrestling」ではローウィン/シャドウムーア次元に再訪!コードネーム「Yachting」ではストリクスヘイヴン魔法学院のあるアルケヴィオスへ復学します。そしてコードネーム「Ziplining」は『灯争大戦』のような、マジックの物語のひとつのピリオドとなるような作品になるとのことです。
ことし9月の『エルドレインの森』で始まる新たなマジックの物語「領界路編」は2025年の「Ziplining」まで続く壮大な物語になりそうですね!
コラボコラボコラボ!
ヌカ・コーラ
「Fallout」シリーズとマジックのコラボが発表!
核戦争後文明が崩壊した後の世界を描く人気ゲームシリーズとマジックがコラボ!
統率者デッキ4種が発売されるとのこと。『ウォーハンマー:40,000』と同様の商品展開になるのでしょうか。
パルクール!
こちらも人気ゲームとのコラボ!「アサシン クリード」シリーズとのコラボです!
最新作『アサシン クリード ミラージュ』の発売をことし10月に控えた人気アクションゲームとのコラボは「ビヨンド・ブースター」で展開されます。ドラフト向けではないブースターのようですが、詳しい仕様はまだ明かされていません。
MH3
まさかの『モダンホライゾン3』が発表!!
モダンにピッチスペルをもたらした『モダンホライゾン』、《対抗呪文》をモダンに参入させた『モダンホライゾン2』につづくシリーズ3作品目です。セットには両面カードが収録されます。
新アートにはエルドラージタイタンの姿も!こちらのアートもマジックのアートとしては横幅が広いものになっています。両面カードが収録されるということは、これはバトル・カードのアートなのでしょうか。
展望
来年のことを言えば鬼が笑うとはよく言いますが、今回ウィザーズが見せたのは再来年までの予定!あまりの情報量に面食らってしまいます。
『モダンホライゾン3』の発表にも驚きましたが、スタンダードセットを通して語られる物語にも注目です。ニコル・ボーラス、エルドラージ、ファイレクシアンといった巨悪が去ったいま、マジックの物語はどうなっていくのでしょうか。
今後も晴れる屋メディアではマジックの最新情報をみなさんにお届けしていきます!それではみなさん、《僻境》でお会いしましょう!