(※2024年8月26日の禁止制限告知にて《悲嘆》が禁止となりました)
ラクドス想起 サンプルリスト
デッキの動き
圧倒的な理不尽を押し付けながら、攻め立てていく暴力的なデッキが好きなら、このデッキがオススメです。
1ターン目に《悲嘆》を想起コストで唱え、死亡したクリーチャーをもう一度場に戻す《まだ死んでいない》で復活させ、2枚ハンデスさせながら4/3威迫を場に残すという動きが象徴的なデッキです。
実態はそれだけではなく、《敏捷なこそ泥、ラガバン》《オークの弓使い》といったモダン最強レベルの1、2マナクリーチャーを展開しつつ、盤面を軽量な除去で対処しながら戦っていきます。
また、後半は《鏡割りの寓話》などで不要な手札を入れ替えることで継続的に攻めることができるため、実態としては序盤にすべてを懸けるというデッキではなく長期戦も戦えるデッキとなっています。
序盤
1マナ最強のクリーチャー《敏捷なこそ泥、ラガバン》で相手の対処を迫るか、手札破壊で相手の戦略を妨害して、ゲームの主導権を握ります。
中盤
失った手札を取り戻す動きを妨害する《オークの弓使い》を展開したり、ブロックされない《ダウスィーの虚空歩き》で果敢にライフを攻め立てます。
終盤
有利を築くことができたら何もさせずそのまま押し切っていくのが理想ですが、長期戦になる場合もあります。消耗させた相手に《鏡割りの寓話》や《黙示録、シェオルドレッド》を叩きつけ、そのままゲームエンドを目指しましょう。
苦手なカード
手札破壊で相手のプランに対抗していく関係上、1枚でインパクトのあるカードをトップデッキされてしまうと押し切りづらくなります。
特に続唱デッキは、続唱呪文が多いので手札破壊をしてもその後のドローでたどり着きやすく、1枚でラクドス想起側の小粒な低マナ域のクリーチャーに対抗できてしまうので苦手としています。
また《一つの指輪》も1ターンダメージを与えられないターンができる上に、毎ターン起動するだけで減らした手札を回復されてしまうので苦手なカードです。
唱えられたら一気に不利になってしまうカードを使ってくる相手には、その呪文が唱えられる直前に手札破壊を使うことが重要です。
ラクドス想起は一度マウントを取られると、取り返すのが難しいデッキです。 《悲嘆》+《まだ死んでいない》コンボが揃っていなくても《悲嘆》を想起コストで使い、あらかじめ脅威の芽を摘みながら攻勢を継続していきましょう。
苦手な続唱デッキに対しては《虚空の杯》で対抗します。続唱から唱えられる待機呪文は0マナ扱いなので、X=0で置くだけで相手は続唱を唱えられません。0マナで設置可能なので、ほかの動きに干渉しないのも嬉しいカードです。
《一つの指輪》対策として《砕骨の巨人》をサイドボードに用意しているプレイヤーもいます。出来事の《踏みつけ》はダメージが軽減できなくなるので、自分を対象に唱え、攻撃のダメージを無理やり通しに行くことができます。
トロン・アミュレットタイタンのような土地コンボデッキや、基本土地が少ない相手には《月の大魔術師》が有効です。これらのデッキは土地サーチが得意なため、《耐え抜くもの、母聖樹》で《血染めの月》を対処しやすいですが、クリーチャーの対策は限られています。
関連記事
- 2024/02/17
- 『チャンピオンズカップファイナル』トップ4!ラクドス想起デッキガイド
- 松浦 拓海