(※2024年12月16日の禁止制限告知にて《一つの指輪》が禁止となりました)
トロン サンプルリスト
デッキの動き
3種類のウルザ土地をそろえて、大量のマナから強力なクリーチャーやプレインズウォーカーを出して場を制するデッキです。
序盤は《探検の地図》や《森の占術》など軽い土地サーチカードからスタートし、うまくウルザ土地がそろったときはデカ物を叩きつけます。相手のカードは《忘却石》で流したり、《ウルザの物語》などのカードで中盤を耐えぬき、終盤のフィニシャーに繋げます。
序盤
初手から《ウルザの塔》《ウルザの鉱山》《ウルザの魔力炉》の3種すべてがそろっているのがもちろん理想ですが、毎回そこまでうまくはいきません。
デッキから土地をサーチするカードが大量に入ってるので、相手の妨害がなければそろえるパターンが複数あります。
《古きものの活性》などの不確定サーチカードも存在するので、《古きものの活性》→《宝物の地図》の動きでそろえる選択肢もあるので、マリガンで4ターン目にウルザ土地をそろえるハンドを目指しましょう。
中盤
うまくウルザ土地がそろえば、ゲームが一気に終盤に向かいます。最速4ターンで《絶え間ない飢餓、ウラモグ》をキャスト可能なので、相手の土地を追放し、10/10・破壊不能のウラモグで相手のライフ、デッキ、やる気、希望を全部ねじ伏せましょう。
たとえトロンがそろわずとも戦う方法があります。それはこのカードのおかげ!
《一つの指輪》です!!!!
このカード1枚で、トロンの中盤戦すべての問題点を解決してくれます!
マリガンしたあとの手札を補充してくれますし、相手の序盤からのクロックをプロテクションで1ターン多く耐え抜けます。ウルザ土地がそろっていなければドローで探しに行き、逆に勝ち筋がなければそれらを引きに行くことが可能です。
なんて素晴らしいカードでしょう!無敵!最強!パワー!
終盤
トロンの終盤は実はそこまで多くありません。先ほど書いている通り、トロンのゲームプランが妨害なく進んだなら、かなり早いスピードで決着してしまうからです。《絶え間ない飢餓、ウラモグ》や《解放された者、カーン》や《精霊龍、ウギン》で相手のやる気を潰しましょう。
ウルザ土地がそろわず長期戦に入った場合は、基本的に《忘却石》で盤面を整理して、《ワームとぐろエンジン》や《大いなる創造者、カーン》などの比較的軽いカードで戦います。《大いなる創造者、カーン》からサーチしたカードで相手をロックして、《ワームとぐろエンジン》で殴りきるのが終盤でよく見かける光景です。
苦手なカード
一番キツイのはバーンやドメインズーなどのアグロデッキが使う《稲妻》《部族の炎》といった火力カードです。《一つの指輪》のプロテクション(すべて)も、インスタントタイミングでプロテクションがなくなったタイミングで焼ききられてしまいます。トロンのゲームは3ターン目からなので、3ターン目にウルザ土地がそろった後にすぐ火力で負けるのは日常茶飯事。火力豊富なデッキは苦戦を強いられます。
同じ理屈で、トロンのゲームプランより早くゲームを決められるデッキは苦手です。《死せる生》や《衝撃の足音》などの続唱デッキとの相性はあんまり良くありません。また、こちらの対抗手段がほとんどクリーチャではない呪文なので、相手の《否定の力》にひっかかってしまいます。
《激浪の形成師》や《血染めの月》などの土地を基本土地にするカードは当然永遠の敵。サイド後は様々なドロン対策と向き合うことになります。《減衰球》《黒曜石の焦がし口》《月の大魔術師》などなど。
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