『モダンホライゾン3』を好きに語ろう!
みなさま、こんにちは!晴れる屋メディアチームです。
いよいよ6月14日(金)『モダンホライゾン3』が発売されます!
新ピッチスペル・ガチで2マナ出ちゃうアンタップ土地・凶悪エルドラージ軍団などがモダンに加わり、全世界のマジックプレイヤーが大興奮しながら新オリジナルデッキに想いを巡らせていることでしょう。
- 2024/06/06
- Hareruya Wayfinder『モダンホライゾン3』編
- 晴れる屋メディアチーム
最新エキスパンションの紹介記事としては「Hareruya Wayfinderシリーズ」や「神が選ぶシリーズ」がおなじみですが、我々メディアチームもマジックプレイヤーの端くれとして、各々の好きなカードを勝手にオススメしたい!
というわけで、メディアチームが独断と偏見で選ぶ『モダンホライゾン3』スタートです。
登場人物紹介
いってつ:ライター。好きなフォーマットは統率者戦。統率者戦の知識はメディアチーム内で群を抜いており、新旧含めて知らぬカードはない。コジレック野郎。
やまお:編集担当。主にスタンダードで遊んでいる。変なカードや重くて派手なカードを使ったデッキが好き。モダンで一番好きなデッキは白黒トークン。《未練ある魂》がお気に入りだが、今の環境には到底ついていけない。
紳さん:晴れる屋ニュースを書いている人。『モダンホライゾン3』統率者デッキ4種セットをかなり早い段階で予約した。好きな言葉は「下剋上」。
山口:デザインチーム所属。《リスの将軍、サワギバ》が好きすぎてアーティストプルーフを購入した。
いってつ『モダンホライゾン3』との邂逅
???:『モダンホライゾン3』ではエルドラージが再登場!エルドラージの統率者デッキもでるよ!
いってつ:やったー!
???:というわけで新カードです。
いってつ:いやだー!
いってつ:言ったよね!?すごいカードでるって(※言ってません)
……なのに、この結果は何!
???:なにかが強化されるなら、それの対策カードも出る。《有翼の叡智、ナドゥ》も出る。当然の結果です。
いってつ:もういいよ!統率者戦やめる!(やめません)
というわけでモダンに参入します。遥か昔にはランタンコントロールやルーツリーハイランダーで遊んでいましたが、モダンを遊ぶのはけっこう久しぶりです。
挑戦するのはフェニックスアライブ!
レガシーで《生き埋め》を使ったフェニックスデッキを使っていたのですが、その《生き埋め》がモダンにやってくるということで、モダンでも挑戦します。
《弧光のフェニックス》を墓地に送り込むカードとして《生き埋め》のほかにも《信仰無き回収》《燃え立つ調査》を試すことにしました。
《信仰無き回収》はモダンで使えない《信仰無き物あさり》の代わりに入れてみましたが、手札が0枚のときに唱えると手札が減らない&「反復」でフェニックスの復活に貢献できる、とむしろ《信仰無き物あさり》より強いかもしれません。
0マナで唱えられるインスタントとして《外科的摘出》をメインに4枚入れているので、《燃え立つ調査》→《外科的摘出》のスーパーコンボで対戦相手のデッキを粉砕することもできるかも。
実践:VS. トロピ大塚(エスパー御霊)
トロピ大塚:いってつさんがモダンを始めてくれてうれしいよ!「モダンはすたみな太郎だ」って理解してくれたんだね!
?
いってつ:僕もモダンが遊べるようになってうれしいです!対戦よろしくお願いします!
いってつ:さっそくですが、墓地に落ちた《御霊の復讐》に《外科的摘出》です!
トロピ大塚:おい!《外科的摘出》メインかよ!キツすぎる~~
いってつ:ガハハ、フェニックスは全く返ってこなかったけど勝ったぞ!
サイド後
トロピ大塚:プロテクション(白)の《戦慄の朗詠者、トーラック》が止まらないんだが!?
いってつ:ガハハ、《燃え立つ調査》唱えたら5/4になったぞ!
トロピ大塚:これほんとにフェニックスアライブ??
いってつ:《アゴナスの雄牛》を《否定の力》が当たらない《宝船の巡航》として使っているので「オックスアライブ」の可能性はありますね……
トロピ大塚:明日からラクドススキャムにします。
やまおのオススメ
《堅忍の閃光》
『モダンホライゾン3』で新たなピッチスペルが登場しました。なかでも白の《堅忍の閃光》はライフを守り、自分のパーマネントに呪禁と破壊不能を付与するかなり守備的なカードとなっています。
インスタント
この呪文のマナ・コストを支払うのではなく、トークンでない白のクリーチャー1体を生け贄に捧げてもよい。
ターン終了時まで、あなたのライフ総量は変化できず、あなたがコントロールしているすべてのパーマネントは呪禁と破壊不能を得る。
シンプルに自分のクリーチャーを全体除去から守るのもいいですが、注目したいのは「土地も破壊不能を得る」ということ。
これにより、《ハルマゲドン》で相手の土地だけを吹き飛ばすことが可能!一度このコンボが決まれば、圧倒的な土地差で勝利したも同然です。
しかし問題なのは、《ハルマゲドン》がモダンで使えないということ。
じゃあ《スランの崩落》で妥協するかと思っていたところ、あるコンボを思い出しました。
“麒麟ゲドン”をね!!
「麒麟ゲドン」とは《ウギンの召喚体》が登場したときに話題になったコンボです。《天界の麒麟》がいる場で《ウギンの召喚体》をX=0で唱えるとマナ総量0のカードをすべて破壊できるので、実質《ハルマゲドン》となります。
このコンボの強いところは、《天界の麒麟》を出してすぐに《ウギンの召喚体》を唱えれば土地を吹っ飛ばせるということ。この“奇襲ゲドン”に加えて、麒麟の能力が誘発したスタックで《堅忍の閃光》を唱えれば、相手の土地のみを更地にする“理不尽ゲドン”へと昇華します。
色も白で合っていますし、コンボパーツとなるクリーチャーは《エラダムリーの呼び声》などでサーチすることができます。
決まると最高に気持ちいいコンボですが、1ゲーム目を麒麟ゲドンして勝利した後に「もう1回遊べるゲドン!」とは言わないようにしましょう。
紳さんのオススメ
《タミヨウ、物語の会を開く》
はい、きました。完全なるぶっ壊れカードです。
エンチャント – 英雄譚
Ⅰ – 次のあなたのターンまで、クリーチャー1体があなたかあなたがコントロールしているプレインズウォーカーを攻撃するたび、ターン終了時まで、それは-2/-0の修正を受ける。
Ⅱ – 望む枚数のカードを捨てる。その後、これにより捨てたカード1枚につき2回の調査を行う。
Ⅲ – あなたの墓地にあるカード最大3枚を対象とする。それらをあなたのライブラリーに加えて切り直す。
注目すべきはⅡ章の能力です。カードを4枚捨てれば手掛かり・トークンが8個、5枚捨てれば10個と、3ターン目にして大量のアーティファクトを並べることが可能です。かつて、これほどまで簡単にアーティファクトカウントを増やせるカードが存在したでしょうか?
《物読み》や《思考の監視者》も即座に1マナで唱えられるため、失った手札はすぐに復活することでしょう。いざとなったら大量に生成した手掛かり・トークンをドローに変えられますし、ハンドアドバンテージを失うことはありません。手掛かり・トークンを即席のコストに充てて、《河童の砲手》だってプレイできちゃいます。
いっそのこと、《ウルザの物語》で超巨大な構築物・トークンを連続で2体出して勝ちにいっても良いでしょう。
また、《タミヨウ、物語の会を開く》は手札を捨てる能力を有効活用することもできますね。3枚以上捨てれば《虚ろな者》を0マナで唱えられますし、捨てたカードを墓地から再利用できる《湖に潜む者、エムリー》とも相性抜群です。
ほかにも《罠の橋》など、手札がなくなることがメリットとなるアーティファクトも活用できます。モダン最強デッキ、ドメインズーですらビタ止まりです。
え?自分も殴れなくなる? 勝ちにいくときは《天上都市、大田原》で《罠の橋》を戻せばいいじゃないですか。
《最高工匠卿、ウルザ》との組み合わせは、これはもう勝ちですね。激つよトークンが出た上にマナに困ることも一生ありません。ただし、《溶融》《仕組まれた爆薬》《漸増爆弾》などを使われるとすべてを失います。まぁ、メインから使われることはないですし、サイド後は《金属の叱責》などで打ち消せばなんてことはありませんね。
というわけで、《タミヨウ、物語の会を開く》は新時代のターボ型親和デッキを実現させます。《身代わり合成機》よりもこっちを買いましょう!激安最強アンコモンで下剋上だ!!!
山口のオススメ
山口:はじめまして。サワギバ大好きデザインチームの山口です。今回は『モダンホライゾン2』にて登場した愛くるしいリス、《リスの将軍、サワギバ》と相性がよさそうなカードを統率者戦での活躍を想定しながら紹介していきます。
伝説のクリーチャー – リス・戦士
森渡り(防御プレイヤーが森をコントロールしているかぎり、このクリーチャーはブロックされない。)
あなたのコントロール下で1つ以上のトークンが生成されるなら、代わりに、それらのトークンに加えてそれらのトークンの数に等しい数の緑の1/1のリス・クリーチャー・トークンが生成される。
, リスX体を生け贄に捧げる:クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは+X/-Xの修整を受ける。
《巣穴の魂商人》
クリーチャー – ゾンビ・ゴブリン・ウィザード
1点のライフを支払う, これでないクリーチャー1体を生け贄に捧げる:宝物・トークン1つを生成する。
《巣穴の魂商人》と《リスの将軍、サワギバ》が戦場にいる状態で、適当な生け贄用のクリーチャーをコストに充てながら《巣穴の魂商人》の能力を起動すればループコンボがスタートします。宝物・トークンを生成すると追加でサワギバのもとに可愛いリス・トークンがやってくるので、そのリスを再び生け贄にすることでライフが許す限り宝物・トークンとリス・トークンを生成し続けることができるのです。
これまではサワギバの能力でリスを生け贄に捧げ、《無慈悲な略奪者》で宝物・トークンを生成するコンボが主流でした。新カードの《巣穴の魂商人》は能力を起動するのにマナを必要とせず、2枚が揃ったら即コンボが始動するのでかなり使いやすいです。
大量の宝物・トークンでさらなるアクションへと繋げ、サーチしてきた《ズーラポートの殺し屋》や《血の芸術家》を出して一気にフィニッシュを狙いましょう!
《マリオネットの見習い》
クリーチャー – 人間・工匠
製造1
あなたがコントロールしていてクリーチャーやアーティファクトでありこれでない1つが戦場から墓地に置かれるたび、各対戦相手はそれぞれ1点のライフを失う。
※《マリオネットの見習い》は公式からテキストの訂正が発表されております。元のカードには「あなたがコントロールしていてクリーチャーやアーティファクトでありこれでない1つが墓地から戦場に出るたび、各対戦相手はそれぞれ1点のライフを失う。」という誤植がありますので、ご注意ください。
《マリオネットの見習い》も統率者戦で強いカードです。《ズーラポートの殺し屋》や《血の芸術家》と比べるとライフ回復こそありませんが、アーティファクトが墓地に置かれることでも能力が誘発するのがポイントなんですね。
先述した《巣穴の魂商人》と《リスの将軍、サワギバ》によるループコンボは、ループした回数分の宝物・トークンを手に入れることができます。そして、ループした回数分リス・トークンが墓地に置かれているんです。
《マリオネットの見習い》がいれば、仮にマナの使い道がなかったとしても宝物・トークンを生け贄に捧げることで各対戦相手は1点のライフを失うため、例のループコンボはこちらが1点のライフを支払うのに対し、各対戦相手は2点ずつライフを失う計算となるため、ライフ差が倍以上でない限り即勝利です!
おなじく『モダンホライゾン3』で再録された《ネイディアの夜刃》でも同様の効果が見込めますが、こちらは3マナです。《マリオネットの見習い》は2マナと軽いのも使いやすいですね。
《コーヴェクダル、エラダムリー》
山口:せっかくの『モダンホライゾン3』ですので、統率者戦だけでなくモダンでも使いたいカードを1枚紹介します!
伝説のクリーチャー – エルフ・戦士
あなたはライブラリーの一番上にあるカード1枚をいつ見てもよい。
あなたはライブラリーの一番上からクリーチャー・呪文を唱えてもよい。
,,あなたがコントロールしていてアンタップ状態であるクリーチャー2体をタップする:あなたの手札にあるカード1枚か、あなたのライブラリーの一番上にあるカード1枚を公開する。これによりあなたがクリーチャー・カードを公開したなら、それを戦場に出す。あなたのターン中にしか起動できない。
私が使っているヨーグモス医院と相性が良いカードだと思います。上2つの能力はさながら《エルフの合唱》で、デッキの大半がクリーチャーであるため、手札を消費せずにライブラリートップからクリーチャーを唱えられる確率が高く、アドバンテージを稼ぎます。
しかも《エルフの合唱》と違って《コーヴェクダル、エラダムリー》は《召喚の調べ》によりインスタントタイミングで呼び出すことが可能です!
3番目の能力は奥義のようなもので、ヨーグモス医院で実際に使うかどうかはわかりませんが、《月の大魔術師》や《海の先駆け》を出されている状況でも《スランの医師、ヨーグモス》を戦場に出せる点が素晴らしいですね。ストーリー背景的には、エラダムリーがすっごい微妙な顔をするんでしょうけど。
『モダンホライゾン3』まもなく発売!
メディアチームが独断と偏見で選ぶ『モダンホライゾン3』、いかがでしたでしょうか。
マジックのカードには「能力が強い」「イラストがカッコいい」「ストーリーがエモい」など、さまざまな魅力が詰め込まれています。
みなさまにもきっと、『モダンホライゾン3』お気に入りの1枚との出会いが待っているはずです!
晴れる屋では現在、『モダンホラインゾン3』特設サイトを公開中!ボックスやシングルカードなど各種商品の予約も受付中ですのでぜひご利用ください。