神が選ぶ『モダンホライゾン3』注目カードトップ3!

晴れる屋メディアチーム

『モダンホライゾン3』へようこそ!

新セット『モダンホライゾン3』がまもなく発売されます!先週はプレリリースもあり、早速リミテッドや新たなデッキを組んだりして楽しんだことでしょう!

ただ魅力的なカードばかりの『モダンホライゾン3』を見ると、どんなカードやデッキが強いのか、どのカードを買えばいいのか、悩んでしまう方も多いかと思います。

そこで、各構築フォーマットを代表する実力者である「神」のみなさんに、『モダンホライゾン3』で注目するカードトップ3!を聞いてみました!

■「神」とは?

晴れる屋が主催している、『神決定戦』という大会の暫定王者。スタンダード・パイオニア・モダン・レガシー・ヴィンテージ・パウパー・統率者・リミテッドの8フォーマットそれぞれで行われており、予選大会(挑戦者決定戦)と決勝大会(神決定戦)を勝ち抜いた者だけが「神」になることができる。

詳しくはこちらをご覧ください。→『神決定戦』特設ページ

各フォーマットを熟知した者ならではの視点から、鋭い意見が飛び交いました。「神」の目にはなにが映り、なにを考えたのでしょうか。

◆第26期モダン神:内藤 圭佑

内藤 圭佑

『モダンホライゾン3』カードセット全体の印象

ついに『モダンホライゾン3』がやってきました!モダン環境を大きく変えた『モダンホライゾン2』の発売から早3年。今回もモダン環境の大きな変革が期待できそうです。

夢潮の鯨忌まわしきカニ春心のナントゥーコ虚構漂い

なんといっても今回はキーワード能力がとにかく多いセットなので、まずはすべてのキーワード能力をしっかりと覚え直すところから始めたいですね!

正義の命令

後は個人的な話で恐縮ですが、青春を共に過ごした当時のトップレア《正義の命令》がアンコモンで再録されていたのには一抹の寂しさを覚えました……(泣)

『モダンホライゾン3』モダン注目カードトップ3!

3位:《ネザーゴイフ》

ネザーゴイフ

なんと!あの《タルモゴイフ》が1マナになって再登場!もちろん厳密には《タルモゴイフ》とは違い、参照するのは自分の墓地だけなのですが、それでも1マナになったことのメリットのほうが遥かに大きいです。

もともと《タルモゴイフ》を使うときは、自分のデッキのほうがカードタイプを意識した構築にするので、参照するのが自分の墓地だけでもそこまで大きな問題ではありません。さらに条件は厳しいですが「脱出」能力もついているので、長期戦にも強くなっています。1マナでここまでの能力が付いているのはお得!

とりあえず、ジャンドサーガに入って暴れ回っている未来しか見えません。

2位:《出産の儀》

出産の儀

モダンで禁止となってしまった《出産の殻》を彷彿とさせる名前ですが、能力は全然違います。まずこのカードは2マナととても軽いのが魅力ですね。とりあえず2ターン目に設置しておくだけでも良さそうです。

見れる枚数も上から7枚と大盤振る舞い!しかも7枚の中に万が一クリーチャーがいなくても、生け贄にするのは強制ではないので損をすることがありません。また、生贄にするクリーチャーも「不死」を持つクリーチャーなどを生け贄にすれば、損どころか盤面的にはより強固になる可能性すらあります。

若き狼スランの医師、ヨーグモス

とりあえず「不死」持ちクリーチャーを無理なく使えるので、ヨーグモス医院には採用を検討してもよいのではないでしょうか。

1位:《ウギンの迷宮》

ウギンの迷宮

え!?モダンで1ターン目に2マナを!?できます、これからは。

炎の儀式猿人の指導霊

これまでのモダンの歴史は《炎の儀式》《猿人の指導霊》といった、1ターン目に2マナを生み出すようなカードは次々に禁止されてきました。しかしこのカードは条件さえ満たせば1ターン目に2マナ、それどころか土地カードなので使い切りではなく毎ターン2マナ出せるようになります。

虚構漂い

もちろん条件は厳しいですが、このカードを上手く使ったエルドラージストンピィのようなデッキが生まれたとき、またエルドラージ最強の時代が到来する可能性もあります。追放したカードを終盤に手札に戻せるのもグッド。今回のセットの《虚構漂い》とは相性が良いので、まずは青絡みのエルドラージから構築してみたいですね。

◆第25期レガシー神:廣田 貴志

廣田 貴志

『モダンホライゾン3』カードセット全体の印象

先日開催された『第26期レガシー神決定戦』で見事ドラマチックに吹き飛ばされた元レガシー神の廣田です。悲しいことに骨も残りませんでした。『モダンホライゾン3』の期間がちょうど重なっていたため、今回もレビューをさせていただくことになりましたのでよろしくお願いします。

原初の祈り再誕世界、エムラクールネザーゴイフネクロドミナンス

今回のセットは特殊セットなだけあって、騙されてるんじゃないかと思うほどの強力なカード群や、今までいろいろなフォーマットで暴れてきた「エネルギー」「エルドラージ」「タルモゴイフ」「さまざまなリメイクカード」が収録されています。これらに頭を悩ます人もいれば、逆に希望に満ちた人もいるのではないでしょうか。

白蘭の幻影

先日の『プレイヤーズコンベンション愛知2024』でトロピ大塚さんにインタビューされた際には、注目カードに《白蘭の幻影》をピックアップさせていただいたので、ほかのカードを紹介したいと思います。

『モダンホライゾン3』レガシー注目カードトップ3!

3位:《空の怒り》

空の怒り

個人的に今回のセットで1番好きなカードです。良く言えば2マナのラス、悪く言えば痒いところに手が出ないXマナのラスです。

フェアデッキを好む私からすると、憎き8-Castや赤単プリズンといったこちらに制限をかけてくる相手にはうってつけのカード。どのマナ域のカードを破壊するかを解決時に選べるのはとても強いと思います。みなさんも《ウルザの物語》《虚空の杯》《血染めの月》などをぶち壊しましょう。

2位:《有翼の叡智、ナドゥ》

有翼の叡智、ナドゥ

3マナ・3/4飛行・青いカード・除去耐性あり、強い!以上!

と、これで終わらせてもいいくらいですが、レガシーにおける3マナ域の重さと、これを主軸にしたデッキを構築しても「本体を引かないと始まらない」というのはデッキじゃないので、構築はすごく難しいと思います。

セファリッドの幻術師コーの遊牧民

ですが、いざコンボが始まってしまうと途端に手がつかなくなるのは事実です。レガシーにはすでに「セファリッド・ブレックファースト」というデッキが存在しているので、単体で弱かった《セファリッドの幻術師》《コーの遊牧民》に変わる構築がされるのではないかと思います。

1位:《超能力蛙》

超能力蛙

《サイカトグ》のリメイクのような効果を持っていますが、能力がほかにもいろいろついています。自分でサイズを上げながら《カササギ》能力と回避能力もあり、青で2マナという軽さは優秀です。レガシーのクロックパーミッションに採用されていた過去のアドバンテージクリーチャーは、みな2マナで非常に強力でした。

再活性オークの弓使い偉大なる統一者、アトラクサ

今は大ディミーアリアニメイト時代なので、そっくりそのまま入ってもおかしくないと思います。入れ替えるカードは《オークの弓使い》くらいしか思いつきませんが、もしそこが変わるのであれば《オークの弓使い》がいないと踏んだ豆の木コントロールなどが復権してくるかもしれませんね。いずれにせよ、どう環境が変わっていくのか楽しみです。

◆第24期ヴィンテージ神:酒井 達也

酒井 達也

『モダンホライゾン3』カードセット全体の印象

ヴィンテージ神の酒井です。スタンダード神ぶりに執筆させていただくことができてとても嬉しく思います。

さて、今セットはモダン以下でのみ使用可能ということでカードパワーが高く、多くのフォーマットに広く影響を及ぼすことが予想されます。ただ『モダンホライゾン』『モダンホライゾン2』と比べるとあからさまに強いというカードは少なく、シナジーやテクニックを要求するカードが多い印象です。上手に使いこなして最新環境を攻略したいですね。

ナカティルの最下層民、アジャニ知りたがりの学徒、タミヨウ重複の閃光

ヴィンテージ目線では、プレインズウォーカーやピッチサイクルなど軽くて強そうに見えるカードにはすべて注目しています。既存デッキに組み込みやすいものが多く、今後のトーナメントでの結果が楽しみです。

『モダンホライゾン3』ヴィンテージ注目カードトップ3!

3位:《朦朧への没入》

朦朧への没入朦朧への没入

アンコモンのボルトランドサイクルの1枚です。「青い」「汎用性が高い」「土地にもなる」とヴィンテージで使われやすいカードの条件を満たしていて、《海門修復》を用いていたジュエルショップなどの青いデッキが簡単に採用することができます。

表面ではパーマネントだけでなく呪文を差し戻すことができるので、《修繕》《一つの指輪》などのビックアクションに待ったをかけたり、構築物・トークンをバウンスするなど広い用途で使えるため、腐ることが少ないことが魅力ですね。

2位:《魔女の結界師》

魔女の結界師魔女の結界師

こちらもアンコモンからボルトランドサイクルの1枚です。表面は白の《解呪》内臓のクリーチャーで、《ウルザの物語》《ドルイドの誓い》に触ることができます。また《金属モックス》の「刻印」や《孤独》のピッチの種にもできて、そのうえ土地にもなれる、非常に使いやすいカードだと思います。

第三の道のロラン

《第三の道のロラン》がメインから採用されているような、イニシアチブデッキでは簡単に採用できるでしょう。

1位:《苛立たしいガラクタ》

苛立たしいガラクタ

公開時に大きく話題になりました。0マナのアクションやピッチカードを封殺できてしまうことから、ヴィンテージでは影響を受けるデッキが多数かと思います。

《アゾリウスの造反者、ラヴィニア》とは違って自分も影響を受けるため、ドローに変換できるとはいえ、ある程度自分のデッキに影響しないような構築が求められます。軽いパーマネントということで《逆説的な結果》が思いつきますが、《ウルザの物語》の採用されるデッキならとりあえず採用してみることになりそうです。

◆第4期パウパー神:長谷川 翔一

長谷川 翔一

(※編注:現パウパー神・片山さんのご都合が合わなかったため、第4期パウパー神の長谷川さんに執筆していただきました)

『モダンホライゾン3』カードセット全体の印象

こんにちは、元パウパー神の長谷川です。ついに我々の業界を揺るがすセット『モダンホライゾン3』の発売が迫ってきました。

アーカムの天測儀騒鳴の嵐電位式リレー

とにかくカードパワーが高いことで有名なモダンホライゾン・シリーズですが、今回もその名に恥じない強力なコモンが目白押し!収録カードのほぼすべてが高水準な性能となっており、このセットの発売がパウパー史のターニングポイントとなるかもしれません。

頭蓋槌日を浴びる繁殖鱗サディスト的喜び

先行して禁止カードとなった《頭蓋槌》が使えないのはやや悲しい部分ではありますが、そのカードパワーを考えればやむを得ないでしょう。ですが、《日を浴びる繁殖鱗》《サディスト的喜び》のコンボなどユニークな組み合わせはまだまだ多く存在しており、今後に大きく注目といえます。

そこで今回は、まだ大きく注目されてはいないもののおそらくパウパーに影響を与えるだろうと考えているカードについてピックアップしてご紹介します!

『モダンホライゾン3』パウパー注目カードトップ3!

3位:《刷新された使い魔》

刷新された使い魔

《金属ガエル》《貪欲なるネズミ》が合体したらこうなりました。いや、そうはならんだろ!!!

4マナ2/1飛行のハンデス持ちでも十分に良いカードだと思うのですが、なぜか「親和(アーティファクト)」を持っており1マナまで軽くなることがあります(どうして?)。

相手の手札がなければ弱いのがこの手のカードのお約束ですが、その場合は1ドローに変わるというあまりにも親切な設計となっており、弱いタイミングがほとんどないカードデザインに驚きました。

囁きの大霊堂血の泉きらめく鷹実験統合機

グリクシス親和なら1ターン目《囁きの大霊堂》+《血の泉》とプレイするだけで1マナプレイが確定しますし、マルドゥシンセサイザーであれば《きらめく鷹》などで繰り返しプレイすることで得意のリソース勝負に持ち込めるのが強力。さらに《実験統合機》で捲れた場合でも、1マナでプレイ可能とデッキの動きにも噛み合っています。

本当に弱いことが一切書いていないので、パウパープレイヤーはまず買って損はないカードだと思いました。

2位:《熾火魔道士、スコア》

熾火魔道士、スコア

久々に登場したコモンの「伝説のクリーチャー」です。今までは『レジェンド』に少しだけ存在しましたが現代のカードと比較すると耐えられないスペックのカードばかりでした。

Barktooth Warbeard

《殺し》《喪心》に当たらないので一時期大真面目に使っていました。

《熾火魔道士、スコア》は、パウパー界における最強除去である《稲妻》《喪心》で対処されないクリーチャーという点がまず大きな評価ポイントで、ETB能力でアドバンテージを取るおかげでカウンター以外で基本的には損することがありません。4点ダメージもプレイヤーに当たるので押し切りにも使えますし、「壮大」によって被った自身も有効牌に変換できるので伝説であるデメリットを軽減してくれます。

儚い存在殺し未達への旅

6マナとやや重くはありますが《儚い存在》でブリンクするカードとしては優れた選択肢ですし、意外と対処が難しいカードだと考えています。例えば《殺し》で除去したもののバーン効果と合わせてライフが8点消し飛んでいたり、《未達への旅》で追放したら破壊されて場に戻ってしまった……など、起きると嫌なシチュエーションがすぐ浮かぶのでカウンターがないデッキにとって脅威になるかもしれませんね。

1位:《こそこそサクサク》

こそこそサクサク

まるでコモン版《弧光のフェニックス》!?そんな《こそこそサクサク》を今回1位とさせていただきました(名前かわいいですよね)。 2マナ2/1飛行でも及第点なスペックではありますが、ターン中に3枚目のカードをドローすると0マナで墓地から帰ってくる恐るべき性能を持ったクリーチャーです。

信仰無き物あさり渦まく知識呪文づまりのスプライト

自ターンであればそのターンのドロー+《信仰無き物あさり》などで達成できますし、相手ターン中に《渦まく知識》をプレイするだけで墓地から複数体帰ってくると考えるとあまりにも強力。素出しもしやすいので、相手のカードとトレードしつつドローを進めることで再び戦場へと舞い戻ります。

種族にフェアリーがあることも重要で、相手の重いアクションに対し《渦まく知識》から複数体蘇生→《呪文づまりのスプライト》をプレイしてカウンターする範囲を広げるなんてことも可能になりました。地味に多色なので《ギルドパクトの守護者》をブロックできたり、《殺し》に当たらないのも嬉しいポイント。

渦まく知識ロリアンの発見

パウパーで強力なカードである《渦まく知識》《ロリアンの発見》と相性が良いカードなので「ディミーアフェアリー」「ディミーアテラー」「ドレッジ」での採用や、このカードを主体としたデッキができてもおかしくない性能だと思います。コモンでありながらもヴィンテージやレガシーでも活躍しそうですし、今後が最も楽しみなカードですね!

今回取り上げなかったカードもめちゃくちゃ強力なので要チェックです!僕もとりあえず、すべて4枚ずつ買っておこうと思います!

◆第8期統率者神:髙橋 龍司

髙橋 龍司

『モダンホライゾン3』カードセット全体の印象

統率者戦においても毎回大きな爪跡を残してくる『モダンホライゾン』シリーズですが、「今回もやってくれたな!」感がありますね。間違いなく環境を揺るがすカードが刷られてしまったので紹介していきます!

拒絶の閃光ボガートの獲物さらいネクロドミナンス荒れ模様のストームドレイク

全体の印象としてはピッチサイクルやボルトランドサイクルを始めとした、すべてのデッキに入るわけではないが、特定のデッキでは強いカードが多い印象です。《ネクロドミナンス》《荒れ模様のストームドレイク》などのもともとあるカードのリメイクは、ハイランダーである統率者では2枚目として採用できるようになるのでありがたいですね。

重複の閃光

これは余談ですが、元統率者神の吉田さんによる『モダンホライゾン3』カードレビューにて、《重複の閃光》が紹介されていて自分の書いた物と内容丸被りしていたので、急遽3位は別のカードに差し替えました(笑)。吉田さんの記事もよくまとめられていて素晴らしいのでそちらも合わせて読んでみてください!

『モダンホライゾン3』統率者注目カードトップ3!

3位:《黄泉帰る悪夢》

黄泉帰る悪夢

なんと統率者禁止推奨の《繰り返す悪夢》のリメイクが出てしまいました。

こちらは本家とは違いエンチャント破壊が効いたり、エネルギーをコストとして払わないといけない制約がありますが、2マナと軽くなっているのには驚きです。

波止場の恐喝者オークの弓使い呪文探求者帝国の徴募兵

《波止場の恐喝者》《オークの弓使い》《呪文探求者》で無限コンボができますし、《帝国の徴募兵》《護衛募集員》1枚からそれらのカードをかき集めてこれるので、汎用性の高いカードのみでコンボが成立している点が高評価です。

Will the Wise

上記のカードをすべて使える《Will the Wise》をジェネラルに据えたデッキで使ってみたいですね。

2位:《六番》

六番

パーマネントに「回顧」を持たせるのは危険過ぎる!

墓地を肥やしながら土地や墓地に落ちたマナアーティファクトを供給してくれたり、《一つの指輪》《神秘的負荷》などのリソース札、さらにはコンボーパーツまで土地を捨てるだけで何度も唱えられるのは序盤・中盤・終盤で隙がなく非常に強力です。

フェイに呪われた王、コルヴォルドギトラグの怪物

《フェイに呪われた王、コルヴォルド》だと《壌土からの生命》《水蓮の花びら》があると無限マナ無限ドロー、《ギトラグの怪物》だと《ダクムーアの回収場》《モックス・ダイアモンド》《宝石の睡蓮》でもループが始まり、それらが墓地にあってもコンボが成立してしまう凄いやつです。

死の国からの脱出

《死の国からの脱出》とも相性が非常に良く、うっかり捲れてしまったら打ち消し1枚では対処不能になりかねないので、今後は墓地対策が必須になってしまうかもしれませんね。

1位:《有翼の叡智、ナドゥ》

有翼の叡智、ナドゥ

これがプレビューされたとき、効果を3回読み返した上で周りの人に「本当にこのテキストは合っているの?」と確認したほど強いです。

手甲稲妻のすね当てアフェットの錬金術師天光を求める者

《手甲》《稲妻のすね当て》があると自軍クリーチャーの倍の枚数リソースを増やせて、《アフェットの錬金術師》《天光を求める者》がいると自身を対象に取り1周で8回誘発させることができます。

正直このドロー効率、テンポの速さは壊れているといえるでしょう。この統率者を対処するために除去を撃ったとしてもなぜか誘発してしまい、しかも簡単にマナが伸びてしまうのでリキャストが容易な点も対峙する側からしたら悩ましいところ。

巣ごもりの地Sylvan Paradise

全体除去ですら装備品や《巣ごもりの地》のような土地は残ってしまうので、撃つタイミングを間違えると逆に押し上げてしまう可能性すらあります。また《Sylvan Paradise》のような自分のクリーチャーを好きなだけ対象に取れるスペルとも相性が非常に良く、対象に取った時点で誘発するので打ち消しでは止まらないのは悪魔的といえるでしょう。

オークの弓使いフェアリーの黒幕息詰まる徴税

昨今の統率者でよく見かける《オークの弓使い》《フェアリーの黒幕》《息詰まる徴税》に咎められない点もポイントが高いです。今後間違いなく最強の統率者の一角として環境を支配することになるでしょう。

◆第17期リミテッド神:行弘 賢

行弘 賢

『モダンホライゾン3』カードセット全体の印象

みなさん、こんにちは!リミテッド神の行弘です!

第18期リミテッド神挑戦者決定戦』も今週末に差し迫る中、プレリリースなどで前もって遊んでしっかり経験を積んでみなさんを返り討ちにする気まんまんでございます。ぜひ、みなさん挑戦しにきてください!

さて、本題の『モダンホライゾン3』ですが、レアが構築用に向けたものが多く、いわゆるリミテ番長と呼ばれるリミテッドで強いレアが限られており、意外とコモンとアンコモンでしっかりアーキタイプに寄せきることが求められる環境となっています。

ファイレクシアの鉄工所頭蓋槌エムラクールの伝達者金之尾の教練者

エネルギーやアーティファクトなどの分かりやすいシナジーから、セカンドドローや「改善」など構築難易度が高いものまであらゆるアーキタイプを網羅することが強力なデッキを作るために必要だと感じます。

とはいえ強力なレアもいくつか存在するため、今回はアーキタイプを問わず使える強力なレアを紹介していきたいと思います。

『モダンホライゾン3』リミテッド注目カードトップ3!

3位:《魂の導き手》

魂の導き手

エネルギーシナジー込みだと2ターン目からいきなり3/4飛行で攻撃することができる強力な1マナクリーチャーです。エネルギーとライフ両方を供給し続けるため、マスト除去なのに1マナというコストパフォーマンスはレアの中でもトップクラスの性能です。

2位:《超能力蛙》

超能力蛙

手札を捨てることでパンプできる能力が非常に強力で、2ターン目に出さえすれば確定除去以外では除去するのが困難です。ブロックも一方的にやられてしまいがちなので難しく、生き残れば一生カードを引くことができるので、ドラフトで青黒を決め打つに値するクリーチャーです。

1位:《春心のナントゥーコ》

春心のナントゥーコ

2マナと「授与」コストが軽く、土地を置き続けるだけで最低でも1/1のトークンが生まれ、マナを支払えば授与したクリーチャーのコピーを生成とあまりにも簡単に強力なシステムで、「これ本当にテキストあってる?」って何回も確認したくなる性能をしています。

孤立地帯安息地帯豊潤地帯

環境に土地をサーチしてくるいわゆるフェッチ機能付きの土地が複数存在するため、「上陸」が環境的にも使いやすいのも追い風。構築でも活躍しそうなオススメの1枚です。

新環境を楽しもう!

「神」ならではの柔軟な発想と鋭い着眼点から、各フォーマットの『モダンホライゾン3』の注目カードをレビューしてもらいました!

目を引くような強いカードが多く、どんなデッキを組むか考えるのが楽しいですね!彼らの意見を参考に新たな戦力とともに新環境へと踏み出しましょう!

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