メタゲームブレイクダウン(東)

晴れる屋メディアチーム

東のメタゲームブレイクダウン

『モダンホライゾン3』の発売を記念して、『東西モダン最強決定戦2024』が晴れる屋トーナメントセンター東京と大阪でそれぞれ開催!

発売から1週間後、さまざまなフォーマットで大きな話題となっているセットだが、モダン環境はどのように変化したのだろうか。

ここでは、“東”に集った参加者289名のメタゲームブレイクダウンと注目のデッキを紹介しよう。

デッキ 使用者数 使用率
ナドゥコンボ 21 7.27%
ルビーストーム 18 6.23%
マーフォーク 17 5.88%
ラクドス想起 14 4.84%
ボロスエネルギー 13 4.50%
ジェスカイエネルギーコントロール 12 4.15%
エルドラージトロン 11 3.81%
エスパー御霊 9 3.11%
アミュレットタイタン 9 3.11%
イゼットマークタイド 9 3.11%
ジャンドサーガ 7 2.42%
ボロスバーン 7 2.42%
イゼットコントロール 7 2.42%
レンアンドオムナス 7 2.42%
マルドゥ想起 6 2.08%
ライブラリーアウト 6 2.08%
黒単貴重品室 6 2.08%
ハンマータイム 5 1.73%
ヘリオッドカンパニー 5 1.73%
リビングエンド 5 1.73%
グルールエルドラージ 4 1.38%
ドメインズー 4 1.38%
ディミーアコントロール 3 1.04%
赤単果敢 3 1.04%
ヨーグモス医院 3 1.04%
サムワイズフード 3 1.04%
ドレッジ 3 1.04%
独創力コンボ 3 1.04%
8-Cast 2 0.69%
黒単ネクロ 2 0.69%
ネオフォーム 2 0.69%
エルドラージ 2 0.69%
ティムールヴァラクート 2 0.69%
オルゾフ想起 2 0.69%
バント石鍛冶 2 0.69%
黒単想起 2 0.69%
親和 2 0.69%
ディミーアマークタイド 2 0.69%
鱗親和 2 0.69%
ティムール果敢 2 0.69%
ディミーア想起 2 0.69%
アゾリウスコントロール 2 0.69%
デスアンドタックス 2 0.69%
ジェスカイコントロール 2 0.69%
グルール果敢 2 0.69%
トロン 2 0.69%
白単秘匿 1 0.35%
イゼットトロン 1 0.35%
フェニックスアライブ 1 0.35%
グリクシスシャドウ 1 0.35%
青単コントロール 1 0.35%
ブルーフード 1 0.35%
ディミーア御霊 1 0.35%
オルゾフ石鍛冶 1 0.35%
オムナスコントロール 1 0.35%
ジェスカイ霊気池 1 0.35%
ソプターコンボ 1 0.35%
オルゾフリアニメイト 1 0.35%
グレイブヴァイン 1 0.35%
ジェスカイ想起 1 0.35%
赤単バーン 1 0.35%
エスパーリアニメイト 1 0.35%
悟親和 1 0.35%
マルドゥエネルギー 1 0.35%
黄泉帰る悪夢 1 0.35%
ディミーアシャドウ 1 0.35%
青単トロン 1 0.35%
白単人間 1 0.35%
The Spy 1 0.35%
イゼットエルドラージ 1 0.35%
変容する森林コンボ 1 0.35%
ゴルガリレジェンズ 1 0.35%
感染 1 0.35%
ジャンドヴァラクート 1 0.35%
ドルイドコンボ 1 0.35%
ティムールナドゥ 1 0.35%
ラクドスミッドレンジ 1 0.35%
ディミーアリアニメイト 1 0.35%
スモールポックス 1 0.35%
合計 289 100%

注目デッキ紹介

ナドゥコンボ 21名(7.27%)

最も使用者が多かったのは、《有翼の叡智、ナドゥ》の登場から注目の的となっていたナドゥコンボだった。

手甲有翼の叡智、ナドゥコーの先導

《有翼の叡智、ナドゥ》は自分のクリーチャーが対象に取られるとアドバンテージを得られる能力を持っており、《手甲》《コーの先導》といった対象を取ることにマナを用いないカードを使って、ナドゥで大量のリソースを稼ごうというのがこのデッキのコンセプトである。

タッサの神託者春心のナントゥーコ

一度動き出すと土地とクリーチャーが並び続け、1ターンの内にデッキを丸ごと掘り進めることができ、最後は《タッサの神託者》で特殊勝利を狙う。

新カードの《春心のナントゥーコ》とは非常に相性が良く、ナドゥで土地が置ければ「上陸」により昆虫・トークンが生成されるので、再び対象をとることでナドゥによるアドバンテージの連鎖を広げることが可能だ。

巨像の鎚有翼の叡智、ナドゥ

またコンボに寄せすぎずに、単に強力なリソース源としてナドゥコンボを搭載したデッキも多くみられた。レン&オムナスや親和、さらにはハンマータイムにも《有翼の叡智、ナドゥ》の姿があり、いかに強力なクリーチャーかを認識させられることとなった。今後は、よりいろいろなデッキで試されることになるだろう。

マーフォーク 17名(5.88%)

なんと使用者数3位となったのはマーフォーク!17名ものプレイヤーが持ち込み、今大会で大きな存在感を示した。

海の先駆け

遥か昔から存在するアーキタイプだが、果たしてどんな変化がもたらされたのだろうか。やはり、一番の大きな戦力は『モダンホライゾン3』で登場した《海の先駆け》だろう。《月の大魔術師》の青版ともいえるクリーチャーで、一度着地してしまえばフィールドを海に変えることができる。以前は《広がりゆく海》で相手の土地を攻めていたが、マーフォークシナジーを得られるクロックでありながら土地ハメにもなるのは非常に強力だ。

拒絶の閃光

さらなる強化として《拒絶の閃光》を得たのも大きい。序盤から青のクリーチャーを展開するのでタダで唱えやすく、攻めながらいざというときには打ち消しでどんな脅威にも対応できる。

朦朧への没入朦朧への没入

《朦朧への没入》もアンコモンでありながら頼もしいカードだ。どんなパーマネントにも触れるだけでなく、呪文も戻すことができる。打ち消しではないので、《魂の洞窟》《喜ぶハーフリング》経由で出てきた脅威の着地をずらして大きなテンポを得ることが可能だ。

また土地としても置けるので、デッキの土地を減らしながらスペルの枚数を増量できたのは嬉しいポイントだ。3点ライフでアンタップインするのも、アグロデッキであれば許容しやすく、《否定の力》のピッチコストにもなる。

ボロスエネルギー 13名(4.50%)

『モダンホライゾン3』では懐かしの「エネルギーカウンター」を使ったカードが数多く収録された。「ボロスエネルギー」はそんなエネルギーカードをふんだんに採用した新デッキだ。

魂の導き手静牢電気放出

《魂の導き手》はクリーチャーを出すだけでエネルギーカウンターを得られる優秀な1マナクリーチャー。エネルギーの使い道はいろいろと用意されているので、クリーチャーを展開しながら《静牢》《電気放出》の効果を高められるのは強力だ。

色めき立つ猛竜

このデッキに限らず、《色めき立つ猛竜》エネルギーシナジーがないアグロデッキにも採用されはじめている。手札から唱えるだけで「続唱」のように追加の呪文をプレイでき、《ナカティルの最下層民、アジャニ》やバーンデッキであれば《ボロスの魔除け》などが飛び出してくる。アンコモンとは思えない性能であり、今後よく見かけることになるのは間違いない。

ナカティルの最下層民、アジャニ火の怒りのタイタン、フレージ

日を増すごとに評価を上げているのが《ナカティルの最下層民、アジャニ》《火の怒りのタイタン、フレージ》だ。すでに本大会のフィーチャーテーブルでも大暴れしている様子が見られた。

《火の怒りのタイタン、フレージ》は言わずもがな、除去・ライフゲイン・フィニッシャーとタイタンの名に恥じず多彩な役を1枚で演じてくれる。《ナカティルの最下層民、アジャニ》は2マナで3/3分のクロックを展開し、そこまで難しくない条件でプレインズウォーカーへと変身する。伝説のクリーチャーなので重ね引きたくないと思いきや、レジェンド・ルールによって猫が死亡するため、トークンを出しながら変身の条件を満たすことができるのだ。

ナカティルの最下層民、アジャニ

変身したアジャニの能力はどれも強力で、[+2]で打点を上げながら次のターンには自身を残しつつ[-4]の奥義を放つことが可能だ。奥義までが近いのにもかからず、奥義が見えている状態だと相手は迂闊に展開できず、対処を強いられることになるのだ。


ここでは参加者289名のメタゲームブレイクダウンを紹介したが、モダン環境はどうやら完全に変わってしまったようだ。

トップ8にはどんなデッキが残るのだろうか。また、西のメタゲームブレイクダウンも後ほど公開予定なので、そちらにも注目していただきたい。

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