ボロス召集 サンプルリスト
デッキの動き
ボロス召集は、軽量クリーチャーや《上機嫌の解体》によるトークン戦略でクリーチャーを横並べし、2ターン目にして《イーオスの遍歴の騎士》や《敬慕されるロクソドン》を「召集」で唱えるといった、ビッグターンが作れるデッキです。
《敬慕されるロクソドン》以外にも《門道急行の事件》や《イモデーンの徴募兵》といった全体強化として使えるカードが採用され、横並べ戦略の打点を高めます。
相手の戦場に出たブロッカーに関しては《門道急行の事件》で除去するか、特に気にせず、全軍で殴りかかってライフを削りにいきます。
全体除去やライフ回復などをされる前に、さっさとゲームをたたんでしまうスピード感が大切です。
序盤
戦場に出たときにアーティファクト・トークンを生成する1マナクリーチャーが合計で12体も採用され、2ターン目の《上機嫌の解体》がかなり現実的な確率で起こります。
さらに《イーオスの遍歴の騎士》《敬慕されるロクソドン》まで繋がると、2ターン目とは思えない盤面が完成します。
中盤
2ターン目に《上機嫌の解体》《敬慕されるロクソドン》とプレイできていれば、3ターン目《イモデーンの徴募兵》からの全軍突撃でゲームが終わっても不思議はありません。
そこまでのブン回りが毎回発生するわけではありませんが、《内なる空の管理人》を+1/+1カウンターで強化したり、《イーオスの遍歴の騎士》で手札を補充しながら盤面を制圧していくような流れでも十分、強力な動きです。
終盤
全体強化を重ねながら、数の暴力で対戦相手のライフを奪い去ります。
終盤といっても、このデッキにとっては4ターン目、5ターン目には勝負が決まっていないと不満があるゲームと言えるでしょう。
また、横並べはできていても、ほとんどのクリーチャーのパワーが1です。《敬慕されるロクソドン》《門道急行の事件》《イモデーンの徴募兵》のいずれもプレイできていない場合は打点が伸びず、苦しい展開となりそうです。
苦手なカード
ライフ回復や「絆魂」などを持ったスタッツの高いクリーチャーは厄介です。
また、《イーオスの遍歴の騎士》や《敬慕されるロクソドン》が残るとはいえ、軽い全体除去も壊滅的な被害を受けるので勝利が遠のきます。
とはいえ、ボロス召集には圧倒的なスピードがあり、これらのカードをプレイされる前に勝負を決めるという信条があるため、実質的に苦手なカードなどないのかもしれません。
また、スピードを落としてでも《スレイベンの守護者、サリア》や《ゴバカーンへの侵攻》で「相手の対策を妨害によって対策する」という選択もあります。