『ブルームバロウ』を好きに語ろう!
みなさま、こんにちは!晴れる屋メディアチームです。
8月2日(金)、新スタンダードセット『ブルームバロウ』がいよいよ発売されます!
可愛くてカッコいい動物たちが大活躍する次元、『ブルームバロウ』。どうやら晴れる屋メディアチームの面々にもそれぞれ、「推しの動物」がいるみたいです。
思う存分、動物愛を語り尽くしましょう!それではメディアチームが独断と偏見で選ぶ『ブルームバロウ』、スタートです。
登場人物紹介
いってつ:ライター。好きなフォーマットは統率者戦。統率者戦の知識はメディアチーム内で群を抜いており、新旧含めて知らぬカードはない。コジレック野郎。
紳さん:ライター。長野県出身。声優の林原めぐみさんが好きすぎて、東京に住めばいつか会えると思い、上京を決意。22年の月日が流れ、いまだに会えていない。
やまお:編集担当。動物全般が好きで、SNSで動画が流れてくるとつい観てしまう。最近のオススメは、派手なトカゲの脱皮をピンセットで手伝う動画と馬の蹄を手入れする動画。
山口:デザインチーム所属。《リスの将軍、サワギバ》が大好き。統率者デッキ「リスの悪ふざけ」を見た時からテンションが高い。
いってつのオススメ
《隠された岩屋》
みなさんこんにちは、晴れる屋メディアのいってつです。
最近は諜報ランドが大人気ですね!主にモダン以下のフェッチランドが使える世界での話ですが、置くだけでライブラリー操作ができる土地には大きな価値があります。
そしてなんと、『ブルームバロウ』ではアンタップインで諜報ができる土地、《隠された岩屋》が登場します!『サンダー・ジャンクションの無法者』の《導路の塔門》とあわせて、スタンダードでは2枚目!
つまり、「8 Surveil」が可能ということなんですよね。
色マナを出すには余分に1マナ必要ですが、1ターンに何度もアクションしない単色デッキなら問題ないでしょう。アーティファクトデッキなら特に……
というわけで、ローテーション後も前環境に引き続き白茶単を使います!!《継ぎ接ぎ自動機械》を失ってアグロプランを失いましたが、序盤マナ加速しながら《ガラスの棺》で除去、中盤に《千の月の鍛冶場》、終盤に《街並みの地ならし屋》が駆けつけるランププランは健在です。
諜報で《街並みの地ならし屋》を落とすと蘇生で8/8トランプルによる急襲も狙えます!
ローテーションで《告別》が環境から消えました。これまでは「アーティファクトと墓地のみ!」でこちらが一方的にリソースを失ってまさに”アディオス”って感じだったのですがもう怖くありません。嘘です。《兄弟仲の終焉》はまだ怖いです。
統率者戦目線では、これが6枚目のアンタップインでライブラリー操作ができるカードです。無色デッキはもちろん、色拘束がゆるめの単色デッキでも超おすすめ!
今年の夏、新環境は「8 Surveil」で決まり!
紳さんのオススメ
《運命の大嵐、ドラゴンホーク》
私がオススメするのは、新ドラゴンの《運命の大嵐、ドラゴンホーク》です。
いや~、ありがとうございます。『ブルームバロウ』次元でわざわざドラゴンを登場させるなんて、憎い演出をしますね!
「サンサーラ・ナーガ」世代の私にとって、一番可愛い動物はやっぱりドラゴンです。めでたい。そして愛でたい。
それでは気になる能力を確認していきましょう。
クリーチャー ― 鳥・ドラゴン
飛行
これが戦場に出るか攻撃するたび、あなたのライブラリーの一番上にあるカードX枚を追放する。Xは、あなたがコントロールしていてパワーが4以上であるクリーチャーの数に等しい。次のあなたの終了ステップまで、それらのカードをプレイしてもよい。次のあなたの終了ステップの開始時に、これは各対戦相手にそれぞれ、それらの追放されているカード1枚につき2点のダメージを与える。
「除去耐性もないし、5マナは重すぎる」
「せめて、『次のあなたのターンの終了時まで、あなたはそれらのカードをプレイしてもよい』だったらワンチャンあった」
「強そうに見えて実は弱い、典型的な例」
「《骨集めのドラコサウルス》とまったく同じ人生」
「イラストはめちゃくちゃカッコいい」
「なんで速攻ないの?《黄金架のドラゴン》を見習ってほしい」
はいはい、言いたいことはわかりますよ。5マナでこれか、って思いますよね。でも、スタンダードにはこのドラゴンをめちゃくちゃ強く使えるデッキがあるんですよ!
そうです。みなさんご存じ、ジェスカイドラゴンです。
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3ターン目の《燃える魂、サルカン》から4ターン目に《ドラゴンホーク》へと繋げれば、戦場に出たときの能力にスタックして《サルカン》が先に《ドラゴンホーク》のコピーになれるため、まず2枚のカードを追放。攻撃して5点、さらに2枚のカードを追放。
なんと、終了ステップに合計8点のダメージを与えることができます。
《ドラゴンホーク》の能力で追放したカードは無理にプレイするのではなく、2点火力として計算できるのは強力ですね。
また、『ブルームバロウ』では鳥シナジーを持つカードがたくさん新登場します。なんと、《ドラゴンホーク》は鳥でもあるので、鳥デッキでも活躍が期待できるんですね!
《マネドリ》はX=0で唱えることができ、貴重な1マナ1/1の鳥として運用が可能です。鳥を並べて《風冠の者、ケストラル》をプレイすれば宇宙!
鳥の攻撃が通るたびに《羽の夜のマーハ》や《ドラゴンホーク》が手札や墓地から直接、戦場に出ます。飛行はブロックされにくく、さすがに強い。
《運命の大嵐、ドラゴンホーク》。ドラゴンと鳥、どちらを軸にしても楽しいデッキになること間違いなしのオススメカードです!
やまおのオススメ
《玉虫色の蔦打ち》
『ブルームバロウ』には可愛い動物がいっぱい!なかでも私は爬虫類が好きなので、このちびっこトカゲに一目惚れしました。
能力は「新生」で子どもを生み出す能力と、「上陸」するたびに相手に1点ダメージを与える2つの能力を持っています。
一見地味な能力ですが、アグロデッキにおいて攻撃せずにダメージを稼げるのは嬉しいポイントです。複数枚並べばダメージが増しますし、中盤以降に引いても「新生」できたりと、1マナのクリーチャーとしてはなかなか優秀ではないでしょうか?
ダメージをたくさん飛ばせるように「上陸」と相性が良いフェッチランドを入れたいところですが、なんと《寓話の小道》がスタンダードに帰ってきました!ほかにもタップインにはなりますが、フェッチであり最後のライフ数点を削れるようになる《脱出トンネル》や、1点飛ばせる「砂漠」土地などもアリかもしれません。
また、このセットでは種族ごとに簡単なテーマが決まっており(詳しくはこちら)、トカゲは積極的にダメージを与えるのが得意で、さらに相手がライフを失っているとボーナスを得られるようになっています。
こうして見ると、結構強いトカゲがそろっているのでは?これはもう黒赤トカゲを組むしかありませんね。
既存のカードだと《玉虫色の蔦打ち》は「上陸」のたびに対戦相手を対象に取るので、「悪事を働く」系のカードとも相性が良いです。簡単に悪事を働けるので、一瞬で《新たな血族、ヴァドミル》がムキムキに。
また、ここまでアグロデッキでの運用を紹介しましたが、土地を大量に出して大ダメージを与えるようなコンボチックなデッキも組めるかも?
将来性抜群の《玉虫色の蔦打ち》は「可能性の塊トカゲ」なので、早めに捕獲しておきましょう。
山口のオススメ
こんにちは、サワギバ大好きデザインチームの山口です。前回ぶりですね。
- 2024/6/11
- メディアチームが独断と偏見で選ぶ『モダンホライゾン3』
- 晴れる屋メディアチーム
さてさて、皆様。『ブルームバロウ』です。『ブルームバロウ』ですよ!
この次元にはなんと、リスがいるんです!
スタンダードで!リスが!使える!!
やっっっっったぁぁぁぁぁああああああ!!!
今週末からはスタンダードで「魂の洞窟、指定リス」と高らかに言うことができます。最高だ…もう終わりです。これだけ伝えたかった………。
というのは冗談です。真面目にオススメのカードを紹介しましょう。
スタンダード:《渓間の腐敗呼び》
スタンダードのイチオシは《渓間の腐敗呼び》でございます。
なんということでしょう。可愛らしいリスがお仲間を連れて先陣を切っています。その凛々しい姿たるや。
まぁ、全人類にとってアドでしかないイラストの話はさておき、能力の紹介です。
クリーチャー – リス・邪術師
威迫
渓間の腐敗呼びが攻撃するたび、各対戦相手はそれぞれX点のライフを失い、あなたはX点のライフを得る。Xは、あなたがコントロールしていてこれでないコウモリやトカゲやネズミやリスの総数に等しい。
攻撃をするたび、自分がコントールしている《渓間の腐敗呼び》以外のコウモリ・トカゲ・ネズミ・リスの総数分、ライフドレインを行います。
威迫でブロックされにくいため、能力との噛み合いが良いですね。リス以外の種族は現スタンダード環境にもたくさんいますし、特にネズミはいろんな次元にいるので、タレント揃いな予感がします。
特に《下水王、駆け抜け侯》とは相性が良さそうです。2マナの《渓間の腐敗呼び》から3マナへと繋がるマナカーブが美しく、戦闘開始時の誘発能力でネズミ・トークンを生成し、頭数を簡単に増やすことができます。
《うろつく玉座》は自身をリスとして戦場に出し、《渓間の腐敗呼び》の誘発効果をもう1回増やしてくれるナイスなクリーチャーです。
新メカニズムの「新生」も誘発型能力であるため、相性が良いですね。
そしてもちろん、『ブルームバロウ』にも相性のいいカードがたくさんあります!
1マナでありながら対戦相手にダメージを与える上陸効果を持ち、「新生」で1/1のコピー・トークンを生成する能力を持った強力なトカゲ、《玉虫色の蔦打ち》。
おなじく「新生」能力を持ち、《闇の腹心》のような能力でハンドアドバンテージを獲得するコウモリ、《暗黒星の占い師》。
試しに今回紹介したカードを軸にデッキを組んでみました。黒緑にしようと思いましたが、緑はイマイチ相性が良いカードを見つけられず…。攻撃時誘発持ちが多いので《溶岩拍車のブーツ》で速攻を付与して、テンポよく攻撃ができるようにしています。
《解体爆破場》や《寓話の小道》で上陸が誘発するのがポイントです。
余談ですが、今セットには《渓間の腐敗呼び》のような《~の〇〇呼び》という名前のシリーズで、また別の4種族を参照するクリーチャーが各色に1枚ずつ収録されています。
みなさまもぜひ、スタンダードで4種族動物デッキを組んでみてはいかがでしょうか。
統率者《リスの将軍、サワギバ》用カード:《蔦刈りの導師》
それでは続きまして、私が愛用している統率者《リスの将軍、サワギバ》向けのカードを紹介させていただきます。
《蔦刈りの導師》は2マナで戦場に出たときと戦場から離れたときに食物・トークンを生成するリスです。
《リスの将軍、サワギバ》がいればついでにリス・トークンも生成され、《蔦刈りの導師》がリスであることから、いざとなれば生け贄に捧げることで能動的に戦場から離れた能力を誘発させるなど、デッキと噛み合っています。
また、リスがたくさん並んだら、さきほど紹介した《渓間の腐敗呼び》が攻撃することで、対戦相手全員を同時に一撃死させることもできるかもしれません。
さて、最後に『ブルームバロウ』の登場によりローテーションを迎えるスタンダードに向けて、ポエムを贈らせていただきます。
心のポエム
『イニストラード:真夜中の狩り』からマジックを始めた方もいるのでしょうか?
『イニストラード:真紅の契り』で吸血鬼デッキや人間デッキを組みましたか?
『神河:輝ける世界』で久しぶりに神河へ訪れた気持ち、憶えてますか?
『ニューカペナの街角』で3色デッキの組み方を教えてくれたアイツとは今でも仲良しですか?
突然、「ローテーションが1年延びる」と言われ、まだ一緒に戦えると知ったとき、どんな気持ちでしたか?
そういうのすべて、楽しかったね。
3年間一緒に戦ってくれて、ありがとう。
そしてようこそ、『ブルームバロウ』。
『ブルームバロウ』まもなく発売!
メディアチームが独断と偏見で選ぶ『ブルームバロウ』、いかがでしたでしょうか。
マジックのカードには「能力が強い!」「イラストが可愛い!」「ストーリーが素敵!」など、さまざまな魅力が詰め込まれています。
新セット『ブルームバロウ』ではどんなカードとの出会いが待っているのでしょう。ワクワクが止まりませんね!
晴れる屋では現在、『ブルームバロウ』特設サイトを公開中!ボックスやシングルカードなど各種商品の予約も受付中ですのでぜひご利用ください。