世論調査!!『ダスクモーン:戦慄の館』でみんなが注目しているカードを大紹介!

晴れる屋メディアチーム

『ダスクモーン:戦慄の館』世論調査!!みんなはこのカード、どう思ってる?

ついに今週、新セット『ダスクモーン:戦慄の館』が発売されます!

放浪する救い手悪夢滅ぼし、魁渡恐怖を喰うもの、ヴァルガヴォス

先日は晴れる屋メディアのXアカウントにて、ピックアップした新カードがスタンダードで「使われる」or「使われない」という2択のアンケートを実施し、たくさんのご投票をいただきました。みなさま、いつも本当にありがとうございます!

それでは早速、アンケートの結果をチェックしていきましょう!

(※カードの価格はいずれも執筆時点のものです。また、価格はカードの強さだけでなく、供給量やコレクション性、使用されるフォーマットの種類など複合的な要素によって変動します)

《放浪する救い手》 使われる率67.6%

放浪する救い手

キャラクターとしても大人気の《放浪皇》がクリーチャーとして登場。ややマナコストは重いですが、「召集」が呪文を唱える助けになり、さらにタップ状態のクリーチャーに呪禁を持たせるシナジーがあります。

こちらは3分の2以上の方が「使われる」と回答し、前評判は悪くないようです。神話レアながら初動価格1800円とお手頃。

一時的封鎖太陽降下別行動

まずはボロス召集のようなクリーチャーを横並べするデッキでの採用が考えられますが、そういったデッキには全体除去が刺さり、《放浪する救い手》の呪禁では守れません。新カード《別行動》によって「アンタップ状態のクリーチャーを全破壊」されそうになったとき、召集ですべてタップさせることで回避するといったことは可能ですが、その場合はせっかくの二段攻撃3/4が墓地送りになります。

黙示録、シェオルドレッド喉首狙い焦熱の射撃

実際は《黙示録、シェオルドレッド》などバリューが高いクリーチャーを単体除去から守るために使われることが多いかもしれませんね。瞬速で戦場に出る二段攻撃3/4は奇襲性が高く、攻守兼ね備えています。

思ったより使いどころが難しいクリーチャーですので、デッキビルダーの腕が試されますね。

《忌まわしき眼魔》 使われる率59.2%

忌まわしき眼魔

3マナ5/5飛行というスタッツに加え、毎ターン、各対戦相手のアップキープに戦慄予示ができるというマナレシオ抜群のクリーチャーです。「墓地にあるカード6枚を追放する」という重すぎる追加コストがありますが、それは唱えた場合の話であって、唱えずに戦場に出せば問題ありません

救いの手僧院の導師傲慢なジン

3マナ以下のクリーチャーをわずか1マナでリアニメイトできる《救いの手》とは相性が抜群です。《僧院の導師》《傲慢なジン》と共にアゾリウスメンターのエースクリーチャーとして活躍する可能性が大いにあります。

錠前破りのいたずら屋

リアニメイトの準備として切削することも多いため、普通に墓地にあるカードを追放しながら唱えることも十分に考えられます。その場合は《傲慢なジン》との兼ね合いが難しくなるので、《眼魔》《ジン》を併用するかどうかは今後の研究次第となりそうです。

初動価格3000円とかなり期待されているクリーチャーですが、「使われる」と回答された方が60%を下回るなど、意外とアンケートの結果には反映されませんでした。

除去耐性もなく、リアニメイト以外の方法では出しづらい点がネックだと感じる方も多かったのでしょうか。

《恐怖を喰うもの、ヴァルガヴォス》 使われる率42.2%

恐怖を喰うもの、ヴァルガヴォス

『ダスクモーン:戦慄の館』におけるボスキャラで、能力もド派手なクリーチャーです。初動価格4000円とかなりの注目カードですが、6割近い方が「使われない」と判断されたようです。

ギックスの残虐犯行現場の再現密輸人の驚き

9マナというコストは、まっとうに支払うにはハードルが高過ぎるコストです。コストを踏み倒して戦場に出すのがメインの使われ方だと思いますが、すでに採用されているほかのクリーチャーと比較して《恐怖を喰うもの、ヴァルガヴォス》が優れている点はなんでしょうか。

偉大なる統一者、アトラクサ宝物庫生まれの暴君血管切り裂き魔峰の恐怖

安定したアドバンテージを得るなら《偉大なる統一者、アトラクサ》がおりますし、除去耐性もある《宝物庫生まれの暴君》も素晴らしいクリーチャーです。一撃必殺を狙うなら《血管切り裂き魔》《峰の恐怖》で十分でしょう。

悪魔的助言巨大なるカーリア傲慢な血王、ソリン

というわけで、《恐怖を喰うもの、ヴァルガヴォス》を積極的に採用するのであれば、種族がデーモンであることを活かす必要があると考えます。スタンダードに《巨大なるカーリア》のようなカードが登場すれば《恐怖を喰うもの、ヴァルガヴォス》は最強クリーチャーになってもおかしくありません。

吸血鬼にとっての《傲慢な血王、ソリン》のように、「デーモンを戦場に出す」という能力を持ったカードの登場に期待しましょう!

《残響の力線》 使われる率72.2%

残響の力線

「2ターンキルが可能」と話題の赤い力線です。初動価格は1800円と、今回の力線シリーズのなかでは断トツの高評価。

騒音の悪獣巨怪の怒り裏の裏まで

1ターン目に出した《騒音の悪獣》を2ターン目に《巨怪の怒り》や新カードの《裏の裏まで》でパワー10以上に強化して殴ればゲームセット。《残響の力線》がそれぞれの呪文をコピーするため、難しい話ではなさそうです。特に《騒音の悪獣》《裏の裏まで》の相性は抜群で、一撃で倒しきれなかったとしても大ダメージを与えた上で戦慄予示ができるため、かなり有利な展開といえるでしょう。

おなじみの《心火の英雄》《無感情の売剣》の出来事面で投げ飛ばすコンボと組み合わせても強そうですね。

初手以外のタイミングで手札に入ったときのテンポが悪そうですが、それ以上に上振れしたときの恩恵が魅力です。アンケートの結果も7割以上の方が使われると回答し、アグロ系デッキでの採用が期待されています。

《ホーントウッドの大主》 使われる率86.4%

ホーントウッドの大主

今セットで新登場した兆候シリーズの緑担当。初動価格4500円と今回のトップレアであり、アンケートの結果も9割近い方が使われると回答するなど、もっとも活躍が期待されているカードです。

豆の木をのぼれ力線の束縛群れの渡り

5マナとやや重いマナコストと見せかけ、兆候によって3マナでプレイすることが可能です。2ターン目に《豆の木をのぼれ》、3ターン目に兆候で唱えて1ドローといった動きは強そうです。

さらに出たとき能力で「すべての基本土地タイプをもった無色の土地・トークン」を生成するため、版図ランプでの採用が真っ先に思い浮かびますね。兆候で出しても、時間カウンターが取り除かれることで終盤はクリーチャーとして動けるようになります。

3ターン目にプレイしてマナを伸ばし、6ターン目にクリーチャー化する計算ですが、攻撃できるようになるのは7ターン目以降なので時間差はかなりありますね。

巻物変容運命に導かれし者、ケイリクス

ちなみに兆候でプレイしておいて《巻物変容》でブリンクしたり、《運命に導かれし者、ケイリクス》の能力でコピーするといった活用方法もあります。ブリンクすればクリーチャーとして戻ってきますし、コピーされた《ホーントウッドの大主》には時間カウンターが乗っていないため、これもクリーチャーとして運用できます。

《悪夢滅ぼし、魁渡》 使われる率66.7%

悪夢滅ぼし、魁渡

《放浪皇》と並ぶ人気キャラクターの魁渡。灯を失っていないため、プレインズウォーカーとして登場しました。

プレインズウォーカーでありながら忍術によって「ブロックされなかったクリーチャーと入れ替わって戦場に出せる」というユニークな能力を持っています。自分のターンの間は呪禁を持った3/4の忍者・クリーチャーとなり、忠誠度能力を使用することも可能です。

遠眼鏡のセイレーンフェアリーの黒幕川岸の物あさり

軽量の飛行クリーチャーやブロックされないクリーチャーで攻撃し、3ターン目に忍術で登場、といった運用方法が考えられますが、ブロッカーを用意できないと返しのターンですぐに忠誠度を削られてしまいそうです。

ただし、[-2]能力で「クリーチャーを1体タップさせて麻痺カウンターを2つ置く」ことができるため、案外、生き残ることは多いかもしれません。

初動価格は3000円とかなりの高評価です。アンケートでは約3分の2の方が使われると回答するなど、まずまずの結果でした。

実際にテンポ系のデッキで使われてみて、どれぐらい生き残りやすいかで今後の評価が決まりそうですね。

《除霊用掃除機》 使われる率72.5%

除霊用掃除機

新しい墓地対策アーティファクトです。タップで1枚しか墓地のカードを追放できず、墓地追放能力としてはミニマムですが、1マナという軽さが魅力のカードです。

もがく出現押し出し+引き抜き森の轟き、ルムラ

1枚とはいえ、ピンポイントで対象としたパーマネントをリアニメイトするようなデッキ相手には十分な働きをしてくれそうです。一度に複数のカードを墓地から戦場に出すカードに対してはパワー不足ですが、序盤からコツコツと墓地追放をし続けることである程度の妨害はできます。

偉大なる統一者、アトラクサ大洞窟のコウモリ未認可霊柩車

また、終盤は「能力によって追放している各クリーチャーの1/1のコピーを戦場に出す」といった奥義を使えるなど、あなどれません。1/1とはいえ出たとき能力は誘発するわけですから、かなり脅威といえるでしょう。

「墓地対策カードでありながら、終盤はフィニッシャーにもなりえる」という点は《未認可霊柩車》に通ずるものがありますね。

初動価格は1200円と比較的お求めやすい価格です。アンケートの結果は7割以上の方が「使われる」と回答するなど、期待が寄せられています。

《ミストムーアの大主》 使われる率74.1%

ミストムーアの大主

兆候シリーズの白担当。通常は7マナ、兆候コストは4マナと絶妙な重さです。戦場に出ると飛行2/1のクリーチャーを2体出せるため、最低限のブロッカーにはなりそうです。

墓所のタイタン巻物変容運命に導かれし者、ケイリクス

このカードもやはり、4マナでプレイしてブリンクするか《運命に導かれし者、ケイリクス》でコピーするといった工夫をしたいところです。クリーチャーになってしまえば《墓所のタイタン》を彷彿とさせる盤面制圧能力があります。

太陽降下三歩先失せろ

そのほか、「4マナで先出しできるコントロールデッキのフィニッシャー」として運用するというアイディアもあります。《太陽降下》で巻き込まれることなく、クリーチャーになった後は打ち消しなどで守りきって勝てそうです。

初動価格は3000円と、かなりの高評価です。アンケートの結果も7割以上の方が「使われる」と回答しており、どんなデッキで採用されるのか楽しみですね!

《静かなる広間這い》 使われる率61.4%

静かなる広間這い

2マナ1/1のブロックされないクリーチャーです。戦闘ダメージが通ると3つの能力を1つずつ選んで実行することができます。

切り崩し喉首狙い塔の点火

除去には弱いですが、除去が少ないデッキに対してはかなり有効です。総合的なダメージ量を考えると、最初に+1/+1カウンターを乗せる能力を選びたいところですが、ドローを優先する場面も多そうですね。

分派の説教者名もなき都市の歩哨

テンポデッキでは2ターン目に《静かなる広間這い》を出しておき、3ターン目に強めのクリーチャーを出して、すぐにコピーするといった動きも狙えそうです。

悪夢滅ぼし、魁渡

ブロックされずに攻撃できるため、新カードの《悪夢滅ぼし、魁渡》とも相性が良さそうですね。

いろいろな使い方が考えられる面白いクリーチャーです。初動価格は1000円となかなか。アンケートの結果は「使われる」と回答した方が6割程度に収まるなど、やや控えめな評価となりました。

1度攻撃を通せば3/3になれるとはいえ、2マナ1/1というスタッツの低さはやや気になるかもしれません。

《ベイルマークの大主》 使われる率63.9%

ベイルマークの大主

兆候シリーズの黒担当。兆候コストが2マナと、シリーズのなかでは一番の軽さです。

永遠の策謀家、ズアー

2マナで戦場に出せるのに、マナ総量は5マナというところにロマンを感じます。なにか工夫の余地がありそうです。

兆候シリーズである「大主」たちは全般的に《永遠の策謀家、ズアー》の能力でクリーチャー化したときが強いです。「接死・絆魂・呪禁をもったマナ総量分のパワーとタフネスを持ったクリーチャー」となる上に、攻撃したときに能力を誘発させるところがほかのエンチャントにはないボーナスとなります。

とりわけ《ベイルマークの大主》は2マナでプレイしたときに《永遠の策謀家、ズアー》を探しにいけるため、無駄がありませんね。

初動価格は2000円と、このカードのポテンシャルを考えるとむしろ安く感じます。アンケートの結果は「使われる」と回答した方が約6割に留まり、少し意外でした。

切削してプレインズウォーカーかクリーチャーを回収するだけ、という能力が少し地味に感じられたのかもしれません。

《叫ぶ宿敵》 使われる率77.2%

叫ぶ宿敵

「ダメージを受けるたびに、おなじダメージを対象1つに与える」という能力を持ち、この方法でプレイヤーにダメージが与えられた場合は「残りのゲームの間、ライフを得られなくなる」という、とんでもないカードです。

これだけの能力を持ちながら、3マナ3/3で速攻まで持っていることに驚きを隠せませんね。

暴れ回るフェロキドン陽背骨のオオヤマネコ

かつては《暴れ回るフェロキドン》が、現在も《陽背骨のオオヤマネコ》といったライフ回復を妨害するクリーチャーがいますが、通常は「戦場にいる間のみ、効果を発揮する」ものがほとんどです。それでも十分すぎるほど強いですよね。

《叫ぶ宿敵》に一度でも因縁をつけられた場合、残りのゲームの間はライフを得られなくなるというのは強すぎではないでしょうか。チャンプブロックすらできなくなりますね。

稲妻のらせん喉首狙い

ちなみに《叫ぶ宿敵》に致死ダメージを与えて倒した場合でも、「ダメージを与えて、ライフを得られなくする能力」は発動します。この呪いから逃れるためには、《喉首狙い》などでダメージ与えることなくスマートに倒す方法が求められるようです。

初動価格は2500円と納得の高評価で、アンケートでは77%以上の方が「使われる」と回答しています。

《救助のけだもの、コーナ》 使われる率49.4%

救助のけだもの、コーナ

生き残れば、「手札にあるパーマネントを戦場に出してもよい」というロマンに満ち溢れたクリーチャーです。

偉大なる統一者、アトラクサ多元宇宙と共にファイレクシアへの門

現スタンダードのカードプールでも踏み倒したいパーマネントは山ほどあり、条件が「タップ状態で第2メイン・フェイズを迎える」ことだけなのは比較的リーズナブルに思えます。

地底のスクーナー船気性の荒いタンブルワグ

タップアウトの隙を狙って、機体や乗騎・クリーチャーに《救助のけだもの、コーナ》を乗せれば、そのまま踏み倒しコンボ成就となる可能性も高いです。とてもシンプルで強力な能力ですね。

初動価格は900円とまずまずの評価。ただし、アンケートでは半分以上の方が「使われない」と回答するなど、シビアな結果となりました。

4マナ4/3はさすがに「生存」できないと判断されているようですね。デッキビルダーの腕の見せどころかもしれません。

《陽気な風船師》 使われる率44%

陽気な風船師

起動型能力でクリーチャーの飛行・速攻1/1コピー・トークンを生成する面白いクリーチャーです。このコピーは終了ステップに生け贄に捧げなければなりません。

鏡割りのキキジキ

かの有名な《鏡割りのキキジキ》を彷彿とさせるような能力ですが、《陽気な風船師》は起動に1マナがかかるため、簡単に無限コンボができないようにデザインされています。

生成するコピーは1/1という最低限のスタッツであるため、攻撃要員というよりは「出たとき能力を使いまわす」という戦略がおもになるでしょう。

第三の道のロラン跳ねる春、ベーザ

伝説のクリーチャーをコピーすることも可能であるため、《第三の道のロラン》《跳ねる春、ベーザ》をコピーするのも手です。どうせ終了ステップまでの短い命ですので、レジェンドルールによって消えてしまっても問題はありません。

初動価格は500円とかなりお手頃です!しかし、アンケートの結果では6割近い方が「使われない」と回答しており、統率者戦用のカードと思われているようですね。

《ヴァルガヴォスの棲み処》 使われる率26.2%

ヴァルガヴォスの棲み処

パーマネントタイプに「エンチャント」を持ったレア土地の登場です。

好きな色のマナが出せますが、タップインであるため土地としての性能はさほど高くありません。ただし、0マナでプレイできるエンチャントと考えると、用途は広がります。

精体の追跡者グレムリンを手懐ける者ヴァルガヴォスの執事長、ヴィクター

新しいキーワード能力である「違和感」を誘発させるのにも重宝し、エンチャントにフォーカスしたデッキを組むのであれば、確保しておいて良い土地のようにも感じます。

初動価格は500円と、これまたリーズナブル。アンケートに関しては「使われる」と回答された方がわずか26%と注目度は低めですが、エンチャント・土地というパーマネントタイプは珍しく、今後は化ける可能性があるカードといえるでしょう。

『ダスクモーン:戦慄の館』の新カードに期待!

以上、世論調査でした。あなたの推しカードはどんな評価でしたか?

人形作家の店+陶磁器ギャラリー止められぬ斬鬼永劫の活力

今回、ご紹介したカードのほかにも『ダスクモーン:戦慄の館』で注目したいカードはたくさんあります。また、「使われる」「使われない」の判断はとても難しく、このアンケートの結果がすべて正しいとはまったく限りません。

世話人の才能清掃人の才能マネドリ

前回は我々が「才能シリーズ」と《マネドリ》の強さを察知できず、これらのカードをアンケートで聞くことすらできておりませんでした。強いカードを見抜くのって本当に難しいですよね。

『ダスクモーン:戦慄の館』にも、まだまだ評価されるべきカードがきっと埋もれているはずです。次回の『ファウンデーションズ』世論調査もお楽しみに!

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